シナリオ詳細
技浚いし者の技
オープニング
●技浚いし者の技
鉄帝国東北部、ヴィーザル地方。
雪が深く降り積もり、風に吹かれて枝もない永久氷樹が並ぶ、寂しげな雪原地帯。
そんな雪原の上を歩くのは……戦闘民族『シルヴァンス』の一族、『グリヴァム』。
兎の耳を持った、体調1m程の小柄な獣人族達ではあるが……その獣人達の足元には、下半身だけを切り取った様な機械の脚を履いている。
『はっはっはぁ!! これはいいなぁ! 雪の上でも縦横無尽に動けるじゃねぇか!!』
『だろう? 鉄帝の技師とやらがよぉ、自慢げにしてたから、奪い去ってやったんだわ! これがあれば、俺達は最強だぜぇ!』
『だなぁ! んじゃまぁ、取りあえずはあの村をぶっ潰しに行くかねぇ!?』
大笑いしながら、技師を殺して奪い取ったアーマードレッグで雪原を跳ね回る。
……まるで子供が遊び道具を手に入れたがごとく、『グリヴァム』の兎たちはヴィーザル地方の寂れた村へと向かうのであった。
●
「皆さん、集まっていただけた様ですね! 今回は寒いノーザンキングスから依頼が舞い込んできたのです!」
と、『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)はイレギュラーズ達にびしっ、と決めてみる。
……でも、そんなユリーカに温かい目を向ける君達へ。
「今回は大変なのですよ! ヴィーザル地方の永久氷樹地帯に現れた『シルヴァンス』の一族、『グリヴァム』達が、鉄帝の技師が作り出したアーマードレッグを改造、量産して、力をつけてしまったのです!』
「このアーマードレッグなのですが、すさまじい跳躍力を得る事が出来る、という装備の様なのです! さらに雪の上でも難なく移動出来るという厄介な事この上ない道具なのです!」
「『グリヴァム』の兎さん達は、この道具を得て、自分達に敵はないとばかりに我が物顔で暴れ回っているのです。彼らを倒さないと、ヴィーザル地方の町や村が彼らの手によって大虐殺されてしまいかねないのです!! それを、どうにか止めてきてほしいのですよ!」
そして、最後にもう一度ユリーカは周りを見渡しながら。
「『ノーザンキングス』の人たちは、何でこうもそれぞれが勝手に動くのですかね? イレギュラーズの皆さんも大変だと思うのですが、ヴィーザル地方の人たちも苦しんでいるのです。どうか、よろしく頼むのですよ!!」
と、頭を下げるのであった。
- 技浚いし者の技完了
- GM名緋月燕
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年02月11日 22時00分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●雪を跳ねる
鉄帝国北部、ヴィーザル地方。
雪が深く降り積もり、極寒の風が吹きすさぶ……そして、寒々しい永久氷樹がその地を彩る。
つまりは、寂しげな雪原地帯……当然ながら、人っ子一人おらず、寂れた雰囲気が辺りを覆い隠していた。
そんな地を、我が物顔で暴れ回るのは、戦闘民族『シルヴァンス』の一族『グリガム』の兎獣人達。
「ウサギの獣人、グリヴァムか……雪原で足を捕られずに動き回れる機会もあるのね。ちょっと面倒な子達かしら?」
と、肩をすくめて寒空を見上げるのは『灰色狼』アセナ・グリ(p3p009351)。
それに『薔薇の少女』ルビー・アールオース(p3p009378)も頷きながら。
「そうだね。雪原をなわばりにする獣人たちかぁ……しかもあっちはアーマードレッグで自由に動き回る事が出来るだなんて厄介だよね……」
と肩をすくめる。
そうイレギュラーズ達がぼやくのも至極当然……今回は、鉄帝のどこかの技術者から奪ってきたアーマードレッグを我が物顔で利用している訳で。
「ええ、ええ……『グリヴァム』でしたか……新しいおもちゃを買ってもらった子供達のようにはしゃいで、可愛らしいですねぇ……」
と『あいの為に』ライ・リューゲ・マンソンジュ(p3p008702)は表面上、穏やかな微笑みと共にそう言葉をこぼすが、その内心においては。
(「まったく、こういう馬鹿から死んでいくんですよ。知能相応な幼児用玩具でもママに買って貰いなってな」)
と、辛辣に吐き捨てていた。
一方で豪快に笑う『白百合清楚殺戮拳』咲花・百合子(p3p001385)と、『新たな可能性』シャノ・アラ・シタシディ(p3p008554)の二人も。
「クハッ! 奪い取った物を賢し気に扱うものであるな!」
「遊、自由。奪、駄目。略奪、更駄目。鉄帝人、森、両平和為、鎮」
かたことの言葉だが、その言葉の端端に敵兎のする事を許す事は出来ない……という意思を感じ取る事が出来る。
百合子もそれを理解した様で、こくりと頷きながら。
「うむ。ちなみに吾の領地では、領民の物を奪った蛮族は殺して畑の肥しにすると決まっておる。なれば逆に、吾輩が命まで奪ってしまっても良かろう?」
そんな『命を奪う』と言う所に、アセナが。
「ん? 討伐ってことは生死は問わないってことかしら? 生け捕りが難しそうなら殲滅も辞さないつもりだけど、白い雪が赤く染まるのは何だか悲しいじゃない?」
と言うと、『木漏れ日の先』ヴァイオレット・ホロウウォーカー(p3p007470)とルビーが。
「確かに、その通りです。力を手にして増長した挙げ句に、弱者を殺して顧みない荒くれ共……ヒッヒッヒ、これまたワタクシの好物ですね。これは不幸に落としても良心が咎めはしますまい。存分にかのものたちの因果応報を愉しむと致しましょう!」
「そうね。生憎と私は雪原を上手く動く手段はないけど、それでもやれる事をしなくちゃ。放っておいたら町や村が襲われて、たくさんの人が不幸になる……それだけは絶対に阻止しないと!!」
そして『雷はただ前へ』マリア・レイシス(p3p006685)が。
「本当、毎度毎度困った連中……彼らには協力して暮らすという言葉は無いのか……」
頭を抱えるマリアに、『泥人形』マッダラー=マッド=マッダラー(p3p008376)とアセナが。
「そうだな……本当、随分な輩たちだ。戦闘民族? 自分たちより弱い者をいたぶるだけの行為に酔いしれた痴れ者共が笑わせる」
「そうね。まぁ彼らは自業自得なところがあるから、こちらもと躊躇いはないけれど、ね」
同意し、そしてアセナが。
『破滅の王よ、起きなさい。終わりを今、始めましょう』
その拳の天魔の力を少しだけ呼び覚まし、気合いを入れる。
そしてイレギュラーズ達は『グリガム』達が遊び回る雪原へと辿り着いた。
●雪を血で染めて
『はっはっはぁ!! あー、これはいいねぇ!! まさしく羽が生えたようだぜぇ!!』
『こんなのを隠れて作ってるだなんて、鉄帝もおもしれぇなぁ! 俺達ならよぉ、こーやってフル活用出来るんだからなぁ、あいつも大人しく俺達に従ってたら良いのによぉ!』
『そうだぜぇ……まぁ、もう俺達に刃向かえる事も無いだろうけどよぉ!!』
……と、白い雪原の腕でぴょんぴょんと飛び跳ねている『グリヴァム』の連中。
この雪原の上に、他の影は無い。
だからこそ十二分に気が大きくなり、もはや地球上に俺の敵は居ない……とばかりの高揚感に包まれている兎たち。
そんなグリヴァム達の雪上の傍若無人な動きをじっと見つめるイレギュラーズ。
叫び声が届くくらいの距離まで近づいてくるのを、じっと待ち伏せる。
……そんな遊び回るグリヴァム達を見ながらライは、誰にも聞こえない様な小声で。
「本当、こういう表の世界に軽々しく手を出すバカが居ると色々とやりにくくなるんですよね……沸いたノミは駆除するのが、当然の対応でしょうけれど」
……シャノは、そんなライの言葉を聞いてか聞かずは分からないが。
「勢、周、不見。槌、落」
と言葉をこぼしながら、その手に弓を構える。
そして、さらに距離が近づいてきたグリヴァム達の真っ正面に、機動力を上げる『Hades02(試作)』を装着し、先陣切って立ち塞がるルビー。
『あぁん……何だこいつら?』
『突然現れやがってよぉ……てめぇら、殺されてぇのかよぉ!?』
と、いったん立ち止まっていきりちらかす始末。
「全く、貴方達はぴょんぴょん跳ね回るしか取り柄が無いの? しかも何その鉄の脚! ウサギだったら自分の脚で自由に跳ね回ってみたらどう!」
ビシッ、と宣言するルビー。
それに対してグリヴァム達は。
『はぁ!? 何言ってんだてめぇ! 俺達が誰か分かってるのか!?』
『泣く子も黙る『グリヴァム』一族だぜぇ!? てめぇらなんてこの鉄の脚で一踏みにしちまうぜぇ!!』
血気盛んなウサギたち。
そんなルビーに続けて、ふらり、と姿を現わすマッダラーと百合子。
「ほぅ……君たちが本当の戦闘民族なら、俺一人否応なしに打ち倒す事が出来るだろう? 手に持つアサルトライフルが飾りじゃなければな」
「うむ! その面、グリヴァムか! 覚えたぞ! お前達を鏖殺した後は巣穴に火を付けて、一族朗党後を追わせてくれよう!!」
そんな二人の口上に、さらに頭に血を上らせてしまった様で。
『なめ腐りやがってよぉ!! その言葉、そのままてめぇらに返してやらぁ!!』
『ああ!! 行くぜぇ!!』
雪を力強く蹴り……ぴょーん、とかなり高く飛び上がる。
……そんな敵の動きに即座に動くのはライ。
ふわりと飛行を発動し、低空飛行状態になると共に、できる限り身を雪上に伏せながら接近。
「静かで平和な世界が好きですよ、ええ……ええ、本当に本当に」
と柔和な笑みを浮かべながら、『神の御心』を手に構える。
そこから44口径相当の魔力弾がはなたれ、上方へと飛び上がったウサギ達に向けて発砲。
攻撃を食らい、体制を崩して雪上へと転落する。
と、そんな仲間が攻撃を受けたのを目の当たりにした兎たちは。
『な、何だってぇ!?』
『奴等……イレギュラーズって訳か!! おもしれぇじゃねぇか!! 奴等を倒せば俺達の株も上がるってもんだぜ!!』
ほんの一瞬怯んだものの、すぐに気を取り直し、勢いを付けてイレギュラーズ達に向けて急降下してくる。
しかしその一撃を、ギリギリの所で躱す百合子。
咲花式を発動し、自己強化を付与した上で、落ちたところに接敵し、怒濤の白百合百烈拳をたたき込む。
その一撃に転倒した兎に向けて、さらにルビーが動く。
「雪の腕は自分たちのものじゃないのかな? その位で転ぶだなんて、雪に捕らわれてるんじゃないかな?」
と、転倒した敵を挑発しつつ、他の敵の落下地点を予測し、そこに移動する事で、敵の攻撃を誘引。
「私一人じゃない、皆で協力し合う。そして困っている人を、悪意に晒されようとしている人たちを守る。それが私が望むあり方だから!」
と叫び、敵の怒りを買うことで冷静な判断をさせないように仕向ける。
さらに同時にマッダラーがルビーと動きを合わせ、彼もまた敵陣へと突っ込む。
……だが、深い雪に足を取られ、転倒。
『キャッハッハー!! トロいねぇ! そんなお前を蜂の巣にしてやろう!!』
と、上方からアサルトライフルを一斉掃射。
さすがにその攻撃を避けきれずにダメージを受けてしまう……が。
「……そんなオモチャで、俺が殺せると思ったのか?」
と、イモータリティで自己回復しつつ、ゆっくりと雪上に立ち上がる。
そして、マッダラーが攻撃を惹きつけてくれた所に、地上からマリアが。
「悪いがさっさと終わらさせてもらう! 厳しい現場だからこそ! 君達はその力を助け合いに使うべきではないのか?」
と呼びかけるが。
『うるせえ!!』
と完全にシャットアウト。
「……仕方ないな。ならば……空中では身動きはとれまい!」
とマリアは落下しつつある地点を狙い、天槌裁華を打ち込み集中攻撃。
さらにヴァイオレットがベリアルインパクト、シャノが弓の射撃一閃を、敵の間合いに入らない様に注意しながら攻撃する。
そして、攻撃を終えたウサギ共が地上に着地。
その着地地点を確認した上で、一番最後に動くアセナ。
「……こっちね」
と、逃げられる可能性がありそうな所に移動し、そこから上から下へ拳骨の一撃をたたき込む。
次の刻……グリヴァム達は。
『な、なかなかやるじゃねぇか……でもよ、それくらいじゃぁ駄目だぜぇ!!』
まだまだいい気になっているのは変わりない様で……再び雪を踏みしめ、上空へジャンプ。
そんな敵の動きに対し、あえて目立つように百合子が。
「クハッ、ウサギは隠れるのがうまいというが、敵の目の前ではどうにもなるまいな!」
と言い放つと、それに。
『ごちゃごちゃうるせえんだよ!! そっちもころしてやるからちょっと待ってろ!!』
と、キレ気味に叫ぶ。
そして、飛び上がった敵にまたライが。
「本当……パラパラパラパラと……センスのねぇ銃声が五月蠅いんだよ……!」
腹の内の苛立ちを隠せずに一言をこぼし、そして……また神の御心を乱射。
飛び上がる途中に撃ち抜かれ、体制を崩して地上へと落下していく敵へ百合子が接近しての白百合百烈拳をぶち抜き、泥沼と停滞の効果を重ねていく。
そして上空へ到達した敵に、あえて標的となる様に雪上を移動するマッダラーとルビー。
無防備気味な二人を当然狙うグリヴァム達……撃ち抜かれ、血潮が白に映えて飛び散るが……決して退くことはしない。
そして敵の攻撃の後に、マリア、ヴァイオレット、シャノの三人が再び雪上から射撃。
天槌裁華で敵を多数巻き込む一撃を放ち、その攻撃により体制を崩した所にヴァイオレットのベリアルインパクトと、シャノのロングバレル・リコシェットで、精緻に射抜いていく。
……そして完全に地上に降りてきた所へ、アセナのラスターホール。
そんなイレギュラーズ達の連携の前に、最初は意気揚々としていた彼らであったが、一人、また一人……と、仲間達が血潮に染まっていく。
『クソが……クソったれめ!!』
と怒りに震える彼らに対し、マリアが再度。
「悪いことは言わない! 降伏したまえ!!」
と説得するべく叫ぶが。
『ふざけんな!! てめぇらなんて、信頼出来るかよ!!』
半ばヤケになり、後はどうにでもなれ、というがごとく、地上、上空構わずにアサルトライフルを乱射。
そんな敵の攻撃の中においても、敵の動きを監視し続ける。
そして、残る敵は、傷だらけの三匹のみとなる。
『くっ……』
地上に降りると共に、きょろきょろと、周囲を見渡す。
恐らく、逃亡を企てようとしているのだろう……そんな敵を刺激する様に。
「なんだ、口ではたいそうなことを言っても、所詮はウサギか。脱兎の姿がよく似合うな!」
「そうですねぇ……ヒッヒッ。貴方達の逃げ道は全て封鎖済み。そう……貴方達が逃げ果せる可能性は微塵もありませんよ……?」
マッダラーと、ヴァイオレットの言葉。
『うるせえ……!!』
と、アーマードレッグを地面に叩きつけ、全力で飛び跳ねる。
……しかし、その頭上に放たれるは、シャノのロングバレル・リコシェット。
脳天にその一撃を食らい、そのまま頭から落下し絶命する一匹。
「跳程度、良気、無。森兎、狩人、獲物」
いい気になるな、と言わんばかりの気迫で見据えるシャノ。
そして。
「貴様ら戦士であろう? 戦って死ぬのが道理ぞ。撃て、戦え、負けて死ねい!」
と、残るもう一匹に百合子が接近すると共に、その脚に蛇守徒を仕掛け、アーマードレッグを破壊。
『何だと……う、動かねえ!?』
と驚愕している兎へライが。
「どうか、あなたの心へ届きますように」
祈りと共に、放つ平和への祈りの一閃。
その一閃が敵を撃ち抜く。
……そして、最後の一匹を、四方から取り囲むイレギュラーズ。
「兎って、狼に狩られるのよねぇ……反省しなさい」
とアセナの渾身の拳骨がその脳天に炸裂し……一人残らず、兎は雪の上へと沈んでいった。
●雪の脚痕
「……因果応報、不幸を齎した者は、より大きな不幸に苛まれる。あなた方は、冷たい雪の中がお似合いですよ」
と、倒れたウサギ達を前に、言葉を紡ぐヴァイオレット。
そして、マッダラーも、倒れた兎たちに向けて、懐から何かの紙を取り出す。
「ま……お前達が好き勝手に利用したその機械の脚、本来は……違った使い方かもしれないしな……?」
とこぼしつつ、病気の妻を助ける為に、隣町の医者を背負い、夜通し雪の中を走り続けた兎人は、凍傷で脚を切断。しかし、機械の脚が、その後の人生を支えた……という詩を歌う。
そんな詩を一通り詠った後。
「……つまり、だ。機械だからこそ、使い手の心が大切という事なのだよ……君達は、自己の欲のままにその力を使った……だから、俺達が天罰を加えた……って訳さ」
そんなマッダラーの言葉を聞いて、こくりと頷くマリア。
「そうだな……また逢おう……」
跪き、弔いの祈りを捧げるマリア。
その祈りに百合子は。
「……本当、ヴィーザル地方は闘争も多く、過ごしやすい地ではあるが、そのままでは死体が春まで残るのが難点よな」
と溜息一つ。
それに、シャノが。
「……悪事、不許。兎、裁」
と、静かに空を見上げる。
……そして。
「取りあえず、兎たちへの制裁完了、という訳で……帰りましょうか。ここは余りにも寒いですし、ね」
「そうねぇ……帰ったら、暖かいホットミルクでも飲みましょうか」
ヴァイオレットにくすりと微笑むアセナ。
そしてイレギュラーズ達は、寒い寒い永久氷樹を足早に後にするのであった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
雪の上の跳ね兎シナリオに参加いただきまして、ありがとうございます!
今回は皆様のいい挑発のおかげで、気を良くしたままどんどん数が減っていく……という羽目になってしまいました。
彼らは天国に行く事は……恐らく無いでしょう。
ともあれ、皆様の力でヴィーザル地方の平穏はまた一つ守られました……!
GMコメント
皆様、こんにちわ。緋月 燕(あけつき・つばめ)と申します。
今回の依頼は、鉄帝国にて『連合王国ノーザン・キングス』の『ゲッフェルレン』族を退治する依頼となります。
●成功条件
敵の『シルヴァンス』の『グリヴァム』部族を倒す事です。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●周りの状況
皆様が相対するのは、雪深い雪原になります。
今回、グリヴァム達は『アーマードレッグ』を装備しています。
ロボットの脚を履いて、超跳躍力を手に入れた彼らは深い雪原上においても跳ね回ることで、動きの制限を受けません。
ただ、『自分達は最強だヒャッハー!!』な状態になっているので、かなり慢心している状態での戦闘になる事でしょう。
また、彼らは村や街を襲うことを念頭に置いてますので、逃げ足の速い彼らを逃がさない様にする対応が重要になります。
●討伐目標
敵となる『グリヴァム』一族の人数は10匹です。
先に言った通り、超跳躍力を持っており、攻撃の回避能力が高い様です。
攻撃手段はその手に持ったアサルトライフルを辺り構わずぶっ放す事しか考えていませんので、その銃撃をうまく躱せばダメージは少なくて済むでしょう。
それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。
Tweet