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シナリオ詳細

<マジ卍文化祭2021>あなたの称号なんてーの?

完了

参加者 : 14 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●C(ちゅー)N(にびょー)N(ねっとわーく)
 学園に数ある同好会の中でも、特に異色の同好会が、CNNだ。
 同好会なので当然部室はない。空き教室を無断使用している。
 謳うところは、集団心理学の観察、やってることはスマホでネサフ。
 で、仮の部室へ集まって何してるのかというと、今日も今日とてネットで怖い話を読み、ホラーゲームの実況動画を眺め、眉唾物の噂話の収集に精を出す。ようするにホラー好きの集団だ。
(まあ、なかには本物もあるんだけどね……)
(まあ、なかには本物もあるんだけどな……)
 佐々木(真名は桂木)マナと逢坂ミノルは視線を合わせた。彼らは人食いバスの夜妖に出会い、希望ヶ浜の裏の顔を知った数少ないローレットへの協力者である。
 ネットには本物の夜妖の情報も流れている。
 そういったものをいち早く感じ取り、さりげなく部員をガードするのが今の彼らのお仕事だった。
「ところで卿らよ」
 部長の相原ユマリがむりやり感のあるツインテールを揺らし、無い胸をはって起立する。
「今日集まってもらったのは他でもない。来たる欲望の祝祭に備えて我等も灰色の頭脳を結集させねばならぬ」
「んっふ、文化祭の出し物ですね、中央広場の舞台にて時刻は13時から。拙者にお任せあれコポォ」
 花中ナユが相槌を打つ。長身ロングモデル体型の美人なのだが、いかんせん脳内がネットに侵されすぎている。
「花中ちゃん、なにかアイデアあんの?」
 マナが水を向けると、ナユはメガネをクイってやった。
「ずばり、特待生の皆さんへインタビューをするのでござるよ」

●当日
 ぽんぽんと空き空へ花火が吸い込まれていく。
 あなたは舞台袖に控えていた。
 中央広場の舞台では演劇部によるロミオとジュリエットが終わり、観客は興奮冷めやらぬ様子だ。
 学園でもひそかにあるいはおおっぴらに注目されているあなたの出番を、皆が待ちわびている。
 舞台上ではすでにCNN部員たちが開幕の挨拶を始めている。
 部長のユマリが包帯を巻いたこぶしを突き上げると、あなたを手招いた。
 さあ、出番だ。

GMコメント

文化祭という事で、せっかくなのであなたにインタビュー。

CNNはうさんくさい同好会という事で認知されており、あなたが希望ヶ浜以外での出来事を話したところで、観客からはよくできた作り話だなあと受け取られるだけです。ここぞとばかりに普段言えない思いのたけをぶちまけてみましょう。

●書式
一行目 同行者タグまたは空白
二行目 希望ヶ浜でのあなたの表の顔
三行目 称号(国家不問)
四行目 称号の思い出、今後の抱負など

紹介したい称号が複数ある人は三行目を活用してください。

  • <マジ卍文化祭2021>あなたの称号なんてーの?完了
  • GM名赤白みどり
  • 種別イベントシナリオ
  • 難易度VERYEASY
  • 冒険終了日時2021年10月10日 22時05分
  • 参加人数14/30人
  • 相談6日
  • 参加費50RC

参加者 : 14 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(14人)

ノリア・ソーリア(p3p000062)
半透明の人魚
Suvia=Westbury(p3p000114)
子連れ紅茶マイスター
ヨタカ・アストラルノヴァ(p3p000155)
楔断ちし者
武器商人(p3p001107)
闇之雲
古木・文(p3p001262)
ifを願えば
グレイル・テンペスタ(p3p001964)
青混じる氷狼
冬越 弾正(p3p007105)
残秋
モカ・ビアンキーニ(p3p007999)
Pantera Nera
わんこ(p3p008288)
犬の一噛み
シューヴェルト・シェヴァリエ(p3p008387)
チャンスを活かして
アーマデル・アル・アマル(p3p008599)
冬隣
ジョーイ・ガ・ジョイ(p3p008783)
良い夢見ろよ!
イズマ・トーティス(p3p009471)
青き鋼の音色
御子神・天狐(p3p009798)
善なる饂飩屋台

リプレイ

 まず最初に舞台へ立ったのは、水色の瞳の美少女だった。中等部の一年だという彼女はうつむき、手をもじもじさせた。
「こんなことを、申し上げても、信じてもらえないとは、思うのですけれどわたしは……」
 大きく溜めを作り、告白するように声を押し出す。
「じつは、人魚ですの」
 会場が静まり返る。
「人呼んで『半透明の人魚』……というのも、まだ幼い、わたしのしっぽは、色を帯びる前の、透明ですから」
 もしも信じることができるのであれば、どれほど、素敵なことでしょうか? ノリアはそう微笑んだ。そして舞台袖へ戻った瞬間、变化を解いた。長い透明な尾がうねり日の光を反射した。観客は呆然、にわかにあれは本物かと口やかましく論争が始まった。

 あ、園芸の先生だと声が飛ぶ。時々植物に話しかけるユニークな点が観客たちの興味を掻き立てた。
「わたしはふだん、シンママとしてペコちゃんとウーロン君と一緒に暮らしておりますの」
 その横顔は幸せに満ちたりていた。
「希望ヶ浜にはわたしの馴染みのない珍しい茶葉もいっぱいありますので、いろいろブレンドを試行錯誤するのがとっても楽しいんですの。なにせ私の称号は『子連れ紅茶マイスター』。学園でのお仕事と子育てで結構忙しい毎日ですが、きっと希望ヶ浜で素晴らしいオリジナルブレンドを完成させてみませますね」
 Suviaは顔を覆い、うふふと笑った。その妖艶な笑みに観客の目がハートになった。

「あれは2年前、天義でのことだった…。」
 音楽教師が懐かしんで遠い目をする。それだけで黄色い声があがった。
「戦場での俺の役割は救護班のキャンプへ負傷者を運ぶこと…その当時市民は狂気に飲まれ暴徒化する人たちが多く居た…そんな中、暴徒に殴られている子どもが居たんだが…その子すら狂気に蝕まれ俺へ襲いかかってきた…。それでも俺は、その子を助けたい一心ですまないと彼を縛り上げ、背中に担いだ…しかし隙を突かれて…背中を刃物でぐさりとやられた…。」
 凄惨な物語に観客は息を呑む。
「今でもその傷は少し残っている…。それでも俺は一人でも多くの命を守れたと誇りに思っているんだ…。」
 うれしげな笑みへ観客は温かい拍手を送った。
 舞台袖へ戻りつつ、ヨタカは武器商人とすれ違いざまに手を打ち合わせた。
(まぁその背中の傷も…今はそれが気に入らない…何処かの誰かさんが上書きして…刺青が入っちゃったんだだけどね…。でも、そんな刺青も傷も…すべてが愛おしい…そう思ってるよ……。)
 学生服姿の影が舞台へ立つ。誰? さあ……。などと客席はざわついていた。
「我(アタシ)の称号かい? そんなもの聞いてどうするんだか。そうだね、『不死身二度』ってのはどうかね。ええとねえ、海で大海賊と戦った時にそう呼ばれたんだよね。右手は蹴り飛ばされるし左足は撃ち抜かれるし背中に5発拳銃の鉛玉をぶち込まれて大変だったんだよ?」
 乾いた笑いが客席から上がる。眉唾ものだと言いたいのだろうが、そのモノの持つ雰囲気はそれを許さない。
「ん、二度っていうのはね、もちろん一回目があるのさ。一回目はとある依頼の最中にとんでもなく強い人斬りが乱入してきたんだけど、その時に刀でねぇ、一瞬で八つ裂きにされたんだよ。八つ裂きってのは八回死んだって意味だよ。我(アタシ)でなけりゃ耐えられなかったねありゃ。ヒヒヒヒヒ……」
 ソレはこくびをかしげてみせた。
「……まァ、最近は『自分一人の身体じゃない』って真剣に言い聞かせてくれる小鳥がいるから、前ほどの無茶は控えてはいるのだけどね」

「うーん、僕は特に面白い話も称号も持ってないからなぁ……」
 そう頭を捻っているのは古典教師の文。
「えっと、そうだね。闘技場でマイケルさんと戦った時の話はどうかな。本気の彼と死闘を繰り広げたんだ。ただでさえ彼は強いのに、あの時はガチだわ換毛期だわで、もう大変だったよ。呪いも魅了も弾かれるし、最後はバッドステータスの殴り合いみたいになってね。勝てたのは本当に運が良かったよ。正直、奇跡だと思う。だから次は実力で勝ちたいな」
 観客の顔が「?」で染まっていく。それに気づいた文は「ああ」と話を続けた。
「マイケルさんは、鳴き声が男らしくて灰色でふわふわの、ウォンバットだよ」

 フードを目深に被った『編入生』が口を開けた。こころなしかその口元は人間のそれでないように見える……。グレイルは静かに語りだした。
「…僕は…一応他の学園からこの学園へ編入してきたんだけど…過去…というか…僕が通ってた学園の話でもしようかな…。……えーと…僕の通っていた学園は…この国家…あー…割と遠くない場所にあるんだけど…そこでは…ここ以上にいろんな人種が分け隔てない環境で…学園生活をしていたよ…」
『ノア』。グレイルが在籍していた学園である。
「…この学園とは結構違うようなことを学んだり…研究室とかで専門的なことを研究出来たり…だから…そことは違うことを沢山学べて…とてもこの学園生活は充実してるよ…。…抱負というか…目標というか…この学園で学んだことは…この先でも活かす事が出来たら…一番嬉しいかな…」

「作り話と受け止められるなら、俺達が恋人だということも与太だと思われるだろう」
「弾正は……与太だと思われてもいいのか?」
 しょんぼりした恋人の頬へ触れ、弾正は微笑んだ。
「そう思われたほうがいいんだ。アーマデルの日常を守る為だし、何より……俺とキミ、二人さえ愛を囁き合えるなら、それ以上の世界は望まない」
 ふたりは恋人繋ぎをして舞台へ出た。観客がどよめく。日本史のコワモテ非常勤講師と高等部の巫女メイド姿の美少年。教師と生徒の禁断の関係。
「称号は『ヴィゾーヴニル』。俺と彼は、実は背中を守る相棒同士であり恋人なんだ。色々な敵と対峙したが……そうだな。生徒の諸君。触手モンスターには気を付けろ。個体の戦闘力は弱くても油断すると9割がた黒歴史が生まれるぞ。来年の抱負は、歌を使って独自の戦闘形態を確立させる事だろうか。今まで平蜘蛛に頼りっぱなしだったところから、自分自身の長所を磨いてアーマデルの役に立ちたいな」
「蛇と触手は似ていると思った事も一瞬だけあった。幻覚だった。人類、正気で生きろよ。抱負か……そうだな、やる前から諦める事のないように、前を向いて生きたい。大事なものに恥じないように」
 おしあわせにと多分にからかいを含んだ野次が飛ぶ。
 舞台袖へ戻ったふたり、とたんに弾正がaPhoneでアーマデルを激写し始めた。
「こう言っていいのか迷う所だが、凄く似合っているぞアーマデル! はぁ、この世の天使……ケチャップでハートとか書いて貰いたい……」
「オムライスにケチャップで『×』なら書いたことあるぞ。お前は標的だって意味で、違うのか?」
 微妙な顔をした弾正を見上げ、おかしいなと首をひねるアーマデルは、手をつなぎ直した。
(……弾正。ひとりで何処かへ行ってしまわない、よな? 自分はだいぶ年下だが、強面を気にする寂しがりの弾正を、護りたいと思うのだ)

 モカが舞台に上がった時、盛大な拍手で迎えられた。希望ヶ浜学園や無ヶ丘高校などで英語と伊語の非常勤講師を週に各一日している彼女を知っている者は多いのだ。
「モカ・ビアンキーニだ。飲食店Stella Biancaの社長だと言えばわかるか?」
 割れるような拍手が彼女を出迎えた。
「現在の基本称号は、伊語で黒豹という意味の『Pantera Nera』だ。伊語には男性名詞・女性名詞の区別が有り、Neraは女性名詞なので「黒き雌豹」という事になる」
 基本称号は最近これに落ち着くまで頻繁に変えていたそうだ。
「もう一つ紹介したい称号は『再現性首都高ミッドナイトバトル 優勝』。これは再現性首都高で開催されたレースにインラインスケートで参加して優勝した時に頂いた。 熱い戦いだった。Stella Bianca希望ヶ浜店のオープンを知らせるためにも負けられなかった」

「インタビューだぁ?? 舐めんじゃねぇぞいいに決まってんだろ!!!」
 威勢のいい声が響く。中等部くらいの子が舞台で叫んでる。
「はい、と言うわけでハマガクの狂犬ことわんこと申しマス。以前、旧希望ヶ浜の団地の方でちょーっとグループ同士の抗争がありマシテ。そこでドカドカ殴り合ってたらこんな渾名をいただきマシタ。じつは薬物が絡んでいて、ケッコーな大事件だったのデスヨ! ただの犬呼ばわりならノーセンキューデスガ、狂犬ってんなら悪くねぇ。武勇伝の一つデスゼ、こいつぁ!」
 客席から笑い声が漏れた。ともすれば初等部にも見える外見と武勇伝のギャップ。
「ちんちくりんの癖に嘘つくなって? まぁそうデスネ、ガキが言っても信じ難いことデショウネー。それなら信じる信じないは貴方次第、と言うことで。都市伝説の多いこの街らしいオチデショウ? キャヒヒヒ!! 」

 あの人だれ? が客席の反応だった。シューヴェルトは苦笑した。彼は事務員。しかもめったに学園へ来ない。そのぶん気楽に話せるというものだ。
「僕の称号は『厨房指揮』。この称号だが、きっかけはとある知り合いが開催したイベントだ。豊穣といっても君たちにはわからないだろうけれど……」
 すこし困ったように微笑むシューヴェルトに女生徒たちから歓声が上がった。
「そのイベントはいろいろな料理を作って食べあうというものだが、正直なところ僕自身はそこまで料理はうまくなくてね……だから、別の知り合いとその伝手の力を借りて、僕自身はカリスマ性を生かして指揮をおこなうことにしたんだ。ただ単に料理の上手い人ならたくさん居たから、宴、おっと、イベント、が盛り上がるように配慮したんだよ。そこを認めてもらったのかも知れないね」
 満足そうに笑うシューヴェルト、客席から称えるような拍手が送られてきた。
「こうして得られたこの称号、使える時には使えるよう頑張っていきたいね。あと、今後はさらに多くの称号がもらえるよう頑張るとするよ」

 サラリーマンを自称するジョーイが舞台へ現れた。客席の期待はうなぎのぼり。ジョーイはそんなの気にせず飄々と話しだした。
「あれは忘れもしない……えっと忘れもしない……何か月前でしたかな?(10ヶ月前だよ!)まあ、ともかく昔温泉で水着合コンをした時の話であります! 合コン名物王様ゲームで吾輩に回ってきた王様の手番……参加者には可愛い女子や綺麗な女子もいっぱい!」
 固唾をのむ観客、拳を握るジョーイ。
「心を躍らせながらせくすぃーポーズをとるように命令をする吾輩! せくすぃーポーズをとるおっさん二人! 流れる悲しげなテーマ! そしてかけられる「どんまい」の声! ……そうして吾輩は『どんまいレガシー』の称号を得たのであります……願わくば今度の合コンでは可愛いおにゃのこに女豹のポーズをとってもらいたいものでありますなぁ……」
 どっと笑い声に包まれた。

 舞台上を飾るのはひとりの学生だ。硬質な青い髪が風に揺れている。
「『野外演奏家』がお気に入りだよ。この称号は、キャンプをしたときにもらったんだ。凄く自然豊かな森で仲間と一日過ごしたんだけど、魚を獲ったり皆でご飯を食べたりして楽しかった。植物みたいな触手(美味しい)を持ってきた人がいたり、キャンプファイヤーを必要以上に燃え上がらせてしまったりと色々あったけど、それも面白かったな。でもそれでなぜ野外音楽家、と思うだろう?」
 ウインクするイズマ。
「夜に、俺が演奏しながら皆で踊ったんだよ。キャンプファイヤーを囲んで踊る、こんな感じの曲だったな」
 イズマはギフトでダンスミュージックを披露した。
「俺は音楽が好きなんだ。もしよかったら、皆さんとも一緒に演奏できたら嬉しいな! 」
 観客はスタンディングオベーション。

 あ、うどん屋のねーちゃんと誰かが叫んだ。天狐はそちらへ手を振り「毎度」と返した。
「やっぱり『カレーうどん豆知識』かのう。でっかい騒動でな、なんかもう怪獣大戦みたいな感じじゃったんよ。そこに颯爽と現れる巨大なビルの如き雄々しき姿のうどん神が言ったのじゃ。
『カレーうどんを作るとき、麺を半分に切っておくと汁がはねにくい』
 そう一言だけ残して消えたのじゃよ」
 客席はめだぱににかかっている。
「意味がわからない? わしにもわからん。だがうどん神の慈悲深さは伝わるじゃろう。皆もカレーうどんを作る際には是非試してみるとよい。どうじゃ? 今夜の夕ご飯はカレーうどんにしたくなってきたじゃろ?」
 天狐は如才なく自分の店のチラシを配りはじめた。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

おつかれさまでしたー!

みなさんそれぞれにドラマがあり楽しかったです。

またのご利用をお待ちしてます。

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