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シナリオ詳細

涼やかな夏の恵み

完了

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オープニング

●瑞々しく、涼やかに
「森の女王が、夏の恵みを実らせたんだ」
 花火を見終えた後、キッシュを食べながらシルバが言った。
「春の恵みは甘いけど、夏の恵みはさっぱりした甘さで、食べると体の中からゆっくり熱を沈めてくれるんだ」
 暑い夏の日に、木陰で良く冷やした夏の恵みを食べるのは最高だという。
 皮を剥いた夏の恵みをそのまま食べるのも良し。
 濃厚なカスタードと一緒にタルトにしても良し。
 砕いてジュースにするも良し。
「夏の恵みは小振りなリンゴぐらいの大きさだから、結構食べ応えあるよ」
 リンゴの言葉に反応して群がってくるウサギたちを撫でると、もっともっとと身を寄せてくる。
「味や食感としてはスイカや梨に近いかも?」
 味見にと出された冷やした夏の恵みに齧り付けば、しゃくしゃくとした歯触りとたっぷりの水分が暑い日に嬉しい。
 色は皮が鮮やかな青で、中は中心に行くほど真っ白へと色を変えていく。
 ゼリーにしても楽しそうだ。
「この子たちも食べたがってるんだけど、何せ数が増えて、僕たちだけじゃこの子たちが満足させられる量を取ってくるのは厳しくてね……」
 家の周囲の木陰には、涼しい場所を求めた角ウサギたちが。春先にいつの間にか数を増やしたウサギたちは基本好き勝手暮らしているのでシルバたちもそこまで困ることはないが、ここ最近は夏の恵みを欲しがって群がってくるという。
「悪いんだけど、みんなが食べる分を取るついでに、この子たちの分を取るの手伝ってくれないかな?」

●爽やかな甘さでジューシーで
「フェリーチェだけ、夏の恵みをご馳走になってきたんだ」
 いつも通りの穏やかな笑顔で、だけどほのかな怒りを感じさせながら言うフォレスにフェリーチェが抗議する。
「ちゃんとみんなを誘ってるじゃない!」
「でも一人で先にご馳走になることないだろう?」
 落ち着いた見た目に反して美味しい物が好きなフォレスは、先にフェリーチェだけ美味しい物を食べたことでちょっとお怒りのようだ。
「とりあえず、角ウサギたちのためにも夏の恵みの採取を手伝って欲しいんだ。採取した後はティータイムだよ」
 話し合いの結果、フェリーチェがお土産用にゼリーを作ることで怒りが収まったフォレスがにこやかに言う。
「冷やしてそのまま、タルトにジュース、ゼリーも見た目も爽やかで美味しそうだよ」
 さて、まだまだ暑い日が続くけど、見た目にも涼しい果物で、ひんやり美味しい時間はいかがだろう?

NMコメント

 まだまだ暑い日が続きますが熱中症にお気を付けください……!
 もふもふウサギたちのために、さっぱり美味しい果物取って一緒に美味しく頂きましょう!

●目標
・夏の恵みを満喫する。
 夏の恵みは小振りなリンゴぐらいの大きさの、青い果実。
 皮ごと食べられて、中心に行くほど白くなる、見た目にも涼し気な果物です。
 味はさっぱりとした味わいで果汁たっぷり。
 冷やしてそのまま、タルトに、ジュースに、ゼリーに、そのた思いつくままに美味しく頂けます!
 ウサギたちも大好きで、口元青く染めながら幸せそうに食べる姿が見られます。

●ウサギたちの愉快な仲間たち
・ウサギたち。
 春に数を増やして、その数20超え。
 名前がある子は名前を呼べば反応します。
 ない子はつけて貰えると喜びます。
 基本的に人懐っこくて、すぐに懐く子が多い。
・シルバ、フェリキス
 森の魔法使いとその弟子。
 最近ウサギたちに出番を取られている説が……。
 美味しいアイスティーと夏の恵みを使ったお菓子を用意してくれる。
・案内人フェリーチェ、フォレス
 呼ばれたら登場しますが、特に何もなければ木陰でのんびりティータイム。

●その他
・8月22日中にはお返しする予定です。
 ほのぼのしてパンドラ回復どうぞ!!

  • 涼やかな夏の恵み完了
  • NM名ゆーき
  • 種別ラリー(LN)
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2020年08月23日 00時03分
  • 章数1章
  • 総採用数4人
  • 参加費50RC

第1章

第1章 第1節

サイズ(p3p000319)
カースド妖精鎌

 夏の恵みを収穫したサイズは、木陰に座って空を見上げた。
 夏の空は近くて、雲の流れが速く感じる。照り付ける日差しも強くて空気が熱を孕むけど、それも幾重にも重なった葉っぱ越しだとあまり感じない。
「……こんな風にゆっくりするの、久しぶりかもしれないな……」
 夏の暑さか、それとも妖精郷を思うが故が、このところサイズは静かに疲労していた。そんな時にこのお誘いを聞いて、ゆっくりしようと思ってやって来たのだが……。
 良く冷やした夏の恵みを食べるサイズの横で、ウサギたちが後ろ脚で立ってサイズを見ている。前脚をおねだりするようにちょんちょん、と動かしているのがウサギたちの心情を良く表している。
 ゆっくりするために来たのであって、ウサギたちと戯れるつもりのないサイズだったが、ウサギたちの期待に満ちたうるうるとした眼差しに負けて、近くにあった夏の恵みに手を伸ばした。
「ほら」
 座っていた場所から少し離れた所に夏の恵みを置くと、ウサギたちは嬉しそうに夏の恵みに群がった。
「しかしここの兎は知性があるのか逃げないんだな……。普通は変に干渉しようとしたら逃げられるのに」
 逃げる所か夏の恵みを銜えてサイズのほうにやってくるウサギまでいる。
「まあ、怖がらないなら良いか」
 手を伸ばせば撫でられるけど、何もしなければお互い迷惑にならない距離を保ったまま、良く冷えた夏の恵みを食べてのんびりとした一時を過ごすサイズだった。

成否

成功


第1章 第2節

リゲル=アークライト(p3p000442)
白獅子剛剣

「森の女王様は、最後にお会いしたのは春の訪れだったな」
 春は鮮やかな深緑姿を見せてくれた女王も、今は濃い緑の装い。
「夏はこんな素敵な恵みが実るのか。濃い緑に青い恵みが色鮮やかだな!」
 そう感動するリゲルが背負った籠の中には、甘い香りを漂わせる夏の恵みがいくつもあった。

「女王様、夏の恵みを頂きます」
 そう声をかけて傷つけないように優しくもぎ取れば、足元でウサギたちが嬉しそうに飛び跳ねている。
「上のほうのも採って来るからもう少し待っていてくれ」
 簡易飛行で上のほうの実も採れば、あっという間に籠の中は一杯に。
 ずっしりと重くなった籠の中身は、きっとウサギたちもお腹いっぱいになるまで食べられるだろう。

 採集の後はティータイム!
「シルバにフェリキスも有難う、今日は満喫させてもらうよ!」
 薄い皮を齧れば、中からたっぷりの果汁としゃくしゃくとした果肉が現れる。さっぱりとした味わいでついつい手が伸びる。
 ウサギ達も口をもぐもぐさせて幸せそうだ。
「フェリーチェはお土産用のゼリーを作るのか。俺にも作れないかな?」
 ティータイムを終えたリゲルは、奥でゼリーを作っていたフェリーチェに声をかけた。
「これ程美味しいんだ、家族にも持ち帰れるならとても嬉しいな」
 腕まくりをしたリゲルは、タルトを食べているフォレスに微笑みかける。
「フォレスも暇してるなら一緒に作らないか? 自分で作ったゼリーはきっと格別美味しいよ」

成否

成功


第1章 第3節

ブラッド・バートレット(p3p008661)
0℃の博愛
アイシャ(p3p008698)
スノウ・ホワイト

 シルバたちに挨拶をしたアイシャは、ブラッドと一緒に早速女王様の元へ。
「夏の恵み、初めて目にする果物です」
「私も初めてです。きっとこの世界、いえ、女王様限定の果物なのだと思います」
 白い手を必死に伸ばして届く範囲を収穫するアイシャの横で、背の高いブラッドは彼女が届かない高さの物もあっさりと収穫。おかげで籠の中は一杯に。
「ブラッドさんのおかげで沢山獲れましたね」

 足元に集まるウサギたちの可愛さに癒されたアイシャは、ウサギたちがブラッドの近くに行かないことに小さく苦笑してしまった。
「大丈夫ですよ。ブラッドさんはとても優しい人ですから」
 怖くないよと撫でながら伝えると、ウサギたちが鼻を鳴らしながらブラッドを見た。
 おっきい。
 でもうごかない。
 こわくない!
 一匹のウサギがブラッドのほうにも近寄れば、他のウサギたちもブラッドに近寄っていく。
「この子たちの名前教えて貰えますか?」
「殆どの子は決まっていないよ。良かったらつけてあげてくれるかい?」
 シルバの言葉に、ブラッドは表情を変えずに考える。
「ウサギに名前ですか」
 名前はあってこそ意味があるので素敵な事だと思うブラッドだが、あまり名前をつけるのが得意では無かった。
「……ジュゼッピーナ・ド・エウァr……。やはり止めましょう」
 思いついた名前は長く、ウサギつける名前ではない。そう思ったブラッドだったが、アイシャの長い耳は呟くような名前をしっかり聞いていた。
「ジュゼッピーナ……可愛い名前ですね。ほら、あの子が反応しましたよ!」
 名前に反応したのか、比較的すらりとしたウサギが顔を上げる。
 アイシャは足元でじっと見上げていたウサギを抱き上げ陽だまりのように微笑みそう言った。
「この子はリアンにします。絆や縁を意味する言葉なんですよ」

「ブラッドさんはお菓子作りの経験ありますか?」
「いえ」
 お菓子作りの経験が少ないブラッドは、アイシャの手伝いを。
 ジュースを作ったり、花の形に切った夏の果実を乗せたタルトを作るのはブラッドにとって初めてのこと。
「料理は生きる為に必要な程度しか身につけていないので新鮮です」
「お菓子も楽しむ気持ちも人生のご褒美だと思います。なくても生きていけるけれど、あれば人生を豊かにしてくれますから……」
 二人で作ったタルトとケーキを楽しんでいると、リアンがアイシャの膝の上に登ってくる。ふわふわとした毛を撫でると自然と幸せで頬が緩む。
「「楽しむ」という行為はとても難しいものですね。
 必要か不必要かで割り切れたらどれほど楽か……。けれど、必要だからこそ存在するのでしょうね」
 表情を変えることなく考えこむブラッドの足元で、ジュゼッピーナが後ろ脚で立ち上がってブラッドのズボンを掴む。
「あら。ジュゼッピーナも撫でて欲しいみたいですよ、ブラッドさん」
 恐る恐る撫でるブラッドを見て、「すっかり仲良しですね♪」と笑うアイシャだった。

成否

成功

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