シナリオ詳細
ウィスタリアの見る夢
オープニング
●揺蕩う夢
夢とは非現実的でありながら、全てがそうというわけでもない。海洋に領地を持つ男爵、ハイロ・ウィディは天井を眺めながらそう思う。
ウィディ男爵は代々海洋のとある小島に屋敷を構え、領地(領海)を見回ることはあれどそれより外には赴かない。領地は屋敷を建てた場所と同じような小島が多く、漁業を盛んとした地域。9割9分が海で構成されているのだ。
故に――彼は海と小島、そこに暮らす人々以外のものをほとんど見たことがない。砂漠や山、都会の街並みといったものは知識でしか知らない。ウィディ男爵はど田舎貴族なのだった。
「……今日も海だった」
彼は今しがた見た夢を思い出す。その間も天井を凝視し続けているが、その眼光は鋭く天井に穴でも開きそうだ。
昨日も、一昨日も海。なんなら現実も海。
海しか出てこないことにウィディ男爵は嘆いていた。確かに自身の経験などたかが知れているけれども。それでももうちょっと海から離れてほしい。24時間海を見ているような気持ちになる。ザザン、と波の音が窓際から聞こえてくる。初代ウィディ男爵は波の音が好きだったのだろうか。しかし自分はもう嫌だ。海ではない音が、匂いが、景色が知りたい。
男爵は悩みに悩みぬき――1人の少年を呼びつけたのだった。
●ローレット
「やあ。最近『夢』は見られているかい?」
そう問いかけるのは眠たげな目をした少年。その名を知る者は誰もおらず、その齢すら正確なところは測れない。いつの間にか名が上がるようになったもののその出自も定かでないのだ。
夢売り、或いは夢買い。そう呼ばれる彼は一部にとって名の知れた者であるようで、どこの誰とも知れぬというのに、貴族からのお呼びもかかるそうだ。
「今回は少し足を延ばして海洋の貴族だよ。あそこは海の幸が美味しいし、なんだかのびのびしているね」
海洋国を楽しんできたらしい夢売りはほんのり潮の香りを漂わせながら、イレギュラーズへ『現実味がない夢』を見て欲しいと言う。それも自身にとって、ではなく。
「ディープシーにとって現実味の薄い夢。ああ、もちろん正解がどうかなんて考えなくていいよ。誰もそんなもの、分かる訳はないんだ」
どうやら海洋貴族ご所望の品であるらしい。しかしまずは数と種類を用意したいというところだろうか。
夢売りの告げた『夢』とはそのままの意味。眠っている時に過ごす不可思議な世界のことだ。願望であったり、過去であったり、時には全く関係なく意味のわからない夢もあることだろう。彼はそれを買い、そして売る者なのである。
見たい夢があるならば、彼から買うと良い。
見たくない夢を見続けるならば、彼に買って貰えば良い。
けれど彼から売買されたとして、ずっとその夢を見るとも限らない。ずっとその夢を見ないとも限らない。あくまで『切欠』なのだと夢売りは語ったらしい。
話は戻るが、ディープシーにとって現実味の薄い夢である。イメージができるのならば同じ種族でなくても良いだろう。
「ストックもまだあるんだけれど、そもそも『イレギュラーズの夢』は需要があってね。だから本当に貴族のお眼鏡に叶うのか? なんてことは気にしなくていい」
依頼である以上、ハイ・ルールに則る必要はある。けれどもその先の結果はイレギュラーズのあずかり知らぬところであり、夢売りもまたそれを承知した上で依頼しているのだ。
――さて。どんな夢なら良いだろうか?
- ウィスタリアの見る夢完了
- GM名愁
- 種別通常
- 難易度EASY
- 冒険終了日時2020年12月08日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●うみのそこ
(海の中の、夢だからといって。かならずしもご期待に沿えないということでは、ないでしょう)
同じ海種とて、住む世界が異なれば見方も異なろう。海には心安らぐさざ波もあるが、それすら聞こえない孤独の空間もあるのだから。
『半透明の人魚』ノリア・ソーリア(p3p000062)は海の中を沈んでいく。手を伸ばしても海面は遠く、大きな円であった太陽はやがて点へ。何に引かれているのだろう? わからない。ノリアの身体は背中から、真っすぐに海底へと落ちていくのだ。
こぽこぽと泡沫がノリアの望むように海面へ上がって行って。けれども彼女自身はその望み通りに上がれない。纏わりつく魚たちも彼女に追いつけず、すぐ離れて行ってしまう。
もう、太陽は見えなかった。
鯨たちの物悲しい鳴き声も次第に弱まり、消えていって――暗く寂しい場所に独りきり。まるで世界に棄てられてしまったようで。
(……ああ、けれど。同じものが、たくさん)
周囲へそっと視線を巡らせてみれば、棄てられてしまったあれやこれやが落ちていて。もう誰のものでもないのだというようなそれを、ノリアはそっと手に取る。
ねえ、だって、だれもいないから。
きっと太陽の光を浴びればキラキラ輝く剣を手に、必殺技の真似事を。
動きにくそうな、それでいて魚のヒレのように揺れる豪奢なドレスへ尾を通し、くるりと踊って。
捨てられてしまった同士で遊んでいると、不意に底へ触れた感覚がした。
「海底、ですの?」
問いに答える者はいない。それでもノリアは気にしなかった。
(こうなったら、もっと深くまで行ってやりますの)
海底の泥は柔らかい。そこを掘り進め、ノリアは泥の更に奥深くへと身を沈めていった。
●月の揺り籠
(海種が見る夢、か)
自身と異なる種族が見る、いや見たい夢を思い浮かべながら『戦場のヴァイオリニスト』ヨタカ・アストラルノヴァ(p3p000155)は現から沈んでいく。海から離れるのならば――。
パチパチと薪の燃える音が響く。ヨタカはそっと目を開け、揺らめく炎を瞳に映した。暖炉だ。本棚にソファ、ローテーブル。良く外が見える出窓もある。ヨタカは引き寄せられるようにその前へ立つと、窓を開けた。とっくに夜の帳が落ちた外は星が瞬き、宝石のように輝いている。
(あの星に……届いたら、良いのに)
そう思いながら手を伸ばすと――その想いに押されたか、背から生えた翼は大きく広がって体を空へと押し出した。高く、高く。この手では届かなかった場所まで上がっていく光景に、思わず束の間目を閉じる。
そうして次に目を開けてみれば、そこは数多の星々が浮かんでいた。翼で空気を押し出さずとも体は落ちていかない。これは無重力という状態だと異世界の本で知っていた。となればここは――宇宙という場所か。
いや、それにしては少し不思議な場所かもしれない。月も星も地上から見るのと変わらない姿。ようやくこれが『明晰夢』であるのだと気づく。
明晰夢とは「夢である」と自覚できる夢である。だから今、ヨタカは真実自らの意思でこの空間を揺蕩っているのだ。
(今のうちに……沢山、堪能しよう……)
暖かく、明るく心を照らしてくれるような星々の光の合間を縫い、或いは触れて。最後にヨタカが息つくのは淡く光る三日月。腰かければ何とも言えない安心感に包まれる。まるで、愛しきあの人の存在を感じるかのようで。
だからだろうか、夢の中だと言うのに睡魔がヨタカを襲う。月の揺り籠はこのまま寝てしまいなさいと言うようにヨタカを優しく揺らし、促されるまま目を閉じた。
(ああ……このまま、宇宙で溺れるなんて……)
眠気に満たされる最中、ヨタカは小さく笑う。きっと溺れたって死にはしないだろうけれど、こんな夢は魚だって見ないだろう、と。
●不受理許すまじ
夢とは時に願望を反映する。だからこれも『クリピンへ祈りを』江野 樹里(p3p000692)の願望、いや野望のひとつなのだろう。
樹里は広い広い海の中、祈り花を皆へ捧げながら泳いでいた。日課である。とても平坦で、平和と言えば平和かもしれない。
(けれど、こうしているだけでは叶いません)
皆――魚とか海月とか珊瑚とか――が集まっている場所へ行き、樹里は意を決して皆へ呼びかけた。
「今日こそ……この海を平らげるのですっ!」
その身より撃ちだされるは海を割る祝砲。1人ではその程度が限界だが、海の生物たちは樹里の祈り花を受けていたからなのか同じ魔法を使えるらしい。ならば何十回と同じ魔法を放てば海も後退し、陸だって見えてくるはずだ。
数々の轟音が鳴り響き、少しずつ海が退いていく。樹里の周りで何故か空中を泳ぎ、呼吸もできる海生生物たちが喜びをあらわにする中、樹里は宣言した――ここに『受理王国』を建国する、と。
海の者たちは受理王国の民に。そして樹里は国を先導する受理の巫女として祈り花を捧げる。これだけ見ればこれまでと変わらないように思うかもしれないが、王国民は確実に増えるのだ。
「目指すは不受理帝国の打倒です! 悪政を敷き、理不尽を強いる不受理帝国の圧政を許してはなりません!」
巫女の言葉におおー! と拳を突き上げる国民たち。自国の政は理不尽を敷いたりしないのだ。なればこそ、不遇な帝国民をどうにかしたいという心がある。
「受理を覗く時、樹里もまたこちらを見つめています」
それを不受理などと言うものに邪魔されてはならないのだ。故に、樹里たちの歩いた後には不受理の不の字さえ残してはならない。
「私たちの旅路は――まだこれからです!
●紡ぐ夢
「――あれ?」
そう呟いたのは虚、目を丸くしたのは稔――『二人一役』Tricky・Stars(p3p004734)は思わぬ場所へと飛ばされていた。
「これが故郷か?」
「いや……俺が具体的にイメージ出来てなかったせいか?」
夢の中だからなのか、2人はそれぞれの姿で立っている。鏡越しでしか見たことがなかったから少し新鮮だし体が軽い。けれど、それよりもと稔は視線を巡らせた。
炎だ。逃げ場はない。けれど囲まれているその先にはどうやら別の世界の様子が朧げに映し出されていた。練達に近い、何の能力も武力も持たぬ人々が平穏に暮らす世界だ。
「……記憶なんて、残ってるはずがないんだよな」
小さく呟いたのは虚だ。彼の故郷を映し出そうとしたものの、それが出来なかったのは――記憶に靄がかかってしまうから。住んでいた部屋も、気に入っていた景色も、友人や家族の顔さえも出て来やしないのだ。
「そりゃそうだよな。稔君の体であって、俺の体じゃないんだ」
現実世界で2人は1人。けれどそれは稔の体に虚の魂が逃げ込んだからに他ならない。故に虚は、自分に関わるそれ以外を自らの体へ残してきてしまったのかもしれなかった。
(まずいな、これでは悪夢になってしまう)
依頼と沿わぬものになってしまうと危惧した稔は、炎の先の朧げな景色を指さした。あそこへ向かって歩いてみようと。もしかしたら見たかった景色はあそこにあるかもしれないから、と。
炎に巻かれ、思い出したいことをうまく思い出せないという悪夢ではなく。そこから希望へ向かって歩いていくという結末へ夢(物語)を書き換えるのだ。
ああ、けれど。頭の中で『悪霊』の明るい声が木霊して、歩くほどに体が重くなっていくようで。
まるで――息が詰まりそうだった。
●都会の景色
ふんふんと鼻歌を歌い、再現性東京の町並みを歩く『不撓の刃』太井 数子(p3p007907)――いいえそれは昔の名前! 今はミーティアを名乗る彼女は、夢で騒がしくも楽しい都会の風景を見せんとしていた。
(海に囲まれて暮らすのも素敵だけど、それだけは寂しいものね)
だから今日は、いいえ今夜は素敵な1日をお裾分けしてあげる。
制服姿の彼女はショッピングモールへ。前は陰キャだった彼女だが、今なら堂々となんだってできてしまうのだ。
カラオケに行ってみたり。
ブティックにも行ってみたり。
SNSで話題のおしゃれなカフェだって行けちゃうのだ。
「あ、タピオカ!」
期間限定出店のタピオカワゴンに目をつけたミーティア。あれもSNSで広まっていたはず、と彼女はウキウキ列に並んでタピオカを頼む。とはいえ夢だからなのか、あっという間に順番が回ってきたけれど。
「ん、モチモチで美味し♪」
黒糖の深い甘みに顔を綻ばせるミーティア。タピって幸せに浸りながら引き続き街の散策だ。
(そういえばこの辺り、クレープのお店が多いのよね)
aPhoneでぽちぽちと店を検索すると、複数店舗が食レポと共に引っかかる。それらを吟味して、折角だからとちょっとお高めな店へ。
「カワイイ!」
一目で分かるくらいに可愛らしい外装。内装も外に負けず劣らずの可愛さで、メニューに載っているクレープも少し凝っているようだ。これは『映え』間違いなしである。
「それじゃ、写真撮って――」
手慣れた風にクレープを撮り、SNSへ。有名なお店ともあってすぐさま反応が上がってくる。それを満足げに眺めたミーティアは、外の見えるカウンター席に座ってクレープへ齧りついたのだった。
ああ、なんて幸せな1日でしょう!
●春を待つ
『歪角ノ夜叉』八重 慧(p3p008813)は暖かな風を感じて目を開く。そして広がる光景を認めるとほぅ、と小さく息をついた。
あと数ヶ月もすれば訪れるだろう暖かな春の陽気。木々は花をつけ、慧の両脇で鮮やかに佇んでいる。
ただ、現実とひとつ違うとすれば。
(夢でちと贅沢するくらいは良いでしょ)
最初は梅の並木通りであるが、途中から桜へと変わっていく。本来開花時期のズレる2種であるが、この世界ではどちらも盛大に咲き誇っていた。
夢だからこそありえない光景で――慧の好きな光景でもある。カムイグラらしい場所ともあれば、海洋にとっては近くて遠いものでもあるだろう。
梅と桜の境目にはちょこんと茶屋が建っている。そこで茶と団子を頼んだ慧は椅子に腰掛け、傘越しに並木通りの景色を楽しんだ。
「春が楽しみっすねぇ」
そう呟けば茶屋の婆がころころと笑いながらもう春ですよと返す。そういえばこの世界は春なのだったか。
(冬は冬で鍋が美味いっすけどね)
オーソドックスな味付けも、一風変わった味付けも捨てがたい。家庭によっては入れる材料――肉や魚、野菜とか――も異なるだろう。海洋ならば魚の種類は豊富そうだ。
(海の夢しか見ない、か)
少しだけ似ている、と思った。召喚前の地元を離れることがなかった自分に。そして興味があるくせに地元を離れられない、離れるつもりのない自らの主に。
だからきっと、力になりたいと思ったのだ。
●夢から現へ
夢とは、楽しいものばかりではない。けれども大半の者が楽しく、幸せな夢を求めるだろう。
(ゆえに、僕は辛く過酷な夢を見せてあげよう)
夢から現実へと戻り、向き合うために。
『影の女』エクレア(p3p009016)は小さく笑って眠りにつき――茹だるような暑さに見舞われた。
書物でしか知り得ない知識だが、海洋より大陸を西に行くと砂漠地帯が存在するという。水たまりではなく砂溜まり、照りつける日差しは酷く乾いて砂上の生き物を苛んでいく。けれどオアシスに着かなければ、水の1滴さえもあることはできないのだ。
「はは……水が恋しいね」
エクレアは砂避けに布で口元を覆いながら呟く。想像でできたはじめての砂漠だから、もしかしたら実際より暑いのかもしれない。逆に現実はもっと過酷かもしれない。けれどもエクレアはすでに水を欲して仕方がなかった。
これが依頼主なら――どうだろうか? 水の心地と潮の香りを恋しく、懐かしく思うことだろう。彼は海を嫌っていても、海に生かされて育てられてきているのだから。こうして水の気配のない場所まで離れてしまえば、戻ってきた現実は大層素敵だと思えることだろう。
(それにね、ウィディくん。僕は海が広大で無限大の可能性を持っていると思うよ)
だから、どうかもっと希望と夢を持って海と向き合えますように。その想いがこの夢を介して伝わるようにと、エクレアは乾いた空を仰いだ。
ウィディがこの夢を選んだとしたら、どこからともなく聞こえてくるその声に耳を傾けることだろう。そして――現へ戻り、酷く安堵することだろう。
●故郷の憧憬
ゴゥン、ゴゥン、ゴゥン。
どこか遠くからそんな音が聞こえてくる――本当は厚い壁が立ちはだかっているだけで、そこまで遠くないのだけれど――そう思いながら『扇風機』アルヤン 不連続面(p3p009220)は目を開けた。いや、目と呼べるようなものがあるかどうかもわからない。しかし旅人同士にできた子であるアルヤンは、扇風機の姿なれど周りを認識することができた。だって旅人(生きているの)だもの。
故郷である練達の景色が窓越しに見える。人間である母へ風を送りながら、アルヤンはもくもくと立ち上る煙を眺めていた。空調設備がしっかりしているためか、煙は地上に降りてくるのことなく煙たくも感じない。
アルヤンは母の仕事を手伝い、快適に仕事ができるようにとそよそよ風を送る。このポジションは機械修理をする格好良い母の姿を見るため最適な場所なのだ。それにこうしていれば母はアルヤンわよく撫でてくれた。
扇風機の父は寡黙で、あるいはなにも考えていない扇風機で。けれど母がアルヤンにかけた「お父さんに負けないくらい立派な扇風機になってね」という言葉に否定はしていなかったから、もしかしたら同じように考えていてくれたのかもしれない。
(2人とも、今頃何してるっすかねー)
これは夢。そうわかっているからこそ、アルヤンは現実の両親を思い浮かべる。母は相変わらず、複雑な機械を弄り回しているかもしれない。そうしてあっという間に修理してしまうのだ。父は……変わらない気がする。
(帰りたくなっちゃうっすねー……)
アルヤンは故郷と実家への憧憬を胸に、一時の夢へ浸ったのだった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れ様でした、イレギュラーズ。
皆様の見た夢は夢売りの手に。それは依頼人だけでなく、様々な人へと渡っていくことでしょう。
それでは、またのご縁をお待ちしております。
GMコメント
●すること
『ディープシーにとって』現実味の薄い夢を見る
海以外の光景なら、なんでもよいでしょう。
あなたの日常的に居る所や、好きな場所、想い出の場所なんかを、夢の中で訪ねてみませんか?
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。不測の事態は起こりません。
●概要
夢売りの催眠術によって皆様は夢の世界へ誘われます。眠る直前に考えていたことが夢として浮かび、リプレイではその内容を描写します。
プレイングでは夢として描いて欲しいことをお書きください。
お題は『ディープシーにとって現実味の薄い夢』です。同種族だから有利ということはありません。皆さんの想像を働かせてみてください。
●夢売り
眠たげな目をした少年。夢売りとも夢買いとも呼ばれており、どちらでも良いようです。
夢を商売道具にしています。これまで見たことのある夢は全て覚えているらしいです。
相手から拒絶されず、自らにその意思がある時、人を夢へ誘うことや、その夢を抜き取ることができます。
●ご挨拶
愁と申します。
夢売りにイラストがつきました。どうぞ彼に協力してあげてくださいね。
それでは、ご縁がございましたらよろしくお願い致します。
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