シナリオ詳細
急ぐは損の隣に
オープニング
●急ぐは損の隣に
幻想の国の南部、バルツァーレク領と、フィッツバルディ領の間にわたる森林地帯。
年の頃20歳位の若い商人が、その森林地帯を駆け足で走る。
本来であれば、一度王都を経由し、フィッツバルディ領に向かうルートが一般的ではある。
しかし緊急で運んで欲しいものがある、と依頼を受けた彼は、森を越えるのが一番早い、と考えた。
とは言え両領間を渡る森の中は、昼間と言えども真っ暗闇。
そこに恐怖心を覚える人が大多数であろうが……商人の男は急ぎ届けなくてはという焦りの前に、そんな恐怖心等は消え失せていた。
そして、大体半分位の所まで来た所で、流石に疲れを感じ、一端その場に腰を下ろす。
「ふぅ……後もう一息だな」
汗を拭い、腰に下げていた飲み物を飲み、おにぎりを食べる。
と、その時。
「グルゥゥ……」
どこからともなく聞こえてきたのは、獣の咆哮。
その咆哮に驚き、慌てて立ち上がる彼だが、もう遅い。
闇の中に、光る瞳。
二つ、四つ……いや、そのレベルではない。
数多の光る瞳が彼を包囲しており、逃げ道は最早無かった。
そして、次の瞬間。
「……グルゥアア!!」
獰猛な方向と共に、四方八方より牙を剥いた狼の様な獣達。
彼を食らい尽くし、骨を噛み砕き……後に残るは骨の破片のみであった。
●
「イレギュラーズの皆さん。大変不幸な事件が起きてしまった様なのです」
ギルド・ローレットで、『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)はちょっと悲しそうな表情で声を掛ける。
そして。
「幻想の国の南の方に、大きな森が広がっているのは知ってますよね? どうやらこの森の中に、獰猛で危険な猛獣たちが棲みついてしまって居る様なのです」
「そして、この危険な猛獣さんに、急ぎの荷物を持って森を越えていた若い商人の男の人が襲われてしまったのです」
「この猛獣さんは、肉、骨など全てを食い荒らす、いわば何でも喰らい尽くす食いしん坊な猛獣さんなのです。猛獣さんは、食べ物の匂いに敏感で、その匂いを嗅ぎ付けて襲撃してくる様ですから、誘い出すのはそこまで難しくは無いと思うのです」
「とは言えこの猛獣さん、全包囲を取り囲まない限りは襲撃してこないという習性も持って居る様なのです。逃げ道を遮断してから襲い掛かるというのは、獣の常套手段なのです」
「ある意味戦略に長けた獣さんですけど、この獣さんが居る限り、森の中を通り過ぎるのは難しいと思うのです。イレギュラーズの皆さん、宜しくお願いします、なのですよ!」
とユリーカは、ぺこりと深く頭を下げた。
- 急ぐは損の隣に完了
- GM名緋月燕
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年09月25日 22時15分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●急ぐ者
幻想南部、バルツァーレク領と、フィッツバルディ領の間に渡り広がる、深い森。
そこに、ユリーカからの話を聞いて、森の中を進むイレギュラーズ達。
……時刻は昼過ぎ。
しかし頭上を覆い隠す木々が鬱蒼と生い茂っており、周囲の視界は暗闇に包まれていた。
「本当、真っ暗、なのね」
と、周囲を見渡しながら『謡うナーサリーライム』ポシェティケト・フルートゥフル(p3p001802)がぽつり呟くと、それに『玲瓏の壁』鬼桜 雪之丞(p3p002312)もこくり、と頷きながら。
「ええ……正しく一寸先は闇、でございますね。このような所に足を踏み入れる等、それだけ焦っていた……という事でございましょうか」
「どうなんだろう? でも……確かに地図から見れば、一度王都経由するより早いかも、と思うのは納得出来るわね。でも、この様な危険がある事、考えつかなかった……?」
そんなポシェティケトと雪之丞二人が周囲の状況を見て会話している一方で、尻尾も垂れ、涙目にしゅん、と元気無くなっているのは『もふもふバイト長』ミミ・エンクィスト(p3p000656)。
「此の度の試練はこれ! 的なお告げを受けて来た訳ですが……また猛獣退治ですか! 本当、勘弁して欲しいのですが!!」
愚痴るミミに対し、『ぽやぽや竜人』ボルカノ=マルゴット(p3p001688)が。
「そうであるね。食いしん坊な猛獣に囲まれるなんて、一人ならとってもとってもこわいであるが! でも、皆で戦うなら大丈夫……大丈夫!」
一際と言葉は強い……ながらも、ぷるぷると震えているボルカノ。
何にせよ、この深い森の中に恐ろしい獣が巣くっているのは間違いない訳で、それを倒すのが今回の依頼。
「お仕事ですし、逃げたりはしませんが……うえぇ……」
しかし、ずっと弱音を吐きまくっているミミ。
例えレベルが上がって強くなっても、その根幹は変わる事は無かったようである。
それはともかくとして、今回の相手となるのは……この暗闇の中で牙を剥く、狼のような猛獣達。
そんな敵の存在に、『新たな可能性』アーマデル・アル・アマル(p3p008599)が。
「そうだな、逃げるわけには行かない……とは言え獣の群れはちょっと厄介だがな」
と、深く溜息を吐く。
「しっかし、急いでいる時こそ森を避けるべきじゃねぇのかな……?」
それに『聖獣ハンター』ミヅハ・ソレイユ(p3p008648)が首を傾げる。
ショートカットすれば早くいける……と思ったのも、被害者の若気の至りかもしれない。
ミヅハも切羽詰まっての同じ立場だったら、もしかしたら……。
「まぁ仕方ないよなぁ。急がば回れって言われても、焦ってる時はどうしようもないし、正直運がなかった、としか言えないか。それに猛獣を放っておくわけにもいかないし、一狩り行こうぜ、ってやつだ。今はまだいいけど、森から出て来たら被害がとんでもない事になるだろうしな」
そんなミヅハの言葉に対し、『never miss you』ゼファー(p3p007625)、『魔法少女インフィニティハートD』無限乃 愛(p3p004443)の二人も。
「獣畜生の掃除とはまぁ、分かりやすい仕事で助かるわ……ま、軽く捻って終わらせてやろうじゃないの」
「そうですね。光を見失った、愛なき獣がはびこっている様ですが、心配はいりません。愛の光はここにあります。獣でも理解出来るよう、そのハートを貫き存分に教えてあげましょう!」
と、各々強く気合いを入れる。
そしてボルカノも、己の震える尻尾を地面に叩きつけながら。
「覚悟の準備よし! 我輩今日も頑張る!!」
と、己を奮い立たせる様に、一際強く気合いを入れるのであった。
●闇を疾り
そしてイレギュラーズ達は、更に森の奥へと進む。
森の入口からすれば、ここは殆ど日の光は差し込まず、一面の暗闇が包み込んでいる。
「……しっかしまぁ、ほんと昼とは思えないわね? こんな辛気臭い森、さっさと出て行きたいわ」
と、ゼファーがばっさりと吐き捨てる。
とは言え、暗い森の中でなければ彼等が襲撃してくる事は無い訳で。
「さて、と。先ずはこれで暗視効果を得るとしましょう」
と、雪之丞が取り出すはナイトゲイザー。
暗闇の中でも、ある程度の視界を確保すると共に、、雪之丞は仲間達よりも一歩前へ。
更にゼファーもフクロウの目の護符を使用し、暗視効果を得る。
「此で幾らかマシにはなるってもんでしょう。後は光源持ちのボルカノ、ミミ、愛、宜しく頼むわね?」
「了解なのであるよ!」
ゼファーの言葉に、灯りを持った三人が頷く。
更にボルカノは、自分を差し出すべく食材適正がある。
それに加え、香ばしく灼かれた匂いが漂う焼き鳥も。
「すごい! 何処から見てもおいしそうな獲物! ……本当に一人じゃなくてよかったのである……!」
飢えた獣たちが、美味しそうなボルカノに齧り付いてくる可能性は十二分にありそうな事。
無論、囮役であっても囓られたくは無い。
でもイギュラーズ達は、美味しい香りと、敢えて灯りを手に掲げることで、自分達がここにいる、という事を知らしめる。
そしてバルツァーレク領と、フィッツバルディ領の丁度間位の所へと到着。
「……ウゥゥ」
僅かな唸り声が、どこからともなく聞こえる。
「ん……?」
と、その咆哮をハイセンスで気付いたのはミヅハ。
「どうした?」
「いや。あっちの方から咆哮が聞こえてきたんだ。多分、近づいてきてる」
「そうか、分かった」
アーマデルが頷きつつ、サイバーゴーグルで視界を改めて確保。
イレギュラーズ達が全員、戦闘態勢を整えると共に……敵の気配を感度高くして、一層の警戒。
「まぁ勘の悪い連中ならこっちから先手を打っても良いんでしょうけどね? 取りあえず襲われるのを待つとしましょうか」
ゼファーはちょっとだけ肩を竦め、敢えて無防備な体勢を取る。
更に美味しい匂いを周りに漂わせながら、スピードを落とす。
その美味しそうな匂いにも感づいた様で。
「グゥ……!!」
と、先程までの様な抑えた鳴き声ではなく、完全に飢えた獣の唸り声が響く。
普通の人ならその咆哮に怯み、足を止めてしまう事だろう。
それに習い、足を止めて周りを見渡すと、闇の中に沢山の目がキラリと光る。
そして次の瞬間、狼一体が森の中から牙を剥き出しにして噛みつこうとする。
「ヒェ、でででっ出たのです!!」
とミミが大きな声でビビってしまう。
しかし猛獣の初撃、当然一番美味しそうなボルカノがターゲットになる。
「おぉっとっとぉ……だ、大丈夫であるよ!!」
ギリギリ躱したボルカノ、そしてポシェティケトが。
「狼のあなたがたにとってはワタシ達も美味しいご飯なのでしょうけど、今日はあなたがたが森のご版になる番よ。鹿は少しだけ頑丈なので、爪にも牙にも負けないわ。こっちへおいで、狼さん」
静かな口調ながら、明かな戦線布告をする。
そして、ポシェティケトは妖精のクララを傍らに。
「クララ、木が多い森だから、少し身動きが取りづらいと思う。接敵したらなるべく樹上を取る様に地上で敵に囲まれないように気をつけてね」
と指示を与えると、クララはこくりと頷く。
しかし猛獣たちが、次々と四方八方から襲い掛かり始める。
それにゼファーが躱しつつ。
「あなた達からすれば、いつも通り獲物がやって来た……とでも思ってるんでしょうねぇ? でもお生憎様、ちっちゃい縄張り遊びは今日でおしまいよ」
更に愛は。
「飢えた獣に食わせるは愛と正義の不断光! 魔法少女インフィニティハート、ここに見参!」
とポーズを決めて、マジカルアドベントで一瞬強く光りを照らし、周囲を眩くする。
その光の下に、敵の姿を僅かではあるが晒す。
見えた敵の姿を一気に見渡しつつ、アーマデルが。
「群れともなればリーダーが居そうだが……あいつか?」
僅かに他の猛獣達よりも体が大きな個体に一端目を付ける。
そして早速アーマデルが、その個体を含めた列へと間合いを詰めて、英霊残響:怨嗟を発動。
呪縛、致命の効果を範囲に展開し、バッドステータスをばらまく。
そして、更にボルカノは焼き鳥などを手に広げて。
「この焼き鳥を見るが良い! とっても美味しそうであろう! ……あげないであるよべーだ!」
大人食いの如く、焼き鳥を食らうボルカノ。
その行動は、猛獣のヘイトを一気に引き上げたようで……唸り声は凶暴になり、そして彼に向けて左、右、前……様々な方角から噛みつこうと攻撃してくる。
その内一匹が、ガブリ、とボルカノの尻尾を囓る。
「こ、これはちょっとしたサービスであるから!? いたくない痛くないアッ痛ー!?」
痛みに叫ぶボルカノ。
このまま彼へターゲット集中すると、流石に危険だろう。
「ほら、遊んでやるわよ、畜生共。言葉は分かんなくても、伝わるでしょ? 思いっきり舐められるってね!」
とゼファーが名乗り口上で、集まりすぎている猛獣の半分程度を引き付け、ボルカノとは逆方向へ退避。
そして、ボルカノの方にはミミが、ゼファーの方にはポシェティケトがそれぞれつく。
「大丈夫です? 今、回復するのですよ!」
囓り、噛みつき、体力が減る二人へ集中して回復を行い、戦線を崩さない様にする。
そして、更に雪之丞がボルカノ側の猛獣たちへ。
「如何な獣とはいえ、数の暴力。油断はしません」
と、戦鬼暴風陣により範囲攻撃を放つ。
その一方で愛は、中距離に位置してゼファー側の猛獣へ、魔砲 type.Dで殲滅砲撃。
最後にミヅハが。
「今日はお前達が獲物だ!」
とルーン・Hで攻撃する。
そして、互いの行動一巡。
まだまだ敵は元気一杯、牙、爪も血を求めている。
勿論、敵が散らばらない様に、ボルカノとゼファーがそれぞれ名乗り口上を繰り返し、敵を分散させない様に怒りを付与。
咆え散らかす敵に対し、アーマデル、雪之丞、愛、ミヅハの四人とクララが攻撃し、ミミ、ポシェティケトの二人が回復に集中。
流石に数が多いので、二人の回復だけでは中々全回復は難しい。
その為、時折雪之丞も。
「おいでませおいでませ。血を求め肉を貪り、それを求めるなら、此処に。鬼が一人」
と火鈴を発動し、怒りを肩代わりして回復の時間を作る。
フレキシブルに敵の動きを見据え、攻撃、防御、回復を代わる代わる行いながら……猛獣を傷付ける。
そんな一進一退の攻防を重ね、経過する事十数分。
……単体攻撃を喰らい続けていた猛獣の一匹が。
「グゥオオオオ……!!」
と甲高い断末魔の悲鳴を上げ、地へと臥す。
しかし他の猛獣達は、例え一匹倒れたとしても、咆哮を絶えず上げて連携し、爪、牙の攻撃を繰り返して行く。
……そんな敵の動きにアーマデルは。
「もしかしたら、こいつらにはリーダーは居ない、という事か?」
リーダーを倒して、敵陣の統率を乱すことが出来るか、と思っていたが……それは難しいのだろう。
「ならば、一匹残らず倒すしかない」
と言うと、それにミミが。
「そうです、悪さをする「いぬっころ」はやっつけてやるですよ!」
思いっきり強がり、精神的に上位に立とうとする。
そんな精神的優位を取りながら、一匹ずつを確実に仕留めていくイレギュラーズ。
そして……30匹居た猛獣達も、残るは後一匹。
「グルゥゥ……」
と唸り、警戒する猛獣に対し、ゼファーが。
「野良犬相手に本気の槍を振るうのは何だか悪い気がするわねぇ? ……まっ、手加減をする理由もありませんし、思いっきりぶっ殺させて貰うんですけど!」
とゼファーのDual Streaksが最後の猛獣へと突き刺さる。
そしてミミが。
「イヌミミ爆弾超乱舞!!」
バスケットからもっふりキュートな爆弾を大量に投げ放つ。
ただ、不殺効果に倒れる事は無い……ただ、かなり重傷に陥る。
そして。
「これで、最後です!」
愛が魔砲で、トドメの一撃を刺した。
●静謐望む
「……あなたがたは、きっと森のりっぱな栄養になる。おやすみなさい、さようなら」
そう、ポシェティケトの最後の言葉に、崩れ去る猛獣。
最後の断末魔の叫びが響きわたり……その後に残るは、静寂。
「……ふぅ……終わったのです?」
安全を確認する様に、周囲を見渡すミミ。
それにゼファーが。
「大丈夫……みたいね。お疲れ様」
と一言紡ぎ、武器を降ろす。
それに安心した様にぺたり、とその場に座り込んでしまうミミ。
「うー……偶にはこわーい荒事とか無い試練が欲しいです、神様!」
と、神様へ愚痴るが……勿論、神様がそれに回答を返す事も無い。
ともあれ、無事に猛獣を倒し、ほっと一息つけた所。
そんな中、アーマデルは、倒した猛獣達の骸を前にすると。
「……」
じっと骸を見つめる……そして。
「この辺りの慣習とかにもよるが、その獣、腹を裂いても大丈夫か?」
と、仲間達に問いかける。
「ん……何をするんだ?」
とミヅハが問い返すと、アーマデルは。
「いや……遺品を飲み込んでたりしたら、取り返してやらないと、と思ってな」
「ああ、そうだな。せめて犠牲者の商人害来ていた記しの一つでも見つけられればいいと思う」
ミヅハの言葉に、雪之丞も頷き、イレギュラーズ達は死した猛獣の骸の腹を裂き……喰われた商人の指輪や首飾りのような、胃の中に残っていそうな物を探す。
……幸か不幸か、かっ裂いた腹の中から数点の指輪や首飾り等が見つかる。
ただ、それが商人の物かどうかは分からない……もしかしたら、この商人の他にも、喰われてしまった人達が要るのかも知れない。
そんな遺留品を回収し、骸らを一箇所に集め、穴を掘りその中に埋葬。
「亡骸、一匹一匹をお弔いするのは難しいから、せめて、もう亡くなった群れのために祈りましょうね」
とポシェティケトが、猛獣の骸達に弔いの祈りを捧げる。
その祈りの後ろで、アーマデルも眼を閉じ、冥福を祈る。
「……死者を安らかに送る為、最後にやり残したことを出来る範囲で片付けてやるのがうちの流儀だから」
その後も各々のイレギュラーズ達が、犠牲者や、猛獣達に暫し弔いを捧げる。
そして……。
「えーっと、皆、そろそろ帰るのである。真っ暗になったら、我輩達も森の中で迷子になりかねないのであるよ!」
時はそろそろ夕闇に包まれる頃、僅かに差し込む日射しもほぼ消失していた。
早い事帰らないと、確かに帰り道を見失うかも知れない。
そんな夕陽がちらりと差し込む中、イレギュラーズ達は急ぎ森を後にするのであった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
森の中に潜む猛獣退治、皆様お疲れ様でした!
獣の腹の中にあった宝飾品類。
様々な人達を喰らう、危険な猛獣……皆様のお陰で、犠牲者達も浮かばれる事でしょう。
「ありがとう」
その一言を、皆様に贈ります!
GMコメント
皆様、こんにちわ。緋月 燕(あけつき・つばめ)と申します。
今回の依頼は、ちょっと知性的行動を取る森の中に潜む猛獣退治です。
●成功条件
森の中に潜む、狼の様な姿形をした猛獣退治です。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●周りの状況
時間帯は昼過ぎではありますが、鬱蒼と生い茂る森の中なので、周囲は暗闇へと包まれています。
視界は殆ど無い為、何らかの形で視界確保が必要です。
●討伐目標
敵は狼猛獣一種のみです。
・狼猛獣(30匹)
攻撃手段は牙での食らいついたり、鋭い爪で切り刻んだり、と、歯と爪を使った攻撃がメインです。
牙、爪の攻撃には出血のバッドステータスがついています。
周囲の仲間達と咆哮で意思疎通が可能で、基本的な行動パターンはターゲットの周りを全包囲し、集中攻撃をしてきます。
又、知性も普通の獣よりはちょっとある様で、戦況に応じてヒットアンドアウェイをしてくる事もあります。
体力は並程度です。
それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。
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