PandoraPartyProject

シナリオ詳細

<神異>花冷えて、露も残さじ

完了

参加者 : 10 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング


 女が駆ける。
 女の後には、ぽたりぽたり、血の華が咲く。
 息が上がり、足は縺れる。けれど、女は進まねばならない。
 身を引きずるようにして、前へ、前へと。
 そうして女の手は、ようやく重い扉へと届いた。
「皆……早く、備える……ぽん……。彼奴等が……来る、ぽん……」
 自重で扉を開けた女――たまきち(p3p002831)が崩折れる。
 その体を受け止めた『Lightning-Magus』Teth=Steiner(p3x002831)は『ふたつの意味で』驚愕に目を見開き、「一体何が……」と口を開いた。砂を噛んでいるような感覚だった。倒れ伏した『よく知る姿の女』の背はざっくりと斬られ、その女が何かを告げようとしている。厭な予感が背をぞくりと震わせ、回復スキルを使える仲間に女を預け、開かれた扉――『高天京壱号映画館』の扉を固く閉ざした。

 その後、偶然高天京壱号映画館に居合わせた者たちは『八扇』による襲撃を受ける羽目に陥るのだ。


 回復スキルで僅かに回復したたまきちが語るには――。
 四神や帝、八扇が本格的に動き出した、とのことだった。
 現実世界からROOへとダイブしている神使たちは、理解する。
 『現実』と『虚構』の同時侵略が、いよいよ始まったのだ、と。

 それは幾度も神威神楽の陰陽頭『月ヶ瀬 庚』と希望ヶ浜の夜妖専門医『澄原 晴陽』によって与えられていた情報から想定しうる『最悪の事態』であった。
 四神や帝、八扇が本格的に動き出した――つまり、侵食されていたNPCデータが明確に敵対し始めたということは、急速に侵食速度を上げた真性怪異たちが神光へと大きな変化を与えているということだ。
 神光に座する国産みの女神『豊底比売』が為、神霊や朝廷、そのどちらもが『神使』と遮那をれっきとした逆賊として処刑を宣言したのだ。

 血に点々と咲く赤い華を追わずとも、『招かれざる客』は訪れる。
 元より既に場所は割れている。情報がほんの少し早く伝わるかどうかの違いだけだ。
 ――高天京壱号映画館。急ぐわけでもなく兵を引き連れて、先頭を歩む男たちがその門前で足を止めた。
「瑠璃雛菊殿、言うまでもないことだが――」
「ええ、雲英さん。心得ております」
 霞帝より賜った大切な名を呼ばれた青を纏う男――『白百合の剣』瑠璃雛菊(p3p008870)は、顔半分を面で隠した白を纏う男――『検非違使』雲英へ頷きを返す。
 此れより先は、帝の御心を悩ませる悪しき輩『特務高等警察』が度々訪れる重要施設。施設内に居るものは女子供関係なく、全て朝敵である。
「賀澄様に仇なす者は――」
 霞帝から直々に拝した命(めい)を胸に、瑠璃雛菊は仄暗い色を湛えた青で映画館の分厚い扉を見据える。
 ふと笑った気配を漂わせた雲英は上半分にも面を嵌める。マントの下から長刀を抜き素早く振るえば、重厚な扉に幾重にも線が走った。
「総員抜刀! 悉くを破壊し、悉くを屠れ! 鏖せよ!」
 斬りつけた扉を洋長靴(ブーツ)で蹴りつけ、朝廷の狗たちが映画館へと乗り込む。
 これは、正義の執行である。

「……ッ、来たぬ……!」
 ガラガラと重厚な扉が破壊される音に続き、入り口が俄に騒がしくなった。
 怒号と悲鳴、軍靴の音。それらは試写室の前でふたつに分かれる。
 銀幕の前に移動して回復スキルを受けていたたまきちは痛みを堪えながら何とか立ち上がると、眉を潜めながらも護りの術を展開させる。
 敵の狙いが特務高等警察の重要施設である高天京壱号映画館の破壊であることは先刻説明済みだ。
「これで少しは被害が抑えられるぽん……!」
 たまきちはその術を維持し続けねばならず、神使たちは彼女の力が保たれている間にどうにか敵を退け映画館を守り抜く必要がある。
 彼女を護るべく眼前に立ったTethの背中へと、たまきちは切実なる声で懇願した。
 映画館へ甚大な被害を出さないためにも、どうか私を守って欲しい、と。

GMコメント

 ごきげんよう、イレギュラーズの皆さん。壱花と申します。
 ヒイズルの全体シナリオをお送りします。

●成功条件
 高天京壱号映画館の防衛成功

●シナリオについて
 高天京壱号映画館内での戦闘になります。
 敵の目的は映画館の破壊になるので存分に力を振るいますが、神使たちはそういう訳にはいきません。できるだけ被害が少なくなるように心掛けながら襲撃者を退けねばなりません。
 戦闘は二箇所+αで行われます。瑠璃雛菊とは、座席の並ぶ銀幕前(試写室)。雲英とは、映写室での戦闘になります。良い感じに当たる人数を振り分けてください。
 基本的に『単』以外は映画館に被害が出る物だと思ってください。

・試写室(座席があり、映画を見る場所)
 それなりの広さです。現代の小さめシアターくらい。

・映写室(星読みキネマが置いてある場所)
 狭いです。雲英は廊下に部下を2名置いて乗り込みます。

●敵
 八扇の兵部と刑部に属するふたりと、刑部省の兵20名が攻め入ります。
 帝の信頼厚いふたりは元々とても強いのですが、更に『豊底比売による侵食』によっていつも以上の力を発揮します。(Tethさんよりも強いたまきちさんを斬り伏せています。)
 侵食は『不殺』などで戦闘不能にすることで打ち払うことが可能です。

・『白百合の剣』瑠璃雛菊
 兵部省所属。帝の覚えも目出度く、普段から帝の力になれることを喜ばしく思っています。侵食を受けている為その思いは更に強いものとなり、御国のためならば命は惜しくありません。説得は無意味、帝の敵は己の敵。朝敵討つべし。
 映画館内の制圧担当。たまきちが術を展開していることに気付き、並ぶ座席を踏み越えて、銀幕前にいるたまきちを狙います。
 高EXF(100ではない)、高命中、高火力の3K。

・『検非違使』雲英
 古くから続く名門『雲の一族』雲英家現当主。刑部省麾下検非違使を束ねています。非違を検察する帝の使者、朝廷の狗です、わんわん。こんこん。朝敵討つべし。
 邪魔なものは切り捨てて、『星読みキネマ』を破壊すべく真っ直ぐ映写室へ向かいました。映写室は暗く狭いため、部下を2名従えているだけです。
 高EXA、高特殊抵抗、高反応の3K。瑠璃雛菊より一撃の火力は低いものの、かなり高いです。

・検非違使兵×20名
 2名は雲英に着いていきますが、残りは試写室で瑠璃雛菊とともに戦います。
 検非違使なので、それなりに強いです。

●たまきち
 仙狸厄狩 汰磨羈さんのROOの姿。味方だぽん。
 陰陽寮を束ねる『月ヶ瀬 庚』の直属の配下だぽん。
 映画館の襲撃を仲間たちに知らせようとしていたけれど、帝命御国絶対護るマンのふたりに見つかりバッサリと斬られてしまい、たぬ耳とたぬ尻尾が出ているぽん。悲しいたぬ。
 簡易手当を受けて何とか立ち上がり、映画館を護るために術を展開させたぬ。とても頑張っているぽん。
 たまきちが術を展開させている間は、映画館への被害が軽減するぽん。これは敵の攻撃にも、味方の攻撃にも適用されるたぬ。
 術を維持出来なくなると映画館への被害は計り知れないぽん。たまきちを守りながら戦うぽん!

●魔哭天焦『月閃』
 当シナリオは『月閃』という能力を、一人につき一度だけ使用することが出来ます。
 プレイングで月閃を宣言した際には、数ターンの間、戦闘能力がハネ上がります。
 夜妖を纏うため、禍々しいオーラに包まれます。
 またこの時『反転イラスト』などの姿になることも出来ます。
 月閃はイレギュラーズに強大な力を与えますが、その代償は謎に包まれています。

※性格や姿を変えることが可能となります。技等もこんな感じにエフェクトが変わる、等のこだわりを考えてみるのも楽しいかと思います。

●侵食度<神異>
 <神異>の冠題を有するシナリオ全てとの結果連動になります。シナリオを成功することで侵食を遅らせることができますが失敗することで大幅に侵食度を上昇させます。

●情報精度なし
 ヒイズル『帝都星読キネマ譚』には、情報精度が存在しません。
 未来が予知されているからです。
 ……しかし、今回は『星読みキネマ』が使用できません。

●重要な備考『デスカウント』
 R.O.Oシナリオにおいては『死亡』判定が容易に行われます。
『死亡』した場合もキャラクターはロストせず、アバターのステータスシートに『デスカウント』が追加される形となります。
 現時点においてアバターではないキャラクターに影響はありません。

※サクラメントからの復活
 今回の復活地点から再度の合流は割と直ぐ(数分)可能ですが、入り口から入ってくることになります。

●重要な備考
 <神異>には敵側から『トロフィー』の救出チャンスが与えられています。
 <神異>ではその達成度に応じて一定数のキャラクターが『デスカウントの少ない順』から解放されます。
(達成度はR.O.Oと現実で共有されます)

 又、『R.O.O側の<神異>』ではMVPを獲得したキャラクターに特殊な判定が生じます。

 『R.O.O側の<神異>』で、MVPを獲得したキャラクターはR.O.O3.0においてログアウト不可能になったキャラクター一名を指定して開放する事が可能です。
 指定は個別にメールを送付しますが、決定は相談の上でも独断でも構いません。(尚、自分でも構いません)
 但し、<神異>ではデスカウント値(及びその他事由)等により、更なるログアウト不能が生じる可能性がありますのでご注意下さい。

  • <神異>花冷えて、露も残さじ完了
  • GM名壱花
  • 種別EX
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2021年11月02日 22時10分
  • 参加人数10/10人
  • 相談7日
  • 参加費150RC

参加者 : 10 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(10人)

ナハトスター・ウィッシュ・ねこ(p3x000916)
叫ぶ流星
マーク(p3x001309)
データの旅人
Teth=Steiner(p3x002831)
Lightning-Magus
ファン・ドルド(p3x005073)
仮想ファンドマネージャ
にゃこらす(p3x007576)
怪異狩り
ベネディクト・ファブニル(p3x008160)
災禍の竜血
きうりん(p3x008356)
雑草魂
ねこ神さま(p3x008666)
かみさまのかけら
ミセバヤ(p3x008870)
ウサ侍
澄恋(p3x009752)
もう一人の私

リプレイ

●高天京壱号映画館襲撃
 ――キャラクターネーム:たまきち。
 その女性は、『Lightning-Magus』Teth=Steiner(p3x002831)の現実の姿をしていた。
 R.O.O.内で存在する自分自身。ネクストが作り出したR.O.O.NPCというやつである。
 それは解る。解るのだが――。
(いやいやいや。お前、なんでたぬきみてーになってるんだよ!?)
 映画館へ飛び込んできたたまきちを腕に受け止めた時、Tethの頭は一瞬真っ白になった。しかしそれでも『最善』を選択し、思うところは色々と――本当に色々あって今すぐ問い詰めたいくらいだが全てを一旦置いて、Tethは今、その場に立っていた。
「たまきちさん……たぬきだったっけ? 猫じゃなくて?」
 本当に不思議そうに呟いた『NyarAdept-ねこ』ナハトスター・ウィッシュ・ねこ(p3x000916)の声が胸に突き刺さる。お願いだから気にしないで欲しい。
 たまきちから襲撃の情報を得たイレギュラーズたちは直様防衛すべく行動に移した。銀幕近くの両脇の扉から数名の仲間が駆け出て、映写室へと向かっている。敵が来るのは、きっと銀幕からは最も遠い大きな扉から。そこが建物の入り口からは最も近い。
 駆けてくる敵の足音が聞こえる。試写室の扉が開かれるのはきっと直ぐだろう。
「たぬも映画館もやらせないよ!! 私が全部守ってやるぜ!!」
 たまきちの直ぐ側にTethが立ち、少し離れた右側からきりっと眉を上げて真っ直ぐに大扉を見据える『雑草魂』きうりん(p3x008356)が力強い声を発した。たまきちを挟んで反対側の左側でたまきちを猫かどうかが気になる様子の『かみさまのかけら』ねこ神さま(p3x008666)も、彼女の声に合わせて大きく頷く。
(それにしても、青バンダナの男……)
 室内の中央には座席が有り、敵が大扉から真っ直ぐに銀幕――たまきちの元へに向かうには座席の上を駆けるか、座席を避けて通路を駆ける必要がある。座席の上、中央。そこからどこへでも動けるようにとピョンと背を伸ばして立ち上がっていた小さな兎――『ウサ侍』ミセバヤ(p3x008870)が、引っ掛かりを覚えて首を傾げる。
 豊穣――否、ヒイズル。帝の御わす地。守ろうとする青バンダナ。
 正直、何度考えても心当たりは『自分自身』しかいない。しかし、もしそうならちょっと羨まし……と考え掛けたミセバヤは慌てて頭をブンブン振り、思考を頭の外へと無理やり追い出した。どんな相手が来ようとも、この場を死守するのみだ。
「ベネディクトさん、行動を合わせましょう!」
 ロップイヤーをぷるぷると振ってから顔を上げたミセバヤの声に、座席を挟んで右の通路、座席後部で竜刀に手を掛けた『大樹の嘆きを知りし者』ベネディクト・ファブニル(p3x008160)が「ああ」と承諾の声を上げる。
 昨今の情勢下、襲撃者が『神』から『侵食』されていない可能性は極めて低い。そして八扇に連なる者は本来、国や帝へ心を傾けその任に就いている。豊底比売という神異を退けた後の国の泰平に必要となるだろう。
「簡単ではないが成し遂げてみせようじゃないか」
 命のやり取りをする最中、殺すよりも生かす方が大変なことだと重々理解して、ベネディクトは自身の剣に不殺を誓った。
「攻め手は結構な人数だけど……必ず守り通してみせる」
 外から聞こえる足音が、多い。
 直ぐに開かれる事を予想して、座席の後方の開けたスペース――大扉の最前に立つ『マルク・シリングのアバター』マーク(p3x001309)は『蒼剣リミットブルー』を構えた。
 ――そして扉は、けたたましい音とともに開かれる。
 ドッと押し寄せてくる武装したひとの群れは規律正しく乱れなく。
「速やかに制圧を!」
 命令を下した男も、外の明かりを背負いながら試写室へと踏み入れる。
 輪郭を曖昧にしていた光が薄れ、黒い影に青が踊った。
(ああ、矢張り――)
 その青に、ミセバヤの中で何かが定まる。
「ここの破壊を狙うたぁ、イイ度胸じゃねーか」
「映画館は壊させないから!」
「俺たちが必ず守ってみせる」
 たまきちの前でTethが啖呵を切り、ナハトスターとベネディクトが座席を挟んだ左右の通路から保護結界を張り巡らせる。たまきちの結界術と保護結界の違いは、『全ての攻撃による建物へのダメージを軽減する』術と『破壊する意思が無ければ建物へのダメージを無効化する』術という点である。前者は敵の攻撃も軽減するが、後者は破壊に来た敵の攻撃は含まれないが仲間たちが望まない限り映画館への攻撃は通らなくなる。これにより防衛する立場であるイレギュラーズたちは明らかに動きやすくなることだろう。死亡してしまえば戻ってくるまで効果が失せるが、ふたり同時に死亡しない限り結界は保たれる。
「訣別の騎士、マーク! たとえ神や帝であろうとも、豊底比売の侵食が人々に悲しみを齎すのなら、僕はそれを打ち払う剣となろう!」
 蒼剣リミットブルーを眼前に立て騎士の誓いを口にしたマークが新緑のマントを翻し、一歩前へ詰め剣先を襲撃者――検非違使たちへと向けるのだった。

 たまきちの知らせでほんの僅かの時間ではあるが襲撃を知ることが叶ったイレギュラーズたちは『星読みキネマ』を守るべく、銀幕横の小さな扉から廊下へと出て、映写室へと駆けた。
 向かう最中に襲撃が発生した。
 『仮想ファンドマネージャ』ファン・ドルド(p3x005073)と『バケネコ』にゃこらす(p3x007576)と『花嫁キャノン』澄恋(p3x009752)の三名が速やかに映写室へと辿り着き、敵の侵入前に着けた事に息を着く間もなく急ぎ立ち位置を整え構えた、その時――今しがた三人が潜ったばかりの映写室の扉は無残にも切り捨てられた。
「映画館の破壊……これが所謂クソ客というやつですか」
「映画を見るマナーがなっちゃいねぇな」
 どうと倒れた扉の残骸に、薄暗い部屋に白い埃が立ち上がる。
 そこに覗いた水晶めいた二本の角。その持ち主は黒い面の下「朝敵か」と呟いた。
「朝敵、ですか。いい響きですね。まるで歴史の主役になったかのような気分です」
 襲撃者――『検非違使』雲英はそれに応えない。室内の状況を確認するように僅かに動かされた黒い面が、にゃこらすの奥――星読みキネマへと向けられる。
 雲英の後に続く者はいない。映写室が狭いという事は予め知識として理解しているため、彼は単身で乗り込んできたのだ。
「あなた一人でよいのですか?」
「――『神使』とは『死なぬ』のだろう?」
 ファンの問いに問いが返るが、それが答えだ。
 倒したイレギュラーズが死に戻る――それを前提に廊下に置かれた検非違使たちはことが済むまで動くことはない。増援への対処がされていることに気がついたにゃこらすは、救援を求める際は映写室前に検非違使がいる可能性があることを、常時通話状態にしている『aPhoneーalter』を用い、試写室に居るマークへ手短に伝えた。
「互いに問答は不要であろう」
「私は話したい気分ですが」
「そうか」
 ――俺にはない。
 そう告げるように、瞬間的に翠の明かりが灯った長刀が振られる。
 星読みキネマをにゃこらすごと刺突するには距離があるためか、まずは星読みキネマ前の立つにゃこらすが邪魔だと言わんばかりの横薙ぎ。迸った衝撃波が二度、狭い室内の左端右端に立つファンと澄恋ごと切り裂くが、にゃこらすが身を挺して庇う星読みキネマは無事だ。
「ッてぇな」
 防御に秀でているにゃこらすでもかなり痛みと体力の減少を感じる。それもそのはずだ、Tethよりも強いたまきちへ一刀ずつ浴びせただけであの状態に持ち込めるだけの力を、襲撃者たるふたりの将は有している。
「朝廷の名を笠に着て破壊の限りを尽くすのは、さぞかし気持ち良いでしょうね。迷いや罪悪感を感じなくて良いのですから」
「我等は帝より勅命を受けている。貴殿の言葉は通らぬぞ」
 長曽祢虎徹の鐡を煌めかせながらの一撃は、負ったダメージも乗っかり、初撃にしてはかなり重い。その一撃が面白かったのか、雲英から感心したような溜息が溢れた。
(なんて素敵な旦那様候補なのでしょう……!)
 煌めく太刀筋に動き、耐久力も申し分ない。面をしていてそのかんばせを見ることは叶わないが、煌めく翠の角は美しい。敵でなければ口説いているところだったと、ほうと乙女の溜息を澄恋は零す。
 吐息とともにふわりと飛んだ大紫蝶が白無垢姿を囲むように舞えば、その姿は花嫁のお色直しのように姿を変え、澄恋は『誰か』を模した姿から『常』の紫を身に宿す。
「今日のみの縁なのです、正々堂々戦いましょう?」
「ああ、存分に死合おうか」
 早々に死んでくれるなよ――静かな声が薄暗く狭い映写室内に響く。
 イレギュラーズたちが繰り出す技に、昂りを感じさせぬままの声に僅かな快楽(けらく)を滲ませて。

●花冷えに笑む
「お前の相手はこのミセバヤなのです! よそ見している暇はないのですよ! オラァ!」
「お前たちの相手は俺だ。俺が俺の正しさを貫き通す為に──今、この力を振るわせてもらう!」
 威勢良くピョンピョンと跳ねて青バンダナの男――『白百合の剣』瑠璃雛菊へとミセバヤが駆けていくのに合わせ、ベネディクトは眼前の検非違使たちに竜の如き威圧を与えた。
 いくらマークとて、18名もの検非違使を全て引き受ける事は叶わない。そのいくらかをベネディクトが引き受けると、視界の端にキラキラと輝くエフェクトが映った。
「星よ、猫よ、踊れー☆ はーい、君達の相手はこっちだよー☆」
 ナハトスターの声とともに試写室内に可愛らしく降る星のエフェクトとにゃんにゃかにゃんと踊る猫たちが現れ、足に猫に絡みつかれたりポコッと星が頭に当たった検非違使たちがマークから離れていく。
 マークとナハトスターとベネディクトに怒りを覚えなかった検非違使は半数ほど。彼等は座席を避けて左右に分かれ――結局の所ナハトスターとベネディクトへ押し寄せる。
「ごめーん、多いー☆」
「すまない、数名抜けた!」
 元より検非違使たちは精鋭揃い。イレギュラーズひとりに対して数名で当たるように命令――と言うよりは日々の鍛錬がなされているようだ。三名以上の検非違使が着いている相手を目にすれば座席を乗り越え、銀幕へと近付いていく。
「大丈夫です、ねこにお任せを」
 室内な点と立ち位置的に、半径10m……直径20mの広域技の使用は仲間を巻き込んでしまう。ナハトスターに当てないように気をつけ、ねこ神さまは自身のみっつの影のひとつ、黒ねこさんを伸ばした。
「まあ、数多いから仕方ないよね! 大丈夫大丈夫!!」
「たまきちには近付けさせねぇから安心しな!」
 ナハトスターとねこ神さまの反対側、ベネディクトを抜けて来た検非違使にきうりんがウィークネスを掛けて引き寄せ、一番近くへ来た検非違使へはTethが展開したS4:Layered-9iが襲う。
 意識を向けねばならないのは、検非違使だけではない。
 座席中央よりやや後方で、ミセバヤが相対している瑠璃雛菊へも意識を向けねばならない。
 ミセバヤが倒れれば、座席を吹き飛ばすか上を駆けるなりして即座にたまきちを斬りにくることだろうことを予想し、Tethはたまきちの身の安全を第一に考える。
「……私が万全の状態だったら……たぬ……」
 辛そうに結界を維持しながらたまきちが口にする。正直、Teth的には彼女にたぬたぬ喋られると気になってしまうため、戦闘終了し安全を確保するまで黙っていてほしいくらいだ。
 Tethが数度の数術結界を展開して検非違使を伸した時、試写室後方で力が爆ぜた。
「僕は何度でも立ち上がってみせる! さあ、かかってこい!」
 多勢に無勢に早くも月閃を発動させ打開を図ったのはマークだ。
 新たにオーステイカーを謳い続け検非違使を集め続けていたマークは、跳ね上がった能力で最初に引き寄せていた検非違使たちの意識をまとめて刈り取っていく。
「俺達の任務は高天京壱号映画館の防衛だ。やらせんよ、瑠璃雛菊とやら」
 辛くも回避して瑠璃雛菊の攻撃を回避していたミセバヤが斬られて消滅すると、その穴を埋めるべくベネディクトが肉薄する。強力な竜気を纏った攻撃を叩き込み、お前の敵は此方だと意識を向けさせる。元より口数が多い方ではない瑠璃雛菊は、問答されねば――それが応えるに値しないものであればするもしないも変わらないが――口を真一文字に結び、障害を無くすために実直な剣をふるった。
 瑠璃雛菊は――実に真面目一辺倒な男であった。異国からバグ召喚でこの地に喚ばれ、故あって兵部省へと入ったものの、大陸の名では悪目立ちすることだろうとの配慮から霞帝より『瑠璃雛菊』の名を賜った。彼にとって霞帝は一等特別な存在だ。名付け親であり、兄のようでもあり、主君であり、そして命の恩人でもある。
 そんな帝が直々に命じ、そして彼はこう応えた。
『この刀に誓い、必ずや主上の命(めい)を果たしましょう』
 其れは誓いであり、約であり、使命。
 侵食されていようがなかろうが、些事である。帝の命がある限り、瑠璃雛菊の意思と刃は鈍らない――。

 ――映写室では、にゃこらすが雲英と『ふたりきり』で相対していた。
「大事なもんを罵倒されて無視できるんならお前らの忠義はその程度のものなんだろうよ。お前らの上司の底も浅いとみえる」
「その言葉、瑠璃雛菊殿に掛ければ愉快であったろうに」
 にゃこらすの言葉に、雲英がハと吐息を零して笑う。笑う余裕が、まだある。
「――すまないな、斯様な言葉で心乱す様な教えは受けてきておらぬ」
 雲英という男は――正確には雲英家現当主のこの男は、代々兵部や刑部に有能な人材を輩出してきた『雲の一族』の者である。帝のため、国のため、武を捧げる家の者は、敵の言葉に揺らぐような鍛えられ方をしてきてはおるまい。
 帝が国のための歯車ならば、代々国に仕え続ける貴族はなんであろうか。貴族もまた、国のため、帝を支えるためにある歯車である。検非違使は必要ならば、帝の御為ならば、同じ刑部の同僚であろうとも斬る役職だ。いちいち心を乱すようでは務まらぬ。
「……貴殿を殺さねばならぬのは、俺とて心が痛む。だが――許せ、猫殿」
 猫を斬りたくないと剣が鈍っていたが、と静かに続く。
 にゃこらすからしたら冗談のような言葉だが、それはきっと、この男の本心であり称賛なのだろう。よくぞ耐えた、と。
 廊下が矢庭に騒がしくなる。
 サクラメントから戻ってきたファンが検非違使へと切り込み、少し遅れて澄恋がそれに続く。検非違使たちがここは通さじと応戦する声に、打ち合わされる鐡の音。
「そろそろ立っているのも辛かろう。幕を引いてやろう」
「知っているか、猫の命はここのつあるんだぜ」
「知っているとも」
 にゃこらすは仲間に託すまで耐えきり、光の粒子となって消えた。

 ――――――
 ――――
 ――

 映写室と試写室。どちらで行われる戦闘も苛烈を極めた。
 しかし、明けない夜がないように、上がらぬ雨がないように、諦めなければ終わりは必ずやってくる。
 イレギュラーズたちは諦めるということを知らないかのごとく、勇猛果敢に幾度膝を着こうとも立ち上がる。
「朝廷のために死ぬ? 善悪の判断だけでなく、生殺与奪まで誰かに委ねるのは、随分と楽な生き方を選んだものです」
 女性アバターから再現CGアバターへと変わり、声も男性のものとなったファンが長曽祢虎徹を振るう。一瞬の抜刀に刀を合わせながら、雲英は仮面の奥で笑ったようだ。
 貴族の義務を知らぬような三文芝居のようだと簡単に切り捨てられる挑発は、神使のことだ、この場を舞台として悪役を演じてくれているのだろう。なかなかどうして帝がひと目置く存在なだけはある。
 帝の双肩には民の命と国の未来が乗っている。したくないと思う決断も、民と国のためにしなくてはならない。自分の心を犠牲にして選択する背中を見てきて、何に揺らぐ必要があろうか。手に血豆を作り、血や罵詈雑言を浴び、血の池に足を濡らそうと、帝のため、国のため、その血路を開かん。
「――貴殿の生き方は難しそうだな」
 斬り伏せた刀を振って血を払う。
 欠けた仮面から覗く瞳に宿るは静謐。
「えーと雲英だっけか?」
 一時は雲英を星読みキネマの前に立たせてしまったが再度星読みキネマ前の立ち位置の奪取に成功したにゃこらすは、炎を纏う巨大な化け猫姿。『最短』で駆けつけた増援のマークと月閃、復讐の活用により形勢は覆りつつある。眼前の白い彼の動きに疲弊は見られないが、面は欠け、衣装は乱れ、彼に付き従う検非違使は既に全て封殺済みだ。
 この局面は長くはもたない。
 だから最後に聞かせてくれと、化け猫は牙を覗かせる。
「お前狗なの? それとも狐? どっちよ」
 この局面で、其れを問うのか。
 薄い色の瞳に、初めて驚きの色が混ざる。
 本当に神使は愉快だ。
「……面のことならば、狐だ」
「そうかよ。それなら、化け猫の俺としちゃ不倶戴天の敵だな!」
 犬の敵は猫で、変化が得意な狐のライバルは化け猫だと口にしたにゃこらすの手足に纏う炎が勢いを増した。
 猫の祟りをその身に受けた雲英は、ジリ、と半歩足を引いて。
 刀の鍔が篭手に当たり、チャ、と短な音を立てる間に、『花嫁』がその懐に飛び込んでくる。
 愛しい旦那様の腕の中に飛び込むように、まるでそこが己の居場所であるかの如く。
「さあさあ、そろそろおやすみをされてはいかがです?」
 刀が振るわれる一瞬前に飛び込んだ澄恋が黒顎魔王を叩き込み、雲英の動きを乱れさせる。
 イレギュラーズたちは攻撃を続け、彼を着実に追い込んでいく。
「君たちが眠っている間に、僕らが全てを終えてみせよう」
 この国の本当の悪を断つ――。
 守護の剣を振るうことを誓った聖騎士が、仕えるものと守るべきものが違う同じ『騎士』が意識を刈り取り眠らせた。

 ――試写室。
 そこがもう試写室と呼んで良いのか少し悩ましく思えるのは、立ち回るのに邪魔な中央の座席を瑠璃雛菊が範囲攻撃で全て破壊済みだからだろう。
 されど大立ち回りを続けるその彼も、ひとり――に、今、なった。
 最後の検非違使が倒されるのを視界の端で捉えながら、相対するTethに刀の切っ先を向け、周囲を囲むイレギュラーズの動きにも意識を向ける。
 検非違使たちが全て倒れ数の利は覆った――が、瑠璃雛菊の一撃はあまりに重い上に、彼は倒れにくい。
「みんな、きうりを食べて! はい! これでみんな無敵!なんてったってきうりぱわーが注入されたからね! 百人力だよ!!」
 きうりんがエメラルドプラントから生やしたキュウリをぽんぽんと仲間へ投げ、それを仲間たちが齧る。……何だか少しシュールだが、この青果、咀嚼しなくてはならないので仕方がない。
 映写室からの増援要請に一番体力を消耗していたマークを送り出すべく彼をTethとベネディクトが攻撃している間に、君の相手はこっちだよとナハトスターとねこ神さまが意識を向けさせる。
「うわぁ、これじゃまるで禁呪……あーいやなんでもなーい☆」
 月閃を発動させたヨゾラに浮き出た魔術紋。それがかつて見たことのある『禁呪紋』とは形状が異なることへの疑問と、連想させる禍々しさから背筋を這うようにぞくりと頭を覗かせるトラウマとに言葉が思わず溢れたが、何でも無いとかぶりを振って弓を握った。
「ねこにねこを合わせるのですよ」
「うん、いっしょに!」
 キラキラ輝くお星さまが降るのに合わせ、くろいねこがみょーんっと伸びて瑠璃雛菊を襲う。
「自分もいきます!」
 小さな身体をピョンピョン跳ねさせたミセバヤが続く。
 自分自身だからか、瑠璃雛菊が次に取りそうな行動は何となく分かる。分かるのだが、腹立たしいほどに明確な力量差がそこにあった。本当に腹立たしくて、その顔面――本来の自分と同じ顔ではあるが――に思いっきりうさぎキックをキメたいくらいである。
 瑠璃雛菊とイレギュラーズとの激しい攻防は続く。
「コイツを倒したけりゃ、まず俺様を先にヤってみな。出来るもんならなぁ!!」
「そちら同様、俺達も負けられぬ理由がある!」
 仲間が斬られて姿を消しても、その後を継ぐように仲間が武器を振るう。
 夜妖を纏ったTethとベネディクトとナハトスターの猛攻にねこ神さまとミセバヤも続き、きうりんはぽいぽいとキュウリを投げて皆を応援する。
 竜を思わせる蒼い闘気と蒼光する雷光が幾重にも重なり合い瑠璃雛菊を穿ち、これで終いだ! と重たく苛烈な数術結界が展開され――然れど瑠璃雛菊は、膝を付きそうになりながらも立ち上がる。
 青いバンダナの下で、男の信念が燃えていた。
 帝に救われた命。与えられた名。彼を彼として識らしめんとする全て。
 命を燃やして、心を燃やして、全て、全てを懸けてでも。
 倒れるわけにはいかない。帝の剣として、彼の御方の憂いは晴らさねばならない。
 国のために苦しい決断をし、なおも前を向き続けるあの御方のために――。
 最後の一撃は、瑠璃雛菊と同じ姿となったミセバヤへと譲られる。
 同じ眼差しが――しかし確実に違う眼差しが一度交差し、思いと願いを断ち切るように、この活劇の終幕を剣戟が告げるのだった。

●ご安心下さい、たぬ耳とたぬ尻尾はそのうち引っ込みます
「皆、お疲れ様ぽん! よく私を守り抜いてくれたぬ」
「たまきち、結界は助かった。後は俺達に任せて少しでも休んでくれ」
「ええ、本当にお疲れさまでした」
「ありがとうたぬ。そうさせて貰うぽん」
 サクラメントや映写室から戻ってくるイレギュラーズを迎えようとしてくれているが、たまきちは立っているのも辛いはずだ。休んでくれていいと労いの言葉とともに案じてくれたベネディクトとファンへ、たまきちは狸の尾をふあふあと揺らした。
「たぬも映画館も無事で良かったよ!! さあ、きうりを食べて元気になろう!!」
「……"ねこ"だ」
「猫。……いやあの姿は狸だな。うん。ま、ともかくだ。よくここまで頑張ったな」
「ありがとたぬ」
 キュウリを差し出しているきうりんへTethがすかさず訂正を入れるが、きうりんは聞いちゃいないしどう見ても狸だよなとにゃこらすが追い打ちを掛ける。イレギュラーズたちよりもHPがあるたまきちが全回復するまでにどれだけのキュウリを食べれば良いのだろうか……と案じかけるが、
「本当にお疲れ様だよー。ありがとね、たまきちさん☆」
 ナハトスターも回復を手伝っているから、もうキュウリは暫く見たくない……なところまではいかないだろう。
 ファンが眼鏡を指先で押し上げながら、被害状況を説明していく。
 試写室は座席の全壊。壁や柱に傷はあるものの、極力被害は抑えられている。
 映写室は狭い室内故に壁等の傷は多いものの、星読みキネマの損傷は少ない。にゃこらすが護り続けた成果だ。
「そんなところですね」
 たまきちの結界術があり、皆が力をふるえるようにとナハトスターとベネディクトの保護結界があり、そして何度だって立ち上がって守り抜いたイレギュラーズたちにより、映画館は守られたのだ。
「たーまーきーちーさーまー!」
 花嫁的ダッシュ――白無垢の都合上小股にしか歩けないが素早く足をサカサカ動かして躙り寄る――で近寄った澄恋は、ワッと毛が逆だった魅惑のもふもふたぬ尻尾へとぼふんと顔を押し付けた。
 スゥー! ハァー! スゥー! ハァー!
 息を吸って吐くだけで、癒やしのたぬ成分が胸いっぱいに広がる。ねこ吸いならぬたぬ吸いをキメた澄恋の表情はとても穏やかだ。……たぬ尻尾に埋もれて他の皆には見えないけれど。
「ああ、癒やされます。なんて素敵な尾なのでしょうか、たまきち様。戦闘で疲れた心が癒やされていきます!」
 映画館を守ってくれた恩人たちに強くでられないたまきちは澄恋の行動にびっくりしながらも彼女の頭を撫でてしたいようにさせ、そんな仲間たちの様子をマークは明るく笑って見守った。
「たまきち、お前に言いたいことがある」
「何たぬ?」
「……お前、もしかして、たぬきちが憑いた俺さ――もとい汰磨羈か?」
 Tethの言葉に、たまきちはゆるく首を傾げる。
「いや、いい。でもよ、流石にその格好は勘弁してくれ」
「……不可抗力だぽん」
 たまきちにだって、ねことしての自覚と威厳があるのだ!
 そう力説すれば、わかりますよとねこ神さまが頷いた。
「それもこれも斬りつけてきた彼奴等のせいぽん」
 澄恋に腰をホールドされたままスゥハァされているたまきちが指をさすのは、瑠璃雛菊と雲英だ。検非違使の兵たちを含む彼等は殺さないように倒しはしたが、縛った状態で寝かせてある。侵食はなくなったとしても帝の勅命のため、目覚めれば直ぐに襲いかかってくる可能性もあるからだ。
「帝と豊底比売の方をどうにかするのが先でしょうね……」
 次に彼等と会った時は、平和な世界で語り合いたい。
 そう願うミセバヤは、この先の戦いに思いを馳せた。
 この国とそこに住まう人々を救うため、イレギュラーズたちは力をふるう。
 たとえ悪と誹りを受けようとも、必ず良き世へと繋がると――そう、信じて。

成否

成功

MVP

Teth=Steiner(p3x002831)
Lightning-Magus

状態異常

マーク(p3x001309)[死亡]
データの旅人
ファン・ドルド(p3x005073)[死亡×2]
仮想ファンドマネージャ
にゃこらす(p3x007576)[死亡]
怪異狩り
ベネディクト・ファブニル(p3x008160)[死亡]
災禍の竜血
ミセバヤ(p3x008870)[死亡×3]
ウサ侍
澄恋(p3x009752)[死亡×2]
もう一人の私

あとがき

イレギュラーズのみんな、ありがとたぬ!
みんなのおかげでプリンセスたまきちFINAL THE MOVIEにならなくて済んだぽん!
おつかれたぬー。

皆さんがたぬ……たまきちさんを守ってくれたお陰で、映画館も崩壊はしていないはず……です!
それにしても、猫とねこと化け猫と狸と狐と兎と忠犬がいて、かなり動物園でしたね。

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