シナリオ詳細
テラコッタに濡れる
オープニング
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「皆さん! 海洋から依頼なのです!」
依頼書と思しき羊皮紙を手に飛び込んできた『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)へ視線が集まる。海洋といえば、少し前に悲願を達成し、カムイグラを発見した国である。今はかの国と交友を深めたいと働きかけていたはずだが、こちら側で何かあったのかもしれない。
「忘れていませんか? 空中神殿を渡って行けるのはイレギュラーズだけ、普通の人は航路を行くしか無いのです。
でも、あそこの航路はまだまだ危険でいっぱいなのですよ」
戦いの舞台となっていた海域には、未だ害なす存在が潜んでいる。とてもでは無いがカムイグラと交友を深めたとて、頻繁に商船を行き来させられるほどの海では無いのだ。
しかしそれは『今は』という言葉が付く。これまで突破できないほどに厳しかった絶望の青──現在は静寂の海と呼ばれている──も海洋王国、イレギュラーズ、そして後半は鉄帝が加わって乗り越えた。その可能性を突きつけ、人々を動かしたのは他ならぬイレギュラーズである。
故に海洋王国は今から手を打つこととした。カムイグラとの関係は探りつつも、大号令の立役者達たるイレギュラーズに助力を請い、残っているモンスターたちの掃討を行うのである。
「ボクは今、あの大号令からずーっと敵対してきた狂王種の情報を握っているのです」
バサバサと広げたのは過去の報告書だろうか。広げられたそこには『フォアヴォーゲル』という文字が覗く。1回目は討伐に失敗し、2回目はどうにか敵を引きつける役目を果たしたながらも討伐に至らなかったモンスターだ。
「この鳥がいるせいで、何隻も船が燃えたり壊れたりして沈んだのです。倒さないと航路の確保ができたとは言えないのです!」
もちろんこの狂王種を倒したとて航路が確保できるかと言えば怪しいが、この1体が邪魔をしていることは紛れも無い事実である。航路上であるため船も必要になるが、そこは海洋王国の助けがあるそうだ。
「とても厳しい相手ではあるのです。でもボク、皆さんならやれるって信じてますから!」
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数日後──一同は海の上にいる。アクエリア島へ寄って資材補給をした船は、ユリーカに教えられた海域を目指して移動していた。同行するのは海に慣れた航海士である。
「ようやく晴れて何よりだ」
航海士は空を見上げて降り注ぐ日差しに目を細める。もちろん暑くはあるのだが、海上ということもあり陸地よりは涼しいだろう。風で肌がべたつくのは如何ともしがたいが。
しかし海の、それも静寂の青の天候は予測ができない。嵐が来たかと思えば晴れ間を見せ、すぐさま雨を降らせることだってある。そのためこの海では、例え優れた航海士と言えども暗礁に乗り上げる事故は少なくない。そんな厳しい場所である事を示すかのように、離れた場所から暗雲の迫る様子が見えていた。
「あんたたちが戦う頃にはまた天気も崩れそうだな。できれば良い場所で戦わせてやりてぇが」
なかなか難しい、と頭を掻く航海士。こればかりは時の運に任せるしかないだろう。イレギュラーズに不利な天候もあれば、敵に不利な天候もあるだろうから。
小雨が降り始め、同じにフォアヴォーゲルの生息地も近づいてくる。イレギュラーズが気を引き締める中、遠くの方で人の笑い声が聞こえた。
──あははははは!!
──ギャハハハハ!!
「あれがフォアヴォーゲルだ」
顔を顰めた航海士が舵をきって船を進ませる。近くで聞けば平常心を失うあの声は、戦闘中にもイレギュラーズを、そして航海士を苛むことだろう。海の上に逃げ場はない。
間も無くして、一同は遠くに巨大な黄の鳥を見ることとなる。
- テラコッタに濡れる完了
- GM名愁
- 種別通常
- 難易度HARD
- 冒険終了日時2020年09月11日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
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──ギャギャギャ!!
──あはははははは!
フォアヴォーゲルの笑い声は次第に大きくなっていく。その声に『ガトリングだぜ!』ワモン・C・デルモンテ(p3p007195)はうへえと嫌そうな声を上げた。この声を聞いているだけで気持ち悪くなってきそうだ。
「あの声につられて笑うと、死刑宣告のように自分の声で笑われるらしいわね」
「そうなのか!?」
「らしいわ」
『魅惑の魔剣』チェルシー・ミストルフィン(p3p007243)の言葉に驚きの声を上げるワモン。チェルシーは至極真面目な顔で頷いてみせる。なんとしても笑わないようにしなくてはならないだろう。
「それにしてもでっかい鳥ね……オウムなのかしら?」
笑い声を真似すると言う化け鳥をチェルシーは見つめる。笑わせた者も声を記憶するというのだからそれに近いものではあるのだろうが、知識にあるオウムとは似ても似つかない凶暴さだ。
「人の笑い声を真似するなんて悪趣味なヤツですね」
顔を顰めた桐神 きり(p3p007718)は航海の記録を胸元で握りしめる。この海で誰かが残した『絶望譚』。希望へ繋がると夢見た誰かが書いたのか、それを持っていると視界がクリアになる気がした。
(それでも、不快なことに変わりはないですが)
嘲笑。そう呼ばれる類の笑い声は特殊な効果など持たずとも不快に思う。ヒトとして当然の反応だ。最も、まだ気がふれるような状況には陥らないが──。
「近づくぞ」
『戦気昂揚』エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)がそう告げ、舵を操る。近くまで案内してくれた船から自前のそれへ乗り移ったエイヴァンは、仲間の3人を乗せてフォアヴォーゲルへと近づいて行っていた。残る4人はもう1隻の船へ乗り、エイヴァン操る船から遠くを進んでいた。
(……ぞっとしねぇ声だ)
『幻蒼海龍』十夜 縁(p3p000099)目元のシワをさらに深める。酔いつぶれた船乗りの方がまだマシな笑い声を上げるだろう。これは只々不快で、嫌悪感が募る。
「2度の討伐を退けた敵ですか」
「ええ。このままじゃ航海仲間も安心できねーです」
『虚刃流直弟』ハンス・キングスレー(p3p008418)に船を操っていた『マリンエクスプローラー』マリナ(p3p003552)が頷く。どれだけしぶといと言っても、そろそろ決着をつけなくてはならないだろう。
「結局“道が分かった”だけに過ぎぬからな。理不尽な死は払わねばならぬ」
『海淵の祭司』クレマァダ=コン=モスカ(p3p008547)は不気味な怪鳥を視界にとどめ、まっすぐ睨みつける。あちらも向かってくる船に気づいているのだろう。煽るように笑い声を上げて騒ぎ立てていた。
「あちらも行くようでごぜーますね。私たちもいきますよ」
エイヴァン操る船が前へ進む姿を見てマリナは声をかける。これより先はいつ戦いが始まってもおかしくない。エイヴァンは巧みな技術で船を操り、波や風向きを感じながら回り込むように進んでいく。チェルシーは自らの翼から魔剣を一直線に放った。
「魔剣の呪いを受けなさい……!!」
フォアヴォーゲルの片翼を狙った一撃。フォアヴォーゲルは自らの命を脅かす存在に応戦するべくか降りて来るが、同時にハンスもまた船の縁を蹴ってフォアヴォーゲルへと近づく。
(狙うべきは短期決戦しかない)
時間をかければかけるほど状況がイレギュラーズを追い詰めていく。ならばそうなる前に決着を着けるのだ。
どんな凶悪生物だとしても、鳥の姿をしている以上は明確な『弱点』が存在する。鳥は飛べなければ生きていけない。推進力が出せなければ力尽きてしまう。狙うのはその要となる翼後方外側──風切羽。
「最初の一撃で──流れを掴むんだ!」
光をも置いていくような速さにフォアヴォーゲルの羽根が舞う。けたたましくわめくフォアヴォーゲルは乱れた翼でハンスを打った。
「……っ!!」
叩きつけられ、その勢いのまま海面へ落ちるハンス。すぐさま縁が飛び込み、同時にマリナが船を回す。
──わっははははは!
──にしししししっ!
こんな時でも笑い声をあげるらしい。フォアヴォーゲルは少なくないダメージを初手に受けながらも未だ余裕の態勢は崩れない。けれども羽ばたきの多くなった片翼は、確かにハンスの与えたダメージを感じさせた。
「悪運の強いヤツではありますが、ここが三度目の正直です」
きりの足元が淡く光り、そこに魔法陣が描かれた。水面が揺らがなければ鏡のごとく鮮明に映すように、きりの心は徐々に凪いでいく。そこへ響き渡ったのはクレマァダの歌。深淵に眠り待つ神を言祝ぐ、『彼女』がたったひとつ受け継いでいた歌。
(我に真の力は引き出せぬ。じゃが……)
意味を理解してはならない歌は、秘めたる力を解放しない。クレマァダはその歌い手たれない。けれどいつか、真の力を引き出す歌い手が現れるまでは。
その歌にマリアの呪言が混じる。エイヴァン船より手前に位置させる彼女の船は、もう片方の船より早く目標地点に到達していた。
「当たればこちらのもんですよ」
ばちん。言葉が歪みの力を蓄えて、フォアヴォーゲルの体を空間ごとねじ切らんと口を開ける。羽根を散らしたフォアヴォーゲルはマリナたちへ焦点を当て、大きく羽ばたいた。
「この程度じゃ燃えねーですよ」
自身らに、そして船に降りかかる火の粉。されど水に囲まれた状況ではそもそも燃えにくく、熱さと痛みはあるが致命的なそれでもない。
「だが、このままだと焼き魚にされちまいそうだ」
縁は体を張り、船がなるべく傷ついてしまわないようにと火の粉を受ける。その後方で彼に引き上げられたハンスは立ち上がった。打ち付けられた体はクレマァダの響かせた天使の福音が痛みを引かせる。
「お い ら は アシカじゃねえぇぇ!!!」
ハンスの攻撃を待っていたワモンはアシカクラッシャーアタックでフォアヴォーゲルへ突撃していく。相手がアシカだろうと鳥だろうと関係なく屠らんとする全力アザラシパワーに、しかしフォアヴォーゲルは嘲笑うような笑い声を上げた。
「ふん、この程度序の口だぜ!」
負けじと言い返すワモン。直後、彼の体はぽちゃんと海へ落ちる。しかし彼は海種、まかり間違っても溺れるようなことはない。ぱしゃぱしゃと戻る最中、後方から「ギャギャギャ!!」とフォアヴォーゲルの笑い声が響き渡った。
「ははは!! あ、やべーじゃんこれ!」
思わず笑い始めてしまったワモンは交戦前の話を思い出して顔を青ざめさせる。もしやこのあと、本当に死刑宣告の笑い声を聞くことになるのだろうか。
「はは、俺はヒーローだ、ははは! 死ぬことなんて、あっははははは!!」
ばしゃばしゃと船まで泳ぎながら笑い続けるワモン。その笑い声はきりの策戦指揮によって終わりを告げる。危なかったぜと呟くワモンから視線を移しながら、きりは再び明鏡止水を自らへかけた。
(さて、そろそろ……)
その頭に懸念されるは海の状況。エイヴァンが器用に波との角度や航行速度を調整してくれるから比較的揺れは少ないが、それでも全くという訳にはいかない。天候は少しずつ悪くなっており、強風も吹き始めた。エイヴァンを始めとしたイレギュラーズに多少の耐性がつけど、船自体はそうもいかないと言ったところか。マリナ船側も揺れる足場に小さくよろける者が複数。
「振り落とされないように気を付けてくだせー」
マリナも巧みな技術で軽減させんと舵を握る。ある程度の火力不足は否めないが、海の男──女じゃんとか言っちゃあいけない──として、この船からクルーを誰1人として落とすわけにはいかないのだ。
しかし天候は荒れていくばかり。フォアヴォーゲルは自ら射程圏内まで降りてきたこともあって注意をわざわざ引く必要も無く、あちらこちらと2隻の船を行ったり来たりしている。マリナ船や大ダメージをくらわせる要因たるハンスは縁が庇っており、もう一方のチェルシーやワモンはきりの手厚い回復がカバーする。フォアヴォーゲルはとうとう焦れたように大きく息を吸い込んだ。
「来るぜ! 躱せるか?」
「いや──皆、海へ飛び込め!」
ワモンの問いにエイヴァンが叫ぶ。雨も降り始めた最中、太陽のように熱を放つ火の玉は衰えるという事を知らない。咄嗟に近づいたマリナ船からクレマァダが大気の波へ掌打を食らわせる。
「理不尽な死を祓うは我のつとめ! 手の届くところに来い!!」
スローモーションのように見えるクレマァダの視界にはしかと映る。大気の波がフォアヴォーゲルへ向かう様を。フォアヴォーゲルへチェルシーの魔剣が向けられた様を。どちらも当たるより前に火の玉が放たれる様を。波が直撃すると同時、船へ火の玉が直撃した様を。
「おいおい、ありゃあ」
大丈夫か──その言葉を言う間もなく縁が海へ飛び込む。きりは海面すれすれを飛んできている姿があったが、他の3人は。
「ぷはっ、俺とチェルシーは無事だぜー! 仲間は1人も死なせねーのがオイラのヒーロー魂だ!」
ワモンが海面へ顔を出し、チェルシーを引いてこちらへ向かっている。ならばと縁はエイヴァンの救出にあたった。その間にもフォアヴォーゲルが彼らへ向かないよう、歌声で引きつけたクレマァダは崩しの一撃を放つ。
──ははは、はははは!
笑い続けるフォアヴォーゲルの狂気を打ち消し、きりは仲間をあともう1歩と押し上げる。ハンスから執拗なまでに風切羽を削がれるフォアヴォーゲルは目に見えて疲弊していた。このまま押し切ることができるのなら、きっと。
「なあ、もう充分笑ったろ。後はあの世で賑やかにやってくれや」
エイヴァンを救出し、再び海へ飛び込んだ縁が気怠げに告げる。それはこれまで体を張っていた様子とは対極に、あまりにも無気力で。
──ヒャヒャヒャヒャヒャ!!
「……やれやれ。まだやるってか?」
ぐるりとこちらを向いたフォアヴォーゲルに彼は肩を竦めるが、これも作戦のうち。縁の方を向いてさえしまえば、残り1隻となった船に流れ弾が飛ぶことは少ないだろう。
(にしても、考えたくはなかったが……後者だな)
縁は何故フォアヴォーゲルがイレギュラーズを2度も退けたのか、この海域に来るまで考えていた。よほど敵がツイていたのか、相当タフな奴なのか。
1度は偶然かもしれない。2度は偶然ではないかもしれない。3度目は──偶然では、ない。
「逃げられる前に勝ちましょう……!」
マリナは雨風の中で完全な攻勢を取る。仲間の傷を癒すよりも、同じかそれ以上にフォアヴォーゲルへ一撃を。ギフトを過信するわけではないが、それでもマリナの船はそんじょそこらの船とは違う。故に出来る限りの手を打たなければ。
マリナに続くワモン、エイヴァン。チェルシーは「天候大荒れね」と呟きながら魔剣のついた鎖を放つ。
「まだだ……もう一度!」
フォアヴォーゲルの飛ぶ様にハンスは再び船のヘリを力強く蹴る。泣いても笑ってもこれが最後。耳元で大きく、誰かの笑い声が響いて──。
目も開けていられないような雨風の中、イレギュラーズは太陽のような熱を感じた。
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それはいつまで経っても船へ向かってくることなく、ゲリラ豪雨も過ぎ去ってからりと快晴が空を埋める。
あまりにも心地よい海の上で、呆然とした声が響いた。
「きえ……た……?」
すぐさま晴れ渡った空は澄み渡る青で、あの鳥の姿はどこにもない。この見晴らしの良い空のどこにも、だ。ならば海か。視線を走らせたイレギュラーズは甲板に白目を剥いて転がるアザラシがいることに気付く。
「治療しますねー」
きりがワモンへ駆け寄り、魔術陣を展開する。縁は海に落ちたハンスとともに船上へ登ると、きりへ治療を任せ海面を見つめた。
(一瞬海の中で見えたあの色……それにワモンが打ち上げられたってんなら、やはり海の中か……?)
ちらりとよぎったのは水中からの、火の玉が水分を蒸発させていく光景。白く無数の泡が発生したあの時、ほんのわずかにフォアヴォーゲルの色を見たような気がした。
空ばかりを飛ぶ種だと思っていたが、海の中も動けるのか。しかしこれまでの報告書にそのような記述はなく、咄嗟の──緊急回避的な行動だと考えられる。ならば追いかければ或いは。
「……いや、追いかけるわけにもいかねぇか」
小さく頭を振る縁。1隻に集まったイレギュラーズたちも随分と痛手を受けている。押し込めば確実に屠れるだろうが、更なる代償を払うことも確か。
「致命傷になっていれば良いですが、こちらからは確かめようがねーですからね」
マリナもまた海面を見つめて呟く。後ろ姿のひとつもあれば全力で追いかけられたが、姿すらないのならば捜しに行くアテもない。今後出没しないのなら『そういうこと』になるのだろう。けれど現時点でそれを確かめることはできず、誰も確証を持って討伐したとは報告できない。
この海域については引き続き警戒が続けられることとなる。しかし少なくとも現状までにおいて、フォアヴォーゲルの姿は発見されていない──とのことだった。
成否
失敗
MVP
状態異常
あとがき
お疲れさまでした、イレギュラーズ。どうぞ傷を癒してください。
フォアヴォーゲルが再び出て来るかどうかは不明です。ですが、すぐさま動けるような傷でもないことは確かです。
それでは、またのご縁をお待ちしています。
GMコメント
●Danger!
当シナリオにはパンドラ残量に拠らない死亡判定が有り得ます。
予めご了承の上、参加するようにお願いいたします。
●成功条件
フォアヴォーゲルの討伐
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。現場で不測の事態が起こり得ます。
●フォアヴォーゲル
以下シナリオにて既出。
『<Despair Blue>ジョン・ブリアンは雲の下』
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2675
『<バーティング・サインポスト>コーラル・レッドの眼』
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2823
鮮やかな黄色の体毛を持つ鳥のモンスターです。人を軽く飲み込めてしまうような大サイズ。
生態、戦闘スタイルなど多くは謎に包まれていますが、口から放たれる巨大な火の玉は船を1撃で大破させるほどの威力を誇ります。
鳴き声は人の笑い声に酷似しており、フォアヴォーゲルが飲み込んで消化した者の声ではないかとも言われています。
上記までは既出シナリオ同様。イレギュラーズの交戦で新たに判明したことを以下へ追記します。
フォアヴォーゲルが飲み込むかどうかは未だ定かではありません。しかし笑い声に関しては鳴き声(後述)によって笑わされた者の笑い声を記憶しているようです。
また、その巨体が近づくと羽ばたきによって大きく船が揺らされます。
火の玉:超神域:まともにぶつかると船が大破します。【万能】【火炎】
火の粉:中神範:火の粉が舞います。あつい。
鳴き声:超神域:笑い声は嗤い声を呼ぶ。【無】【狂気】
●ロケーション
船の上。イレギュラーズには船が貸し出されます。アイテムがある場合はそちらの方が性能は上でしょう。いずれにしても10名以上が戦うには少し手狭かもしれません。工夫が求められます。
また、天気が些か怪しい様子。戦闘中に思わぬ事態が予想されます。
●ご挨拶
愁と申します。3度目のご対面です。
航路の安全を確保するためにも、早急な討伐が求められています。
それではご参加をお待ちしております。
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