シナリオ詳細
ぷるぽよなアイツ
オープニング
●異変
ふんふんと鼻歌を歌いながら、1人の少女が森へ向かっていた。
籠を両手に抱える少女は平和な春の森を抜け、目的地である草原へ。
そこは彼女のお気に入りだった。
暖かい日差しにそよぐ風。慣れ親しんだ草花の匂い。
近頃は盗賊の動きが活発になっているそうだが、この辺りでは現れたという話を聞いたことがない。
(もし出たって、自慢の足で村まで逃げ切ってやるわ! 村には
けれど、その足は目的地の手前で止まる。
「何、あれ? 花、ではなさそうだしなぁ」
木々の間から見える草原。色とりどりな何かが見えるのは気のせいではない。
花のように風にそよぐわけでもなく、さりとて岩のように固そうにも見えなかった。
そんなソレと徐に目が合い、少女は目を瞬かせる。
そう、目があったのだ。
「……ひっ!?」
1対、2対。つぶらな瞳が増えていく。けれど感情の読めぬ黒目は不気味でしかない。
不意にぞろりとそのカラフルな群れが動いた。……少女の方へ。
その動きに少女の肩が跳ねて籠が腕から零れ落ちる。それは草の上へかさ、と軽い音を立てた。
●ぷるぽよな群れ
「マジックスライムの群れが、薬草畑に住み着いてしまったようなのです」
『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)が依頼書を見ながら説明する。
薬師の娘が薬草の採取に行った際、遭遇したのだそうだ。幸いにして転んだ時の擦り傷のみですんだそうだが、帰ってきた少女の話す特徴に村民達は顔を青くした。
「色によって性格や攻撃の仕方が変わる、不思議なスライムなのです。村の人達じゃ太刀打ちできなくて、以前別の場所に住み着いたときは泣く泣く諦めたらしいのですよ」
聞けば、物理的な攻撃が通らないのだという。魔法なんて心得のない村民達は、1度は追い払うことを諦めていたのだった。
しかしあそこは薬草を育てるのに最適で、人が立ち入るのに安全な場所。今最も広い薬草畑だ。この場所を諦めてしまったら村に薬が足りなくなってしまう。
村民たちは相談して資金を集め、ローレットに依頼として持ち掛けたのだった。
「今わかっている色は4つなのです。
まず赤色。苛烈な色ですよね。バーンって体当たりをかましてくるのです。
次に青色。攻撃してくるところは見たことないそうです。でもキラキラした光を出しているので、回復をしているかもしれませんね。あ、それとも仲間を強くしているんでしょうか? その辺りはちょっとよくわからなかったのです。
黄色は何かベタベタするのです。飛ばしてきたそれに足を取られて、転んじゃった村民さんもいたのですよ。
緑色はなんだか……うーん、なんでしょうね? あの色を見てると、何故かムカムカしてくるのです。あと図太そうな感じでした」
他にもあるかもしれないが、ユリーカや村民が知っているのはこれだけだという。
このままマジックスライムに薬草畑を占拠されてしまえば、村で作ることのできる薬ははるかに減ってしまうだろう。
「風邪を引いた時とかに薬がないと、死人が出る事態だってありえるのです。皆さん、どうかよろしくお願いしますね」
- ぷるぽよなアイツ完了
- GM名愁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年05月21日 21時30分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●カラフルなぷるぽよ
「……あれか」
木々の間からマジックスライムの姿を確認した『銀血』白銀 雪(p3p004124)。
スライム達はまだ気づいていないようで、時折ぽよんと跳ねたりぼんやりと佇んでいる。あれだけ見れば無害そうだが、群れで向かってこられたら逃げもするだろう。
「物理攻撃が効きづらい以外に数も多いですし、何より不明な特色のスライムが居る可能性が高いですね」
中々に厄介な案件ですね、と『自称・旅人』ヘイゼル・ゴルトブーツ(p3p000149)が呟きながら、色ごとにスライムの数を数え始める。
「……今分かっている色、か。不確定な色があるかもしれない、と。何色?仮に虹色なら7色……?」
意味のない予測ではあるが、と思いつつも雪の独り言が漏れる。その視線は近くで同じようにマジックスライムを観察している白いスライム──ミルク・ココナッツ・ヨーグルト(p3p000600)へ。
視線を感じたミルクはぷるぷると首を振るように震えた。
「わたしわるいすらいむじゃないよ!」
「わかっている」
短く首肯し、視線をマジックスライムへ向け直す雪。
マジックスライムの特性を知っていれば、ヘイゼルの言う通り『中々に厄介な案件』である。しかし、それを抜きにしてカラフルな群れとその様子だけを見れば──。
「こんな可愛らしいスライムが都合よく居るなんて。えぇ、良い世界ですねぇ、えぇ」
こういった意見も出てくるものである。
ぽよんぽよんと震える可愛らしい姿に『自称天使』ティアブラス(p3p004950)は薄い笑みを浮かべ、小さく頷いていた。そしてふと首を傾げる。
(こちらの世界には、もっと硫酸っぽい強力なスライムさんも居るんですかねぇ?)
会いたいとは決して思わないが、興味が湧いたと言うべきか。
スライムと言っても種類は様々なはずだし、元いた世界と違う部分だって過分にあるだろう。
そして、奇しくも強力なスライムと戦ったことのある者がイレギュラーズの中に1人。
「マジックスライムねぇ。少し前に魔王スライムと戦ったのだけれど、あれより厄介そうねぇ」
その1人である『とにかく酒が飲みたい』祈祷 琴音(p3p001363)は「はぁ」と溜息をつきながら頤に指を当てた。
数が多い、物理が効かない、特性が変わるの3拍子。
まだ以前戦ったスライムの方が単調な戦闘スタイルでマシだったと思う。攻撃力はおそらく今回の方が低そうだが。
「1杯やってささっと倒して、成功を肴に盛大に飲みたいわねぇ」
そう呟いて愛用のスキットルから酒を煽る琴音。実に飲んだくれな発言である。
『最速願望』スウェン・アルバート(p3p000005)がそういえば、と思い出したように呟いた。
「スライムって凍らせて食べると旨いとか聞いたことあるッスね」
スウェンの発言に琴音の唇からあら、と言葉が零れ落ちた。その唇がゆっくりと孤を描く。
「それはお酒のつまみになるかしらねぇ」
その瞳に先程までの気怠さを含んだ光はなく。
どうやらやる気スイッチが入ったようだった。
彼らの足元から「あ!」と可愛らしい声が上がる。
「そうだ、青いスライムつかまえたら薬草のかわりになるんじゃないかなー。攻撃してこないし、回復とかしてるかもって言ってたしー」
『兎に角』オカカ(p3p004593)が円らな瞳を仲間へ向け、どうだろう? と言うようにこてりと首を傾げた。
「薬草の代わりになるかはわからないけど……いざという時に薬草はないと本当に困っちゃうよね。村に住んでれば、すぐにお医者さんのところに行けないこともあるから」
『梟の郵便屋さん』ニーニア・リーカー(p3p002058)の視線はスライムの足元、薬草畑へ向けられていた。
遠目では視認しづらいが、あの足元には村人達が育てていた薬草があるはずだ。
「ええ、薬草は村に必須。おいそれと負けてあげるわけには参りません」
ヘイゼルがスライムを数え終え、仲間へそれを伝える。
「では、ゆるりとまりませうか」
●ぷるぽよなめんどくさいヤツ
森から出てきたイレギュラーズにスライム達が気づき、ぞろりと移動を始める。
「行かせねぇッスよ」
その眼前へ真っ先に立ちはだかったのはスウェン。緑色スライムの1匹に向かい合い、それ以上の進行を許さない。
仲間内で最速のスウェンに続き、ミルクやオカカがスライム達の前へ立った。
「ねぇ、君達! ここから退去してくれないかな? ここは村の人達の薬草畑なんだ!」
緑スライムの前に立ちはだかったミルク。その言葉は平和的解決を望む説得だ。
仲間が原因不明の怒りに攻撃を加えないように……というよりも仲間から緑スライムが見えないよう、自らの形を変えてカバーする。
半透明のため完全に隠すことは難しいが、ミルクの体を通して見る緑スライムは輪郭がぼやけて怒りを抱かせにくく──感じなくもない。
同じスライム、倒さなくとも退いてもらえるのならそれに越したことはない。同種ということで言葉も通じるはず、と一縷の願いを込めて説得を試みる。
しかし、ミルクを見返す黒い瞳は何の感情を映すこともなく。崩れないバベルの通じない相手──知能の低いスライムのようで言葉が返ってくるわけでもない。
ミルクはといえばスライム同士だからか、違う原因だからか不明だが今のところムカムカしてくることもなく。
「でも退去しないなら実力行使! シールドバーッシュ!」
両手で持った大盾で緑スライムへアタック!
けれど、スライムはその衝撃にぷるぽよんと震えたのみ。大して痛そうな様子もない。
「……あれ? 効いてない!?」
なんでなんでー!? と慌てるミルク。その脇をひょいとすり抜けるように緑スライムがマークを外れる。
「あっ、待ってー!」
慌てて追いかけ、マークし直したミルクの背中越しにティアブラスの声がかかる。
「物理は効きませんよぉ」
「あ、そうだった! 忘れてた!」
ならば、とミルクは近距離術式を発動。スライムへ術式攻撃を向けた。
前衛が緑スライムと相対している間に、後衛となるヘイゼルやティアブラス、雪が距離をとってスライムを狙う。
「まずは厄介そうな支援型スライムからですねぇ」
ティアブラスが携えるは2丁の魔力銃。そこから放出されるのは、親和性を高めた『破壊力』という名の魔力だ。
攻撃をくらった青スライムは真ん丸な目をティアブラスに向け、ぷるぷると震えはじめたかと思えばキラキラとした光を周りに出現させる。
「なるほど、あのように回復するのですね。あの青スライムから倒しましょうか」
「了解した。依頼は依頼、尽力する」
観察していたヘイゼルの呟きに雪が重たげな大砲を青スライムへ向け、武器を媒介に練り上げた魔力を放出する。
一直線に通り過ぎていく魔力。それを見つめていた雪はほんの僅か、眉をしかめた。
「……躱されたか」
射程には標的とした青スライムの他にも3匹ほどいたはずだった。しかし、転がっているのは2匹。よりによって標的に躱されてしまっている。
「でも、逃げづらくなってるわよぉ」
聞こえた声に雪が視線を向ける。
やや異なる場所にいた琴音は緑スライムの影響を受けないよう、近距離と遠距離それぞれの攻撃手段を用意していた。今いる場所からなら遠距離攻撃が有効か、とカクテルシェイカーでシェイクする。
中身は酒──ではない。
「スライムはスライムらしく、人間に蹂躙される雑魚でいてほしいわねぇ」
そんな言葉と共に開けられたシェイカーから、練り上げられた魔力が術式を展開させて青スライムへ跳んでいく。
それに追随してヘイゼルが弓持っているような構えを取ると、薄暗い靄が弓と矢の形を成した。十分に引いて離すと、それは──死者の怨念は矢の形状を保ったまま、青スライムへ飛来して追撃する。
攻撃に攻撃を重ねられた青スライムは、でろんと溶けるようにして消え失せた。
倒したことを視認したヘイゼルは前衛の抑える緑スライムの方を見る。
色はわかるが、これだけ距離があれば流石にムカムカといった腹立たしい気持ちも湧いてこないようだ。
そう確認して、ヘイゼルは状況把握と共に次の標的を探すように視線を動かす。
「1匹減りましたね。次は──」
「わぁっ、べとべとだよー」
言いかけた言葉を切り、ヘイゼルは声の主を見やる。
「まあ、自分の速度に支障があるわけじゃねぇッスからこのままでもいいんスけど……」
よく見ればオカカだけでなく、スウェンにも黄色い何かが付着している。ゆっくりとその腕から流れ落ちるソレは、見るからにねっとりとした嫌な半固体だ。
いや、まだ半固体なだけマシかもしれない。
(スライムってぽよぽよしてて可愛いんスけどね……)
この手の半固体なスライムならまだしも、完全液体のスライムとなると『ぷるぽよー』なんて可愛い反応じゃあ済ませなくなる。
「打たれ強さにはそれなりの自信があるもの、そんなんじゃ止められないわよぉ」
同じように黄スライムの攻撃を受けた琴音は言葉の通り止まることもなく──根本的にほとんどダメージが通っていないためだが──黄スライムへ攻撃し返していた。
スライムを観察しつつ攻撃していたティアブラスが、徐にぽつりと。
「何匹か集まって合体とか面白い行動しませんかね?」
「しないだろう。その特性は聞いていない」
その呟きに、スライムに視線を合わせたまま雪が答える。
「しない? 残念でございますねぇ」
「そんなことになったら、村単位で済む話じゃなくなるかもッス……」
その会話を背中越しに聞いたスウェン。こちらもスライムから視線を外さぬまま溜息のように言葉を吐きだす。
ただでさえ面倒な特性を持っているのだ。更に合体したり、厄介な特性が増えても困る。
(色によって性格……知性か本能が表に出るってことは、単に機械的な行動をするわけじゃあないってことだ)
つまり、現在情報のある色以外にも発現する可能性は低くない。同様に、合体という特性を得る可能性もなくはない。
「成長される前にここで確実に仕留めるのが大事ッス、ね!」
青から緑へ色を変えたスライムへ、機敏に反応したスウェンが立ちはだかる。
しかし、そいつを見てしまった者がいた。青色スライムを優先的に倒そうと、毒瓶を振り上げていたニーニアだ。
ふわふわと低空飛行したまま、ニーニアは色の変わったスライムから目を離せない。
(いけない。見てもイラつかないように、頭の中で楽しいこと思い浮かべて落ち着かなきゃ)
楽しい事。そう、お風呂とか。黄スライムのベタベタ、私もついちゃったし。落ち着け私。楽しい事。お風呂。
「このお仕事が終われば大好きなお風呂が待ってる。お仕事終わりのお風呂はきっと最高……うん、頑張れ、」
イラッ。
「ない! 何だかムカムカしてきた!」
きっと眉尻を吊り上げたニーニア。肉薄して緑スライムへパンチ!
ぴょんと跳ねてそれを回避した緑スライム。目の前に立ちはだかるスウェンを暫し見つめる。
そして徐に、横へ。
「あっ、待つッス!」
逃がさないと言わんばかりに先回りしていくスウェン。神秘礼装式義足でスライムへ蹴りをかまし、自らへ注意を促していく。
「行かせないよー!」
一方のオカカは緑スライムと睨めっこ。スライムが移動し始める前にその進路を塞ぎ、通り抜けを許さない。
通せんぼされた緑スライムはオカカが執拗に進路を邪魔してくることを知ると、オカカへ体当たりをかました!
「わぁっ……っとと、あれー?」
身を丸くして攻撃を耐えるオカカ。顔を上げると目を丸くする。
「青くなってるー」
「こっちが緑色になってるわねぇ」
後ろからの声にオカカが振り返ると、緑スライムから視線を逸らそうとしている琴音が目に入る。
「あっ、回復されたッス!」
これまた聞こえた言葉に視線を巡らせれば、スウェンと対峙していた緑スライムへ青スライムが何やらキラキラした光を送っていた。
後衛の攻撃により弱っていたはずの緑スライムだったが、今は元気よく、肌艶(スライム艶?)まで良く見える。
「これって、色ごとの数もかわっちゃってるかなー?」
ぐるり、と辺りを見回そうとしたオカカの耳が後方にいるヘイゼルの声を捉える。
「琴音さん前のスライムが青から緑、オカカさん前のスライムは緑から青。黄色が2匹減って、代わりに赤色が2匹増えてます!」
「ヘイゼルちゃん、ありがとー!」
「それにしても、厄介ッスね」
ヘイゼルへ声を上げながら、琴音の近くにいる緑スライムの元へ移動するオカカ。
同時に、後方からの情報にスウェンがぼそりと漏らす。
マークする相手が急に変わる上、自分達で攻撃、回復までやってのけるのだ。改めてマジックスライムの厄介さを実感する。
しかし、そのはるか後方で今しがた変化した青スライムに大砲の口が向けられる。
「個々に、確実に仕留めていくしかないな」
雪の呟きは、自らの魔力を全てつぎ込んだ大技にかき消された。
●ぷるぽよのいなくなった薬草畑
戦闘は持久戦の様相を呈した。
魔力が尽きれば殴るか、魔力に寄らない術式を行使して。
魔力回復をする者は下がり、息を整えて。
薬草畑にはスライムの変化を周知する声と、倒した数を知らせる声と。
そして──。
「けっきょく、全部たおしちゃったかー」
オカカの声が心なしか気落ちしているように聞こえる。戦闘前に言っていた『薬草代わりにスライム』というものを試してみたかったのだろう。
「でも、これでもう薬草畑を踏み荒らされることはないよね」
「あ、そっかー。ここはむらの薬草の畑だったもんねー」
ニーニアの言葉にきょろきょろと辺りを見渡すオカカ。
「ふまれてボロボロになっちゃってるけどだいじょうぶかなー?」
「大丈夫ではないだろうな。今回限りとは限らないし、村としても魔物の類が出る度にわざわざ依頼を持ってくるわけにもいかないだろう」
オカカの疑問に答えたのは雪はふむ、と口元へ手を当てる。
「1つ、出来そうなら入れ知恵をしておくべきだろうか……」
「入れ知恵、でございますかぁ?」
ティアブラスが首を傾げる。
「ああ。忌避剤、というものだ」
忌避剤とは獣除けや鳥除けに使われる薬剤だ。薬草畑があるのなら、使える薬草も存在しているかもしれない。
(実際に使えそうな材料があるのかどうかは知らないが、知恵があるのとないのでは違うだろう)
辺りを確認してマジックスライムが残っていないことを確認したイレギュラーズ達。
その足はローレットへ向かう……前に、村人達のいる村へ向いたのだった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
お疲れさまでした。ぷるぽよ。
変化していく状況の中、戦況周知の声は成功の大きな要因となりました。今回は貴女へMVPと称号をお贈り致します。
それではまたご縁がございましたら、よろしくお願い致します。
GMコメント
●成功条件
マジックスライム12体の討伐
●情報確度
B。
ユリーカの言葉の端々からわかるが、推測という形になり情報不足な部分がある。
●マジックスライム
ぷるぽよな身体とつぶらな瞳を持つアイツ。自由気ままに住む場所を移す。
倒されるとしゅわっと液化して消える。
様々な色へ変化し、色により性格や行動、攻撃効果が変化する。総じて物理攻撃が通らない。
現在わかっているのは以下の通り。
赤:攻撃的な性格。体当たりを仕掛けてくる。特殊能力なし。
青:温和な性格。攻撃はしてこない。回復、或いは仲間の強化を施していると思われる。
黄:元気のいいやつ。べたべたした体液らしきものを飛ばしてくる(遠距離攻撃、乱れ付与)。赤に比べて攻撃力は強くない。
緑:毒々しい緑色。他と同じ姿のはずなのに、見ていると何だかイラついてくる(怒り付与)。体当たりを仕掛けてくる。耐久性が強いと思われる。
●場所
草原。よく見ると人の手が加えられた跡があり、薬草畑だとわかる。
薬草はスライムによって既に踏みつぶされている。
足を取られる様な地形ではない。
●ご挨拶
愁と申します。ぷるぽよです。
悪人だったりゴブリンだったり色々出していましたが、そういえばスライムはまだ出したことがないなと。
装備は溶けたりすることはありません。多分。いえ絶対に。普通の(?)スライムです。
ご縁がございましたら、よろしくお願い致します。
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