シナリオ詳細
奇っ怪、ゲーミング天狗現る!!
オープニング
●天狗じゃ! 天狗の仕業じゃ!
カムイグラの田舎にある静かな村、日社介村は朝から騒然となっていった。
それもそのはず、村の空が異様な光りに包まれているのである。
その色は1680万色に発色し、発光パターンも、レインボー、ウェーブ、クロス、ドロップなど、さまざまなである。
「おお、空の色がまるでLFDのように……! しかもアドレサブルRGBのごとくチッカチカするのじゃ!」
「わしの鍬も、まるでメカニカルな押下圧45gの打ち心地じゃ! カチッ、カチッと独特な感触はいいんじゃが……ピンク軸の静音仕様の鍬は、いつもと違うのでやりづらくてかなわん」
「ああ、稲穂もゲーミング仕様で光っておる」
「わしの家も、グラボやメモリを見せる片面強化ガラスで、本格水冷仕様になってしもうた。野良仕事しかせんのにオーバースペックだし、何より落ちつかぬわい」
「急に12コア24スレッドにされたら、返ってワッパ(注ワットパフォーマンス)も悪化するというのに……」
そんなわけで、村は片っ端からゲーミング仕様にされてしまったようである。村人たちも、いつの間にか話し言葉がところどころゲーミングな内容になってしまっている。なってしまっているが、“崩れないバベル”のおかげで、何となく理解できるようだ。
このような悪戯をする者に、村人たちは心当たりがあるのだ。
そう、天狗の仕業だ。それも――。
「ゲーミング天狗め、またこんな悪戯を!」
ゲーミング天狗とは、この日社介村の近辺に現われる特殊な天狗である。
目につくものをその妖術でゲーミング仕様にしてしまう悪戯が大好きなのだ。
村がゲーミング化しても、実のところあまり大きなメリットはない。
それどころか、落ち着かないしこの空の色では農作物への日照量も不安になってくる。
「ああ、今はこの世の終わりみたいに赤一色じゃ。次はどんなパターンで光るんかのう?」
派手なのはいいかもしれない。たまにはそういうのでもいい。
しかし、これがいつまでも続くというのは問題であった。
●求む、天狗退治!
「そんなわけで、ゲーミング天狗を退治してほしいんじゃ」
奇怪な依頼であった。
村をゲーミング仕様にする天狗が出たのだという。
カムイグラには、さまざまな妖怪が出る。
このゲーミング天狗もそのうちの一匹なのだ。
「わしらの村には、個性と主張がないと言っておったからのう。いらぬお節介というものじゃて」
派手に光ることで、村には個性も主張もあるのかも知れないが、肝心の居住と農作業に支障が出ている。
これをなんとかしてほしいというのが、日社介村の総意であった(正確に言うと子供たちと一部の物好きは喜んでいる)。
「ゲーミング天狗は、ともかく光らせることが大好きらしい。おかげで迷惑しておるんじゃが、わしらでは60fps以上でヌルヌル動く天狗についていけん。そのうえ、こっちが攻撃を外したらクソエイムとか煽ってきおる。つまり、天狗が“天狗”になっておるんじゃな」
村人は、うまいことを言ってやったという顔をしている。
ともかく――。
ゲーミング天狗は、素早いらしい。
天狗つぶての狙いも正確で、キルレートもカンストしているという。
「そんなわけで、儂らに代わって天狗のやつを懲らしめてやっちゃもらえないか?」
- 奇っ怪、ゲーミング天狗現る!!完了
- GM名解谷アキラ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年07月23日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●天狗の潜むところにて煽る
「ゲーミング天狗か、ハイカラだな……じゃないんだよ」
まずは、『貧乏籤』回言 世界(p3p007315)がひとりボケツッコミをカマして心を落ち着けた。
村の空は、目まぐるしく光り輝いている。ウェーブパターンという波の動きを1680万色で表しているのだが、その光に気を取られるとゲーミング天狗に惑わされてしまう。
ともかく、村人たちから情報を聞いたイレギュラーズたちは、ゲーミング天狗が潜む山へと向かう。
「作戦は『煽りで天狗を挑発してこっちの間合いまで引きずり出す』んだったっけ。よっし、敵を探すのは僕に任せといてっ♪」
『夏宵に咲く華』火夜(p3p008727)は、仲間たちが煽りを始める前に、狙撃地点になりそうな場所に当たりをつけておくことにした。
ゲーミング天狗は芋砂であるらしい。
よくわからない単語であるが、芋虫スナイパーという特殊な業界で使われる俗語(スラング)のようだ。
元々は芋虫のように匍匐姿勢のまま味方チームに貢献しないスナイパーを指して揶揄したものであったが、そのうちに移動しないで狙撃ばかりするつまらないプレイスタイルのスナイパーそのものを指したり、時折自分をキルしたスナイパーへの挑発の罵倒にも使われたりと、使い方も多岐に渡るようになる。
それはともかく、だ。
ゲーミング天狗の芋砂天狗つぶてへの対策は、これで完了した。火夜が狙うのはカウンタースナイプというやつである。
火夜が配置についた当りで、森の木々の葉が激しく発光を始めた。
「天狗じゃ! 天狗の仕業じゃ……ってなぁ?」
ここで、『放蕩無頼 』晋 飛(p3p008588)は驚かされたふりをした。
少しばかり調子に乗らせた方が、後から挑発は効くだろうとの判断からだ。
「ゲーミングはなんだかしらねぇが、ゲームってなトコトン楽しむためにやるもんだぜ。しょうもない欲求を晴らす場所じゃねぇって亊を教えてやんぜ」
本来、ゲームというのは楽しく遊ぶものだ。
一緒に遊んでくれる相手の存在を忘れ、こじらせた承認欲求を満たすためにマウントを取ったり
「なんでも光れば良いってもんじゃないんだぞ……いい加減目にも体にも悪そうなことは止めないとな」
チカチカと自己主張激しく発行する葉っぱは、今度は輪が広がっていくようなリップルパターン発色である。
さっそく、目の当たりにした世界も体調を崩しそうなほどに精神と目に来るものがあった。
「うわぁ……これ本気で良いと思ってるなら相当頭おかしいぞ大丈夫か? あ、天狗だから頭大丈夫じゃないか」
『名支援者』リアナル・マギサ・メーヴィン(p3p002906)はさっそく聞こえるように呟き、ゲーミング天狗を煽った。
一瞬、光のパターンが変わったように思えたが、この発光現象がゲーミング天狗による妖術なのだとしたら、感情を見出したということだろう。
つまり、効いてる効いてる、というわけだ。
特に、リアナルの「天狗だから頭大丈夫じゃないか」という種族ごと攻撃するかのような言葉はかなり精神を逆撫でしたようである。
「これがゲーム脳か。なんか村人も染まってる気がするけど」
『救いの翼』ミニュイ・ラ・シュエット(p3p002537)は、村人への影響を少し心配している。
“ゲーミング”という謎の現象は、意外と伝染する例が報告されている。
ときには、その派手派手な光に心惹かれ、みずから発光したくなるとも言われている。
「いい歳して職にも就かず、あまつさえ幼稚な悪戯で他人様に迷惑をかける始末。恥ずかしくないのかな?」
ミニュイの煽り言葉が、森の中に谺する。
「……………………」
声は返ってこないが、何らかの手応えは感じられた。
声で手応えというのはおかしな話だが、ゲーミング的コミュニティではこういう挑発に対する細かな息遣い、気配で相手への精神的ダメージの具合を測るのだ。
「同年代の人間が日々、生活の糧や技能、他者との絆など得て自他共に豊かになっていく中、何も生み出さず何も得ず。ああ、ヘイトは買ってるね」
「……――っ!」
ミニュイの煽りにしびれを切らしたのか、礫が飛んでくる。本来は言葉よりも拳のほうが早いミニュイだが、こうしてあぶり出すために苦手な悪口も言いまくったのだ。
その直後から、ぽんぽんとどこからともなく石つぶてが飛んでくる。
投げられた天狗つぶてから芋砂しているゲーミング天狗の位置を割り出そうとしていた火夜も、想像以上にでたらめに飛んでくるので捜索には手間取っている。
「天狗ちゃーん、お友達いねぇから一人でぴかぴか光ってこそこそ隠れてんのか? はっは! 悔しいねぇ! 俺らぁお仲間と楽しくやってからテメェはこそこそ隠れながら眺めてやがれよ」
天狗つぶてを躱しながら、飛は煽りを入れた。
おそらく、ゲーミング天狗は単独であろう。
単独でイキっているのは、孤立を指摘されることに弱い。
誰かが言っていたが、孤独と孤立は違うのだ。
「迷惑小僧ですねえ。命までは取ってないみたいですが、懲らしめにゃ駄目ですね。悪ガキには拳骨を、なのです」
「むー、その能力があって人々と敵対しないのだったら使いようによっては褒められる能力なんすけどね。孤独と独りぼっちを間違えちゃだめっす」
『もふもふバイト長』ミミ・エンクィスト(p3p000656)と『薬の魔女の後継者』ジル・チタニイット(p3p000943)が、極彩色に発光する森の中で天狗つぶてを躱していく。
ここで、囮を引き受けるのはジルの役目だ。メカピブタ-QuEも引き連れて、隠れているゲーミング天狗をおびき出す。
「なるほど、これがゲーミング天狗のゲーミング天狗つぶてか」
『黒一閃』黒星 一晃(p3p004679)が、飛んでくるゲーミング天狗つぶてを、ぱしっと片手て受け止めた。放っておいたら、顔面を直撃するコースだ。下手をしたら、顔を叩き割られる危険もあるということだ。
しかし、一晃はゲーミング天狗に向けた対策を用意している。
「今回、俺はゲーミングについて調べてきた。なので古今東西のゲームらしいことをする」
すうっと、ひと息深く呼吸をする。
一晃が言う古今東西のゲームらしいこととは何か?
それは――。
「まず言葉遣いを変えて1680万色に光るwww」
なんと、完全に煽り口調であった。
大量に「草www」を生やし、ゲーミングな挑発を行なう。
これがもっとも天狗になっているゲーマー……いや、ゲーミング天狗には効果的なはずだ。
「つまり今の俺、いや我はゲーミング一万六千八十万色晃ですなwww 我ながら中々腹が立つ語法なのでゲーミング天狗を誘いだせるかもしれませぬwww 今の我は一六八〇筋の光と成りて虹色天狗に反省を促しますぞwww」
およそ、ゲーミングなものなら、耳にし見ただけで神経を逆撫でられるという見事な煽り口調であった。
まさか、一晃から一万六千八十万になろうとは、予想もしないものであった。
「おめーら、ちょっとはマナー考えなよぉ!」
イレギュラーズの度重なる煽りによって、とうとう涙目のゲーミング天狗が姿を現わした。
まだ少年の姿に見える小天狗だ。
一方的に煽ることばかり考えていたのに、
「よっし、見つけたぁ♪」
「やっべ!?」
姿を見せたゲーミング天狗に、さっそく索敵していた火夜が反応する。弾道から推測したどおりの場所に現われた。
「ちっくしょお! おいら子供なんだから、心の傷になったらどーんだよぉ!」
ゲーミング天狗は、まだ子供だという。
実際、外見上は幼い。
しかし、天狗というのは妖怪である。外見以上に長く生きるものだ。
大体、自分がキルしてきたら大人げなく煽るくせに、いざとなったら子供であることを盾にするのはいただけない。
さっそく、姿を現わして煽ってきた火夜につぶてを投げてくるが、集中力が乱れたエイムを躱すのはなんてことなかった。
「何このクソエイム、こんなのでイキってダサくなーい?」
「やーいガバエイムー、下手糞ー、おまえのかーちゃんでーべそー」
「んぎぎぎぎ……!」
火夜に続いて、ミミも煽った。
しかも、ミミの場合はゲーミング天狗からあえて煽られるよう、もふもふの白い尻尾をおおきく振りながら回避の下手さも装っている。
「それにしても、ずっと一人で悪戯ばっかりするってことは、人との接し方が上手くできなかったんすかね?」
「うぐっ!?」
ジルの言葉は、本質を突いていた。
ゲーミング天狗は、孤独であった。
というか、ぼっちであった。どんなに天狗つぶてのエイムが正確であろうとも、そしてごくたまにするステルスキルが上手かろうとも、クランに入れてもらえた試しはないのである。
そしてヤケクソになったゲーミング天狗は、必殺の天狗倒しボムを使った。
ボムが炸裂すると、どこかで何かが倒れるような音が発生し、イレギュラーズたちを撹乱した。
「ぐわああぁーっ! くそっ、さすがゲーミング天狗……すげえ奴だぜ! これじゃあ敵わねぇ! 逃げろ……!」
飛が、耳を押さえてその場を見げ回る。
あくまでも擬態であり、煽ってゲーミング天狗を足止めしておく演技である。
「くっそう、また仕切りなおすかんな!」
ゲーミング天狗は、激しく発光したかと思うと60fpsのぬるぬるしたなめらかな動きで回避しまくり、天狗の隠れ蓑によるステルス効果で視界から姿を消した。
「いいさ、ゆっくり詰めれば良い。天狗の鼻を折るのは楽しみだな?」
そう、ここからは詰め将棋コース。
リアナルは、芋砂天狗つぶてから味方を守るべく味方を支援する。
姿を消しても、芋砂対策は万全である。
芋砂死すべし、慈悲はない。
「ゲーミング天狗ゥ! 何故君が我々に攻撃されるのか、何故こうして煽られるのくぁ! その答えはただ一つ……君がこの村にとって邪魔でしかない男だからだぁ!」
天狗の隠れ蓑のステルス迷彩によって隠れたゲーミング天狗をさらに煽るのは、一晃の声だ。
「へん! あんな寂れた村じゃなんにもなくて可愛そうだから、俺が理想のゲーミング村にしてやったんじゃねえか!」
声はすれど、姿を見せず。
これもまた有名な天狗現象である。
しかし、ステルス効果で姿を消すことを予期していたイレギュラーズも対策はばっちりである。
「一気に終わらせたいので黒顎魔王でぶったぎりですぞwww 我の攻撃が終わってもまだバトルフェイズは終了していないですぞwww」
すぐにゲーミング天狗の気配を察した一晃が煽りとともに黒顎魔王を浴びせかける。
膨れ上がるような黒い何かが大鴉の姿を形作り、虚空に向かう。
「うひゃあっ!?」
気配を消しきったと安心していたゲーミング天狗が、声を上げて黒鴉から逃げ回った。
ステルスしても、リアナルやミミによる配置の割り出しが完璧なら、問題はなかったのである。
「これ、みんなで光ったら楽しそうっすね! こっちも光って反撃っすよー!」
そしてジルも神気閃光によって発光した。
こちらもアドレサブルRGBである。
点滅パターンによる発光で、ゲーミング天狗も思わず幻惑された。
「くそう、くそう!」
発光するジルを、今度はゲーミング天狗が追い回す。
必死であった。
煽り煽られ、激しく山野を駆け回る。
今まで友達がおらず、せっかくゲーミングな妖術を身に着けたのにこれを存分に活かす機会はなかった。
しかし、今ならば……。
いつしか、ゲーミング天狗の胸に悔しさとともに喜びも湧き上がっていた。
「楽しそうだな。だが、やっぱり悪戯はよくないぞ」
飛行していたミニュイが、羽嵐で圧倒する。
やっていることは他愛のない悪戯だ。殺傷するまでもない。
「えい、悪漢撃退ボムなのです! くたばりやがれです!」
ゲーミング天狗が逃げ出した先に、ミミが放った悪漢撃退ボムが咲くレルする。
ひっくり返ったゲーミング天狗を急降下した、ミニュイが捕まえたのだった。
●天狗になった天狗を懲らしめろ!
「う、うう……」
「こいつどうするんだ? どうせならその能力を何らかの役に立ててほしいものだけどな。例えば夜に小物に使えば灯り要らずで済みそうだ」
とっ捕まえたゲーミング天狗を見て世界もどう処理しようかと思案している。
痛い目に遭わせるというのも、気が引ける。
「とりあえず、村に引き渡すとするか」
ミニュイが言う。たしかに、困った村人に処理を任すのが一番いいだろう。
「……くそう、煮るなり焼くなり好きにしやがれ!」
ゲーミング天狗はふくれっ面になっている。
しかし、光りまくって自分のスキルを存分に使えた戦いは、悪くなったのだ。
「やるじゃん、お前のテクニックすごかったぜ!」
「えっ? そ、そうだろ! そこらの人間には負けねえんだからな!」
捕らえられ、ふん縛られたというのに胸をそらすゲーミング天狗であった。
「悪さなんてしねえで、一緒に遊べばいいんだぜ。ゲームってな、お互い爽やかに終わらないとよ」
それが飛の持論である。
ゲームというのは、楽しく救われなければならない。
お互いを尊重し、遊んでくれた相手に感謝を述べるのだ。
「貴様もゲーミングを名乗るくらいならばこのぐらいやる覚悟を持て、出来ないのならば諦めろ。普通が一番だとつきつける。俺はもうやらん」
「な、なんだよ! 一緒に遊んでくれんじゃなかったのかよ……」
煽ったり煽られたりしてむかっ腹も立つこともあったが、ゲーミング天狗には全力で遊び倒した楽しい記憶もある。もう遊んでもらえないと思うと、一抹の寂しさが胸を過る。
「寂しいからって悪戯したらめっ! っす。今度はその力で、村を護ってあげてくださいっすー。そうすれば今よりも楽しく暮らせると思うっすよ!」
「そうだな。程度の問題であってゲーミング化自体は割と好評みたいだし、お説教の後は今よりお互いに楽しく過ごせるようになるんじゃないかな」
ジルの意見に、ミニュイも賛成のようだ。
「じゃあ、後は村人たちに任せるか」
そんなわけで、世界は事情を話して村人たちともゲーミング天狗の措置について語り合った。
それから――。
日社介村では、年に一度、派手な色に光る提灯や篝火を焚いてゲーミング天狗と遊ぶゲーミングまつりが開かれるようになったとさ。
成否
大成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
ゲーミング天狗、見事懲らしめることができました。
皆様のプレイングによって平和な形で終わり、村に新しい祭りもできたようです。
村人たちと天狗も共存していくものと思われます。
今回は、発光してゲーミング天狗に救いがもたらされたとして大成功とします。
GMコメント
■このシナリオについて
皆さんこんちわ、解谷アキラです。
今回は、村にやってきてさまざまなものをゲーミング使用してしまう妖怪、ゲーミング天狗を懲らしめるお話となります。
・ゲーミング天狗
伝承にあるさまなざまな天狗の能力をゲーミング的に使用する強敵です。
天狗つぶてはグッドエイムで狙撃し、天狗の隠れ蓑はステルスキルが可能で、組み合わせると芋砂も可能です。天狗倒しも駆使してくるでしょう。得意なゲームはFPSのようです。
それゆえ、曲がるときはカッティングパイ、何かあると無意味に飛び跳ねたり屈伸してしまうという独特な癖もあります。また、相手をアドレサブルRGBで幻惑する能力もありますので警戒が必要です。
なお、ゲーミング天狗は1体しか登場しません。
村の近くの山に潜んでいると思われますので、索敵は重要です。
ゲーミング天狗のように、ゲーミング的なことをプレイングに織り交ぜていただけるとボーナスがあるかもしれません。例えば、気を惹いて誘い出すのに有利になるといった可能性があります。
事前の情報は以上となります。
それでは、皆さんの参加をお待ちしております。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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