PandoraPartyProject

シナリオ詳細

君を中心に世界は回る

完了

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●笑っているオマエは地面を見ていた
 地動説に惹かれた人々の中、ぐるぐるしていない者は一人として見当たらなかった。世界は意識する、意識しないに関わらず渦巻きの内側に存在しており、この楽しさを否定する言葉は漏れた事がない。たとえ七色の綺麗さが溢れたとしても真実は『うれしい』で統一されている。ねえ、明日は何して遊ぼうか。ぐるぐると回りながら子供達が大はしゃぎ、鬱蒼とした顔の大人達も我慢の限界だとぐるぐる始めた。ターンテーブルでぐるぐるするのはどうだろう。あのメリーゴーランドごっこはたまらなくぐるぐるだった。お酒を飲むのは成人の特権だからね!!! まだまだ回りたいと住民達が飛び出した――あのグローブジャングルは今でもお気に入りだ。
 それでもぐるぐるしたいよと誰かがぼそりと囁いた。もっともっとぎゅるぎゅる愉しみたいよ。そんな声が異常にざわめいて多方向へのぐるぐるを促していた。あの人達に再開したら、もっとぐるぐるできないかな? 住民のおめめは未だカオスに浸っており、懇願するかの如く地面とお友達になった――宇宙空間に飛び出したって変わらない。

●くるった椅子と同化している
「なるほどねえ――ぐるぐるしている世界。ポルックスが案内した世界なんだけど、まだまだぐるぐるし足りないって話なんだ。まあ、僕は男の子だからスカートはいてくるくるはしないけどね」
 境界案内人たるカストル・ジェミニは適当な椅子に座ってぐるぐる遊んでみせた。これも子供の頃よくやった遊びのひとつに数えられそうだ。暇な時間をみつけてはひたすらにぐーるぐる。
「もっと楽しいぐるぐるを提案してほしいんだってさ。例によって世界の危機とかはないから好きにぐるぐるすると良いよ。収録するならハッピーエンドを回した方がいいよね。たぶん、きっとそう……」
 急ブレーキ、椅子から離れた身体が右へ左へよたよたしている。脳にのこった気分の悪さはポルックスも経験した事だろう。
「ほ、程々に楽しむのは同じだね。体調の悪化には気を付けて」
 ぐるぐるしている世界へと再び。

NMコメント

 にゃあらです。
 逆回転しましょう。
 ぐるぐるしたら楽しくなるかも。

●ぐるぐるしている世界
 文字通りです。何もかもがぐるぐる回っています。
 人も鳥も虫も天地もぐーるぐる。

●目標
 ぐるぐるしている世界の住民は新しいぐるぐるを求めています。
 楽しくぐるぐる遊びましょう。

●遊びの例
 このシナリオは『世界は回るものだから』のラリーバージョンです。
 https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/6144
 ぐるぐるバットとか色々思いつく限り。

●特殊ルール
 この世界ではどんな種族であれ『ぐるぐるすると目が回ります』そうでなければ楽しくないでしょう

●サンプルプレイング
「お花畑に飛び込むのは嫌だけど少しだけなら大丈夫かな」
 かわいらしいティーカップに乗り込みます。
 住民の皆さんと一緒にハンドル回しましょう。
 ちょっと控えめに……あああ!!!
 そんなにぐるぐるしないで!!!
「……酔い止め持ってこれば良かった」

  • 君を中心に世界は回る完了
  • NM名にゃあら
  • 種別ラリー(LN)
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2021年07月15日 17時10分
  • 章数1章
  • 総採用数9人
  • 参加費50RC

第1章

第1章 第1節

ヨハナ・ゲールマン・ハラタ(p3p000638)
自称未来人

 壜に詰まったバター、気づけばヨハナはこうなっていましたっ。トーストに塗りつけられたフューチャーがぐるぐると撹拌されたとも解せ、とけた脳味噌は抉り取られた胸部よりも脆いだろう。はて、いったいどうしてこんな目にあっているのでしょうっ? 時計の針と一緒にヨハナもぐるぐる遡ればいい、約十分ほどの混沌がポジティブシンキングに巻き付いた――はろーっ! じゅてーむっ! ごきげんようっ!
 未来人のヨハナ・ゲールマン・ハラタですっ! ここは世紀のレース会場、賭博も爆死もありえない素晴らしいぐるぐるコンテストだ。今現在その場に留まり続けるために全速力で空回りデスゲームの真っ最中ですっ! 飛び入り参加のオマエは8番人気のダークだろうか、兎も角、歯車的仕上がりは至高のぐるぐるキャンディだ。くわえて走れ走れ解説実況席もぐるぐる期待していますっ! おおっと――ここでミリ四駆のマグナムさんのトルネード走法っ! それに続くのはテラ昆虫のクワガタさんだっ! とてつもなくぐるぐるしているっ! 彼方側から追い上げてきたのはおそらく回転流さんっ! あの木製じみたパーツは人の蝸牛を模しています――末脚ぐるぐるはぎゅるぎゅるに到達してそして……?
 現状。回り続けてバターになったオマエ、今にも胃袋でぐるぐるしそうだ。そう、ソテーされた先には酸味がまってたんですねっ! マーガリンとの直接対決にいこう、身体に悪い事も起こらない。

成否

成功


第1章 第2節

祝音・猫乃見・来探(p3p009413)
祈光のシュネー

 ふわもこした思考で世界に落っこちたのは祝音、ここ、ぐるぐるするんだね、と、ボンヤリした頭。あっちを見てもこっちを見てもぐーるぐる、目が回りそうでもぐるぐるはやまない。老若男女問わず皆ぐるぐるだ、上下もわからないうちに猫さん達もぐるぐるしてる? 倒れるように腕を伸ばせばにゃんこの顎下、ぐるぐるごろごろ喉がなる。触れば触ったぶんだけお返しに僕もぐるぐる。でも残念ながら喉はならない、ちょっと寂しげだけどお散歩しようか。この世界をぐるぐる、足の回転よりも自転の方がはやそうだ。目が回ってぐるぐるふらふら、そろそろクラクラも含めようか。ああ、座った方が良いのかな。生クリームみたいに思ってもやっぱりぐるぐるり、このティーカップに乗り込もう。ハンドルが渦潮と変わっていた。
 酔った――儚げな花がくってりと三半規管を弄んでくる、ぐるぐるするしくらくらする、ふらふらはぐらぐらになってぱたん。怪我しなかったのは幸いだろうか、どうしても視界がぐるぐる回る。吹っ飛ぶかのような脳内で夜空を想像してみた、星もぐるぐるするのかもしれない。そうしたらもう一度、回ろう回ろうぐるぐると。ほんのり発光しながらお空を巡ると良い――星空の先でも何かが回っているのかな?
 金のめまいは治る事を忘れていた、永久へと投げ出した意志・意思が良性発作の戯言を紡いでいる。ジェットコースターに乗れば向こうに行けるよ。猫の目もぐるぐるだった。

成否

成功


第1章 第3節

イーハトーヴ・アーケイディアン(p3p006934)
キラキラを守って

 解脱した勢いでティーカップ、イーハトーヴは窓から真っ逆さま。ぐるぐると廻るシナプスの中で『違和感』を発見するのは困難極まっていた。そう。前にちゃんぽんした事を思い出している。おくすりとアルコールが内側でくるくる、オツムにまで届いた躁鬱は誰にも邪魔された記憶がない。いや、うん。あれは良くなかったよね。お隣の君はふくれた面だ、ああ、無言の圧がすごいね。ごめんね許してねこれっきりにするからねオフィーリア――早口が嫌な予感を纏うのは後にも先にもこれきりだ。ぐるぐるするのは悩みの種で、ぬいぐるみの奥からは二度と剥がれない――ほらごらん、いつものおくすりを強めの飲み物で流し込めばお花畑! あっはは。ほらもう、無敵のぐるぐるの出来上がり! メリーゴーランドだってジェットコースターだって目を回すような、とってもいとしい鮮やかな青。ひっくり返った世界は隈をぬぐう? そんな眠るだなんて勿体ない。
 あれ? 君、いつの間に可愛いピンクに着替えたの? 傾げた首が360を通り越して気付けば泳ぐ橙の海。膿に塗れた極彩のお魚の群れも、みーんな仲良しぐるぐる仲間! もどって――き? 木の上のぐるぐるは取れないよ。反響した声がクラんでいる――う、うぅ、ん。だらしない呻きは何処か遠く、ぐちゃどろな脳がおふぃーりあ、きみ今、なんて言ったの? ぽんこつ加減が今まで以上だ、物語から戻ってもぐるぐるしたくてたまらないだろう。

成否

成功


第1章 第4節

すみれ(p3p009752)
薄紫の花香

 前後不覚に陥った騎士、突っ込んだ先に在ったのは化け物だろうか。目を回した妄想癖は吹っ飛ばされて、何とも陽気な第三章が幕を開ける――私はクラシックバレエでも披露しましょうか――瞳をとざして背筋をピン、眩暈じみた世界を身に纏ったすみれは微笑した。ピルエット・シェネ・ストゥニュー、飽きのこない美しさは努力の賜物と言えよう。90度の魔物に魅了されない者は少ない。此度は『ドン・キホーテ』よりパドドゥのコーダの女性パートを踊りましょう――将来の旦那様は舞台を巡らない、ただ、住民が見守る中でのぐるぐるだ。なんと言っても見せ場は32回転、軸がブレたらアッという間に転落してしまう。緊張を呑み込んで瞬きの間、呼吸を殺すほどに晒してやれ。
 実は『白鳥の湖』にも同様の技巧が組み込まれているのですが――フェッテ魅せるのが『黒鳥』という。ああ、しろきはなよめが外套を望むなんて可笑しなおはなし、ドレスがダークしていても心がホワイトならば醜くもない。結婚式場での表裏一体は誰の為のリズムだと告ぐ――プロの花嫁、自殺の演技をするのがお上手だ。軽快な片足と共にくるくる、嗚々、全ての眼球が集っていた。
 二重人格が如く、怪人が如くに真偽を廻る。黒と白の渦巻きへ脳をぶん投げていた。そろそろ32だろうか、何処かでズレたのか蝸牛、強欲にも愛に狂々されている――酔いも回ってきましたし此度はこの辺で。お姫様は抱っこされず、転々り。

成否

成功


第1章 第5節

アルプス・ローダー(p3p000034)
特異運命座標

 壊した三原則の絶叫が撃鉄成す反応と共に木霊する。魂と呼ばれるガソリンが機体を廻り、民の期待を乗せていく。しかし可哀想にぐるぐる世界の君達は『免許証』を持っていなかったのだ。それでも僕に任せてください。二輪は只管にぐるぐるするものでこのエッジは音も光も何れは抜き去って往く――では『ちょっとした』計算をお教えしましょうか。地球と太陽の関係性など比較に出来ないケイオスだ、高速回転するのは二本分――つまりは2倍。さらにその場でスピンターンすることで4倍のぐるぐる。沸き立ったのは火花じみた住民の歓声だ、されどこの状態も『完成』ではない。極めつけにそれを見る観衆が目を回すことで――通常の8倍のぐるぐるだーーーーッ!
 見つめていた住民が一斉にぶっ倒れ、周囲の『もの』がアルプス・ローダーに吸い寄せられていく! 子供も大人もお隣のミリ四駆もお構いなしだ。これが最速を目指し逸脱へと至ったバイクの真髄、否、神髄と記した方が良いだろう。分解された世界が再構築されたならばタイフーンの凶荒、トラックまでもが激突の犠牲物となり果てる――ようこそ、真のブラックホールとはオマエの存在だ。
 吹っ飛ばされた蝸牛が形容し難い暗黒と化している、唯一『かたち』残っていたのはオマエ自身だろう。影すらも踏ませずミキサーしてやれ、超新星の幻想は『現実』へと変動されたのだ。
 エチケットは置いてきた、この戦いについていけそうにない。

成否

成功


第1章 第6節

クレマァダ=コン=モスカ(p3p008547)
海淵の祭司

 メイルシュトローム魅了され、忙しなく怪物がのたくっていた。回って回って只管に回って、慣れているはずだというのに、この目眩は如何したものか。疑問と波が同じ位置に達した瞬間、その回りようは異様なまでの不快感になる。我は海の民、上と下はぼんやりしていて、右も左もあったものじゃない。たとえば陸上で蛇に抱かれたら如何だ、重力と呼ばれる頸木に囚われて仕方なく傾くだろう。嗚呼――ふと傍らに振盪を向ければ語られている、塑の深淵に太陽を見出した――であれば。これがいっそ『いつも通り』であったのではなかろうか? クラゲの毒素に狂わされ、臓腑がヒリヒリと引き攣ってくるような当たり前。泳いでいればそのうちまた、何も気にならなくなるさ……鮫肌に触れたなめくじが殻を探している。
 ウミウシの蠢動を凝視している気分だ、潜れば潜るほどに目が回る。暗い々い病巣に迷い込んだかの如く、無差別に詩が這入って来るのか。そうか。幾何学模様に非ざるを引っ付けるなんて愚かしい。自由な海にも、ただひとつ――ぴた――と止まれば『下は存在する』というルールがあったのだ。ぐるんと数回転したらどこでも上。くるりと横知ればどこでも右。ゆるると落ちて往けば左……心が圧迫されている、でも、下だけは裏切らない。我、我、我……僕はつるつるとした体で、モスカにぶつかっていく。思い出した、安心感。
 奔放どもを噛み締めてゆっくりと、ぐるぐると目を回した。

成否

成功


第1章 第7節

一条 夢心地(p3p008344)
殿

 へい! らっしゃい!!!
 小世界に響き渡った威勢のいい声は誰のものか、それを最初に理解するのはピチピチ新鮮に違いない。
 ああ、人に生まれたのであれば、誰しもが夢見ることがあるじゃろ?
 夢心地にわたがしを浮かべればベルトコンベア、あのぐるぐるは何事にも代え難い童のわくわく。
 あれに乗ったら如何なる景色が見えるか体験してみたい。殿、お戯れを! それはティーカップではありません!
 何処からか声が発せられるが気の所為だろう、少なくとも彼等は背後にも存在しない。
 時代が追いついた――寿司だけがあのぐるぐるを体験できる、そんな独占も終いなのだ。
 今日だけは今日からは明日からも麿がお寿司! 殿寿司じゃ~。
 喰いねぇ喰いねぇババンバ喰いねぇ! 店長! 回転スピードはMAXだ。
 彼方側に見えたガリがオマエを手招いている――スーパー☆ダイナミックぐるぐるタイムじゃ!
 握りたて食べごろちょんまげ一丁、麿が店内をぐるんぐるんと燥ぎだす!
 殿! 顔が! 雅な顔が台無しですよ!
 負荷極まったGが身体の中身を偏らせる……な、なんというすさまじい!
 寿司たちは日々これほどの衝撃に耐えておったというのか……まさにデッド・ヒート、金皿火花散らす。
 負けておられぬ……更に、倍々だ。スピードアップじゃ! 限界の向こう側に炎上が映る。
 ハイパーミラクルぐるんぐるんタイムじゃ!!!
 殿、牛酪をネタにするのは間に合ってます!

成否

成功


第1章 第8節

築柴 叶雨(p3p009756)
昼の涙

 無意識と呼ばれるマイナスに呑まれ始めたのは何時だったのか、昼に滴り続けたものは可哀想に、不要の摘出方法を理解出来ていない。ぐるぐる、ぐるぐる。叶う筈がない熱中がなまぬるい現実に削がれていく、このグルグルとした妙な『感覚』は随分と変わった『世界』に似ていた。ああ、普通にぐるぐるするだけじゃマンネリ化して面白くないだろ。たとえば永遠と錯視画像を睨み付けているかのようだ、目を離したって歪むのは必然――こんなのはどうだよ――細胞レベルにまで蝸牛を落として往け、二重螺旋の階段が上と下の楽しみを伝授してくれた。ぐるぐるぐる。真上から見てみりゃそこそこの……底々も知れないおかしくなるような渦巻き、ただの螺旋よりも美しいではないか? 最高のぐるぐるだ。物理的な回転はきっと素敵だろうが飽きがくる、狂々とブレる事のない良質な一段々々――あ゛? 違う? 今すぐそのぐるぐるしきった脳味噌に蹴りの一発でも喰らわせてもっとぐるぐるさせてやろうか? ところで叶雨の最新機種、特異と一緒に踏み外しそうだ。眼球が言う事を聞かない。
 ん――花粉症ではない。高所恐怖症かと問われたらそうでもない。ぐるぐる言い過ぎて頭がぐるぐるする程度だ。右へ左へ脳味噌が蹴られている。俺、今何回ぐるぐるつったか? 青色が万華鏡に溶け込んで正体を失っていく――ま、そんなことどーでもいいか。誰かの貌を浮かべる事もない、自分が世界の中心だった。

成否

成功


第1章 第9節

リカ・サキュバス(p3p001254)
瘴気の王

 零と零の狭間で何物・何者が混沌を続けていると謂うのか、雨宮 利香には理解すらも赦されていなかった。わかりたくもない。何故ここは回り廻っているのか、いや、なんで回っているのが自分だけなのか。コペルニクスのどうたらは噓八百だったとでも嗤うのか、伽藍洞の世が板挟みを嘲ってくる。何度も呟いているのだが世の中はくるくるしている、横回転だと思ったら縦回転とは思っても見なかった。ああ、視ていると本当に証明出来るのか――頭がぐらぐらする。本体を只管に弄ばれるようで、ぐるんぐるんが止まらない。どんな世界か聞いて胃の中を空っぽにすれば良かったのだ。そんな脳味噌の働きも現では息絶えている。余裕がない。まわる――何かしらの管に電気が駆けた、無聊を知るには早いだろう。
 回る回る、何を言ってんのか何で動いてんのかわかんないけどタダまわります、たぶん思考も空々と回っていく。異物混入に苛まれる事はいつもの事だろうか、三半規管への痛め付けはきっと這える前兆に違いない。一体この世界に生きてる人はどうやって回ってる? 回って平気? そんな平衡は在り得ない、何もかもが崩壊していた――そういえばダンジョンに強力な武器を求めに行くのも回るっていいますよねそっちもぐるぐるまわる? 宙、投擲した身体が振り回されている。彼方に在った猫の貌は平凡の原理だった。ぐる、ぐる、眼球どもが乱れ酔って吐う。
 あははは。天体ごっこは愉しいね。

成否

成功


第1章 第10節

 たとえ気持ちが悪くても、君は世界の中心だった。
 何もかもがぐるぐるに巻き込まれ、愈々楽しさが頂点に達する。
 ――ありがとう、この美しさはブレていない証拠だ。
 住民達が一斉にぐるぐる始めた。
 それを正気と定めるのも狂気と罵るのも君次第。

 今日も世界はぐるぐると、ひどく平和であった。

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