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シナリオ詳細

船上の歌姫の伝説

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●船上の歌姫の伝説
 伝説や噂話といった類があるならば。
 それに付随して偽物が出回るのは世の常だ。
 どうしようもないくらいに偽物が出回って、その中に1つ本物がある「かも」しれない。
 あるいは、本物など何処にもないのかもしれない。
 それでも「あるかもしれない」本物を求める者達は、何処にでもいる。
 そう、たとえば以前海洋に出回った噂。
 200年前に海賊に襲われ沈んだ豪華客船エストリア号。
 その歌姫の残した楽譜がある……などといった噂だ。
「くそっ……何が歌姫の楽譜だ! 俺にだって分かるぞ。これはちょっと前に流行った歌の楽譜じゃないか!」
 それっぽく古びた楽譜を投げ捨てて、男は呻く。
 たとえどんな小さな噂話であろうと、儲けられると思えば偽物は出回る。
 情報の少ないものであればあるほど騙しやすいのだから尚更だ。
 しかし、それでも男は本物を探し続けて海洋の町を彷徨う。
 何処かに、何処かに歌姫の痕跡はないか。
 もしかしたら、その記録が残っているのではないか。
 そう考え、男は歩いて。調べて。
「歌姫の事を調べているっていうのは、貴方か?」
「……なんだアンタ。耳寄りな話ならもう結構だぞ。重要な情報なら、もうこの手にある」
 そうして、イズマ・トーティス(p3p009471)に出会ったのだ。

●歌姫の生家
「歌姫の生家……か」
「ああ。真偽は不明だが、あり得る話だと僕は思っている」
 歌姫の痕跡を探す青年ラインは、そうイズマへと答えた。
 最初は散々疑われたイズマではあったが歌姫レイラの名前、そして彼女の残した旋律を僅かながら披露したことでようやく信じてもらえた。
 そしてラインから聞きだせた情報が「歌姫の生家」についてだった。
 歌姫レイラ。
 彼女自身は、当時の海洋でも然程有名ではなかった人物と思われる。
 豪華客船の歌姫をやっていたのだから無名ではなかったのだろうが、歴史に残る程ではなかったのだろう。
 ある意味で、豪華客船エストリア号が沈んで初めて彼女は伝説になった。
 そして……イズマやラインのように、その痕跡を探す者が現れる。
「しかし、彼女の生家……そして出身の町は、此処にあったと思われる」
 今となっては名も無き島の1つ。
 当時はイリウラ島、そしてイリウラ町と呼ばれていた場所。
 そして今はモンスター共の根城になっているその場所に……恐らくは歌姫レイラの痕跡が残っている。
「ならば僕は行かねばならない。イズマ、君はどうする」
「勿論行こう。だが……俺だけじゃ戦力としては心もとないな」
 心当たりを探す為、イズマは立ち上がる。
 船上の歌姫の伝説を追う旅。
 それが今、始まろうとしていた。

GMコメント

今回はお宝探し系冒険であり、イズマ・トーティスさんのアフターアクションに基づくシナリオでございます。
船を調達し、イリウラ島へ向かいモンスターを撃破しながら歌姫レイラの痕跡を探りましょう。
イリウラ町は島全体を使った町で、今は誰も住んでいませんが当時はかなり大きい町だったようです。
集会場に商店街、無数の家。探すべきポイントは山のようにあるでしょう。
なおラインは「歌姫の絵姿」を見つければ満足なようですが、そういう風に探すもののポイントを絞ってみるのも良いかもしれません。

敵データ
・ヤドカリビト×たくさん
頭に兜のように巻貝を被った準人型モンスター。
骨格の類はなく、全身筋肉で「人っぽい形をしているだけ」のモンスター。
目と口はありますが、人のそれとはだいぶ異なります。
細長い巻貝のような槍と2枚貝の半分のような盾を持っています。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はCです。
 情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。

  • 船上の歌姫の伝説完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2021年09月18日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談6日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ノリア・ソーリア(p3p000062)
半透明の人魚
十夜 縁(p3p000099)
幻蒼海龍
カイト・シャルラハ(p3p000684)
風読禽
寒櫻院・史之(p3p002233)
冬結
ヤツェク・ブルーフラワー(p3p009093)
人間賛歌
物部 支佐手(p3p009422)
黒蛇
イズマ・トーティス(p3p009471)
青き鋼の音色
フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)
挫けぬ笑顔

リプレイ

●歌姫の島へ
「ほえー、あの歌姫、結構有名だったんだな。じゃあ一曲聞いていけばよかったなー。ま、顔立ちはなんとなく覚えてるし、探すのを手伝ってやるとするか」
『鳥種勇者』カイト・シャルラハ(p3p000684)は操船しながら、そんな事を呟く。
 今カイト達が乗っている小型船『紅鷹丸』は順調にルートを進んでおり、恐らく今日中には目的地に着くものと思われた。
 何しろ海図も用意して準備万全で出かけているのだ、迷うはずもない。
「レイラさん、200年のあいだにすっかり有名人になって……本人が知ったら喜ぶかな、悲しむかな。エストリア号が沈まなければレイラさんも世に出ることはなかったわけで、あの歌声を聞いた身としてはもったいないと感じるな」
「俺も、あの歌姫レイラさんとのコンサートが忘れられなくてな。200年前の記録がどれだけ残ってるかは分からないが、それでも知りたい。嘘も本当も確かめて、あの音色とあの旋律が失われないようにしたいんだ」
「よし、すこしでも彼女が歴史書に残るようお手伝いさせてもらおうか」
『若木』秋宮・史之(p3p002233)と『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)がそんな事を言いあう。
「レイラさんの痕跡探しか......もしお墓がそこにあるのであればお参りしたいし、もしかしたら死んでなお待っている方が居るかもしれない。そうであればレイラさんの最期を伝えたいし、そうした人が居ないとしてもモンスターを退治して静かに眠ってもらうことが供養になると思いたいね。感傷かもしれないけれど」
 歌姫レイラに関わる幽霊船の事件を共に解決した『空に願う』フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)も、そう呟く。
「モンスターを退治したらまた島に人が住めるようになるかもしれないね。まあ海賊とかが住み着いたりするのをレイラさんはあんまり喜ばないだろうけど」
「どうだろうな。しかしまぁ、生きているやつらの心を楽しませられるのが歌姫だってのに、死んでから有名になるってのはどうにも皮肉なモンだ……ま、こうやって自分が生きた証を必死に辿ってくれるやつがいるなら、あの歌姫の嬢ちゃんも報われるかもしれねぇな」
『幻蒼海龍』十夜 縁(p3p000099)の呟きに、『陽気な歌が世界を回す』ヤツェク・ブルーフラワー(p3p009093)も頷く。
「故郷の世界でもそうだったが、星は消え方が印象的なほど伝説になる。そんな星の残光を探す旅たぁ、悪くないもんだ。伝説の歌姫、ってのがまたそそる。という訳でこの話、乗ったわけだがな」
 そう、ヤツェクの言う通りに歌姫レイラは死んでから伝説になった。それは縁の言う通りに皮肉であったが……少なくとも、故郷を占拠するモンスターを退治することは喜んでくれるだろう。
「たとえ、ひろく知られた、歌姫でなくても地元のかた……すくなくとも、ご実家のかたなら、きっと、誇りに、おもわれたでしょう。もしかしたら、手紙などを、宝物のように、大切にして価値あるものをさがしていた、魔物たちを、がっかりさせてしまったかも、しれませんの。ですから……」
「そうですな」
『半透明の人魚』ノリア・ソーリア(p3p000062)を肯定するように『黒蛇』物部 支佐手(p3p009422)も頷く。
「歌姫の伝説ですか。わしはそういうのには疎いですが、そう聞くと何やら心が浮き立ちますの。ここにあるものはいずれ誰に手に取られることもなく朽ちてしまうでしょうから、今のうちに確保しておきましょう……さながら、わしらは語り部といったところですかの」
「そうですね。私達は語り部になるべきですの」
 ノリアも頷き……そしてカイトの声が響く。
「島が見えたぞ!」
 イリウラ島。そこでの歌姫レイラの痕跡を探す冒険が、始まろうとしていた。

●イリウラ島にて
 イリウラ島は、1つの島を丸ごとイリウラ町という町に整えた場所だった。
「だった」というのは、今は此処に誰も住んでいないからだが……その理由としては、色々あったらしい。
 交通の便の問題、それに伴う人口減少……避け得ぬものだったのだろう。
 勿論、今後どうなるかは分からないが……。
 とにかく、この島の探索にあたりAチームとBチームという2つのチームに分かれて行動していた。
 Aチームは縁、ヤツェク、ノリア、イズマ。
 Bチームはカイト、史之、支佐手、フォルトゥナリア。
 支佐手の放ったファミリアーで把握した周囲の情報はすでにどちらのチームにも共有され、探索は概ね周囲が分かった状況で開始されていた。
 そしてBチームはまず地図に描き込んだ場所の捜索……ということで、劇場や役所を探してみる事に決定していた。
「文字資料が残っていそうな場所を探してみましょうかの。地元でありゃ劇場で歌ったこともあるでしょうから当時のポスターや楽譜が残っちょるかも知れませんし、役所には出生届やら何やらが保存されちょるかも知れません」
「確かにね。催事のお知らせなんかも残っているかもしれない」
 支佐手に史之はそう答えながら、すっかり埃の被った書類をひっくり返す。
 此処に来るまでの間、ヤドカリビトに何度も出会ったが……今のところ、全て撃退できている。
 そして此処の状況を見るに、ヤドカリビト達は書類などには何の興味もないようだった。
「イリウラ島のイリウラ町か。滅びたとはいえそんな場所が残ってるなんて、まだまだ海洋は広いね。まだ町が動いてた時はきっと活気あふれる場所だったんだろうな」
 言いながら史之は資料を探るが、確かに此処はかなり活気のある町であったようだ。
 何か決定打となる要因があって人は減っていったようだが、それはもう仕方のないことだったのだろう。
「歌姫も町中ではそこそこ有名だったろうからな、何かしら情報はあるはずだ。姿絵探すならプロマイドとかねーかな。姿は綺麗だったし、歌姫のプロマイドとかありそうじゃね? ご当地商品にもできるし。あとはサイン付きの譜面とか。でも、廃墟に商品なんて残さないだろうしな」
 役所にもそうしたものは残っているかもしれないが、カイトが今探している限りでは見つかっていない。
「もし此処で何も見つからねえようなら、空から町並みを眺めつつめぼしい建物を探していくか。観光案内所とかあれば歌姫の生家とか記念館とか見つけられるんじゃねーかな。集会所とか。んで、表立ったとこより記念館の倉庫とかを透視で覗けば完璧だろ」
「確かに良いアイデアだね」
「だろー?」
「なら私は……すみません! 私はフォルトゥナリア・ヴェルーリアと申します! 歌姫のレイラさんをご存じの方はいらっしゃいませんかー!! もしいらっしゃるのであれば聞きたいことや伝えたいことがあるので姿を見せてください!」
 言いながらフォルトゥナリアは霊魂疎通で霊を探知、使える限りの技能を使い霊との交渉を試みることにしてみた。
 幸いにも役所には年のいった男の霊が1人いて、交渉可能なようだった。
「歌姫レイラさんに関するものなどが何か残されている場所などはご存じじゃないですか?」
 男の霊が指さしたのは、丁度支佐手が探っていた書類が載っている机だった。
「これですかの?」
「探してみようか」
 支佐手と史之が周囲を探すと……なるほど、確かに何枚かの書類が出てきた。
「歌姫レイラの楽譜……」
「こちらはイベントの告知ですね。原本かな」
「此処に書いてあるの、記念館か何かの地図じゃね?」
「ありがとう!」
 Bチームがそうして一定の成果を得ている頃。Aチームは丁度襲ってきたヤドカリビトを排除し終わったところだった。
「……とはいえ、俺は宝探しだの何だのは得意じゃねぇんだが音楽の類にも詳しくねぇわけで、歌姫の嬢ちゃんの痕跡と言われても見当もつかん。でもまぁ、何だ。そんだけ多くのやつの心に残った歌のルーツってのは、案外どこにでもあるようなモンじゃねぇかと思うぜ。風の音だとか、雨の音だとか、せせらぎだとか、鳥の囀りだとか」
「確かにね。そういう傾向はあったように思う」
 縁にイズマも頷きながら、何処を探していこうかと考える。
 探すとすれば、まずは手紙や日記だろうか。「海に生きて海に死ぬ」と言ってた彼女がどんな人生を送ったのかを知りたいと、イズマはそんな事を考えていた。
「あとはラインさんが言ってた絵姿……俺はレイラさんの姿を見てるから、明らかな偽物は判別できる。ラインさんは何故レイラさんのことを調べようと思ったんだ? 俺は幽霊船となったエストリア号に関する依頼がきっかけだったが……」
「ただの興味だよ。そして1度探し始めたら後に引けなくなった。くだらないと思うか?」
「いや」
 そういうものなのだろう。イズマも縁も、それを馬鹿にするつもりなどない。
「あまり、探索結果が、かんばしくないようでしたら、魔物たちが、あつまっているところにも、いってみましょう」
「ん? 理由を聞いても?」
 ヤツェクが聞くと、ノリアは静かに頷く。
「きっと、ちかくには、ゴミ捨て場を、作っているはず。そこに、魔物たちが、価値なしとして、捨ててしまった手紙が、まだ、のこっているかもしれませんの。危険ですし、きたないですから、皆様もご一緒に……とは、言えませんけれど……わたしなら、ひとりででも、ある程度、しらべてくることが、できますの」
「いいや、そんときゃあ、全員で行くさ。そうだろ?」
「まあな」
「当然だろ」
 ヤツェクにイズマと縁も頷く。当然だ、仲間を1人で行かせるはずもない。
「ま、とりあえずはこの酒場を調査だ。普通にも調べるが、せっかくだ、楽師にしかできないことをやろう」
 扉を開けて中に入れば、そこには埃と空き瓶しかない。飲める酒の類はヤドカリビト達が持って行ってしまったのだろうか?
 適当な椅子を引いて座ると、ヤツェクはイズマから聞いた旋律を演奏する。
 反応する幽霊や何かがいたなら友好関係を築き、歌姫に関する情報の糸口を手に入れたい。当たりを引けば万歳だ……と、そんな目論見だ。
 もし此処で何も無いなら墓地にも行ってみようと考えていたが……幸いにも、1人の壮年の男の霊が姿を現す。
 その視線が壁を向いているのを見て……縁とノリアは「あっ」と声をあげる。
「絵姿ですの」
「こりゃあ……あの歌姫の嬢ちゃんか」
「こ、これがか!?」
 ラインが凄い勢いで近づき、壁に貼ってある歌姫レイラの絵姿をマジマジと見る。
「ああ、本当だ。確かに歌姫レイラだね」
 額に飾ってあったのが劣化を防いだのだろうか、まだ美しい色を残した絵姿からラインはそっと埃を掃う。
 気付けば壮年の男の霊は消えており、しかしヤツェクは「記念館」が存在するという情報を手に入れていた。
「記念館があるらしい。行ってみっかね」
 そうして記念館に行くと……そこには、Bチームの面々も揃っていた。
「ん? そいつぁ……絵姿か? こっちは楽譜を見つけたぜ」
 カイトの言葉に、絵姿を抱えていたラインは凄まじい動きで近づき、楽譜をじっと見つめる。
「……なるほど。古風だが心を打つメロディ……確かに歌姫レイラのものだと言われても信じられる……!」
「分かるか?」
「まあ、特徴は出てるかな」
「多少はな」
 イズマとヤツェクは頷くが、大多数は分からない顔で。
「開きましたの」
 物質中親和で扉を抜けて中から鍵を開けたノリアに感謝しながら全員が中に入ると……そこは、確かに記念館らしき場所だった。
 しかし……。
「あんまり、物がないね」
「昔の写真とか持ち物とか、そんなんばっかりだな」
 フォルトゥナリアと縁は並んでいるものを見て、本当に生涯レイラはこの島に戻ることはなかったのだろう……と、そんな事に気付く。
 当然だ。歌姫レイラは豪華客船と共に沈み、若くして死んだ。
 ならば、この島に戻ってくるような事は……当然、出来なかっただろうから。
 彼女の楽譜があっただけでも、奇跡的なことなのだろう。
 この記念館はあるいは、そんな彼女の事を少しでも残し記憶しておこうという、そんな感傷なのかもしれなかった。
「……ヤツェクさん、セッションしようか。俺が覚えてるのと、見つけた楽譜の旋律を奏でよう。『演奏』する楽器は……タンバリンかカバサにするかな」
「ああ、付き合おう」
 イズマとヤツェクのセッションが響く。支佐手達が見つけた楽譜も使い奏でられる曲は、海洋に関わりのある者にとっては心揺さぶられるもので。
 縁もノリアもカイトも、僅かに身体を揺らす。
 そうして演奏しながら、イズマは思う。
 レイラさんの痕跡をまとめよう、と。
(楽曲や旋律は……俺が覚えてるうちに楽譜に書き残しておく。ああ、この曲を海洋で奏でて回るのもいいな。余計な噂が立つのは望まないが、歌姫の音楽をより多くの人に届けたいね)
 ヤツェクも、思う。
 町々で歌姫のことを語りながら、旋律を演奏して広めたい、と。
(案外この旋律に聞き覚えがある奴もいるだろうし、な。そういった情報を集めるためにも、島の調査が終わった後も海洋の辺りをぶらついてみよう。船乗りやその恋人たちというのはどこの世界でも噂好きだ。そういう奴らにちょっと働いてもらっても問題はないだろう。世界は広いし――それに、失われた旋律が再び流行するのも乙なもんだ。ま、弔いだ、弔い)
 そんな2人の想いはきっと、広く海洋に広がっていくだろう。
 失われた歌姫の曲と旋律は、そうして再び光を浴びる。
 それは……きっと、今はもう居ない歌姫の魂にも届くだろう。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

コングラチュレーション!
見事に歌姫の痕跡を発見しました!

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