シナリオ詳細
緑へと渡る砂塵の幸
オープニング
●緑へと渡る砂塵の幸
「さて、と……それじゃあ今日も一丁頑張りますかねぇ?」
多くの荷物を積んだ荷馬車の御者が、汗を拭いながら目的地に向けての舵を取る。
彼等は『パザジールルメス』の民……混沌世界を渡り歩き、交易を通じて様々な情報を手に入れる遊牧民。
どの国にも分け隔て無く交易する事で、中立を装っている……のかもしれない彼等。
そして主には各地の名産品を別の地域に運ぶ事も、その役割の一つ。
そしてこの荷馬車の目的地はラサの砂漠の隣にある深緑の集落が一つ、『シルトリア』。
深緑には様々な集落があるものの、この集落の人達は交易を無碍にする事は無く、周囲の国の様々なアイテムを求めていた。
そんな村への取引資材を満載にした彼等の荷馬車……ただ、その様な資材を満載にした荷馬車となれば、当然ながら旨い汁を吸おうとする野盗が狙っている様で。
『はっはっは! ホラ、お前達。死にたく無ければここに身包み全ておいていけってんだよ!!』
と、突然現れた盗賊達が、パザジールルメスの荷馬車へと襲い掛かる。
「ひぃ……っ! わ、分かった……命だけは助けてくれっ!!」
「ああ、ちゃんと言う通りにすればなぁ!!」
声高らかに笑う盗賊……そして荷馬車に満載の、ラサの食べ物、装飾品の類いを横取りし、満足と共に荷馬車の馬、そして……御者をも、約束を破って殺すのであった。
●
「イレギュラーズのセンパイ達! ちょっと助けて欲しいっす!!」
と、『パサジールルメスの少女』リヴィエール・ルメス(p3n000038)は、ラサに委合わせたイレギュラーズの皆に頭を下げる。
立ち止ってくれた人達に、ありがとうっすよ……と頭を下げて。
「今回、あたしの仲間がここの野盗に襲われてしまったんっすよ……深緑と交流する為の資材を積んだ荷馬車に突如襲い掛かり、資材を渡せば命だけでも助けてやる、と言ってたのに、荷物を奪い、そしてみんなを殺してしまったんっす……」
「このままだと、みんなが浮かばれないッス……どうにかセンパイに、敵を取ってきて欲しいっす……!!」
「今回の野盗達っすけど、資材を積んだ荷馬車を無差別に襲い掛かっている様なんッス。勿論、周りに他の荷馬車とかが居ない事を確認した上で襲い掛かる様っすから、皆にもその資材を積んだ荷馬車を渡すっす。盗賊を誘き寄せて、倒して……出来ればそのままその資材を、深緑に運んでいって貰えると、本当に助かるっすよ!!
そして、最後にもう一度イレギュラーズを見渡して。
「センパイ、本当、宜しく頼むっすよ!!
と、懇願する様な視線で、頭を下げた。
- 緑へと渡る砂塵の幸完了
- GM名緋月燕
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年11月26日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●混沌を渡る
もう直ぐ夜が明ける夜明けの時……ラサの砂漠地から、混沌世界を渡り歩く、『パザジールルメス』の民。
様々な国と交易を行い、分け隔て無く接する事によりその立場を明確にしている彼等。
だからこそ、交易の手を止めるわけにはいかない……交易の荷馬車は今日も各国に向けて出発する。
……しかし、そんな交易の馬車を襲うは悲劇。
「盗むならまだしも、わざわざ殺すのは捨ておけないね!」
「そうだね。命まで取る必要なんて無いだろうに、随分と酷い事するね!」
憤る『暁の剣姫』ミルヴィ=カーソン(p3p005047)と、『森ガール』クルル・クラッセン(p3p009235)。
そんな二人の怒りに『森の善き友』錫蘭 ルフナ(p3p004350)も。
「全くだよね。荷物も命も奪うだなんて、金の卵を産む鳥を殺すような阿呆だから盗賊にまで身を落とすんだよ」
と辛辣な言葉を吐いており、総じてイレギュラーズ達は怒り心頭だった。
それもその筈、盗賊達は交易の荷物を差し出せば、命だけは助けてやると言ったのに……積み荷も、行者達の命も、何もかも奪い去って行ってしまったのだ。
「まぁ、交易の馬車を盗賊が襲うなんていうのは日常茶飯事だからね。勿論約束を破った事に対しては罰するべきではあると思うけど」
と『砂漠に燈る智恵』ロゼット=テイ(p3p004150)が言葉を紡ぐと、それに『撃劍・素戔嗚』幻夢桜・獅門(p3p009000)が。
「そうだな。商売やってれば盗賊が来るのは当たり前みたいなところがあるが……だが、あいつら普段はこの砂漠のどこに居るんだろうなぁ……?」
との言葉に、クルルとルフナが。
「どんな理由があるにせよ、命を奪うのは許せないよ! ほっておいたらもっと犠牲が出るから、ここで根を絶対に断ってみせる!」
「ん、そうだね。ま、人生の反省会は後でたっぷりしてもらえばいいさ」
そうしていると『 』伽藍ノ 虚(p3p009208)と、『軍人を騙す演技派』アリア・テリア(p3p007129)、『砂翔ける曲芸師』クンプフリット・メーベルナッハ(p3p008907)の三人が到着。
借り受けた2頭立ての幌付きの荷馬車に、リヴィエールに聞いた、同じ交易品を荷車に満載にした上で。
「お待たせしました……約束通り幌付き馬車を借りてきました。後……リヴィエールさんに、盗賊にとって都合の良さそうな襲撃ポイントも幾つかピックアップしてきました……」
「そうそう! それじゃ砂漠のキャラバンの始まりだよ!」
「そうだね。イレギュラーズとしての本格的なお仕事、頑張っていくとしよっか」
と言うと、御者役のテリアを残して他の仲間達は幌の荷台の中へ乗り込む。
「あ、ルフナ君、ミルヴィちゃん。私が歌い始めたら変な日とが居るから、荷物を落としてね?」
「了解ー」
ひらひらと手を振り頷くミルヴィ。
そしてテリアも性別が分からないよう外套を着込み、御者台へと乗り込み、馬に鞭を打つ。
そうして、イレギュラーズ達は、盗賊が出て来そうな場所に向けて移動を開始するのであった。
●弔われずの影
ラサの砂漠を進むイレギュラーズ。
空から照りつける陽射しはギラギラと激しさを増していく。
「この砂の地に来るのも久しぶりだな……それにしても、相変わらず暑いなぁ……」
うんざり気味に、獅門がぽつりとぼやく。
でも、荷車の中で待ち構える作戦の為、暑くてもそこから出て、涼むことは出来ない。
寧ろ、暑くて狭い所について、猫の習性的に好ましいと思って居るロゼットも居たりするので、感じ方は人それぞれ。
「うーん……狭い中で、しかも砂漠のド真ん中。仲間の子達との密着感が凄い事になってる……ね?」
と、色っぽい言葉を呟くクンプフリットだが、それにクルルは。
「え、ええっと……そう言われると、意識しちゃいますねっ」
「勿論、意識して貰って構わないわよ♪」
と、妖艶に微笑むクンプフリットに、顔を赤らめるクルル。
ともあれ今は仕事中……決して油断してはならない時。
馬を牽くテリアは、進路をじっと見つめていつ盗賊達が出て来ても良い様に注意、警戒を行う。
更にはルフナは精霊疎通で風と光の精霊を召喚。
又、ミルヴィはファミリアーの鳥を飛ばすことで、周囲に自分達以外の集団が無いかを観察する。
加えて虚は感情探知とエネミーサーチを周囲に張り巡らせる事で、少しでも人である敵の気配を事前に察知出来るように工夫する。
そんな索敵をしながら、イレギュラーズの馬車は砂漠を進み……次第に人気のない所へと差し掛かる。
虚がリヴィエールに聞いてきた襲撃ポイントではあるが……勿論、此処で敵が仕掛けてくる保証は無い。
「取りあえず……敵が襲撃してこなければ、少し先に町がありますし、そこまで行って馬を休ませましょうか?」
と、テリアは一人ごちる様に言いつつ、荷車の中に居る仲間達へ伝達。
砂地が山のように両側面に少し盛り上がっている所を、一気に乗り越えようとした……その瞬間。
「……!」
精霊と、鳥の視覚が……人の集団を感知する。
更にはエネミーサーチの感覚が、近くに敵対心を持つ者を鋭く察知する。
--コンコン
と、荷車の中からミルヴィが御者の台の方へノック。
それに小さく頷き、テリアは軽く周囲を確認。
視界の端に、何者かが動く影を発見し。
「砂の海を東へと、泉の緑を南へと……♪」
と、優しい旋律で、歌を口ずさむ。
……それを合図として、テリアは馬一頭の手綱を牽いて、立ち止らせる。
もう一頭はそのまま前へと進もうとした結果、荷車が大きく揺れてしまい……荷車から積み荷が零れ落ちる。
「もう、何やってんのよー……」
と旅芸人の振りをして、馬車から降りて、零れた積み荷を拾うミルヴィ。
「ああ、ごめんごめん。ちょっと馬が暴れてしまいました」
馬から降り、荷車が立ち止る。
そして、そんな御者に対して荷車からぴょこんと顔を出したルフナが。
「ねー、今どのあたりなのー? 深緑はまだ遠いの?」
と問い掛けると、それにテリアが地図を取り出し。
「そうですねぇ……まだ半分位と言った所でしょうか?」
「えー……ずっと馬車の中で飽きちゃった。休憩しようよー」
と無垢なハーモニアの子供を装い、休憩をねだる。
「でも……少し遅れ気味ですしね……」
「やだー、休みたいー!!」
言う事を聞かない様な仕草をするルフナにテリアとルフナが。
「分かりました。荷物も零れてしまいましたから、一度締め直しもしておきたいですしね」
「そうねぇ……んしょ……重いー……」
頷きながら、非力な振りで、零れた荷物を積み直していく。
そうしながらミルヴィは。
「そういえば、最近この辺りで強奪事件が起きたらしいわよねぇ? 危ないから急がないと!」
と、敢えて周りに聞こえるよう、大きな声で話すと、テリアも。
「その様ですね……それにここ、見通しも悪いですから、襲うには都合の止さそうな場所ですからね……一刻も早く、脱出したい所です」
と、同じく周りに聞こえるよう、大きな声で会話。
そして。
「取りあえず荷物を整えたら、馬の調子よさそうなら進みましょうか」
と積み荷を整え終わり、いざ再出発しよう……と再度荷車へと乗り込むテリア。
荷馬車に向けて、全方向を包囲する様に隠れていた盗賊達が、一気に仕掛けてくる。
「ひ……っ!?」
驚き、馬車を止める。
そして進路を塞がれた状態で、盗賊達の中の一人が。
『おい、そこの御者、そこから降りろ! 降りなければ……分かってんだろうなぁ!?』
と、荒々しい口調でシミターを向けてくる。
鈍く輝くその切先は、斬れ味抜群なのは間違いない。
「ひええ、命だけは……!!」
とテリアは御者台を降りる……そして、さりげなく馬を守る位置に移動。
そして、先程のやりとりを見ていたのだろう……幌の方にももう一人の盗賊が向かい。
『おら、中に居るのは分かってんだ!! お前等も出て来い!!』
と幌を空ける。
勿論、そこにはミルヴィとルフナの二人の姿。
仕方ない、と二人も幌馬車を降ろされる。
……そしてそれ以外にいないか、と幌の中を軽く見渡すが……隠れているイレギュラーズ達を発見する事は出来ない。
そして見つかった三人を馬の方に並ばせて、4人がそれを見張り、残る16人の盗賊達は、幌の入口を切り裂いて、荷物の物色を開始……しようとしたその瞬間。
「今だっ!」
クンプフリットが声を上げる。
『っ!?』
突然の声に驚き、立ち止る盗賊達。
荷車の荷物の中から次々と姿を現わすイレギュラーズ。
幌を斬り裂いた一体目の盗賊に対し、クンプフリットがマリオネットダンスで攻撃し、更には獅門の五月雨、虚の逆再生が次々と決まり、立ち塞がっていた一匹は、不意を突かれ瞬殺。
「残念、罠に嵌まったんだよ!」
とテリアが嬉しそうに声を上げる。
更には虚も。
「斉射、お願いします……!」
と、ショウ・ザ・インパクトを追加行動で放ち、幌近くの敵を吹き飛ばす。
そしてフリーとなった幌前から脱出すると共に、ロゼットとクルルは幌の上に陣取り、他の仲間達は仲間と戦列を整えて行く。
『チッ、刃向かう気か。ならばてめぇら、どうなるか分かってんだろうなぁ!?』
シミターを掲げる盗賊達、そして驚く馬。
「ごめんね、大丈夫だからね」
と、テリアは馬にそう語りかけ、軽く頭を撫でて、落ち着かせる。
そしてルフナが。
「本当、無抵抗な交易の荷馬車を襲って私欲を得ようとするだなんて、盗賊達も落ちぶれたんだね」
と盗賊に言い放ちつつ、クローズドサンクチュアリで自己強化。
続いてミルヴィと獅門が。
「色々と思う所はあるけど……でも、ちゃんとけじめはつけないとね?」
「そうだな……さぁ、一気に仕掛けていくぞ!」
ミルヴィは熱情のアトフを発動し、敵陣に怒り効果を付与し惹きつけ、対し獅門は五月雨で攻撃し、敵の接近を攻撃で以て対処する。
そしてテリアは。
「さぁ覚悟! 呪いのお味はいかが?」
と臨戦態勢へとシフトし、先ずはディスペアーブルーを発動し、呪殺効果を付与。
そして虚も、馬車の前に立ち塞がり、徹底的なマーキングで馬車内に通さない様に動く。
一方でクンプフリットは、馬の方へと移動、少し仲間達から距離を取りつつ、馬の近くの盗賊4人へと対峙。
それを補助する様、幌の上からクルルが狒々落としで連携し、攻撃する事で、相手の回避能力を引き下げていく。
最後にロゼットは、仲間達全員に向けてミリアドハーモニクスで回復を施していく。
そんなイレギュラーズの攻撃の後、盗賊達の反撃開始。
各々の手に握られたシミターを全力で振り回す事で、イレギュラーズ達に対し毒の一つ、二つを付与するべく攻撃する。
数撃は躱すが、避けきれずにダメージを喰らうミルヴィ。
「アンタ達が食うに困って盗賊なら仕方ない……けど、命乞いした人達をわざわざ殺したアンタ達は許しちゃおかないよ!」
ただ、決して崩れ墜ちる事無く、更に敵の怒りを買うが如く、次の刻も熱情のアトフを繰り返す。
そして敵の攻撃を一通りこなし、次の刻。
「僕の周りでは、誰も倒れさせないんだから」
と、ルフナはダメージを喰らった仲間へ神奈備で支援し、更にロゼットもミリアドハーモニクスの回復で、戦線を維持。
そしてテリアはウェンカムヒを使い、ミルヴィと手分けしてターゲットを分割。
馬の側の敵をテリア、幌の側のをミルヴィと分けた上で、合流をさせないよう、それぞれ距離を取りなおす。
そして、馬の側の敵をクンプフリットがゾーンバインドで攻撃し、幌の側の敵を獅門の五月雨と、虚のマジックロープ、クルルの羆狩りが続く。
イレギュラーズ達は、攻撃を集中砲火する事で、敵を一体ずつ確実に仕留める。
馬の側で対峙していた盗賊四体は、十分程にて決着が付き……馬を守るべくテリアが其処に残り、残るイレギュラーズ達は幌側の盗賊を、逆包囲。
『何っ……!?』
いつの間にやら、不利な状況に陥っていたのに驚きを隠せない盗賊達。
だが、もう逃げるなんて道は残されて居ない……それに残るは後3人。
『くそっ……殺せ、殺せ殺せっ!!』
と、破れかぶれで対峙するイレギュラーズを倒すべく、シミターを全力攻撃で振り回す。
そんな大振りの一撃を喰らうも、パンドラの力を発揮したイレギュラーズ達は、決して地に臥す事は無い。
『倒れたはずなのに……何故だ!!』
と驚くが。
「今迄お前等が襲った人達は、抵抗しても力技でねじ伏せてたんだろう? 殺した人達の恨み……それをここで返してやる!」
と、獅門の宣告と共に、獅子歯噛でトドメを刺していく。
残り二人を、1対4で対峙し、完全に逃げ道を封じる。
幌上からロゼットの混血触翼が襲い掛かり、それと同時にクンプフリットのマリオネットダンス……その双撃に倒れる。
残る最後の一体は、絶望の表情を浮かべて。
「これで最後だよっ!」
クルルの狒々落としは、致命的なダメージを叩きつけ……最後の盗賊も、砂地の上に臥すのであった。
●空の星
「ふぅ……どうにか終わった。でも、後はこれを届に行くだけだね?」
と、息を吐くテリアに、こくりと頷くロゼット。
「ん……そうだね。それじゃ、後は任せたよ」
と、再び幌の中へと引っ込んでいく。
そしてクルルが。
「それじゃ、距離はまだまだあるし、他の盗賊が来ないとも限らないし…油断せずに深緑へ向かおうか!」
「そうだね。それじゃ、レッツゴーだよ」
ルフナの言葉。
そしてイレギュラーズ達は、荷馬車を連れ、数日を掛けて深緑の町『シルトリア』へと到着。
「よし。それじゃ積み下ろしを手伝わせて貰うな」
と、獅門の提案に虚も。
「あ……僕も、手伝います……」
と手を貸して、手分けして荷下ろしを開始。
その荷を開くと、嬉しそうな表情をするハーモニアの商人に。
「この荷馬車にどんなの積んでたか知らなかったんだけど、どういうのだったのかな?」
とクルルが問い掛けると、それに商人は幾つかの箱を開いてみせる。
その中に入って居たのは、ラサで作られた装飾品や、食材、資材等々。
ここ深緑では手に入りにくいものばかりが入っており、交易する事でそういう物を補充しているのだろう。
そして、それら資材を運びつつ、テリアは盗賊を討伐した物語の一節を、町の子供達を集めて歌う。
「外の世界の話……楽しんでくれるかな?」
と笑いかけ、子供達に詩を歌う。
……その詩に目をキラキラさせて、聞き入る子供達。
無事に全ての荷物を運び入れ、今回の冒険譚を伝え……深緑の人達から、感謝の言葉を受け止めつつ、イレギュラーズは帰路へとつくのであった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
パザジールルメスからの依頼にご参加頂きまして、ありがとうございました!
殺されてしまった被害者達も、浮かばれたことと思います……!
GMコメント
皆様、こんにちわ。緋月 燕(あけつき・つばめ)と申します。
今回の依頼ですが、パザジールルメスの民の交易を手伝う依頼となります。
このシナリオの名声についてはラサと深緑に行われます。
●成功条件
ラサから出発する荷馬車を率い、深緑へと連れて行く事です。
ただ、途中で襲撃を嗾けてくる盗賊集団を倒す事も必須の成功条件となります。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●周りの状況
荷馬車を率いていると、不意に盗賊達が襲いかかる事になります。
時間は不明確ですが……周りに人目がない事を確認してからになりますので、自然と時間は限られる事でしょう。
敢えて周りに人目がない様な状況を作り出すことで、敵が奇襲してくる時間を上手く誘導出来れば皆様二優位に進められるかもしれません。
●討伐目標
敵となるのは盗賊集団が20匹です。
盗賊達はどうやら夜目が利くようなので、昼夜余り関係無く行動が可能です。
とは言え夜は周りに灯りが無いと、上手く敵同士が連携出来ない……という事はあるかもしれません。
又、敵の武器はシミターを両手に装備しており、武器には猛毒が仕込まれています。
攻撃手段はそれのみですが、それ以外にも自己回復の機能も持っているので、攻防バランスが取れた盗賊達と言えますので、ご注意下さい。
それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。
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