PandoraPartyProject

シナリオ詳細

空飛ぶぱんつ

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●螺旋を描くXXX
「……ぱんつが空を飛んで人を襲う。あると思うかい、そんな馬鹿げた話が」
 『博愛声義』垂水 公直(p3n000021)の声は硬かった。何をのたまっているのか、と彼を見たイレギュラーズの表情は語るまでもない。変態を見るそれだ。
「分かってる。ノーだ。『普通なら』ありえない。でもここは『混沌』だ。普通じゃないんだ、これが。正確にいうなら『パンツを投げてくる変態』なんだけど」
 ますます混沌としてきた。本当にこの男は正気なのか、否、その相手とやらは正気なのか。
「俺に聞かないでくれる? 変態とかいいつつゴーレムの1種だとか、ムキムキマッチョマンのいい笑顔した面構えだとか、ブーメランパンツが本当にブーメランしてるとか、そういう情報が混み合ってて俺がすでに限界なんだ。資料をまとめるだけでも頭痛薬にお世話になった」
 ナマモノじゃないからセーフ……なのか? 一同の表情が曇った。どんなゴーレムだよ。ブーメランパンツ投げるなよ。
「詳しい情報は書類にまとめた。喫緊の驚異はないけれど、遭遇した人たちのトラウマが拡散するのは避けたい。せいぜい、頑張ってもらえるかな」
 あ、逃げた。
 彼が責任を放棄するとなれば余程なのだろう。腹をくくったほうが、いいのかもしれない。

GMコメント

 悲壮感漂わせてばっかりだとちょいちょいアホにならないと気が済まない系GMの三白累です。少しくらいこういうシナリオがあってもいい。パンツとはそういうものだ。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

●達成条件
・『ぱんつなげおじさん』の破壊

●ぱんつなげおじさん
 ゴーレムです。
 ブーメランパンツ一丁のムキムキマッチョマンのおじさんです。どこからともなくパンツを出しては投げ(超遠物)、パンツで殴り(近物)、ポージングをキメにくる(中神範)オールラウンダーぱんつ大好きおじさんです。弱点はぱんつ(を見せられること)。
 なおパンツを脱がせたらそのパンツが武器になるわけですが、やるなよ。絶対にやるなよ。フリじゃないからな。参加者パーティーが半壊(倫理的に)しても私は責任とらないからな。
 倒さないと報酬とかほら、アレだからな。本気でやめろよ。

●戦場
 荒野。
 なんか採石場っぽい雰囲気がありとても雰囲気だ。
 爆発を背負ったりできるんじゃないか? 私は訝しんだ。

 まあなんだ、ニュアンスだよ!
 ご参加お待ちしております!(やけっぱち)

  • 空飛ぶぱんつ完了
  • GM名三白累
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2018年06月24日 21時10分
  • 参加人数8/8人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

セアラ・シズ・ラファティ(p3p000390)
flawless Diva
ティバン・イグニス(p3p000458)
色彩を取り戻す者
ウェール=ナイトボート(p3p000561)
永炎勇狼
アト・サイン(p3p001394)
観光客
コゼット(p3p002755)
ひだまりうさぎ
悪鬼・鈴鹿(p3p004538)
ぱんつコレクター
ヴィマラ(p3p005079)
ラスト・スカベンジャー
イリス・フォン・エーテルライト(p3p005207)
魔法少女魂

リプレイ

●本当に何でこうなった
「……いやあ、これ何の集団なんだろうね」
 『観光客』アト・サイン(p3p001394)のしみじみと言ったふうな感想は、正直なところ依頼に送り出す情報屋の方が聞きたいくらいだったであろうが……ともかく。謎のゴーレム『ぱんつなげおじさん』をどうにか破壊しないと社会的に大問題になりかねないのである。
 そもそも彼の格好は、外見上は普通なのだが、その真実を知れば十中八九、不快感をあらわにする者も居ると思われる。いないほうがおかしい。
「何かを得るには、何かを失うしかない。得ることに甘んじていては、やがてすべてを失ってしまう」
 『スカベンジャー』ヴィマラ(p3p005079)は唐突になにかを悟ったようなことを言い出した。要は何かを得ることが無条件に与えられる権利ではない、ということを言いたいのだろうが、今回の場合、失うのは恥とかそのへんではなかろうか。
「許すまじ! パンツは……パンツは愛でるべき存在!」
 『色欲憤怒の三つ目怨鬼』悪鬼・鈴鹿(p3p004538)の発言には果てしなく問題点しかないように思われるのだが、彼女のギフトを知る者であればその発言もやむ無しと認めざるを得ないという事実がある。
 とりあえず、主張が一貫しているのでその辺突っ込むのは野暮なのかもしれない。彼女に限っては。
「一部の人はそれでクンカクンカスーハ―スーハーするのが生きがいの人だっているの! それを武器に、しかも投げるなんて……」
 そんな生き甲斐捨ててしまえ。
「……だれ、あんなの、作ったの、なに用の、ゴーレム、なの?」
 『孤兎』コゼット(p3p002755)の動揺の色は濃い。当然といえば当然であるが、自分が駆り出された敵が『パンツを操って戦うマッチョゴーレム』なのだ。あきらかに尋常な用途として作られたものとは考えづらいが、なればこそ常識を当てはめるのは……ぶっちゃけると愚策といえよう。
「作り手にそんな趣味があったのかもしれないなぁ。表に出来ない趣味を試しにゴーレムにやらせてみたのか」
 『迷い込んだ狼と時計』ウェール=ナイトボート(p3p000561)はつとめて静かにそう口にする。なんて冷静で適切な判断力なんだーあこがれちゃうなー(棒読み)。
 隣のカピブタも肯定しているのか、キュイーって鳴いてるので大丈夫だと思われる。彼の格好はマトモだ。名工の手がけた片手剣、騎士が手にすべき盾。そこまではいい。その姿がセーラー服とかその他の格好にさえ目をつぶれば概ね彼の言動は英雄的ですらある。そこだけ目をつぶれば、である。
「敵も敵であれだが……なんで味方は味方でノリノリでパンツ見せようとしてるんだ……」
 『特異運命座標』ティバン・イグニス(p3p000458)のリアクションは至極当然であった。人里からだいぶ離れ、周囲も荒れ地っぽくなってきたが、だからといって心が乾いているわけではない。
 むしろ、戦場に近付くほどに違和感は増大している。自分からパンツを投げてくる異常者のくせに、他人にパンツを見せられると硬直してしまうなどと。そんなものを軽々に受け容れてしまう仲間達の常識に対してもちょっとヒき気味なのだが、そもそも直近の依頼でノーパン云々を体験しているだろう彼である。今更なにを……という感じもする。『混沌』ってだいたい『そういう世界』なので、謹んで諦めていただきたい。
「なにか……わたしは最近、ぱんつと縁があるようですね」
 『flawless Diva』セアラ・シズ・ラファティ(p3p000390)はディープシーである。『本来の姿』は下着のたぐいと無縁らしい彼女だが、ラサの闇市がローレットに訪れてから頻発するそのテの依頼に駆り出された結果、『縁がある』と思うに至ってしまうこととなった。らしい。
 ……とはいえ、根本的には無関心である姿勢はあまり変わらない様子。彼女が扱いの別を問わず依頼を遂行するのは、偏に己の神様を信望するがゆえである。
「ハーッハッハッハッハ……!」
 そんな、まあ。色々思うところ抱負な一同のもとに、豪傑と呼ぶに相応しい様子の笑い声が響き渡る。声の主は男、荒野で砂煙を上げて迫りくる『ソレ』の威圧感は到底比喩で片付けるには難しすぎる。そもそも荒野にあるべきではない存在……彼らが対峙すべき『ぱんつなげおじさん』(以下ぱんおじ)が現れたのだ!
「……奴は魔法少女ではない、のだろうか?」
 『魔法少女(物理)』イリス・フォン・エーテルライト(p3p005207)は真顔で首を傾げた。さきほどから『魔法少女センサー』は何も答えてくれない。つまりあれは魔法少女ではないのだ。あらゆるところにツッコミどころしかないのだが、理解してからの彼女の行動は早かった。
「奴の行動原理が執着心ならば、私と奴は似た者同士なのかもしれない」
「どういう理屈だよ……魔法少女って単語万能すぎるだろ……」
 ティバンはうんざりしたようにその様子を眺めていたが、残念ながらティバンがまともに言葉を喋れるのはこの場面が最後なので勘弁してほしい。ふっきれなかった以上、この依頼で彼は犠牲者ポジに収まるのが道理なのである。勘弁してほしい。本当に、申し訳ない。
「……一般市民が真似して周りから引かれないためにも、ヒーローとして、俺は戦う!」
 ウェールは決意をあらたに拳を握り、ぱんおじを迎え撃つ。……スカートの奥に何が隠されているのか、そして彼が何を狙っているのかさえ分からなければ、とりあえず、ヒーローじみちゃいるのだ。

●激戦、だと思う
「まあ、とてもゴーレムとは思えない肉体ですね」
「ハハハッ!」
 セアラの素の賞賛に、ぱんおじは自慢げにダブルバイセップスをキメてくる。それ自体に神秘が宿った攻撃なのか、近付かんとしていた前衛数名を巻き込んで炸裂する。
「近寄りたくない、けど、あの攻撃で傷つくのは、もっと癪」
 難なくポージングの衝撃をかわして懐に入ったコゼットは、肉薄した状態からの一撃をぱんおじに叩き込む。身を翻し、ちらりと見えたのはくまさんプリントのぱんつ。可愛らしい。わずかに動揺した素振りを見せた相手に対し、ウェールは騎士盾を前方に掲げて突進。僅かに地面から浮いた足を刈るようにしてさらに踏み込んだその動きは、先手を取られたことに対する意趣返しか。
「泣いたり笑ったり出来なくしてやる!」
 ヴィマラはどこかの軍人じみた言葉とともにオーラの縄を放ち、ぱんおじの体を絡め取ろうとする。それは確かに相手の胴を絡め取ったのだが、そも笑顔で固定されている表情を真顔に変えることは適わなかった。というか、次の瞬間に気合一閃、その縄を引きちぎっている。
「ぱんつを見せると弱るというのは本当のようですわね。これは是非実践しなければ」
 セアラは味方を鼓舞する歌を紡ぎながら、スカートの裾をわずかにつまむ。おずおずと引き上げられたそのスカートの中身……は光の加減によってぱんおじには見えなかったが、仲間達のリアクションを見れば何が起きたかは説明不要だろう。穿いていなかったのだ。
「普段はヒレのままで過ごしていますので、ぱんつを履くということがなく……」
「絶対おかしぅン゛っ!?」
 彼女の言葉に抗議の言葉を放とうとしたティバンだが、即座にぱんおじのパンツ打撃の餌食になっていた。大丈夫、直前に一撃叩き込んでいる。トラウマになるまえに一矢報いているので概ね問題ないのだ。
「本当、敵も味方も解せないよね」
 アトはカービン銃で冷静に一射、また一射とぱんおじを狙っていく。高い精度を保って撃ち込まれる銃弾は、威力こそ高くはないが着実にその体力を削っているように感じられた。地味ではあるが、確実に、着実に実績を積み重ねる射撃。
 流石にそれを放置する気はなかったのか、ぱんおじは筋骨隆々たる己の身をたわませ、ブーメランパンツを文字通り投擲武器として投げつけた。等比級数的に回転力を増したぱんつはアトの喉元を打ち、回転を緩めないままにその手元へと戻っていく……その、はずであった。
「パンツカモン!」
 頭の悪さを全力でアピールする一言とともに、それはぱんおじの眼前で消失し。
「ぱんつが風に乗って空を飛ぶならそれはそれでいいと思うの重ッ!?」
 己のギフトで不意打ちぎみにパンツを奪った鈴鹿は腰をぬかさんばかりの勢いで大地と接吻をぶちかますハメになった。その激しい動きで彼女の下半身がモロぱんおじの眼前にさらされたような気がしたが、直前に顎をすくい上げるようなぱんつ殴打が入って姿勢を持ち直したのでそんなことはなかったっぜ。社会的にはセーフだが物理的にはとんでもない大打撃だ。
「どれだけバカバカしいナリをしていても、私達にとってはただの敵だ。甘くはないということか」
 イリスは『アエミリウス』を構え、一射放つ。十分な距離をとって放たれたそれは、研ぎ澄まされた精度と重々しい破壊力をもってぱんおじに無視できぬ打撃を叩き込む。
 正面切って挑めば危険性は高く、正直、吹けば散るレベルの命。敵の撃破を目途とする限り、クレバーに動かなければ勝ち目はない。分かり合うにはまだ早い。
 それを為すのは、仲間の役目なのだ。
「ぱんつを見せ損なうとこうも強敵だというのか……! ならば!」
 ウェールは仲間達とすさまじい攻防を繰り広げ、ときにぱんつを見て硬直(といっても攻撃はしてくるのだが)するぱんおじの底力に恐ろしさを覚えていた。自らもシャイニングウィザードや後ろ回し蹴りなどの下半身を酷使するたぐいの技術をスキル込みで叩き込み、その鮮血のような六尺褌を見せつけに行っている、の、だが。
 彼の太もも上部に、ぱんおじの打撃が叩き込まれる。鈴鹿が証明してみせた通り、凄まじい重量と硬度を誇る(と思われる)ぱんつの一撃は、狙いが逸れたとはいえ十分な威力を秘めている。……狙い通りにあたっていたら、彼は再起不能になっていたことだろう。
「縛っても意味がないなら、毒をもって制するまで! パンツのことはまかせた!」
 ヴィマラは数歩前に出ると、凛倫棒を振り回して毒による打撃を叩き込む。ゴーレムであるぱんおじに一体、どんな機序が作用したかは不明だが……毒は確かに、ぱんおじに少なくない打撃を与えたように見受けられた。
 彼女はぱんつを見せないのかって? 見せるアテはあるけど、それは彼女の役目じゃないらしいよ。よくわからんけど。
「こんな感じでよろしいのでしょうか?」
 セアラはおずおずとぱんつを見せつけつつ、鈴鹿の治癒すべく癒やしの符を生成する。ティバンは治療しないのかというと、腰パンで軽くぱんつを見せようと振る舞ったすきに大ぶりの一撃を受けたり鈴鹿からパンツを盗まれたり散々な目に遭いつつ倒れている。意地と根性で一度は戦闘不能を回避したけど、パンドラの加護でもなければ奇跡は何度も起きんのである。
(……そう、いえば)
 コゼットは、正面から切り込んで熾烈な攻防を繰り広げながら、不思議な感覚にとらわれていた。といっても、相手があまりにアレだったので気付くのが遅れたのだが……戦いとなれば耳を騒がせる敵意混じりの騒音が、今回は全く聞こえていないのだ。相手が現れてから、今の今まで。
 堅牢な肉体で攻撃を受け、ぱんつで殴り、ぱんつを投げ飛ばし、ぱんつを見せられて動きを止める……そんな相手が、敵意も害意もなく自分達と戦っている。おかしい話ではないのか、と彼女は眉根を寄せた。
「ハッハー!」
 だからこそ、なのか。その一撃に反応するのが少しだけ遅れた。圧倒的な回避力をもってしても、ぱんつがコゼットの胴を掠めたのだ。ぱんおじは未だ、笑顔だ。
 コゼットも、大したダメージを受けたわけではない。傷つく者もいるし倒れた者もいるし、なんならパンドラの加護なしでは立っていることもままならぬ者だっているわけだが。
 このゴーレム、もしかしたらぱんつを用いる全ての行為が『善意』なのかもしれない。そうプログラムされているのかも。
 そんな彼女の夢想はともかく。ぱんおじは大分手傷を受けたとはいえ、ぱんつを見せられた際の復帰速度が早くなり始めており、なんていうか酷い結末が容易に予想できる有様になっていた。
 イレギュラーズは、『こんなこと』すらも想定している。そして、その対策は、目を覆わんばかりの惨劇込みの凄まじさであったのだ。

●覚悟(そういうことに使うものじゃない)
 ぱんおじが鋭いぱんつ打撃を放つのと、ウェールが光に包まれたのとはほぼ同時であった。変身ヒーローや魔法少女にありがちな変身バンク。本来なら英雄的な行動を称賛する前準備となろうそれは、しかし光の中から露出したウェールの下半身が全部ぶち壊しにしていった。
 ステテコと、ぱんつ。ただのぱんつではなく、令嬢のそれ。青年オスケモの下半身に装着された女性用ぱんつとか新しい趣味に目覚める御仁を大量排出しそうだが、ぱんおじの反応も然り。突如として六尺褌から変化したそれに、思わず完全に硬直してしまったのである。大体時間にして2ターンくらい。
「今がチャンスだ……見ろ、おじさん!」
 アトは、その隙を逃さずに馬にまたがり、3m棒を高く掲げた。
 そこには、ヴィマラ、イリス、そして彼のパンツがロープと棒で固定されているではないか。先程までの牽制射はあくまで布石。彼は覚悟を決めて、この大仕掛けの準備をしていたのだ。

「お前に本当に空を飛ぶパンツを見せてやる……!
 天高く聳える空中庭園よ、そこにおわすざんげよ、いざご照覧あれ!
 これぞ我々が掲げる決意の証、我々を守護する柔らかき慈愛!
 パンツァー・フライ・イン・ザ・ブルースカイである……!!」

 何を言っているのかさっぱりわからないし何が『チャンスだ!』じゃボケって感じがしなくもないが、年頃の少女2人巻き込んでの彼の行為は、自爆と呼ぶのも生ぬるいヤバさを醸し出していた。控えめに言ってお近づきになりたくない発想力。
 ぱんおじの衝撃は凄まじかったのか、膝をついて頭を抱え、小刻みに震えだしたではないか。
「その素晴らしい筋肉には賞賛をお送りしますが、わたしがが愛し信ずるものはわたしに語りかけてくれる神様です。あなたは、みなさんが倒してくださるでしょう」
 セアラは声の続く限り、仲間を賦活させるべく歌を絶やすことはない。自らが攻めに転じることもできたろうが、敢えてそれをしなかったのである。
 もしかしたら、彼の立派な筋肉に対するなんらかのリスペクトがあったのかもしれない。
「パンツを見せられて動揺するなんてまだまだ甘いの! ぱんつを愛でるならもっと堂々とすべきなの!」
「なんにせよ、動きを止めた今なら……少しは分かりあえるかもしれない」
 鈴鹿とイリスは、それぞれの目的を果たすべくぱんおじへと突っ込んでいく。かたや、もう一度パンツを盗むために。かたや、分かり合うために。熾烈な打撃や牽制を受けながら、震えていたぱんおじの動きがぴたりと止まり……内部から、光が迸った。

 ……何が起きたかと言うと、自爆したのだ。ぱんおじが。
 ぱんつの見せ方とかの関係だったのか、自爆するほどダメージが蓄積されていたのか、は不明だが。
 イレギュラーズ達も割と無事に立っていたものが少なからずいたので、問題なく撃破報告がなされるに至ったのである。
 イリスが肉体言語で分かりあえたのかとか、ヴィマラ達のぱんつは返却されたのかとか、その辺りは本人たちのみぞ知る。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

ティバン・イグニス(p3p000458)[重傷]
色彩を取り戻す者

あとがき

 爆発オチなんてサイテー!
 そんな声が聞こえてくる気がしました。

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