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シナリオ詳細

フライング焼き芋!

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●鉄帝の芋は……飛ぶ!

 ――殺魔芋

 その起源は古く鉄帝西部開拓時代に遡り、ある武将が現地の食料を求め探索をしていたところ、部下の一部が倒れているのを見つけたところが始まりだと言われている。
 部下は口に細長いタイプの芋が突き刺さり、白目をむいて気絶していた。
 不振に思った武将が調べさせると、なんと芋は自分から部下の口に飛び込んだというではないか。
 そんな筈はあるまい。武将は完全防備で芋の飛んできたほうへと突き進みそして。

「グウアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
 ゲオルグ=レオンハート(p3p001983)は吹き飛んだ。
 着ていた着物一式が見事にちぎれ飛び褌一丁になって飛んだ。
 両肩にのっていたにゃんたまと羊さんは無事にぴょいーんと両端に飛び退き、ゲオルグだけはその傷だらけながらも精悍な胸板を惜しげも無く晒しスローモーションでもうちょっと見てみようよこの経年による衰えどころか無駄なものがそぎ落とされただ男の芯だけが鋭く残った抜き身の刃のごとき肌と筋肉が残暑のうっすらとした汗につやめアアッ、スローモーション終わっちゃった!
 ドザァっと土の上を転がり、そして立ち上がるゲオルグ。
「クッ、さすがは鉄帝芋。今更芋が飛んだ程度で驚きはしないが……まさかここまで派手に攻撃をしかけてくるとはな」
 いいだろう!
 ゲオルグは立ち上がり、引き締まった胸板をパァンって叩くと日本舞踊のような構えをとった。
 気力が糸となり波打ち、網を作って芋を迎え撃つ。
「その芋の一片に至るまで……刈り尽くしてみせようか」

●破れてもいい服を着てきてね
 鉄帝のある田舎町から、旬の食材を収穫したいということでローレット・イレギュラーズへと依頼が舞い込んだ。
 その名もシンプル『サツマイモ』。
 だが名前に騙されてはならない。
 鉄帝暮らしの長い者なら知っているだろう。この土地でサツマイモといえば、そう……『殺魔芋』を指すと言うことに!

「殺魔芋は非常に凶暴な芋だ。
 外敵を見つけるやいなや空を飛び、スターゲイザーイモスマッシュ(SGIS)によって対象を吹き飛ばす。
 この攻撃には対象の武装を解除する狙いがあるらしく、うまく当たれば対象の防具や武器を吹き飛ばす効果をもっている。
 おかでげこの有様だ」
 先に現地入りしていたというゲオルグは褌一丁でパァンって胸板をうった。
「芋の数が少ない序盤はいいんだ。しかし終盤になるにつれ芋は増え、武装解除効果から逃れられなくなっていくだろう。
 そのバランスを見極めつつ戦闘スタイルを切り替えていく必要があるだろうな」
 ゲオルグはそこまで説明すると、くるりと身を翻して気合いを入れるかのように自らの膝裏をパァンってやった。
「さあいくぞ、子供たちが今年の芋を待っている!」

GMコメント

 このシナリオでは服が破れます
 急に全裸になっても(色々と)困るので
 下に水着とかきていきましょう
 ちなみにゲオルグさんの格好は今年おニューの水着です
 パンツじゃないから恥ずかしくない水着です

■芋
 今回のオーダーは芋狩りです。
 ビュンビュン空を飛びまくる芋に攻撃を与え、どんどん収穫していきます。
 つっても『攻撃して落とす』『籠に入れて保護する』のふたつの役目が必要なので、主にゲオルグ氏は背中に籠をしょって戦うことになるでしょう。服の破れた味方を回復したり芋を回収したり猫をなでたり忙しい役回りです。

・芋の戦闘力?
 そんなこと聞かれたの生まれて初めてだよ。
 空を飛ぶこと以外に特にこわい能力はないですが、強いていうならこっちも空を飛べると実力差の面からかなり楽にコトを運べそうです。
 芋は体当たり『スターゲイザーイモスマッシュ(SGIS)』によって攻撃しますが、これがクリーンヒットするとこちらの服が破れていきます。武器も吹っ飛んでいくらしいです。
 これをシステム的に細かく考えるときっと面白くないので、『そっかあ破れるのかあ』くらいラフに考えてください。ざっくりと、ステータスが全体的に落ちます。

 なので『万全の状態で戦える前半』『半裸で戦う後半』にわけて戦闘スタイルを考えることになるでしょう。

■芋、食べる?
 あとで焼いて食べましょう。
 お料理チャレンジも歓迎です。

  • フライング焼き芋!完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年09月23日 22時15分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ベーク・シー・ドリーム(p3p000209)
泳げベーク君
ウェール=ナイトボート(p3p000561)
永炎勇狼
ゲオルグ=レオンハート(p3p001983)
優穏の聲
アイゼルネ(p3p007580)
黒紫夢想
エル・エ・ルーエ(p3p008216)
小さな願い
胡桃・ツァンフオ(p3p008299)
ファイアフォックス
シャノ・アラ・シタシディ(p3p008554)
魂の護り手
蓮杖 綾姫(p3p008658)
悲嘆の呪いを知りし者

リプレイ

●飛んでくる芋をガッてするだけの話では……ない……?
「おかしい」
 『天穹を翔ける銀狼』ゲオルグ=レオンハート(p3p001983)は両手を腰にあて、厚い胸板を日光に晒していた。
 屈強な53歳である。
「フライングオムレツの時のように、フヨフヨと飛んでいるサツマイモをていっと手刀してガッてして捕まえたサツマイモを和気藹々と食べる依頼だとばかり思っていたのに……」
 どういう運命のいたずらか。
 サツマイモは確かに飛ぶしガッてすると死ぬし死ぬと損傷が回復してフツーの美味しいサツマイモになるらしいが……当たると服が飛ぶらしい。
「その要素、なぜ加わった」
 しかし旬モノ。心待ちにしている子供たちを裏切るわけにもいかないしなにより自分も食べたい。
「引くわけには、いかない……」
 そう、引くわけには行かないのだ!
 たとえフンイチであっても!

「おいも、おいも、お芋の美味しい季節……」
 『黒紫夢想』アイゼルネ(p3p007580)はトランプナイスを手の中でしゃかしゃかシャッフルしながらぼうっとお空を見上げていた。
「いっぱいとって、いっぱい食べて、いっぱい持って帰ろう……」
 秋になるとサツマイモが食べたくなるもの。学校帰りとかになんとなくとまってる焼き芋屋台の軽トラが目立つ季節。
「やーきいもー、いーしやーきいもー、おいも」
 『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)はみんなしってるあのフレーズをつぶやいた。
「やっぱり秋と言えばおいもよねー。
 飛んでいようといまいと、おいもはおいも。
 殺魔芋も丸焼きにして食べるのよ」
「旬物、良。……既、秋」
 その後ろで『特異運命座標』シャノ・アラ・シタシディ(p3p008554)は『旬のものはいいよねぇ。というかもう秋なんですね』的なことを言っていた。
 旬もの……なんだろうか……?

 旬と言えば、冬大好き『ふゆのこころ』エル・エ・ルーエ(p3p008216)。
 冬の到来を感じられるからなのか、すっかり秋めいた風景にちょっとわくわくしていた。
「わわっ、外の世界で、お芋は空を飛ぶのですね……」
 いや、サツマイモが群れを成して空を旋回してる風景が秋めいているのかはわからないが。
 少なくともこの辺の地元民にとっては籾殻を焼く香りと同じくらいの風物詩なのだろう。
「エルは覚えました」
「順調に染まってますね」
 混沌のイカれた面に触れすぎたというか自分自身が軽くイカれている『逆襲のたい焼き』ベーク・シー・ドリーム(p3p000209)。
 肌寒くなると暖かい粉物や甘い物が食べたくなるもので、そういう意味じゃあ自分も秋の風物詩みたいなところがあるベークである。いや彼は別にたいやきそのものではないが。
 ノットウォーカー。ヒアイズ純種。反転可能な鯛焼きである。反転したらどうなっちゃうのかまるで想像ができないが。
「芋掘りって聞いたんですけど、肝心の芋がとんでるように見えますねぇ……え、攻撃を喰らうと装備がぶっ飛ばされる?そうですか……陸のことはよく知らないんですがすごいですねぇ……
 ううん、まぁよくわからないんですが、芋を集めればいいんですよね。頑張りましょう」
「スカート捲り妖精に続いて服が脱げる芋ってそんなことある……?」
 こなれたベークとは対照的に、まだ混沌世界のとんちき風物詩に免疫のすくない『放浪の剣士?』蓮杖 綾姫(p3p008658)。ウォーカーならではの引き方をした。
 とはいえ、相手が鬼だろうが悪魔だろうが空飛ぶいもだろうが受けた以上は精一杯立ち向かうのがギルド条約というもの。綾姫は手にした剣をしゃらんと抜刀し、勇ましく空を見上げた。
「完遂してみせますとも。いろんなものを犠牲にしてね!」
「皆、下に水着は着たか!」
 『守護の獣』ウェール=ナイトボート(p3p000561)はもっふもふの尻尾をぴんとやると、謎のもっふもふした翼を生やして空へと舞い上がった。
「さあ、芋ハントだ!」


 ウェールやシャノたちが空に飛び上がって芋掘りならぬ芋堕としにかかるなか、ベークやアイゼルネたちは地上で竹籠を抱えてのんびりするというかなり対照的な状態になっていた。
「僕たちの役目って、落ちてきた芋をキャッチして籠に詰めることなんでしたっけ?」
「うーん……それだけじゃ、ない気がするな」
 アイゼルネはローブの下でぴくりと顎を動かした。
 空中をぐるぐると旋回していたサツマイモたちが急速に高度を落とし、まるで流星の如く突っ込んできたのだった。
「あ。やっぱりこっちにも来るんだ……?」
「え、ちょ」
 素早くその場を飛び退くことでスターゲイザーイモスマッシュ(SGIS)を回避したアイゼルネだったが、自分の堅さに自信があったらしいベークはもろにくらって爆発した。
 サツマイモが着弾と同時に爆発した。
 もう字面だけでどうかしているが、直撃をくらったベークとしては冗談ではない。
「けっほ……! やっぱり僕らも戦うことになるんじゃないですか! って……!」
 ハッとして見上げると、空に十字の光が一つ二つ、いや大量にキラキラとまたたいていく。そのすべてが芋としてこちらへと突っ込んでくると分かったとき、ベークはウオーと叫んでガード姿勢をとった。
 大量に着弾する芋。
 連続する爆発。
 が、その煙の中をアイゼルネは扇状に開いたトランプナイフを手に駆け抜けた。
 ちらりを後方を確認。地面すれすれでカーブした芋がアイゼルネの背めがけて急接近。
 跳躍と同時に反転し、トランプナイフを大量に投擲した。
 無数の芋にざっくりと刺さるトランプナイフ。空中で巻き起こる爆発。その中をすりぬけるように迫るたった一本の芋に、アイゼルネは思わず目を見開いた。
「ベークさん! アイゼルネさーん!」
 別の場所で芋をすぱすぱ切断しながら戦っていた綾姫が叫ぶ……と。
「お芋、集めてるだけなんだけどな」
 『水着より肌面積が多い』と評判の例の格好をしたアイゼルネがベークを身体の前に立ててケホッと煙を吐いた。
「最近の僕、増加装甲みたいな扱いうけてません?」
 そしてこちらが鱗の一部がちょっとこげついたベーク(おいしそう)。
 ふと見ると、あちこちに倒した芋が転がっていた。
 着弾し爆発した芋は炭と化したが、ナイフで倒した芋はどういう理屈か中にふわーっと浮いたままノーマルサツマイモへと変化していた。不思議なことにナイフによる傷も残っていない。
「ふしぎ……」
「不思議ですむんですかねこれ?」
 エルは小首をかしげつつも、そういうことなら好き放題やってやるとばかりに能力を解放。突如として現れた激しい降雪が彼女のまわりで渦を巻き、飛行する芋めがけて竜の如く襲いかかった。
 雪に飲み込まれた芋たちが飛行能力を失い次々に落ちていくのを、器用にぱしぱしとキャッチしては大きな竹籠に放り込んでいく。
 そんな彼女を脅威に感じたのか急カーブをかけて一斉攻撃をしかけてくる芋たち。
 エルは集めた雪を凝縮しウサギ型召喚獣を呼び出すと、空を走って迎撃を開始させた。
 サツマイモと雪兎(?)のドッグファイトである。
 その中を抜けた芋がエルに着弾し爆発を起こすが、下に着ていた競泳用水着でことないきをえる。……得たのか?
「最初から水着でいるよりも、エルは恥ずかしいと思うのは、どうしてでしょうか?」
「TPOって、大切なんですね」
 スク水フォームになっていた綾姫は手刀を十字に構えて芋へ見栄を切った。
「我が身、我が心意こそ劔」
 わりと貴重な綾姫の徒手格闘シーン。
 両手の手刀でX字交差の『斬撃』を放つと、衝撃はそのまま野草や空や芋を破壊しながら飛んでいく。
 攻撃を逃れて天空へ逃れた芋を待ち受けているのは既に全裸一歩手前と化したライフセイバーフォームのウェールである。きゃあといって両手で目を覆う綾姫。
「我が真名を忘れ、ここにいるは一匹の守護の獣……我が名はウェール=ナイトボート!」
 自分のバキバキに割れた腹筋が婦女子にきゃあきゃあいわれたことに気づかぬまま見栄を切ったウェールは、どっかにとんでった刀を再び自らの手元へと呼び出した。
 肩にぽよんとのっかるスライム。
「行くぞ、陽炎! 天つ狐!」
 空をうねるように飛び回り、サツマイモを次々に切り落とす。淡い炎を宿した刀身が芋をすり抜けるたび、焼き芋と化したサツマイモがいいにおいをさせながら墜落していった。
「服、無補償。物、無碍、悪」
 一方のシャノは黒い翼を器用に扱いながら芋たちの間をすり抜けるように駆け抜け、呼び出した無数の鴉をけしかけた。
 無数の芋と無数の鴉が正面からぶつかり合い、連続した爆発を引き起こす。
「拳、常在側。了? 相棒」
 爆発に巻き込まれたシャノは上着が吹っ飛んでいったが、かまわず宙返りからのグライダーキックを繰り出すことでサツマイモを撃墜。
「ハッ、出番か!」
 仰向けに寝っ転がってにゃんたまと手乗り羊にもふられまくっていたゲオルグ(フンイチ)がガバッと起き上がった。
「ふわもこ力は充分に集まった。反撃開始だ」
 シュオンシュオンする謎の飛行能力によって浮かび上がったゲオルグはにゃんたまを解き放った。
 ダメージをうけ服とか吹っ飛んだシャノやウェールたちにとびつき、頬に頭をすりつけるなどしてひたすらもっふもふしていく。
 ざ・いやし。
 もしかしたら彼の趣味と戦闘力がかみ合った珍しい瞬間かもしれなかった。
 そんなもふもふを堪能していた胡桃が狐さんふぉーむから人間フォームへチェンジ。
 尻尾を左右にふると、狐型の炎を出してサツマイモへとけしかけた。
「コャー」
 狐たちが引き連れた炎の旋風がサツマイモを包み込み、次々と焼き芋にしていく。
「やーきいもー、いーしやーきいもー、おいも」
 撃墜した焼き芋のひとつを肉球ハンドでキャッチして、あちあちとお手玉してからふーふーした。
 ダメージ脱衣制度が自分にも適用されてるのかなんなのか、丁度良く半分の皮がむけた状態でほくほくしたやきいも。
 それを、胡桃はひとまず……。
「あむ」


 深い中華鍋に油をみたし、すべらせるように芋を流し込んでいく。
 ウェールはぱちぱちと美味しそうな音をたてるサツマイモを、菜箸で整えながらじっと見つめていた。
「そのコンロと鍋、どこから出したんです?」
「こんなこともあろうかと用意しておいてた」
「用意が良すぎでしょ」
 ベークはといえばサツマイモをさくさく刻んでフライパンを暖めていた。
「こうみえてお菓子作りは得意なんですよ。スイートポテトとか大学芋とかつくれますけど……あ、タレがないな」
「そんなこともあろうかと」
 胡桃がポケットに手を入れると、『だーいーがーくーいーもーのーたーれー』と効果音突きで取り出した。
「用意良すぎでしょ!」
「コャー」
 大学芋。その語源は東京神田あたりの大学生が昭和初期くらいにやったら食ってたことに由来し、広まったのは彼らが学費を稼ぐためだかに売りまくったからだという。もちろん諸説ある。
 だもんで作り方も数種類あり、一番簡単なものだとざくざく切った芋をまあまあ油をはったフライパンで両面じっくり焼いてから『大学芋のタレ』にからめるというものである。
 一度冷めてからのものを食べ慣れていると、焼きたての大学芋の悪魔的旨さに衝撃をうけることだろう。
「ほ、っこほこ……」
 胡桃とベークが一口ずつたべ、口の中でホコォって崩れるサツマイモと未だにとろけたままのタレの熱さに吐く息が白くなるなどといった、特殊な大学芋ショックをうけていた。
「黒ごまを合わせると更に美味いぞ。ほれ」
 ウェールは小瓶からごまをふりかけ、それをベークと胡桃はほあーって言いながらのぞき込んでいた。

 さて、手の込んだサツマイモ料理が振る舞われているその一方。
 こちらはシンプルかつ古典的な調理を行っていた。
 ザ・焼き芋である。
 語源の話をするなら、油揚げ御味御汁焼き芋。この三つがザ・古典料理といえるだろう。
 説明してるようで全然説明してないこの名前は、誰もがその料理を作っていたがゆえ『言うまでも無し』としていたことがうかがえる。芋ったって色々あるだろうに、サツマイモをとりま火にかけただけのものを人は『やきいも』と称するのだ。
「ねっとりとした食感の焼き芋が人気らしいが、私個人はホクホクとした食感のものも好きだぞ」
 焼き上がった芋をにゃんたまやジークたちにも食べさせるゲオルグ。
 仕事疲れを癒やすためかここぞとばかりにもふりまくっていたエルたちも、ふーふーさましていものかけらをにゃんたまに与えていた。
 手のひらにのせた芋をがじがじ食べ始めるにゃんたま。
「可愛い……」
「可愛正義」
 同じようにもふっていたシャノがうっとりした顔でにゃんたまをなで回す。
 アイゼルネは一通り癒やされたあと、いまいちど焼いた芋を手に取った。
「あちち」
 ぱかっと割るとまだ湯気のあがる芋にかじりつく。
「やっぱり、これが一番だと思う……」

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 無事サツマイモは収穫され、地元の子供たちにも届けられました。

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