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シナリオ詳細

悪辣と悪辣

完了

参加者 : 6 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●強欲と悪辣(あくらつ)
「ローレットに所属している、『極楽院・ことほぎ』という女を知っているか?」
 『強欲情報屋』マギト・カーマイン(p3n000209)は、ある男にそう尋ねられた。マギトが記憶を探る間にも、男は要求を続ける。
「ことほぎの情報を教えろ。報酬はいくらでも出す」
 男はマギトがローレットに所属する人間であることを知っているらしく、マギトを買収するために近づいたのは明らかだった。

●魔女と情報屋
「最近、オレのことを嗅ぎ回ってる連中がいるっぽい……」
 ギルド・ローレットの休憩スペースにて、『悪しき魔女』極楽院 ことほぎ(p3p002087)は嘆息まじりにつぶやいた。その向かいの席に座る『《戦車(チャリオット)》』ピリム・リオト・エーディ(p3p007348)は、ことほぎの話に静かに耳を傾ける。
 ここ最近、夜道を1人で歩けば後をつける者の気配を頻繁に感じるということほぎは、ひとまず一寸前に視界に入ったピリムを護衛として雇い入れ、事情を説明していた。
「なるほどー、その何者かを突き止めて仕留めればいい訳ですねー」
 そう言葉を返すピリムに対し、ことほぎの表情はどこか曇ったままだった。
「……つーか、心当たりが多すぎるんだよなァ」
 そう言って頭をかくことほぎは、今までの自らの行いをぼんやりと振り返る。そんな時、ことほぎはギルドの人気のない地下倉庫に呼び出された。ピリムも地下倉庫に同行し、そこに待ち構えていた人物の姿を目にする。
「こんなところで恐縮ですが、ここなら他の人間に話を聞かれることもないですからね」
 ことほぎを呼び出したマギトは、声を潜めながら用件を伝えた。
「ことほぎ殿。あなたを狙っている輩から、接触がありました」
 詳細を話すマギトによれば、とある貴族に雇われた殺し屋が、報酬と引き換えにことほぎに関する情報をよこせと交渉してきたという。
「舐められたもんですよねぇ。何だって俺みたいな人間が金のために仲間を売ると思われたんでしょうね?」
 八割方悪人面で、胡散臭い笑顔を浮かべるマギトは言った。
 マギトが呼び出した理由は、ことほぎに殺し屋の存在を伝えるためだけではなかった。マギトはことほぎにあることを提案する。
「どうです? この男を利用して、問題を解決するとういうのは?」
 マギト自身が交渉に応じたフリをし、相手にニセの情報を与えることで都合のいい場所に誘き出してはどうかと、ことほぎに作戦を提案してきた。
「俺が適当な場所を見繕ってもいいのですが、ご自身の領地ならどうです?」
 禍根を断つには、いろいろと事後処理の融通が利きそうな場所に限る。マギトはそれらを察して話を進めていく。
「殺し屋の、雇い主の情報はつかめないのですかー? 情報屋さんの分析はいかがです?」
 そう尋ねるピリムに対し、マギトは言葉を返す。
「ざっと調べては見ましたが……ことほぎ殿、『ネクトリア』という名前に聞き覚えはありますか?」
 しばらく考え込んだ後、ことほぎはいかにも心当たりがありそうな反応を示した。
「なんか、殺してでも鏡取り返してくれって頼まれたから、容赦なくやったけどなァ……」
 溺愛されていた貴族の末娘――やりたい放題の悪女の殺害に加担していたことをことほぎは思い返す。その遺族が殺し屋を差し向けたのだろうとマギトは推定していたが、「直接手ェ下したの、俺じゃねェんだけど……」とことほぎは若干納得がいかない様子だった。
 マギトは意味深な笑みを浮かべて更に言った。
「まあ、土産のひとつでも送りつければおとなしくなるんじゃないですか? どのような結果になったのか、相手も気になるでしょうし……」
 「土産、ねェ……」とマギトの言葉の意図を理解したように、ことほぎはつぶやいた。

GMコメント

 こちらは極楽院 ことほぎ (p3p002087)さん、ピリム・リオト・エーディ (p3p007348)さんからのリクエストシナリオになります。
 オープニングでも触れられている過去の依頼はこちらです↓
【https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/5884】

●注意事項
 この依頼は『悪属性依頼』です。成功した場合、『幻想』における名声がマイナスされます。又、失敗した場合の名声値の減少は0となります。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はCです。
 情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。

●情報屋からの挨拶
「どうも、マギト・カーマインです。殺し屋を釣るエサはこちらでうまく撒いておきますが、どんなエサにするかはおまかせしますよ。ついでに、狩りに最適な場所も決めた方がいいのでは?」

●成功条件
 極楽院・ことほぎを狙う殺し屋×6人の排除。

●戦闘場所について
 幻想領内であれば、PCさんの領地を指定することも可能です。プレイングに設定を盛り込んでいただけるとありがたいです。
 『マギトにお任せ』コース(デフォルト設定)の場合、幻想内辺境の村はずれ、農家の廃倉庫に向かう流れとなります。人が寄り付かない都合のいい場所です☆

●殺し屋をどのように誘導するか?
 殺し屋と接触するマギトは、皆さんを有利な状況に導くためにいろいろ動いてくれます。
 ウソの情報を殺し屋に吹き込み、誘い出して確実に葬るというのが1つの案です。その他にやりたいことがあれば、適宜協力してくれます。

●敵について
 ことほぎを狙う6人の殺し屋。
 主に剣による近接攻撃(物近単)を用いる。リーダー格の男は、投げナイフ(通常レンジ2)も扱う。殺し屋の内2人は、マスケット銃(物中貫)を使用する。

 ご参加お待ちしています!

  • 悪辣と悪辣完了
  • GM名夏雨
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2021年11月16日 22時05分
  • 参加人数6/6人
  • 相談7日
  • 参加費150RC

参加者 : 6 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(6人)

極楽院 ことほぎ(p3p002087)
悪しき魔女
※参加確定済み※
ピリム・リオト・エーディ(p3p007348)
復讐者
※参加確定済み※
チェレンチィ(p3p008318)
暗殺流儀
鏡(p3p008705)
チュチュ・あなたのねこ(p3p009231)
優しくて不確かなすべて
ルブラット・メルクライン(p3p009557)
61分目の針

リプレイ

 『悪しき魔女』極楽院 ことほぎ(p3p002087)はマギトの進言通り、自身を狙う殺し屋たちに偽の情報をつかませ、領地に誘き出す計画を立てた。
「まったく。依頼しやがった奴から金をブン捕らねーと丸損だ!!」
 ことほぎは、自身の領地にある倉庫内で1人ぼやいていた。
 マギトはことほぎから頼まれた通りに、殺し屋たちにある情報を伝えた。――宝を収容した倉庫に訪れるとき、ことほぎは必ず1人になる。誰にも邪魔されないよう人払いをし、金を数えて悦に浸っているようだ。
 実際のことほぎは、『《戦車(チャリオット)》』ピリム・リオト・エーディ(p3p007348)らを雇った経費の勘定を唸りながら続けていた。
 遮蔽物として利用するために、広い倉庫に積まれた大きな木箱には石だけが詰め込まれている。更に、倉庫の周囲には殺し屋の来訪を待ち構えるイレギュラーズの面々が待ち構える。その1人であるピリムは、ことほぎのいる倉庫の屋根の上に身を潜めていた。隠密行動を得意とする『青き砂彩』チェレンチィ(p3p008318)と『夜に這う』ルブラット・メルクライン(p3p009557)は、完全に気配を消すことで建物の影に潜み、倉庫の周囲を見張っていた。
 しばらく身を潜めていたチェレンチィは、足早に倉庫に向かう殺し屋らしき複数の人影を捉えた。チェレンチィはどれだけ深い夜闇の中でも、正確に相手の姿を捉えることができた。6人の人影を認めながら、チェレンチィは心中でつぶやいた。
 ――ことほぎさんも大変ですねぇ。殺し屋まで差し向けられるとは。
 チェレンチィは付近に待機している他の者にも合図を送り、先行して倉庫までの距離を縮めていく。
 ――……そちらがその気なら、こちらも殺す気で。
 チェレンチィの顔付きは、闘争の気配を覗かせていた。
 一方で、倉庫の屋根の上に隠れていたピリムも殺し屋の気配に気づく。
 ――羨ましいですねー、獲物の方から来てくれるなんて。
 そう心中でつぶやきながら、ピリムは敵の来訪に対しわずかに口角をあげた。
 ――折角お誘い頂いたので、存分に脚を頂きましょーかねー。
 ピリムは自らの欲求を満たすためにも、仕事に励む意志を静かに覗かせていた。

 倉庫内のことほぎは木箱の上に腰掛け、退屈そうに頬杖をつき、夜更けの静けさに耳を澄ませていた。しばらくして、ことほぎは何者かの気配を感じ取り、倉庫の出入り口に視線を向けた。ひとりでに開いた扉の向こうに人の姿はなかったが、透視の能力を発揮することほぎにはその存在が見えていた。
 扉の向こう、壁の影に隠れた6人の存在を容易に捉えたことほぎは、直後に撃ち込まれた銃弾を難なくかわした。6人の殺し屋一味は銃撃と共に倉庫内になだれ込み、木箱の向こうに隠れたことほぎに接近しようとする。
「うふ、はじまったぁ」
 確かに銃声を耳にした鏡(p3p008705)はほくそ笑み、人知れず刀に手をかけた。
 ――いいわねぇ、ことほぎは。人生退屈しなさそうで。
 同時に『優しくて不確かなすべて』チュチュ・あなたのねこ(p3p009231)も、くすくすと笑みをこぼしながら、倉庫内に踏む込む構えを見せていた。
 2人それぞれが構えたマスケット銃から交互に銃弾が放たれ、銃声に耳を塞ぐことほぎのそばの木箱をかすめていく。しばらくはことほぎ自身だけで耐え抜くつもりだったが、ピリムは想像以上の速さで殺し屋たちの背後へと迫った。地を這うムカデのように、ピリムは体勢を低くした状態から身構え、躊躇なく刀を抜く。
 振り抜かれたピリムの刃に襲われた男の1人――殺し屋Fは避ける隙など与えられずに倒れ込む。絶叫と鉄錆の臭いに感覚を刺激され、倉庫内は一気に修羅場へと引きずり込まれる。
 唐突に現れたピリムに面食らいつつも、剣を手にしていた男たちは立ち向かう姿勢を見せた。そこへ間を置かずに駆けつけた鏡はその男らの間をすり抜け、マスケット銃を構えていた1人、殺し屋Eに向かっていく。居合の構えを見せていた鏡から鍔鳴りの音が聞こえるやいなや、殺し屋Eの体は勢いよく突き飛ばされる。目で捉えることすらできない鏡の太刀筋は、殺し屋Eの体に容赦なく裂傷を刻んだ。
 無残にも血反吐を吐いて苦しみむせぶ殺し屋Eだったが、何者もその状況に躊躇などしない。リーダー格の殺し屋Aは「殺せ!」と仲間に発破をかけ、一際奮起して剣を振り向ける。
 ピリムや鏡らが注意を引きつけている隙に、態勢を整えたことほぎはくわえた煙管から紫煙をくゆらせる。更にことほぎから吐き出された紫煙は魔力を帯び、剣戟を繰り広げる殺し屋に向けて魔弾となって放たれる。
 魔弾によることほぎの援護は更に殺し屋たちを追い込み、混戦を極めていく。
 両刃のコンバットナイフ――刃物を扱うチェレンチィ同様、殺し屋も各々剣を手にして斬りかかった。しかし、チェレンチィは圧倒的な差を見せつける。誰も音速の域に達するチェレンチィの動きを捉えることはできず、チェレンチィと切り結んだ殺し屋Dは、瞬く間に鮮血を散らした。
「安心したまえ――」
 頭上から振るルブラットの声が、殺し屋たちの注意を引きつける。
 いつの間にか木箱の上に立っていたルブラットは、落ち着いた口調で言った。
「貴方たちの勇姿は、依頼人に充分に伝えよう」
 そう言って、ルブラットは瞬時に漆黒のオーラを発現させる。魔王そのもののオーラを放ち、ルブラットのオーラは殺し屋Dを葬ろうと食らいついた。
 魔法の杖をタクトのように振りかざすチュチュは、殺し屋に攻撃を仕掛ける者らに魔力を注ぎ続ける。支援術を施すチュチュにより、イレギュラーズは衰えることのない勢いで殺し屋たちを翻弄する。
 果敢に剣を向ける殺し屋Aだったが、チェレンチィはチュチュの能力によって聖なる加護を受けていた。その影響によって、同時に殺し屋Aは攻撃を跳ね返されるように傷を負った。
 痛みに顔を歪める殺し屋Aを見て、「あらあら、自業自得かしら?」とチュチュはつぶやく。
「――全く、殺し屋なんてやるものじゃないわよねぇ」
 すでに2人分の血だまりができあがる中、チュチュは微笑を浮かべて楽しんでいる様子だった。
 鏡はマスケット銃を構える殺し屋を、率先して追い詰めていく。殺し屋Cは倉庫の奥、木箱が迷路のように並べられた入り組んだ箇所に逃げ込んだ。
 箱の影から鏡を狙い打つ殺し屋Cだったが、瞬時に弾丸を避ける鏡の人間離れした反射神経にただ打ちひしがれるばかりであった。
 弾道から殺し屋の位置取りを把握した鏡は、にやついた口調で木箱の向こうの殺し屋Cに呼びかける。
「問題でぇす、アナタは銃、私は刀――さて、どちらが有利でしょうかぁ」
 殺し屋Cは鏡の問いかけには答えず、やたらガチャガチャと音を立てて銃弾を装填し、震える指先を引き金に添えた。
 木箱の影から飛び出してきた鏡を撃ち抜こうと、殺し屋Cは引き金を引く。しかし、まるで鏡の動きに反応できない殺し屋Cに勝機はなかった。
 木箱から壁の間へと、蹴りつけるようにして体を宙に踊らせ、鏡は殺し屋Cへと迫る。その直前に、己の腕前を自負する鏡は、すでに問いの答えを出していた。
 ――アナタが引き金を引く間に、私なら2回はその手を落とせるから。
 たちまち殺し屋Cへと達した鏡の刀は、甚だしく鋭い切れ味をもってその首筋を断ち切った。
 鏡は愉悦に満ちた表情を浮かべながら、
「ま、首を落とせばそれで終わりですけどぉ」
 すでに死体となった殺し屋Cを見下ろした。
 情け容赦のない6人の歓迎によって、すでに2人だけとなった殺し屋の男たち。
 不利な状況に追い込まれた殺し屋AとBは互いに目配せし合い、撤退する動きを見せた。先頭に立って出入り口の扉へと向かった殺し屋Bだったが、それを阻もうとするピリムが立ち塞がる。
「おとなしく脚を狩られてくださいー」
 能面のように無表情、間延びした口調で凄むピリムに対し、殺し屋Bは斬りかかる。互いの刃がかち合った瞬間、ピリムは猛然と殺し屋Bの剣をはね退けた。ピリムの太刀筋に圧倒される殺し屋Bは、勢いのままに押し込まれていく。
 ピリムが交戦する間にも、殺し屋Aは瞬時に木箱の上に飛び移る。イレギュラーズを避けて扉の方へ回り込もうとする殺し屋Aだったが、その後に続くチェレンチィの動きを察知した。殺し屋Aはチェレンチィに向けて果敢にナイフを投てきし、足止めを狙った。しかし、殺し屋Aを狙うことほぎの魔弾が直後に迫る。
 ことほぎの攻撃をかわし切れずに態勢を崩した殺し屋Aは、目前に迫ったチェレンチィの斬撃をまともに食らう。木箱の上から転げ落ち、殺し屋Aは受け身も取れぬまま倒れ込み、呻くことしかできなかった。
 殺し屋Aはボロボロの状態で、なおも這いつくばりながら扉を目指そうとしていた。ルブラットはその殺し屋Aの背後に回り込むと、手刀の形にした右手で殺し屋Aの首筋を強打した。たちまち殺し屋Aは失神し、その場に倒れたままとなった。
 視界の端に殺し屋Aが転げ落ちる様子を捉えていたピリムは、
「さあ、あなたが最後の脚ですよー」
 一層の殺意を殺し屋Bへと向けた。
 脚を奪うことに執心するピリムの据わった眼差しに、殺し屋Bは震え上がった。平静さを保つことができない殺し屋Bの太刀筋は乱れに乱れる。自暴自棄に剣を振り回す殺し屋Bに対し、ピリムは冷静に対処する。
 ピリムは殺し屋Bが振り向けた剣を狙い澄ましたように弾き飛ばし、最後の一太刀を放つ。一気に殺し屋Bの懐へと踏み込み、ピリムの刀は何よりも鋭い切れ味で殺し屋Bの胴体と脚を切り離した。

 一方で、ルブラットの手によって意識を失っていた殺し屋Aは、倉庫内の支柱の1つに括り付けられた状態で目を覚ました。拘束され、イレギュラーズ6人に見下ろされる状況から多くを察した殺し屋Aは、「俺は何もしゃべらない。殺すなら殺せ」と非協力的な態度を示した。
 ことほぎは頑なな様子の殺し屋Aには構わず、
「雇い主の大体の目星はつているが、証拠が欲しいんだよ」
 取引材料として確保した殺し屋Aに対し、探るような視線を向ける。そのことほぎに同調するようにチュチュは言った。
「このままじゃあ、腹の虫が収まらないわよね」
 何としても慰謝料をふんだくりたい考えのことほぎだったが、チュチュはただ過激な展開を期待して微笑む。
 ――うふふ、あたしはお金はどうでもいいけれど、その方が楽しそうだもの。
「ねえねえ、眼球ってどうやったらくり抜けるの?」
 医学の心得があるらしいルブラットに、チュチュは楽しげに教えを請う。
 仏頂面で顔を背けるばかりの殺し屋Aだったが、チュチュの言葉にはどこか反応した。
「目玉よりも、私は脚をいただきたいですねー」
 目の前の獲物――殺し屋Aを見つめ続けるピリムは、どこか恍惚とした表情を浮かべて言った。
「何も話さないのであれば、もう貴方に利用価値はねーですよねー? つーことで、私のコレクションになってくださいましー」
 ただの脅しとは思えないピリムのただならぬ雰囲気を感じ取り、殺し屋Aは青ざめていく。その様子を遠巻きに眺める1人――鏡は、殺し屋の状況を憐れむような楽しむような口調でつぶやいた。
「私の所に来ればスパッと死ねたのに、運が悪かったですねぇ」
 チェレンチィも殺し屋とのやり取りを傍観し、今後のことほぎの憂いを断つ一助になることを願っていた。
 ――手を出せばこうなると分かれば、ことほぎさんを狙う輩も減りますかねぇ。
 ルブラットは「安心したまえ」と殺し屋Aに声をかけながら、仮面の下で暗く微笑む。
 ――安心したまえ。貴方の死にゆく姿は、微笑みと共に祝してあげよう。
 躊躇する気はないルブラットは、興味津々で尋ねるチュチュに、淡々と拷問の手解きを行う。
 深夜の倉庫内の明かりは、しばらくの間消えることはなかった。

成否

成功

MVP

ピリム・リオト・エーディ(p3p007348)
復讐者

状態異常

なし

あとがき

 ご参加ありがとうございました。
 相手もイレギュラーズを敵に回すことの恐ろしさを思い知ったことでしょう。

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