シナリオ詳細
<月蝕アグノシア>男に遭えば男を犯し、女に遭えば女を犯す
オープニング
●あの時の褌がこんなことになるなんて
魔種タータリスクによる妖精郷アルヴィオン襲撃に端を発した大迷宮ヘイムダリオンの攻略を終え、アルヴィオンに辿り着いたローレットのイレギュラーズ達だが、彼らに安穏としている時間はなかった。アルヴィオンから逃げ出した女王の侍女フロックスが語った情報は、重篤な事態を示していたからだ。
一つは、アルヴィオンの女王がタータリスクらによって捕らえられ、妖精郷の町『エウィン』にある『月夜の塔』に幽閉されてしまったこと。もう一つは、タータリスクによって妖精達の『命』を用いた、人間そっくりの形をしたアルベドと呼ばれる白い怪物が創られていること。
これに対し、ローレットは魔種の跳梁を許しておけないとばかりに、電撃のような速攻による救出作戦を敢行した――。
「……ようやくここまで来たんだね、イレギュラーズ。
ここから動くななんて言われたものだから、随分と待ったよ。
早く、君達の身体を味わいたいなぁ」
『月夜の塔』一階、長い廊下のような部屋に進入したイレギュラーズ達に、むちむちした体つきの白い老人が部屋の奥からじゅるりと舌舐めずりしながら告げる。『最強砲台』ムスティスラーフ・バイルシュタイン(p3p001619)の褌に付着していた体組織から生成されたアルベドである。
しかしこのアルベドはオリジナルのムスティスラーフとは違い、ねっとりと絡みつく好色な視線を男女問わずに向けている。アルベドの魂であり電池でもあるフェアリーシードとされた妖精の特性故であろうか。
「ふふふ、数が多いからって僕に勝てると思わない方がいいよ。
僕の必殺技は、君達をまとめて薙ぎ払うからね。
――ああ、君達との一時が楽しみだなぁ」
そう告げると、アルベドは口を大きく開き、緑色の光を集積させていった。
●妖精達の懇願
時は少し遡って、ギルド・ローレット。
「「「フレイ様を助けて下さい!」」」
五人の妖精が、声をそろえてイレギュラーズ達に訴える。妖精達は大人から少女まで年齢差は感じさせるものの、女性ばかりであった。
「『フレイ様』と言うのは彼女達にとってアイドル的な存在の妖精で、彼女達を逃がすために囮となって、タータリスク配下と思しき魔物に囚われたとのことです」
妖精達の声に、『真昼のランタン』羽田羅 勘蔵(p3n000126)が補足する。
「他のケースから言って、おそらくそのフレイと言う妖精は、フェアリーシードにされています。
それで、そのフェアリーシードが使われたアルベドも他の情報屋によってほぼ特定は出来ているのですが……」
ここで勘蔵は言い澱む。イレギュラーズ達に続きを促され、ようやく重い口を開いた。
「――そのアルベドは、ムスティスラーフさんをベースにしたものです。
しかも悪いことに、そのアルベドは『月夜の塔』の細長い廊下のような部屋に陣取っていることも確認されています。
もしアルベドがムスティスラーフさんと同じスペックで同じ技を使えるとすれば、瞬く間に一網打尽にされてしまうのは間違いのないところでしょう」
イレギュラーズ達がざわざわとざわめく。それが落ち着くのを待って、勘蔵は続けた。
「どちらにしろ、全体の作戦を考えればどんな相手だろうとここで躓いているわけにはいきません。
ローレットから皆さんへの依頼は、『ムスティスラーフさんのアルベドの撃破』です。
その上で彼女達の依頼を引き受けるかどうかは、今回の依頼を受ける皆さんで判断して下さい」
勘蔵の言葉に、妖精達は泣きそうな様子で、すがるような視線をイレギュラーズ達に向ける。それに対し、依頼に参加すると決まったメンバーが妖精達に返した答えは――。
- <月蝕アグノシア>男に遭えば男を犯し、女に遭えば女を犯す完了
- GM名緑城雄山
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年07月19日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●阿鼻叫喚、さもありなん
妖精フレイの救出をも引き受けたイレギュラーズは、『月夜の塔』一階、問題の部屋の前に至る。この扉を開ければ、問題のアルベドと遭遇する。その事実に、一人を除いて今にも発狂せんばかりであった。
「フレイ君の命がかかってなかったら、僕のアルベドいっぱい作って欲しかったなあ。絶対楽しいよ!」
その例外である『ムスティおじーちゃん』ムスティスラーフ・バイルシュタイン(p3p001619)は、心底楽しそうにそう言ってのけた。他のイレギュラーズ達の間に、「そんなわけあるか」と言わんばかりの空気が広がる。
「今回もできる限りえっちな戦いにしよう! 僕は中距離から、『チェインライトニング』を使って攻撃していくよ。主に乳首と股間を狙ってエレクト!
多分向こうもおんなじ考えで使ってくるから、みんな気を付けてねー」
……オリジナルが言うなら、多分そうなのだろう。と言うか、しれっと描写のハードルを上げないで欲しい。まぁ、あまりにヤバくなるようだったらぼかしたり何なりするけど。
「どうして……どうしてこんなアルベドが……さすがに魔種だって、程度があるでしょう……。
やっちゃいけない事があるでしょう……ないですよね……魔種ですもんね……。
誰のトラウマにもならないといいなぁ……」
ぽつりと悲嘆に暮れた声を漏らしたのは、『銀の腕』一条 佐里(p3p007118)だ。……本当に、魔種は何で褌に付着している体組織なんてものをベースにアルベドを作ったのだろうか。しかし、責任の半分は仮称『パンツ置いてけ』に割とノリノリで褌を持って行かせたムスティスラーフにあるような気がしなくもない。
(バイルシュタインのアルベド……とうとう出やがったか……。
ちくしょうめ、こんな災害みたいなものを生み出しやがって……。
あのクソ魔種が、覚えてろよ!)
『聖断刃』ハロルド(p3p004465)の内心には、絶望と恐怖と憤怒がこれでもかと言わんばかりに激しく渦巻いている。ムスティスラーフのアルベドを災害、と言うのは言い得て妙であり、言葉に発しこそしないものの表情にはその内心がありありと見て取れた。『聖剣リーゼロット』の柄を握り占める手にも、無意識のうちにぎゅう、と力が篭もっていく。
「ああ苛立たしい、あの髭は闘技場で散々痛い目見てきたから好きじゃないんです!
でも彼の尊厳を破壊する好色の偽物とかもっと嫌です! さっさと泥に戻って貰いましょう!」
苛立ちを抑えきれず、『雨宿りの』雨宮 利香(p3p001254)は絶叫した。
「そお? 偽物でも僕は楽しいよ」
「ああああああっ!」
だがそこにムスティスラーフが要らんことを言って、利香の頭を抱えさせる。
「――それにしても、ノーチャージで私の体力の八割が飛んで行くクソゲーを何も再現しなくたっていいじゃないですか! 逃げ場のない、廊下でっ!」
「だからこその配置、なのだろう。迎え撃つ側が地の利を最大限に活かさない理由はない。
……やれやれ、ムスティスラーフのアルベドというだけでも厄介だというのに、範囲攻撃を回避しにくい狭い戦場、おまけに妖精が核にされているとはな」
利香とは対照的に、『天穹を翔ける銀狼』ゲオルグ=レオンハート(p3p001983)は落ち着き払っているように見える。もっとも、ゲオルグもムスティスラーフのアルベドを脅威と感じていないわけではない。妖精達からの依頼も受けた以上、どんなに恐ろしい事態になろうともフレイを救うために最大限の努力をするという覚悟を決めただけのことだ。
(盾役がおにーさんのお仕事だけど……今回は、今回ばかりは自分を全力で護る! マジで!
純潔を喪うなんて、やだああああああ!)
そのゲオルグの背後に隠れるようにして、『満月の緋狐』ヴォルペ(p3p007135)はガタガタと震えていた。フェミニストであり自己犠牲の精神を持ち合わせている守護騎士であるヴォルペを以てしても、後ろの純潔を喪う恐怖には勝てなかったらしい。
貞操の危機を感じているヴォルペとは違って、『胡散臭い密売商人』バルガル・ミフィスト(p3p007978)にはその辺の危機感は全く感じられなかった。
「皆さんと違って、こんなおっさんに矛が向いたりはしないでしょう。
……ははは、自意識過剰ですね」
のんきにつぶやくバルガルだったが、その判断はムスティスラーフを見誤っているというしかない。
「そんなことはないよ。僕はバルガル君みたいなのもタイプだからね。
だから、アルベドの僕も同じじゃないかな」
「……ひっ!?」
ムスティスラーフの否定に、ぞわりとする寒気がバルガルの背筋を駆け抜けた。
●アルベドを襲うは苦痛なりや快楽なりや
戦端を開いたのは、『雷剛閃斬』紫電・弍式・アレンツァー(p3p005453)だ。扉を開き、問題の部屋――と言うより廊下へ突入する。
(は? ……は?)
覚悟はしていたはずだが、ムスティスラーフのアルベドを実際に目の当たりにすると、拒絶反応に近い不快感が紫電を襲う。
(つーか、どうして中身にプレイボーイを選んだ! ムスティ爺の嗜好と合わさって色んな意味で悪化してるじゃねぇか!? 悪趣味にも程があるだろう!?
あんな変態にオレの貞淑をやられたら一生引き摺るな……寧ろ、今すぐ吐いてしまいそうだ。畜生、覚えてやがれよ魔種め)
辛い時間は長く感じられると言うのだろうか。実際はほぼ一瞬のはずだがやけにスローモーションに感じられる時間の中で、紫電はそんな雑念に囚われた。
「――オレには心に決めた人がいるんだ! テメェなんかに負けてたまるか!
かかって来いよムスティ爺! オレが相手になってやる!」
紫電は強引にアルベドの背後に回り込むと、口上を述べてアルベドの意識を引き付けにかかる。これが成功すれば、極太の光線で一網打尽にされることはなくなるはずなのだ。扉の向こうから、残りのイレギュラーズ達が固唾を飲んで見守る。
「ふぅん、そんなに僕に犯されたいんだね。いいよ、動けなくしてからたっぷりと犯ってあげるよ」
アルベドは褌を隆起させながら、紫電を睨め付ける。アルベドの意識の誘引に、成功したのだ。
次いで、予め破邪の結界を展開しておいたヴォルペが突入し、紫電を庇うためやはりアルベドの背後に回り込む。
「おにーさん、戦闘不能になんて絶対ならないからね!
この結界さえ破られなければ大丈夫……なはず!」
神秘攻撃無効の結界を張っているとは言え、それでもヴォルペの震えは完全には止まらなかった。
さらに利香が突入し、魔眼でアルベドの意識を紫電から自身へと引き寄せる。
「君も僕に犯されたいのか。こんなにモテて嬉しいねえ」
オリジナルからは絶対にあり得ない反応に、怖気が走り利香の精神が壊れそうになる。だが、利香は『魔剣グラム』に雷電を宿して、怖気を振り払うように必死になりながら桃色の剣閃を幾度も浴びせていった。アルベドの胸部や大腿部に深い傷が入るが、瞬く間に修復されていく。
ムスティスラーフは宣言どおり、蛇のようにうねる雷撃をアルベドの乳首と股間に向けて放っていく。雷撃は狙いどおりに直撃し、アルベドは激しく身悶えした。傍目から見ると、ダメージに身悶えしているのか快感に身悶えしてるのか判別不能ではあるが。
「……とにかく、酷い目に遭う前に手早く戦闘を終わらせてしまいましょう」
バルガルはアルベドから十メートルほどの位置に移動すると、虹色の光を浴びせかける。
「ああ~、イイ! 天に昇りそうだよ」
七色の光はアルベドの胸に直撃し、雷撃と混ざり合ってアルベドを攻め立てる。一体どっちの意味で昇天しそうなんだろうかと、バルガルはげんなりとした。
「おら、さっさと倒れやがれ! いやマジで!」
やはり予め破邪の結界を展開しておいたハロルドが、アルベドに肉薄する。そして暴風を纏った斬撃を叩き込もうとするのだが、あろうことか天佑がアルベドに味方してしまい外れた。
(いや、ちょっと、アルベドが攻撃されてるのを見るのが、まさかこんなにきついなんて……。
私も酷いことになりたくありませんし! 早めに終わらせましょう!)
まさか敵が攻撃を受けている様が、こんなに見るに堪えないものだとは。元々アルベドとの距離を詰めるつもりであったが、既に四人が取り囲んでいるためにそうしないで済んだことを、佐里は心の隅で感謝した。
そして気で生成した糸を放つのだが、これは不運にも外れてしまう。
「扉の向こうにもう一人いるみたいだけど、そろそろ行こうか。
君達もこれで気持ちよくなってね」
ムスティスラーフの予想どおり、アルベドは自らがされたようにうねる雷撃を射程内のイレギュラーズ達に向けて放つ。
「く……んんっ」
「おほおお、気持ちイイよ!」
「ぐあああああっ!」
だが紫電はヴォルペに庇われ、そのヴォルペとハロルドには神秘攻撃は通じない。結果、利香に対しては乳首と股間を刺激した程度に留まり、ムスティスラーフはダメージを受けつつも快感を享受し、バルガルはそれどころではないダメージを受けた。
「手酷くやられたな。少しでも癒やしておこう」
アルベドの攻撃が終わったところで、ゲオルグは室内に入ってバルガルを回復する。全快には至らなかったが、バルガルの受けたダメージの半ばほどは回復出来た。
●大惨事は阻止されり
――戦況は、消耗戦の様相を呈していた。
(……この戦闘は、いつまで続くんだ)
それが、一名を除くイレギュラーズ達の正直な思いだったろう。何しろ、アルベドはダメージを受けてもすぐさま再生してしまう。その上、この戦闘は精神的にも消耗が激しかった。
一方、アルベドとの距離を詰めているイレギュラーズ達は延々と襲い来る蛇のような雷撃に耐えなければならなかった。ゲオルグの回復を以てしても既にバルガルがパンドラを費やしており、ムスティスラーフもあと一撃受ければパンドラを費やさねばならないところまで追い込まれていた。
「くそっ、再生はまだ止まらないのかよ!」
特に精神面で消耗の激しい戦いに苛つきながら、紫電は『無明永夜』から視認するのが困難な速さで『紫電【迅空】』を抜刀し、袈裟に斬る。傷口はいつものように瞬時に塞がるかと思われたが、修復は途中で止まる。
「やっと止まった! 後は頼んだ!」
再生が止まったと言うことは、アルベドの――正確に言えば動力とされているフレイの命の限界が近いと言うことでもある。
(何とか、フレイ様という方を死なせずに救いたい。慕っている方たちの懇願でしたから……)
佐里はヴォルペと入れ替わりに前に出て、フレイの命を奪うことのないよう注意しながら蹴りを放つ。だが、まだアルベドの動きは止まらない。
「さすがに、これは止めなきゃまずいよね」
一方のヴォルペは、次を食らえば確実に戦闘不能となるバルガルを庇いに入った。
ここでアルベドがこれまでと同じようにうねる雷撃を放とうとするが、不発に終わる。ホッと胸を撫で下ろす一同。
「もう、これで倒れて!」
利香はグラムの側面でアルベドの頭を殴り昏倒を狙うが、まだアルベドの動きが止まるには至らない。
「善の右手と悪の左手……慈悲を以て彼の敵を眠らせろ!」
ゲオルグはバルガルを回復させるか一瞬迷うが、アルベドの攻撃が不発に終わったばかりと言うこともあり、アルベドの撃破を優先する。右手と左手を組み合わせて大きく真上に振りかぶりながら、腕の先に白いオーラを集めていく。そしてアルベド目掛けて一気に腕を振り下ろし、オーラをアルベドにぶつけた。
「……ああ、もう終わりか。残念だなぁ」
胸にオーラの直撃を受けたアルベドは、ドサリと仰向けに倒れ伏した。
「それじゃ、まずはお腹からフェアリーシードを探そうか」
戦闘不能となったアルベドの両脚を上に持ち上げると、ムスティスラーフは膝立ちになって片腕をわきわきと蠢かす。
「……おい! やめろ! 変なことをするんじゃない!」
その姿にゾッとするような悪寒を感じたハロルドは、必死になってムスティスラーフを羽交い締めにして妨害した。ムスティスラーフの肉体の感触は気持ち悪いが、放っておけばトラウマものの光景が繰り広げられるという予感がハロルドにはあり、実際にそれは当たっていた。
もしハロルドが妨害していなければ……全年齢対象PBWのPPPで、その先を描写することは出来ない。
「早く! 俺が押さえているうちに、腹を調べてくれえええ!」
悲鳴じみた絶叫に弾かれるように、バルガルはアルベドの腹部を軽く切開すると、指先で慎重に押し開いてからまずは目視で、そして中に手を差し入れてフェアリーシードが無いか探る。
「どうやら、こちらにはありませんね。角の方でしょう」
バルガルの報告に、紫電がすぐさま角を手に取って勢いよくグイッと引く。すると、左の角がスポッと抜けた。引き抜かれた角は、紫電の掌の中で形を歪め、美形の妖精へと姿を変える。
一方、フェアリーシードを引き抜かれたアルベドは溶けるようにその身体が崩壊し、ただのドロドロとした白い泥へと変わっていった。
「あーあ、残念だなぁ。代わりにハロルド君、僕とヤるかい?」
「誰がやるか、馬鹿!」
ムスティスラーフは至極残念そうにつぶやいてから、自身を羽交い締めしているハロルドに振り返って尋ねる。ハロルドはハッとして羽交い締めを解くと、ムスティスラーフの頭にゴツン! と拳骨を振る舞った。
ともあれ、フェアリーシードにされていた妖精フレイの命に別状がないことを確認したイレギュラーズ達は、『月夜の塔』から引き上げた。
「あれが最後の僕のコピーとは思えないね。きっと、第二第三の僕のコピーがいるはずだよ」
(ムスティスラーフのコピーなんて、今回でもうお腹いっぱいだよ……)
『月夜の塔』を振り返り、ムスティスラーフは次なる自身のコピーとの遭遇を楽しそうに語る。それを聞いていた他のイレギュラーズ達は、目に見えてげんなりした表情になった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
あとがき
この度はリプレイ返却が遅れまして、大変申し訳ございません。慎んで、お詫び申し上げます。
さて今回、抽選からの皆様の阿鼻叫喚をニヤニヤして見つめておりましたが、因果応報という奴でしょうか。1ターン目の描写を終えたところで、既に気力をほぼ持っていかれてました。
なお、ムスティスラーフさんが試みた⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫はさすがにR18の範疇ですのでハロルドさんに阻止してもらいました。行動順の関係とは言え、ハロルドさんには貧乏くじを引かせてしまってすみません。
それでは、ご参加どうもありがとうございました。
GMコメント
こんにちは、緑城雄山です。今回は全体依頼<月蝕アグノシア>のうちの1本をお送りします。我ながらろくでもないことになった感のあるシナリオではありますが、ともかくムスティスラーフさんのアルベドを撃破して、その先に続く道を確保して下さい。
●Danger!
当シナリオにはPCが性的に弄ばれる事態が発生する可能性があります。
予めご了承の上、参加するようにお願いいたします。
●成功条件
ムスティスラーフ・アルベドの撃破
フレイの救出(※妖精達の依頼を受けた場合)
●失敗条件
フェアリーシードの破壊(※妖精達の依頼を受けた場合)
●重要
今回の依頼では、各自プレイングの1行目に妖精達の依頼への対応を記入して下さい。
妖精達の依頼を受けるなら「可」、受けないなら「否」でお願いします。
もし対応が分かれた場合は多数の方を採ります。
同数だった場合は依頼としては不成立とし、「可」に入れた人達はフレイを救おうとしていると、「否」に入れた人達はフレイなどお構いなしと、プレイングを解釈します。
なお、妖精達の依頼を受けてもシステム上の追加報酬は出ません。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
●ロケーション
『月夜の塔』1階。長さ40メートル、幅4メートル、高さ3メートルの部屋と言うよりは廊下です。
同時に横に並べるのは2人までです。
足元は石畳であり、中は何故か明るいため、足場や視覚による戦闘へのペナルティーは発生しません。
その狭さから、イレギュラーズ側の範囲攻撃は味方を巻き込む危険性を大いにはらんでいます。
●ムスティスラーフ・アルベド ×1
ムスティスラーフさんの褌に付着していた体組織から生成されたアルベドです。フレイの特性も相まって、オリジナルのムスティスラーフさんとは違って男女問わず好色となっています。
命中、攻撃力が極めて高い水準にあります。
特殊抵抗は低いのですが、【封印】に関しては魔種の手によって高い耐性を得ています。なお、【怒り】を受けた際の挙動は少し特殊ですので後述します。
極めて脆く(防御技術-300近く)、ダメージが入るとなればそれに確定で100%の追加ダメージが加算されます。
HPやAPはオリジナルよりも盛られています。高HPに関しては破壊された部位が瞬時に再生すると言う演出で表現されます(数値としてのHPは回復しません)。
基本的には、より多くのイレギュラーズを巻き込むように大むっち砲を撃ってきます。
また、戦闘不能者が出た場合、動線がふさがれていなければその人のところへ駆け寄って、以降は移動が発生しない限り副行動で性的に弄びます(なお、全年齢対象の枠を超えるような過激な描写はしません)。
・攻撃手段など
はぐはぐ 神至ラ 【必殺】【不殺】【反動】【AP吸収】
抱きしめられた相手は精神に壊滅的なダメージを受けるか尊死します。
チェインライトニング 神中範 【感電】【識別】
大むっち砲 神超貫 【溜1】【万能】【ブレイク】【致命】【防無】【反動】
極太の光線です。まともに命中すれば、タンク寄りの高HPでない限り
一撃で戦闘不能に追い込まれるでしょう。
精神無効
毒無効
高速詠唱1
【封印】耐性(高)
・【怒り】を受けた場合の挙動
ムスティスラーフ・アルベドへの【怒り】は、同時に性的な標的としてのアピールとして機能します。近接攻撃が可能であればチェインライトニングで、近接攻撃が不可能であればより多くの対象を巻き込むように大むっち砲で対象を攻撃します。
【怒り】を付与した者が戦闘不能になった場合、可能であればそばに駆け寄ってから副行動で性的に弄ぶのは通常の場合と変わりませんが、それがより一層激しいものになります。
●フェアリーシード
アルベドの魂であり電池です。
ムスティスラーフ・アルベドのフェアリーシードは、フレイが材料となっています。
HPとAPの残量の合計が『命』の残量であるため、肉体へのダメージはもちろんのこと、スキルの使い過ぎによっても破壊されます。
また、BSによるダメージやスキルの反動によるダメージによってもフェアリーシードは破壊されます。
フレイを救うには、【不殺】属性の攻撃で戦闘不能に追い込んだ上で、フェアリーシードをアルベドの体内から引き抜く必要があります。戦闘不能が近くなれば破損した肉体の再生が止まるので、それを基準とするといいでしょう。
ムスティスラーフ・アルベドのフェアリーシードが何処にあるかについては、ムスティスラーフさんのプロフィールに重要なヒントがあります。
●フレイ
アルヴィオンに住む妖精です。他の妖精達を庇って囮になり捕らえられ、フェアリーシードにされました。
OPに登場した妖精達をはじめ、女性の妖精達の間でプレイボーイ的に振舞ってきた男性で、女性に対して好色です。
この特性がムスティスラーフさんの特性と混ざり合ったため、ムスティスラーフ・アルベドは男性に対しても女性に対しても見境なくなってしまいました。
ムスティスラーフ・アルベドのフェアリーシードが破壊された場合、死亡します。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしております。
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