シナリオ詳細
<アアルの野>ごめんねよりも痛い棘
オープニング
●
「フェデラー……あなたなの?」
深い森の中、足を止めたアルメリア・イーグルトン(p3p006810)は思わず声を上げた。
「■■、■■■……え、ええ、わた、わたしは」
徐々に鮮明になる声と、振り返る顔。
ぱきぱきと音を立てて変容する土人形は、やがて知った顔と声で語った。
「私の名前はフェデラー。私は、誰ですか?」
ラサ砂漠、ファルベライズ遺跡群。その深層にて発見したクリスタルの迷宮は真の色宝によって作られた不可思議な空間だった。
進むたびに姿形を変え、現れるモンスターは奇妙なものばかり。
特に異質なのは色宝の真の力によって作られたという錬金人形『ホルスの子供達』である。
これらは死者の名を奪い、姿を奪う。しかし奪えるのは名と外見のみ。彼らには思い出も生きた証もない、文字通りの人形なのだ。
アルメリアたちが遭遇したのは、そんな固体のひとつだった。
なぜそこまでのことを知っていたのかと言えば……。
●母からの手紙
迷宮へと挑むことになったローレット・イレギュラーズ。その中にたまたま入っていたアルメリアは、行きがけ情報屋から一枚の封筒を受け取っていた。
情報屋もこれのことをよく分かっていないらしく、とにかくアルメリアに渡すよう伝言をうけただけであるらしい。封筒には丁寧な文字で『迷宮の中で開けてね☆』と書いてあった。筆体から母ラウラのものだとわかったが……アルメリアは言われたとおり、クリスタルの迷宮の中でそれを開いた。
『アルメリアちゃんもついに古代の秘密を暴く時が来たのね。絵本の冒険譚そっくりでワクワクしちゃう。これで恋人とのロマンスなんかあったら素敵なのに』
「ないわよ、そんなの……」
げっそりつぶやくアルメリア。
『そうなの、それは残念』
「手紙で返事しないで!」
『うふふ、ごめんなさいねぇ』
まるでアルメリアの反応を先読みしたかのような文章である。更に読み進めていくと……。
『アルメリアちゃんがこれから出会うことになるのは「ホルスの子供達」っていう呪術的疑似生命体よ。
アルベドが「大いなる業」に記された人工生命なら、ホルスの子は「ストックホルムパピルス」に記された記憶の投影術ね。
特別な成分で構成された粘土人形にハーブと特定の人体組織、ついでにファルベリヒトのフラグメントを……えっと、アルメリアちゃん色宝って聞いたことあるかしら?』
「色宝(しゅほう)? たしか傷が治る程度の些細な願い事が叶うお宝、だったかしら」
『せいかーい☆』
「だから手紙で返事しないで!」
『けど半分はハズレ。色宝はファルベリヒトの砕けた力そのものなの。大量に集めれば大精霊の力が備わるわけだから、賢者の石に相当するといっていいわね。
話を戻すけど、色宝を人形に埋め込んで死した者の「名前」を呼ぶことで魂を固定するわ。
古代から土人形が死者の魂の器になるという考えはどこにでもあったけれど、多分ここが起源よね。
けど注意して。彼らはただ存在を自己認識しただけ。姿形はそっくりに真似るけど、死者の思い出も死者の力も持っていないわ。それは……彼は……』
そこまで読んだところで、アルメリアは前方から聞こえる足音に身構えた。
敵がいることを察知したアルメリアたちは戦闘態勢をとって接近。
光源となるランタンをかざしたその途端、周囲の風景は深い森……それもアルメリアが幼少時に過ごした森そのものになっていた。
森のなかにたつ、一人の男性。
彼を、彼女は、知っている。
「フェデラー……あなたなの?」
- <アアルの野>ごめんねよりも痛い棘完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年01月20日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●さよならよりも苦い嘘
自分の頭をわしづかみにして、『緑雷の魔女』アルメリア・イーグルトン(p3p006810)は歯がみした。
一度出会ってその日に分かれた男の姿と、どこか既視感のある森の風景。
「くっ……頭が全然回らないわ。どうしてこんなことになるのよ!
こんな時、傍にあの子がいてくれたら――なんて言ってもしょうがないわね。やるしかないわ!」
意を決してターレット魔方陣を開くアルメリア。指を押し込んで術式を選択すると五指に小さな魔方陣を纏わせたまま引き抜いた。魔法が石となり、金色の指輪が五指それぞれに現れる。
「フェデラー? とかいうにーちゃんのことはコッコしらないけど、アルメリアねーちゃんのゆーことがホントならニセモノな?
うーん、なんだかオトナノジジョーってやつをかんじるな……でもでもアルメリアねーちゃんがお困りならコッコがお助けしてやるな!」
『魔法少女』エシャメル・コッコ(p3p008572)はマジカルステッキをかざしてぷるぷるする立体魔方陣を展開。それを拡大して感応フィールドを形成していく。
一方でステッキ状の武器を握って周囲を警戒し始める『白き不撓』グリーフ・ロス(p3p008615)。
「ここは深緑……?
アルメリアさんの反応を見るに、ホルスの子どもたちが模したのは、妖精郷の件で命を落とされた方、ですか。
作られた命によって奪われた命をもとに仮初の命を生み出す……そんな連鎖を、私は望みません」
彼女が警戒したのは、なにもフェデラーひとりが現れたからではない。
「なんか、他にもちらほら敵っぽい影があるんですけどなんですかこの人達。誰です?」
『自称未来人』ヨハナ・ゲールマン・ハラタ(p3p000638)が周囲を観察しながら『Dr.Cartesian-TH』に必要なコマンドを入力していく。
どうやら先行した探索隊に反応して起動した『ホルスの子供達』だろう。フェデラーが注意を引いている間にこのフィールド内へ忍び込んでいたらしい。
その気配を音でなんとなく察していたのか、『白い死神』白夜 希(p3p009099)はがっくりと肩を落とす。
(あーやだやだ……。土の塊相手だとこれだよ……。
息をするように人を攻撃して、嫌がることをして、利用して、殺す。そのための手段がすらすら出てくる……)
影からうぞうぞと広がり湧き上がっていく手のようなもの。
「死人の姿を模した泥人形、ね。
見た目だけらしいけど、知ってる相手だったらやりにくいだろうな。
しかしホルス、ホルス……冥府の神オシリスの子……うーん」
『深き緑の狩人』ミヅハ・ソレイユ(p3p008648)はいつでも迎撃できるように後方へ向き直ると弓に矢をつがえた。
「エネミーサーチもってる奴、警戒しろよ。ステルス能力の発動を感知した。サーチを逃れてるやつがいる」
「どのみち囲まれてるけどね」
『藍玉眼の処刑人』シキ・ナイトアッシュ(p3p000229)は肩をすくめ、背負っていた大剣『ユ・ヴェーレン』に手をかけた。
「死者の姿をとる人形ね……ま、今は気にしても仕方がないさね。
処刑人は死者の安息の祈り手でもある。せめて安らかにと願おうか」
「……かはは。なら許しちゃいけねぇな。お前らに悪気はねぇんだろ。悪意はねぇんだろ。だがその名はアイツらだけのもんだ。テメェらのもんじゃねぇ。だから返してもらうぜ、その名前を」
同じく大きな剣『ディスペアー・ブラッド』を背中から外して構え、周囲に目を光らせる『無名の熱を継ぐ者』ニコラス・コルゥ・ハイド(p3p007576)。
「何やら事情がおありのようですが、こちらもここを通すわけには参りません。それでは……」
フェデラーが剣に手をかけた――と同時に、すべての方向から一斉に襲撃がかかった。
「始めましょうか」
●reverse reveal
周囲をとりまく敵の集団が、感知できているものもできていないものも含めて一斉に動き出したことで、シキは位置情報の共有をあえて手放した。口頭で伝えきれるような速度の情報量ではない。
初撃の対処を各個人に任せるほうが効果的だと判断したまでである。
(アルメリア、大丈夫かな。無理をしてないといいんだけど――)
エグゼキューショナーズソードを豪快に振り込んで、魔法剣による斬撃を受け止めるシキ。
その一方でコッコはマジカルステッキを延長し、ベースボールバットのごとく振り込んだ。
「むむむ! ソコな! キケンがあぶないな!!」
物陰からの射撃を防御――した次の瞬間まっすぐ体当たりしてきた相手に突き飛ばされ、『んなー!』といって近くの樹幹に叩きつけられた。
「グリーフ、そっちを頼む!」
ミヅハは追撃をさけるべく先ほどの敵に矢を発射。コッコとの間に滑り込――んだ直後側面から魔法弾の連射をあびて大きくよろめいた。
そんな二人をかばうように立ち塞がるグリーフ。
さらなる射撃を払い落とし、両手それぞれで陰陽模様の特殊結界を発動させ魔法弾を無力化した。
「これでしばらくは」
「油断すんなよ? 結界だって破られるときは一瞬だ」
ニコラスがすぐそばへ駆けつけ、周囲を警戒。真上から突如として降ってきた敵の肩を刺されるも、相手を強引に剣で打ち払った。
回転しながら飛び、樹木に激突して転がる敵。
その一方で、希とヨハナ、そしてアルメリアはあえて密集し敵からの集中攻撃を誘っていた。
物陰から突如現れ突進をかけてくる敵へ、図ったような影の発射によってカウンターをかける希。
そこへヨハナが杖によるフルスイングをしかけるも、直撃とほぼ同じタイミングで投げ込まれた手榴弾が爆発。ヨハナと希は爆風によって吹き飛ばされ、ヨハナは杖を希は影の爪を地面に突き立てることで強制ブレーキとした。
爆風のはれたなかに残っていたアルメリア。
木々の微細な動きから攻撃を予測していたらしく、壁状の魔力障壁を周囲に展開して防御。指輪から伸びる魔法の糸を操って障壁を部分展開し、開いた穴からフェデラーめがけて魔方陣を直線展開した。
砲撃を察したフェデラーが回避を試みるも大きく拡散しランダムに跳ね回る光線から逃れることはかなわず、直撃をうけて地面を転がった。
「こっちも、いつまでもお子様ってわけにはいかないのよ。フェデラー」
魔法の糸で更に障壁を操り、不規則に自らの周囲へ広げていく。
再び駆けつけてくるヨハナと希。
「ひー、この人達ガチじゃないですか。どうしますこの後? 森焼きます?」
「……少し試してみたけど、その手のゆさぶりが通用しそうにないみたい」
フェデラーたち森林警備隊の姿を反映してはいるが、記憶や経験や、まして性格や習慣といったものまでは反映されていないのだろう。いや、そこまで反映されたならもはやそれは死者の蘇生だ。
「まっ、そう言うことなら? いつも通り行きますか」
ヨハナはくるくると杖を回すと、棒術のような構えで敵たちへ不敵に笑いかけた。
奇襲によって隊をやや分断されたことで、アルメリアたちの目的はまず隊の合流と陣形の再構築になった。
「で、そのためにはこいつらを突破する必要がある、と? ここでぶっ倒しちまうんじゃあダメか?」
見ず知らずの人形と剣で撃ち合い、距離を取って間合いを計るニコラス。
一方で、徹底的に浴びせられる射撃を防ぎながらグリーフはゆっくりと首を振った。
「容易に倒せる敵ではありません。私たちの半数以上が欠ければ負けます。そしてこの場で死ぬつもりが無い以上、半数を失う直前で撤退に舵を切ることになる」
「『一か八か』が通じないってか……苦手なパターンだぜ」
コッコはグリーフの背後に身を隠し、『ちょっとしつれーするなー』と言ってグリーフの組織再生術式を施していった。
人形たちはといえばグリーフの突破法を心得始めたようで、結界を破壊してから純ダメージでの集中砲火を浴びせていた。第二の門であるところの100%EXFが見抜かれるのも時間の問題だろう。
「こうなったらダメージ覚悟な。いっせーのせで行くな?」
「ええ……」
【怒り】による引きつけもうまくハマっている気がしない。ここは、ダメージ覚悟で仲間を庇って突破するのが妥当だろう。
「そういう事なら賛成だ」
ニコラスは魔力を混ぜ合わせた魔弾の乱射で人形たちを牽制すると、コッコを抱きかかえたグリーフがその直線上を走って通過。
ニコラスはそれに続いた。
分断されたのはヨハナたちも同じである。
「いいんですか!? 燃やしますよ! ガソリン撒きますからね!」
と言いながら希の持ち込んだたいまつをその辺にぶん投げて見せるヨハナ。
『そういうつもりで持ち込んだんじゃないのに』とつぶやく希を一旦よこに置いて、ヨハナは杖を人形へ突きつけた。
猛禽類のように鋭く確実な斬撃を繰り出してくるフェデラーを、杖でがしがし打ち払うことで防御する。
体勢を無理矢理崩そうとしてくる戦闘スタイルには対応できるものの、純粋なダメージの大きさには手を焼いているようだ。
「希、他の皆は?」
気配をおぼろげにしながら木々の間を走り回り、死角から魔術弾を撃ち込んでこようとする人形へ、アルメリアは魔術障壁を作り出すことでなんとか防御していた。
とはいえ防戦は得意じゃあない。希の付与効果のおかげでなんとか保っているようなものだ。
「集まっては来てる……と思う。もう少し耐えて」
希はといえば影の鎖と球でもってモーニングスターを作り出し、それを振り回すことで人形からの攻撃をギリギリ防いでいるといった状況だ。
が、それもここまで。
「来た」
伏せてと鋭く唱えた希にこたえ、ヨハナとアルメリアは素早く身をかがめた。その頭上を突き抜けていく一本の矢。魔術をによって大剣のようなサイズになって飛んでいった矢は、人形二体を飛び退かせフェデラーによって打ち落とされた。
「待たせたな!」
茂みをかきわけ、飛び出してくるミヅハ。
「陣形を再構築だ! シキ、例のやつ!」
「例の? ああ……」
ミヅハに続いて現れたシキが剣をとり、フェデラーへと飛びかかる。
そんな彼女の背後を狙った二体の人形――へ、瞬間的に反転しシキは豪快な回転斬りを繰り出した。
不意を打たれた人形達は咄嗟に防御するも吹き飛ばされ、地面を転がり素早く立ち上がる。
「私はグリーフと組む。アルメリアはヨハンと。連中、それなりにさばくみたいだし、『名乗り口上』に頼りすぎないように」
そうしていると、別方向からグリーフたちが到着。陣形を組み直す。
「反撃開始だね」
●ごめんねよりも痛い棘
グリーフの脳裏によぎるのは、かつて妖精郷で相対したアルベドの記憶。
(あの『存在』はまだ私と共にある。もし深緑の彼らがそれを知ったら、よい気分はしないでしょうね……)
射撃を結界で無効化。直後にたたき込まれた剣が結界を破壊するも、グリーフはそれを素手で掴むことで無理矢理防御した。
拳に魔力を纏わせて殴りかかる人形。グリーフは直撃をうけるも、その場を一歩たりとも動かない。
ぎろりと相手をにらむのみだ。
「オトナノジジョーはよくわからんけど、コッコがきたからにはしんみょーにするな!」
コッコが応援用のプチプリンをお皿の上に取り出すと、グリーフの口へエイッつって放り込んだ。
「なにを」
「そっちにもあげるなー」
もう一個出したプリンをソフトボールピッチャーみたいな回転アンダースローでぶん投げると、振り返ったヨハナの口にすぽんと入った。
「UMAI!」
「その反応が欲しかったんな!!」
ビッと親指をたてあうヨハナとコッコ。
「お疲れ様。代わってもらえるかい?」
シキは柔らかく笑い、僅かに身をかがめたグリーフの肩にてをつき剣を繰り出した。
まるですべてが歯車仕掛けのになった機械のように、剣が味方にふれることなく精巧に振り回され人形達を撃退していく。
「ラインが通った。今だ!」
走ってブレーキ。軽い土煙をあげながら弓を水平に構えたミヅハが『ミスティルテイン』を発射。
飛び退こうとする人形たちへ、希の放った影の鎖が巻き付き圧迫。そのまま頭を破壊していく。
一方こちらはプリンをもぐもぐしてるヨハナ。
「ヨッシャ、テンション上がってきましたよ! あっ間違えたバイブスあがり斬り!」
わざわざ言い直してから杖を振り抜くヨハナ。
防御した人形がその場になぎ倒されるほどの威力である。
追撃を逃れようと転がった人形――を伸ばすこと無く踏みつけ破壊すると、ニコラスは急激に加速。
稲妻のように駆け回ると周囲の人形達をグレートソードによって叩き潰していく。
フェデラー一人を残して。
「そいつに何かあるんだろ? 邪魔な連中は受け持ってやる」
「……ありがとう」
アルメリアは金の指輪ごしに魔法の糸を操ると、拳を覆うように立体魔方陣を形成。プリズムカラーに光るグローブが刃状の電撃を伸ばし、固定した。
「フェデラー、みんな、ごめんね……。アンタたちは、私と一緒に戦ったのよ。フェデラーは……私をかばってくれたのよ……」
脳裏によぎる、魔女の姿。キトリニタス・タイプアルメリア。まるで母を遠回しにコピーしたような人工の大魔女。
あの戦いによって奪われた命は、あまりに多い。
「私をかばって……ごめん……」
アルメリアは殴りかかるようなフォームでフェデラーへと飛びかかり、フェデラーはアルメリアの脇腹を切りつけなぎ払うフォームをとった。
防御――はしない。
脇腹に深く食い込んだ剣から血が漏れ出し、吹き出るが、同時にフェデラーの胸にも雷の剣が突き刺さっていた。
「ごめんね」
●迷宮のその先
なんとか戦いに勝利したイレギュラーズたち。
周囲の風景ももとあったクリスタル迷宮のそれへと戻り、倒した人形たちも土の山へと変わっていた。
「…………」
アルメリアはそれを踏み越え、歩き出す。
失ったものは戻らない。
けれど、失う未来を変えることはできるはずだ。
足を止めさえしなければ。
「必ず追いつく。待ってなさい」
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
――mission complete
GMコメント
■シチュエーション
クリスタル迷宮探索中、土人形『ホルスの子供達』と遭遇しました。
土人形はフェデラーの名と姿を奪い、防衛のためにアルメリアたちに襲いかかります。
ですが、この場に登場する敵は偽フェデラーひとりだけではありません。
他の森林警備隊や『魔女たちの大戦争』で倒れた妖精達の姿を奪った土人形たちが奇襲攻撃をしかけてくる筈です。
・奇襲対応パート
現れたフェデラーとの戦闘開始。と同時に、森のあちこちから奇襲攻撃が行われます。
奇襲を無効化するスキルがあればよい。なければ植物の微妙な変化を感じ取ったり鋭敏な五感を使ったりして奇襲を察知し、反撃ないしは防御しましょう。
(※シナリオ『<夏の夢の終わりに>魔女たちの大戦争』内で死亡したキャラクターを摸しているため、あなたの知っている相手である可能性もあります。あ、こいついるなと思ったらプレイングに『あなたは、〇〇!?』と書いてください。出現可能な場合、そのフォルムで出現します)
・純戦闘パート
森を舞台に偽フェデラーたちと戦います。
彼らの戦闘力は当時のものをやや再現しており、こちらの総合戦力とおそらくタメはる程度と思われます。
フェデラーは錬金術によって加工された特別な剣を用いた精霊術で戦います。オールレンジ対応のデキるやつです。
■参考資料
フェデラーは以下のシナリオで登場した準関係者キャラクターです。
端的に述べると、アルメリアの母が育成したらしい森林警備隊のやや偉い人です。
・<夏の夢の終わりに>魔女たちの大戦争
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●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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