シナリオ詳細
船喰らいの夜に
オープニング
●船喰らい
海洋ほど海に精通した国家もない。
その造船技術も航海技術も群を抜いており、およそ通常の航海において何の心配もいらないだろう。
一部の例外さえ除けば、嵐が来ようと気楽なものだ。
ただの嵐など、何の問題があろうか?
まあ、そんなわけで海洋における航海とは一部の例外を除けば苦労するものではない。
そして……今、その一部の例外が船を襲っていた。
「船長! 砲が! 砲が効きません!」
響く砲撃の音。
荒れ狂う嵐の中、船に巨大な何かが絡みついている。
輸送船アリエス号。
いくつもの砲を積んだベテランの船と船員は今……恐るべき狂王種に襲われていたのだ。
「砲を撃ち続けろ! 救命艇はどうした! 非戦闘員は全部乗せたんだろうな!?」
「それが……あいつら、俺たちを1人も生かして帰す気がねえみてえで……」
「くそっ!」
空を飛べるスカイウェザーも優先的に落とされ、海中から攻撃しようとしたディープシーも戻ってこない。
数々のモンスターを葬ってきた砲も、あの怪物には通用しない。
「……船喰らいめ……! 俺たちを1人残らず食おうってか……! くそがあああああああ!」
放った攻撃も、船喰らいの外皮に弾かれる。
勝てない。その事実だけが船長に重くのしかかっていた。
「……ファミリアは。届きそうか」
「撃ち落とされてます。ファミリア使いも、もう……」
「そうか」
巨大な船が、ついに真っ二つにされようとしている。
そんな船の甲板で、船長は静かに呟いた。
「……すまねえな。俺もお前も……此処で終わりみてえだ」
それでも、それでも。
願わくば、この船喰らいを。
次があるならば、今度こそ。
●船喰らいの物語
「……船喰らいと呼ばれる狂王種がいるです」
活動周期はおよそ10年に1度。
正体はイカに酷似したものと思われ、全長はおよそ40Mほどと思われる。
大型船を締め付け真っ二つに折る程の怪力と、乗員を誰1人逃さぬ大喰らいという特徴を持っている。
恐らくは視力や注意力の類にも長けているだろう。
いざという時のファミリア持ちからの連絡が届いたという報告は1度もない。
船喰らいの能力なのか、出現するときは必ず嵐という特徴があるらしい。
それもまた、被害船が増える原因ともなっているのだろう。
そして……今年の今頃が、そのちょうど10年目になる。
「なる……のですが。おかしな噂があるです」
船喰らいが出る海域に、10年前の被害船である輸送船アリエス号に似た特徴を持つ幽霊船が出るのだという。
響く砲撃音と、海域を覆う嵐。
何かが叩き潰される音と共に嵐も幽霊船も消えるようだが……どうやらそれが毎日のように発生しているという。
「重要な航路でもあるです。迂回することで受ける損失も結構馬鹿にならないとのことで……早期の解決が望まれてるです」
そう言った後、チーサ・ナコックは「これは個人的な話ですが」と付け加える。
「もし幽霊船がアリエス号なら……あるいは、彼等を迷わず送ってあげるチャンスかもしれないです」
- 船喰らいの夜に完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年10月26日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●幽霊船アリエス号
大型船が、海洋の海を進む。
それは「とある目的」のために集まった面々でもある。
そんな彼等が思うのは、これから向かう先にいる幽霊船アリエス号のことだ。
「そのアリエス号とやらは、件の“船喰らい”にやられた無念で幽霊船になっちまったってとこか。10年前から、毎日毎日……いつ出るかもわからねぇ相手を待ち続けて、今回を逃せばまた10年繰り返す……考えただけでもぞっとするぜ」
「船喰らいを倒さない限り安らかに眠ることもできない……んだろうね。何度も倒されているってことは、何度も船喰らいに殺されてしまっているということ。幽霊だからとはいえ、何度もそんな目に遭うのは……今回で終わらせよう、彼らが安らかに眠れるように」
『幻蒼海龍』十夜 縁(p3p000099)に『孔雀劫火』天城・幽我(p3p009407)が、そう同意するような言葉を返す。
幽霊船アリエス号。
かつては輸送船アリエス号として海洋を繋いでいた船。
それが今は幽霊船になっている事実に、『特異運命座標』釈提院 沙弥(p3p009634)はポツリと呟く。
「心残りというやつなのかしら、ね」
幽霊となった無念を晴らし彼らをこそ救ってあげたいと、そう沙弥は思う。
「話だけ聞くと本当に倒せるのかなって思うような化け物だよね、それ」
「まあ、相当な化け物ではあるじゃろうのう」
リュビア・イネスペラ(p3p010143)に『海淵の祭司』クレマァダ=コン=モスカ(p3p008547)も、そう答える。
ことは、海洋全体に繋がる問題でもある。クレマァダとしては、動かざるを得ない事態ではあった。
「まあ、そういうの狩り慣れてそうな方々とご同行できるのは心強いけど船喰らいもそうだし、アリエス号、か……面白そうだとは、思ってるよ」
「船を沈没させる魔物と、沈没させられた無念から魔物を倒す幽霊船。きっとそこには相当の無念があったのでしょうね。何度敗北してもたおしてやるという海の漢の意志、確かに感じました。義によって助太刀します」
リュビアにロウラン・アトゥイ・イコロ(p3p009153)もそう続ける。
そう、ロウランたちはアリエス号と交渉しようと考えていた。
敵の敵は味方……というわけではないが、その行動原理から共闘できるのではないかと、そう結論付けたのだ。
「幽霊船はたくさん見てきたけれど、人間目当てじゃない幽霊船は初めてだな。よし、アリエス号と共闘してやろうじゃないか。そして彼らの無念を晴らし、成仏できるようとりはからおう」
「そうですネ。そして船喰らいとやらもこれ以上オイタしないよう、念入りにブツ切りにしてからバラ撒いて差し上げますヨ♪」
『若木』秋宮・史之(p3p002233)に『Anonym Animus』観音打 至東(p3p008495)も同意し、「船上海戦は久しぶりですネ」と笑う。
そんな史之たちの向かう先。そこには……無数の砲を展開した幽霊船……アリエス号の姿が、あった。
ざわめく船員たちに、縁は安心させるように声をかける。
「心配しなさんな。お前さん方は大船に乗った――いや、『乗せてやった』気で、操縦の方に集中してくれりゃぁいい」
(俺に限らず、史之やあの伝説のコン=モスカの嬢ちゃんだっているしな)
史之やクレマァダたち……海洋の名声高き仲間たちと共に縁は船員を不安を解消して回り、アリエス号へと近づいていく。
●共闘、戦闘
「なんだあ? てめえら」
「此処は戦場になるぜえ。さっさと帰りなあ」
ガンを飛ばしながらも微妙に優しいことを言ってくるゴースト船員たちに囲まれながら、交渉は始まっていた。
「貴方達と協力したいんだ」
幽我のそんな言葉に、ゴースト船員たちが怪訝そうな表情になる。
言葉が届いている。会話も可能。
それを確信しつつも、沙弥は話しかける。
「私の言葉は届く? あなたたち、輸送船アリエス号で間違いないかしら」
「間違いはねえよ。『元』だがなあ」
「船喰らいにブッ殺されたからな!」
ギャハハ、と笑うゴースト船員たち。
「ま、どっちにしろ此処からさっさと出ていきな。俺等ぁ食えねえからよ。船喰らいの奴、前以上に気が立っていやがる」
なるほど、ゴーストは食べられない。
10年に1度の周期の船喰らいが暴れているのは、アリエス号の存在が他の船を……船喰らいにとっての食料を寄せ付けていないからなのだろうと史之も気付く。
「俺たちが前へ出て戦うから、砲撃で援護射撃してくれないかな」
「援護射撃ねえ……お前等、喰われたら死ぬぞ?」
ジロジロと見てくるゴースト船員たちの様子に、ゴースト船長が何事かと出てくるが……説得のチャンスが増えたとみるべきだろう。
沙弥も、それを強く感じていた。
そもそも、武装していたり幽霊船になっているとはいえ、輸送船の彼らは戦いが本分ではない。
それでも、と沙弥は思う。
「積荷にしろ乗員にしろ、何か守るべきものの為に戦い続けているのでしょう? 甲斐なき戦いの果てに、悔いなく救ってあげるわ」
「救う……ね」
「敵の打倒だけでなく、誰かを救えたんだと、そういう実感を持って成仏してもらいたいもの」
沙弥のそんな説得に、ゴースト船長が頬を掻く。
「ま、見た感じ俺等よりゃ強そうだ。協力すんのはやぶさかじゃねえ」
「そう、よかった。そちらに非戦闘員はいる? こちらに移して助けてもいいわ」
幽霊でもなんでも、沈む船から救えれば何か聞ける話もあるかもね……と思う沙弥だったが、それにゴースト船長はゆっくりと首を横に振る。
「俺等はこうして別個に話しちゃいるが、皆まとめてアリエス号だ。非戦闘員なんざいねえよ」
「いないなら良かった。でも、じゃあ……私を、助けてくれる?」
「ああ。とはいえ、そっちが死んでも責任はとらねえぜ」
「ええ、勿論よ」
握手をする2人を祝福するように、アリエス号から「オオオオ……」という音が響き始める。
なるほど、「皆まとめてアリエス号」というのは、文字通りの意味であるようだった。
その様子を見ながら、幽我も思う。
(どの道船喰らいを倒すという目的は一致しているし、協力する理由はそれだけで十分だと思う。もうこれ以上奴による犠牲者を増やすワケにはいかないし、僕の力は多分こういう時の為にあると思うんだ)
グッと握る拳は力強く。そんな幽我の肩を、ゴースト船員がポンと叩く。
「ま、よろしくな」
「ああ、よろしく」
幽霊という自覚があるうえで、これほどまでに明確に生者と交流できるのは、船喰らいという敵があるから故なのだろうか?
それは幽我には分からない。
分からないが……今協力できることだけは確かだ。
だからこそ、ロウランもアリエス号の中を見て回っていた。
具体的には幽霊船内の足場と、船の名前が書かれたものがないかの調査だが……この船がアリエス号であることは、あちこちに書かれた文字などから早々に理解できていた。
「何度も敗北してボロボロでしょうし、可能ならば足場は頑丈に改造したいところだったんですが……」
「ははっ、幽霊船だかんなあ。やられても、すぐに元通りよ!」
ゲラゲラと笑う幽霊船院にロウランも微笑み返す。
そう、アリエス号は船喰らい憎しの想いで顕現しているが故に、何度倒されても巻き戻る。
そこを間違えなかったが故にこうして協力関係を築けているが……一歩間違えていたら敵が増えていたかもしれない。
だからこそ、リュビアは安堵の息を吐いていた。
(これ、多分アリエス号への交渉にはボク参加しない方がいいような気がしてたんだよね。変な事言って拗らせたくないというか。ただ、なんでそんなになって、何度負けても諦めないのかは、知りたいかな)
しかし、聞かなくてもなんとなく分かる気はしていた。
死んでもぶっ殺したい。死んでいるからこそ、何の憂いもなくぶっ殺したい。
そんな思考が、このアリエス号の中にいるとリュビアにもビンビンに伝わってくるのだ。
このアリエス号自身が、1つの巨大なゴーストであるからだろうか?
そんな中、至東も自分にできることをと動き回っている。
(私は懐柔された海の男の皆さまを、船内にて鼓舞する役目を果たしましょう。そう……! 歴戦の猛者に『海上でこのレベルのホスピタリティを!?」と驚かれるくらいに!)
そんな事を思いながら至東は新鮮な肉に野菜、食べ物……酒などを給仕して回る。
「さ、旦那様がた。幽霊だから食べられないとか、そういうことはどうかお気になさらず。業界用語で言うところの『供物』ですので、きっとお楽しみいただけるはずです!」
「おお、そりゃありがてえ」
「陸に戻ったら宴会しようなんつって、二度とできなくなっちまったしなあ!」
「ハハッ、船喰らいの惨死が俺等の宴会だろうよ!」
「違ぇねえや!」
ドッと笑う船員たちに、至東は鼓舞が上手くいっていることを確信し……その姿をクレマァダは静かに見守る。
この船の船員たちも、恐らく練度は高かった。
それでも沈められてしまった。それが狂王種の恐ろしさというものなのだろうが……。
ふと、アリエス号が僅かに揺れて。騒がしかった船の中が、シンと静まる。
嵐の前触れか、と。そうリュビアは気付く。
嵐が来たら嫌でも警戒せざるを得ないが……つまりはそういうことなのだろうか?
「来るぞ! 船喰らいの野郎だ!」
「姉ちゃん達、ありがとよ! さっさと自分の船に戻りな!」
「勝とうと負けようと戦いがおわりゃ、海に放り出されちまうぜえ!」
バタバタと動き回る船員たちに、リュビアたちも頷き自分たちの船へと戻っていく。
全員が船に戻ると同時にアリエス号も離れていき、砲門が動き始める。
そんな中、リュビアも命綱の用意などをしていく。
戦闘の状況がどう転ぶにせよ、準備は、無駄にはならないからだ。
そうして雨が降り、風が強くなってくる。
嵐だ。嵐がやってくる。そしてその中に溢れる、濃い殺意。
いや、これは……食欲?
「やっぱり、こっちの船に食らいついてくる……!?」
そういう想定をリュビアもしていたが……海が荒れる。触手が、海の中から生えてくる。
「来るぞ!」
青刀『ワダツミ』IIIを引き抜いた縁が、触手へと斬りかかる。
船体には絶対に巻き付かせないと、そんな確固たる意志をもった斬撃が触手を切り裂く。
嵐の中、当然のように足場は悪くなるが……縁のギフト「逆凪」は海上にいる限り、波や風などの悪天候の影響を受けにくくなる。
もっとも、その分縁は魂に刻まれたその“声”を、より鮮烈に聞き続けなければならないのだが……。
そして襲ってくる別の触手を、史之の豪鬼喝が吹き飛ばす。
「船は足場だし、帰りの足がなくなる。壊されちゃたまらないからね!」
ソード・オブ・アルマデウスも、すでにその手にある。
「しかし40mとはもう小島の域だね。お望み通りその上を飛んだり跳ねたりしてあげよう」
言いながら飛び回る史之にとっては、姿を現し始めた船喰らいも足場に過ぎない。
「あ、旦那様がたー♡ こっちに攻撃多いので支援よろしくお願いしまーす♪」
『宙駆け』で空を飛んでからの『滲蝶々袖紮』を放つ至東の合図に合わせるように、アリエス号からの砲撃が船喰らいに叩き込まれていく。
「巨人の砲丸投げはいかがですか?」
クレマァダの絶海拳『消波』も放たれ、ロウランの魔砲……五十頭百手秘儀典より魔力の砲弾を抽出し、投げつける攻撃が船喰らいの巨体を穿つ。
「さぁここが年貢の納め時、この航路を縄張りにしてきたあなたとこの航路で生きてきた、生きていく私たち、どちらが強いか勝負です」
今回の砲撃は今までとは一味違いますよ! 数も、質も、と。
そう叫ぶロウランではあったが、アリエス号の砲撃自体は然程船喰らいに効いている様子はない。
そんな中、幽我も召喚していた鷹のファミリアを戻して熊のファミリアを召喚、熊のパワーで振り落とされないように支えてもらっていた。
奏でるのは魔曲・四重奏。
「炎は効かないだろうけどそれ以外は海にいるなら効果はあるハズだからね!」
仲間の動きに合わせて臨機応変に動いていくべく動く幽我の行動は、実に的確だ。
「砲撃集中! 硬い大型生物には攻撃箇所の一点集中がセオリーです」
アリエス号にもそう呼びかけ、ロウラン自身もアリエス号の砲撃を援護するように動いていく。
「当然、船喰らいもまた、攻撃されないように立ち回るでしょうが……そこを通すのが、私たちの真の役目なのですよ!」
とにかく、船を壊させるわけにはいかない。
だからこそ沙弥もマジックロープで船喰らいの動きを阻害して、リュビアも煉気破戒掌を触手へと叩き込む。
リュビア自身は射程距離が遠距離までカバーできるので、そこを考慮して動いているのだ。
そんな中、史之に倣い縁も船喰らいの巨体へ飛び乗っていた。
「荒波の中でもまともに動ける分、逃げ場のねぇ船の上よりはいくらか避けやすいだろうさ」
そんな事を言いながら、時には海にも飛び込みながら自由自在に動く縁は盾役に徹しているが、それと対比するならば覇竜穿撃からの『バルバロッサ』コンボで触腕を一本ずつ狙い、確実に戦力を削いでいくことを目的とした史之は「鉾」だろうか?
そんな完全に連携した攻撃の中、ついに船喰らいは絶命し、その巨体を海の中へと沈めていく。
嵐もその影響か不自然な程に収まっていき……その様子に、戦いが完全に終わったことを全員が悟る。
「船喰らいは、今回は船を喰らえずに水底に沈むんだね。残念だったね」
リュビアが、そう呟いて。
響くのは歓声と……少しずつ薄れていくアリエス号の姿。
「無念が晴れた祝いと、これからの航海への餞別だ」
言いながら縁は、幽霊船に向かって極楽印の祝酒を投げて見送る。
「達者でな。俺がいつかそっちに行った時は、一緒に飲もうや」
「成仏してね」
同様に史之もラム酒を投げ、その旅路を祝福する。
「……戦い終わって日が差して。そろそろお別れの時間です。お名残惜しくはありますが、これにて別れ目、いざさらば。男たちは出港してナンボですよー。きっと、冥土にも冥土のメイドがいるはずので、その方々にもどうぞよろしく」
呼びかける至東に、ゴースト船員たちも手を振って応える。
薄れていくアリエス号に、ロウランも船員、そして船が安らかに眠れるように祈り、敬礼する。
「貴方たちのおかげで生きて帰れるわ。ありがとう、ね」
沙弥のお礼に船員たちが、僅かに微笑んで。
そうして、アリエス号は完全に溶けるように消えていく。
そんな中、リュビアはふと思う。
正直に言えば、同情している自分も面倒に思っている自分もいて。
それはともかく後腐れなく成仏してくれるならそれは何より、と。
そう、船喰らいに沈められる船はもう無く。
幽霊船アリエス号も、目的を果たし消えた。
この海域の安全も守られ……憂いはもう、何もない。
輝く太陽の光は、それを祝福しているかのようだった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
コングラチュレーション!
アリエス号と協力し船喰らいを撃破しました!
GMコメント
海洋の海域に出現する「船喰らい」を倒しましょう。
特に指定がない場合、船喰らいに狙われそうな大型船を船員ごとチャーターできます。
なお、現場の海域は船喰らい出現の前に必ず豪雨を伴う嵐になります。
海域までの一番早い到達時間は半日程度です。
●船喰らい
全長40Mのイカの狂王種。周囲の海域を豪雨を伴う嵐にする能力を持っています。
強靭な触手は大型船をも絞め壊し、自由自在に動きます。
締め上げ、叩きつけ、強力な放電攻撃、嵐の海域内に自在に落とす落雷攻撃などがあります。
●幽霊船アリエス号
船喰らいをぶっ殺してやるという執念で生まれたゴーストシップ。
大型船相当。ゴースト船長とゴースト船員が乗っていますが、合わせて1つの扱いです。
ゴーストキャノン、ゴースト船員突撃といった攻撃手段がありますが、毎日敗北しています。
やり方によっては船喰らい出現前に何らかのコンタクトを取れる可能性があります。
●情報精度
このシナリオの情報精度はCです。
情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。
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