PandoraPartyProject

シナリオ詳細

リアルの君が公園で奇行にはしってたの見たよ

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●ヒァウィゴー!
「俺の名は崎守ナイト! 悪をぶっ飛ばす正義の社長!」
 顔の前で両腕を十字にクロスさせるちょーぜつカッコイーポーズをキメにキメた、そう彼の名は崎守ナイト(p3x008218)。
 バグでアレした練達のROOネクストに舞い降りたアバターである。
 社長っていうだけあってクソデカビルがレジェンダリア伝承王国首都郊外にぶち建てられ、クソデカ金ぴか看板がかかげられている。
 ちなみにこのビル10mくらい離れると急に見えなくなるから景観にも優しいね!
「シャッチョサーン!」
 そこへ日本語をいい加減に覚えたタイ人女性みたいな口調の女性秘書が駆け込んできた。
 フッてニヒルに笑って振り返るナイト社長。
「おおっと秘書(secretary)じゃねーの。今日も贅沢(luxury)な仕事(business)を持ってきたのか。大変感謝(great ARIGATO)!」
 顔の前の交差を逆に組み替えたりしながらポージングを繰り返すナイト社長。
 女性秘書はぴたりととまり、急に流ちょうに言った。
「中央噴水で鵜来巣 冥夜を名乗る男性がひたすら金魚すくいしてるって通報がありました」
「おっとそいつは……」
 両手で数字の三みたいなサインを出して顔の上下から挟み込むみたいなすげー形容の難しいポーズで、振り返るナイト社長。
「俺(ORE)じゃねーの」

●ご想像いただきたい
 ROO(フルダイブなネトゲ的世界)にやってきたら、リアルな自分が噴水に向かってずーっと金魚すくいをシュッシュッてしてたさまを。
 ご想像いただけただろうか?
「………………」
 ナイトは両手で顔を覆った。
 誰だってこうなる。
 俺だってそうなる。
 だって通行人がすげー距離をとりながらヒソヒソしてるし、駆け付けた衛兵(警官的なひと)も様子をみるなり『これはわしらには救えない者じゃ』って言いながら回れ右して帰っていったくらいだから。
 子供ですら真顔で『うわっ』とだけ言って立ち去り、親に引き留められることすらない。
 そこへ。
「冥夜さん、今日もギョスってますね」
「俺も混ぜてくれ」
「私も!」
 ローレットでよくみる顔の人たちがフツーにやってきてフツーに噴水で金魚をすくいはじめた。
 金魚がいるんならいいが、一匹もいねえフツーの噴水で夏祭りですよって顔しながらフツーにシュッシュしつづけるリアルな自分がそこにいた。
 もうちょっとした悪夢だが、まぎれもない現実である。仮想現実も現実なのだ。

 説明しよう。
 この噴水金魚すくいマンたちはROO内に現れたバグのひとつである。
 それも、練達の研究員たちが意識事とらわれた結果生まれてしまったバグNPCなのだ。
 そしてすでに、練達から彼らの救出依頼が発行されているようだ。
 救出方法はただひとつ。
 彼らを倒し、金魚すくいをやめさせることだ!
「なるほど――使命(mission)じゃねーの!」

GMコメント

 フルダイブMMOの世界に入ったら、現実の自分が悪夢みてーなことになっていたら、あなたはどうする。
 見なかったことにしてダッシュで逃げることは、許されない!

●クエスト
・金魚すくいマンたちを倒して金魚すくいをやめさせる
 このクエストを達成するとフラグが解放され、とらわれていた研究員たちが解放されます。

 このシナリオでは、参加したキャラのリアル版(混沌側PC)がNPCとして現れます。
 もうほかのどっかに出てるかもしれないけど、そういうバグだと思ってください。この世にNPC冥夜が5人か10人くらいいたとしても不思議じゃあないのです。
 もちろん偶然も偶然ですので、『あっれー誰かなあこのひと知らないヒトダナー!』て言いながらリアルな自分をぶん殴ってもOKです。リアル秘匿ロールにも安心ですね。
 NPCたちは混沌側とまあまあ似たような戦い方をするはず……ですが、噴水に金魚すくいシュッシュしてるような人たちなのでちょっと動きとかキャラとかスキル構成とかが変です。ちょっと変です。

※ごちゅうい
 崎守ナイト社長のキャラ付けはOP演出用に極端に脚色されています。
 けど設定委託のリクエストはいま私の手元にある。
 これがどういうことか……わかるな?

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

●ROOとは
 練達三塔主の『Project:IDEA』の産物で練達ネットワーク上に構築された疑似世界をR.O.O(Rapid Origin Online)と呼びます。
 練達の悲願を達成する為、混沌世界の『法則』を研究すべく作られた仮想環境ではありますが、原因不明のエラーにより暴走。情報の自己増殖が発生し、まるでゲームのような世界を構築しています。
 R.O.O内の作りは混沌の現実に似ていますが、旅人たちの世界の風景や人物、既に亡き人物が存在する等、世界のルールを部分的に外れた事象も観測されるようです。
 練達三塔主より依頼を受けたローレット・イレギュラーズはこの疑似世界で活動するためログイン装置を介してこの世界に介入。
 自分専用の『アバター』を作って活動し、閉じ込められた人々の救出や『ゲームクリア』を目指します。
特設ページ:https://rev1.reversion.jp/page/RapidOriginOnline

※重要な備考
 R.O.Oシナリオにおいては『死亡』判定が容易に行われます。
『死亡』した場合もキャラクターはロストせず、アバターのステータスシートに『デスカウント』が追加される形となります。
 現時点においてアバターではないキャラクターに影響はありません。

  • リアルの君が公園で奇行にはしってたの見たよ完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2021年05月28日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ハイタカ(p3x000155)
誰彼
ヨハンナ(p3x000394)
アガットの赤を求め
縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧(p3x001107)
不明なエラーを検出しました
吹雪(p3x004727)
氷神
赤井・丸恵(p3x007440)
無政府共産主義者
ダテ・チヒロ(p3x007569)
パンドラフィッター
崎守ナイト(p3x008218)
(二代目)正義の社長
シトリン(p3x009057)
オレンジ・ジェット

リプレイ

●アニメのアバンBGMを流そう
 テーレーテッテッテーテレテテー
「俺の名前は『魔拳一鐡』崎守ナイト(p3x008218)! ひょんなことから椅子に座った俺は社長に任命された。無一文でも社長は社長。そんな俺のプレジデントライフに舞い込んだトラブルはリアルの俺が噴水でギョスるトラブル。リアルの俺を殴って止める見た目は社長頭脳はホスト――名探偵ナイト!」
 (OPソングと共にナイトのパラパラダンスをお楽しみください)

 突如噴水のてっぺんに現れ水の上で踊るナイトを、『オラン・ジェットのアバター』シトリン(p3x009057)は『えぇ……』て目で見ていた。
「俺が最近勤め始めたホストクラブの店長……冥夜サンがリアルの俺と一緒に噴水で金魚すくいしてるぜ……。あと本物の店長はその上で踊ってる。なんだこれ、風邪引いた時の夢か?」
 ってところまで喋ってからぷるぷる首を振る。
「はっ! つい中の人が出ちゃった!
 あたしはシトリン!魔法少女だよ!
 知り合いも中の人のそっくりさんも早急に闇に葬らないと!」
「ギョスり続ける運命(destiny)に囚われた哀れな俺(ORE)、救ってやろうじゃねーの。金魚すくいな――DAKENI!」
 二人揃って横ピースをキメる。
 そう、これはこういう依頼。今日はこういう日である。

「現実の俺達が楽しそうに金魚すくいをしている……ああ、現実の紫月も楽しそうだ……。
あああ……!
 傍からこうやって2人を眺める事が来るとは……なにやら改めて恥ずかしいな。
 しかも何かイチャイチャしているような気がする……あぁ、嫉妬しそ」
(小鳥と我(アタシ)が金魚掬いしてる)
(なんだか仲睦まじく演算されててちょっと嬉しいかも。ヒヒ)
 物陰から噴水前の奇行(?)を眺める『誰彼』ハイタカ(p3x000155)と『不明なエラーを検出しました』縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧(p3x001107)。
『おもしろ』
「ぐっ、それよりも恥ずかしさが上回りすぎてずっと見ていられない!!! はやくバグを解消させねば」
 がたっと立ち上がるハイタカ。縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧がそれに反応して振り返ったが、気づいてないのか恥ずかしくて必至なのかハイタカはビームサーベル片手に飛び出していく。
 止めたい気持ちはだいたいみんな一緒だったようで、『ノスフェラトゥ』ヨハンナ(p3x000394)も拳をわなわなさせていた。
(俺の『格好良い』とか。『(黙ってりゃ)イケメン』ってイメージが崩壊してるじゃないか!! 何も見なかった事にして回れ右したい…!!
 でも、依頼だしな。これ以上、生き恥晒す前に全部纏めてまるっと燃やせば……万事解決だなァ!)
 横からぼそっと呟く『無政府共産主義者』赤井・丸恵(p3x007440)。
「金魚すくいですか……良くないですね。実に良くない。
 すくうのが上手い人と下手な人で貰える金魚の数に差が出てしまいます。
 それは好ましくないでしょう。共産主義的に考えて」
 そんな中で『無政府共産主義者』赤井・丸恵(p3x007440)はプレートの上で片膝を上げて立ちゆっくり息を吸いながら頭のうえ高くで両手を合わせてぴーんと伸ばすヨガポーズをしていた。
 モーション中間のまったくない表情変化でカッと笑って振り返る。
「おお……このリアルな疲労……まるで禅の如き境地……。
 以前のレトロゲーから脳天直撃な次世代機に進化した気分だぜ……!」
 空から『筋肉が喜んでる!』とかいいながら謎のリングが降りてくるので、それを掴んでストレッチを始めた。
「しかし奴のフォーム、俺のギョスり方に比べたらだいぶ下手に見える……。
 どうやらバグのせいで筋肉が足りていないようだな。
 よぉし、ここはひとつフィットネスと行こうじゃないか!
 まずは準備運動から!」
 準備運動のしかたを実演つきで丁寧に説明するダテ。
 『氷神』吹雪(p3x004727)はそれに合わせてラジオ体操みたいな動きをしながらかくんと首を傾げた。
「金魚すくいするだけ? 恥ずかしい恰好させられたり、何だかフリフリヒラヒラの服でアイドルしたりはしてないの? 案外ふつうなんだね」
「戦場(コミケ)帰りの常識感覚持ち出すのやめて」
「うーん、それは確かにバグでちょっとおかしくなっちゃってるみたいだね
 ボクが関わってるのにこれくらいの奇行で済んでるんだもんね」
「戦場(ぺぇぺぇ)帰りの常識感覚持ち出すのやめて!」
 めっ! てポリゴン顔で振り返るダテ。
 吹雪は『クールなガールのポーズ』をとると、人差し指と小指を立ててしゃらんらした。
「金魚すくいがやめられないなら……すくう水の表面を凍らせればやめるはず!」
 ひゅおーと音を立てて吹いた冷気がいきなり噴水プールの表面をうすーく凍らせた。
「ンナアァ!! これではポイが通らない!」
「アアアアン何故ェン!」
 リアル冥夜(のそっくりさん)とオラン(のそっくりさん)が氷表面にずがぁって額を叩きつけ始めた。効果は抜群だったようだ。
「誰だぁ! こんなひどいことをするやつぁ!」
 ポイ(あの金魚救うときにもらう網のやつ)を両手に持って腰をひねって叫ぶリアル千尋。
 これだけだといつもの彼らにちょっと酒入っただけに見えるが、武器商人やレイチェルもポイもって殺気を向けてきたので、多分かなりバグっているのだとおもう。
「こんなことをするなんて許せない!」
 立ち上がって荒ぶるカマキリポーズをとるリアル焔(裸エプロン)。
「ちょっとまって一人だけおかしい」
「みんなやっちゃえー!」
「「オウッ!」」
 さあ、バトルの始まりだ!(TRPGシナリオでよくあるマスタリングコール)


「これ以上、(メンタル的な)傷が広がるのは避けたい。絶対避けたい。寧ろ全員の記憶を消去したい!!! 出来るなら!!!」
 ヨハンナは指に流れる血を魔力によって増幅凝固させると空中に長細い結晶を作り出した。
「憤怒、そして復讐の焔こそ我が刃。復讐の果てに燃え尽きるのが我が生なり」
 手の上に浮かび、ヒュガガという音を立て素早く削れていく結晶。やがて複雑な彫刻紋様の入った矢を複数本作り出す。
 それらが回転し、リアルレイチェル(E:ポイ)へと一斉に向いた。
「フ……」
 どこか妖艶に笑うと、レイチェルは腕の紋様をポイでスゥっとなぞるようになでた。誘われるように飛び上がる血色の金魚たち。それらが一斉にヨハンナめがけて殺到。
 矢と金魚が空中でぶつかり合い炸裂する。
(おやまァ、随分と外側はマシみたいだけど……)
(さては、我(アタシ)と「逆」なのかな?)
(とはいえこれはその中でも特に酷いバグなんだろうね)
(救出には倒さないといけないし、骨が折れそうだが頑張るとしよう)
 一方で縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧は『繧「ク$ィブ◆キル1』を発動。
『し ね』
 直撃を受けた偽武器商人はあやしく笑っているが、本物ほどの不死性を要していないのかそもそももっていないのか、比較的簡単に肉体を破壊できているようだ。
(攻撃すればするほど腹が立ってきた。俺が俺だ、紫月の横で笑って楽しそうに金魚すくいとか俺がしたい。
 いやあの紫月もバグだが、あまりにも似すぎているから……嫉妬で気が狂いそうだ)
 大変なのはむしろハイタカのほうらしい。
 ポイをもって襲いかかるヨタカのそっくりさんに、こちらも刀をもって対抗。ぱきんと2つに割って二刀流モードにかえると、相手のポイを打撃で止めた隙きを突いて横をすり抜けていく。
「紫月の笑顔も、楽しそうなのも、全部、全部俺のものだ!!! バグのお前に渡さないからな!!?」

「くらえー! すぴにんぐほむほむきっく!」
「やめて! 幸い文章だからわからないけどあれがあれだから! あれ! あれなのよ!」
 吹雪がなんとかクールなお姉さんロールを維持しながらリアル焔(E:裸エプロン)の旋風脚をガードしていると、ここからが本番だとばかりに拳にまとわせた炎で殴りつける。
 両腕に氷を纏ってガードした吹雪は吹き飛ばされるも、靴にスパイクをはやして強制ブレーキ。
「いい加減にしなさい!」
 冷気を纏った指で空中に『刃』の字を描くと、吹雪は氷の刃を空中に複数召喚。
 対する焔も掲げた腕から放った炎を無数に分裂させた。
 焔は炎の槍を、吹雪は氷の槍を握りそれぞれの力と共に投擲。
 お互いの間で激突し、激しい爆発を起こした。
(私は共産主義。容姿の美醜で攻撃に手心を加えたりはしない。
 モグラのぬいぐるみを持った、見る者全てを虜にするほど愛らしい天使のような美少女にも平等に)
 一方で丸恵はタワーシールドとソルジャースピアを使ってメリーの偽物と中距離戦を繰り広げていた。
 両者一歩も譲らぬ戦いがあちこちで白熱し、戦いはさらなるヒートアップを見せていく。
 そんな中……。
「うおおおおおおおお! 燃え上がれ俺の上腕二頭筋!」
 フィットネスリングを一生懸命頭の上でぐいーって縮めてるダテと伊達がいた。
「次は空気砲だ!」
 がに股姿勢になると前方に突き出したリングを小刻みにぐいっぐいってしていく。
「ROOに筋肉旋風(マッスル・センセーション)が吹き荒れるぜえええええ!!!! ――ハイインターバルッ!」
 輪っかをおろした姿勢でフイーって涼しい顔をする二人。
「うおおおおおおおお!!!! 筋肉旋風(マッスル・センセーション)!」
 握り込む姿勢で小刻みに腿上げ運動を始める二人。
「「うおおおおおおおおおおおお!!!!」」
 叫びをあげながら虚空を見つめていた。

「どこも苦戦してるみたいっすね――じゃなかった、だね!」
 マジカルステッキをくるくるやるシトリン。
 崎守ナイトはシャープでスタイリッシュでメンズでウォーカーなポーズをとると、キメ顔で振り返った。
「俺に――奇策(KISAKU)あり!」
「本当!?」
 振り返るシトリンに耳打ちすると、シトリンはこくこくと頷いてから都合よくそこにあったソファにドカッと座った。
 その横に立ち、両手を腰の後ろでくんでナイトが天に向かって叫ぶ。そう。
「シャンパンコーーーーーーーーーーーーーーーール!」
「「シャン! パン! コーーーーーール! イエスッ!」」
 どこからともなく取り出したシャンパンの瓶を手にシトリンの左右に駆けつける冥夜とオラン。
 その隙に!
「今だ――社長舞踏戦術(danceing president night)!」


 突如流れ出した90年代ダンスミュージックと輝くミラーボールの光を受け、キレッキレに踊りだすナイト。
 踊りの全てが終わり挑発的なポーズをとったその途端、相手の冥夜は『グハァ!?』といって吹き飛んでいった。
 その様子を真顔で見ていたシトリンとオラン。
 はっとして顔を見合わせると。
「マジカルメリケンサック!」
「ヘヴン!?」
 マジカルステッキのあの丁度良く穴あいてるとこあるじゃん? あそこを握り込んで相手の顎んところにガッてやる魔法だよ。全国のおもちゃ屋さんで絶賛発売中☆ クリスマスプレゼントに最悪☆
「あたしってば強いんだから! 強敵とのギリギリの命のやり取り、そんな戦いしたいでしょ?!」
 パチンとウィンクし、拳からだらだら血(返り血)を流すシトリンであった。
 その横でプレジデンツポーズをとるナイト。
「身の回りの不具合(bug)、困り事はないか? それでも社長が強いから大丈夫!そう、B.R.C社ならね! 社員積極募集中!!」


「銀世界!」
「こみけたいふーん!」
 吹雪と焔が同時に両手を掲げると、巨大な雪結晶の群れと同人誌(焔オンリー本)が吹き荒れた。
「待ってボ――私そんな技つかわない!」
 んきゃーと叫んで両者同時に直撃を受けぱちゅーんと散っていくその一方で、ヨハンナとレイチェルもまた血の魔術を広域展開。お互いへそれぞれ殺到させる。
 あちこちで起きた爆発のなか、早くも復活して戻ってきたシトリンがふぅーといって額の汗を拭った。
 まわりを見るともうすっかり戦闘も終わっているらしく、騒ぎから逃げていた人々もぱらぱらと戻りつつあった。
「ひどいバグだった……もあたしの力でも、バグの原因究明……出来るかな」
「まあ、うん、多分?」
 すごい歯切れの悪い言い方をするヨハンナ。実際のとこ、バグの原因究明もローレットへ課せられた依頼のテーマの一つでもあった。まだ研究員救出がメインになっているのは、三塔主でさえ究明できない謎をそうそうすぐに解決はできないと踏んでのことであった。今はそのための足場固めにひとしい。
 ワンデスして戻ってきた吹雪が、なんかクールなお姉さんみたいに噴水の縁に座って『フフ……』とか笑って長い髪をさらぁってしていた。
「汗が輝いてるよ! 運動した後は水分を摂ろうね!」
 とかいってスムージー配り始めるダテ。
「フフ、アリガト」
 クールボイスで受け取る吹雪。彼女が口をつけると同時にダテはポリゴンサムズアップした。
「材料は、その辺の雑草だぜ!」
「べっふ!?」

「ふぅ、いけない……頭に血が上りすぎた」
 といいながらハイタカは縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧へ寄りかかるように抱きつき、頭をぐりぐりとこすりつける。
(はて、どうしたんだろ、小鳥。珍しく積極的だこと)
(でもまァ、可愛いからいいか)
『小鳥 いいコ いいコ』
 一方の縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧もそれにこたえるように抱きしめて頭を撫でてやる。
 滅茶苦茶平和なワンシーンである。
 一方。
(今回は金魚が居なかったから良いものの、実際に金魚すくいを共産主義に沿う形にするにはどうすればいいのだろうか。
 釣った金魚を全員で均等に分けたとしても、一匹の大きさや模様に違いがある以上完全に公平にすることは難しい。
 かといって金魚すくいを全面的に禁止するのも、娯楽が減ってしまうので好ましくない。快楽主義的に考えて)
「釣った金魚を全てすり潰してカマボコを作り、均等に分けたらどうでしょうか? うん! これで公平!」
 丸恵が何か言い出していた。金魚はといえばさっきの戦闘のながれで忽然と消えていたらしく、やっぱバグなんだなこれと思わせてくれる。
「此度の事件。研究員たちが何故、意識ごと囚われてしまったか。噴水で金魚掬いをしたかったに決まってる!」
 それらを払拭する勢いでポージングしたナイトが、後ろに立ってたフィリピン女性風秘書へと振り返った。
「さぁ秘書(secretary)、新たな仕事(business)を始めようじゃねーの。プランは勿論――テーマパーク(HUNSUI de GYOSURUMISE)!!」
「ハイ! シャッチョサン!」
 後日、噴水前で踊る金魚すくい屋台がひらかれ新たな奇行として通報されたという。

成否

成功

MVP

崎守ナイト(p3x008218)
(二代目)正義の社長

状態異常

吹雪(p3x004727)[死亡]
氷神
崎守ナイト(p3x008218)[死亡]
(二代目)正義の社長
シトリン(p3x009057)[死亡]
オレンジ・ジェット

あとがき

 ――クエスト完了
 ――研究員は救出されました
 ――株式会社『B.R.C(ブラック・レイン・カンパニー)』が特に許可無く設立されました。ただいまの事業内容はダンシング金魚すくいです。

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