PandoraPartyProject

シナリオ詳細

深緑の葛がこの野郎!

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●自然はともだち、だが貴様はダメだ
「アレを持ち込んだのが誰かはわからない。だが、我々は此処の所食に窮していた。あの植物に頼る気持ちも……分からなくはなかったんだ」
 ローレットに訪れた幻想種は、心から何かを悔いるように項垂れていた。通りがかったイレギュラーズ達はその様子を見て首を傾げる。
 植物と生活をともにし、それらに嫌味を口にするなど彼らの風習からして考えづらい。……最悪、洗脳されもするというのに。
「成程。この葉、蔓……クズですか」
「おい、ちょっとアンタ! 何をこんなところで罵倒して」
 『ナーバス・フィルムズ』日高 三弦(p3n000097)の何かを悟ったような言葉に、イレギュラーズの一人は思わず肩を掴んで止めようとした。助けを求めに来た相手に暴言とはいささか度が過ぎている……そう考えたのだろう。しかし彼女は、手に持った葉を見せて話を続けた。
「植物ですよ。こちらの世界でも『葛根湯』は出回っているでしょう、『葛湯』も。あれはこれから作られたものです」
 言葉こそ違えど、「崩れないバベル」により通じるであろうその名前。類似のものは少なからずあるだろうが、要は飢え乾き病理に対し有効に働く植物でもあるのだ。
「ですがその繁殖力とストレス耐性は驚異的で、蔦植物なので周囲の木々を潰して繁茂します……そうなっているのですね? 現状は」
「そうだ。……私の村の家々も蔦に覆われ、潰されるのも時間の問題。さらには蔦に操られ、同士討ちを始める者まで出てしまった。なまじ意識と常識がある分余計に同士討ちの罪悪感に襲われている。あのような不幸なすれ違いを、私は許容したくはない」
 幻想種はふるふると首を振って、再びイレギュラーズへと視線を向けた。乞うような目を、どうして避けられようか。
「力を貸してほしい。最悪、村ごとでも構わない。ねこそぎにしてもらいたい」
 真摯に頭を下げられればそれを否定はできぬ。イレギュラーズは、一路深緑へと向かった。

●真面目に危機的なんだけどなあ
「嫌だ……嫌だ! こんなことはしたくなアァァアーッ!」
 蔦に巻き付かれた幻想種が、抗う仲間達を斬りつける。殺さぬ程度に痛めつけるのが要諦。適度に抵抗する気力を奪えば、あとは蔦がどうにかするのだ。
「なんという……なんということだ……!」
 村長と思われる幻想種は、周囲に繁茂しきった葛の蔦に怯えるのみだ。彼が襲われていないのは、襲うに足る必然性――役立つ要素がないからだ。
 村はまもなく葛に覆われる。たった一人の風邪、村人達の食の確保のためにここまでになるとは……げに恐ろしきは侵略的外来種……!

GMコメント

 竹出したんだから葛も出さないと不平等じゃねえかなって思って。合法的に深緑を燃やせますよ。ガンバロ!

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

●達成条件
 葛の全除去(戦闘は地上の蔦葉等全部の焼却、戦闘後に根こそぎ)
 葛蔦幻想種の不殺達成

●葛
 侵略的外来種の植物。過酷耐性(強)みたいなモン持ってる植物。周囲の植物や木々に絡みつくことで破壊してしまうという。
 深緑の魔力とかをめっちゃ吸っているので成長速度が異常に早い。
 戦闘中もエリア全体に繁茂しており、数ターンに1回くらい「巻き付き(物理、エリア全体ランダム、魅了)」を行ってくる。
 フレーバー的な発火系のスキルとか武器とかで燃やせる(こんなこともあろうかと、及びアクセサリ類は効果が薄い)。
 地上の蔦葉を全部燃やすと24時間は繁茂しないので、その間に根こそぎにする必要あり。

●蔦に操られた幻想種(蔦幻)×若干名
 そのまんまの意味。
 幻想種なので弓とか剣とか色々な得物で攻撃してくる。
 毒や能力値を下げるBSをちょいちょい使ってくる。行動不能系などはなし。
 蔦のせいで可動限界を超えた戦闘能力を発揮するため、通常よりフィジカル面で頑丈。不殺で止めをさせばすくえる。
 不殺しないと中確率くらいで死ぬ(必ず死ぬわけじゃない)。

●戦場
 深緑の村。
 建物は7割程度蔦に覆われている。その家手遅れだよ。

  • 深緑の葛がこの野郎!完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年07月11日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

クロバ・フユツキ(p3p000145)
深緑の守護者
ツリー・ロド(p3p000319)
ロストプライド
レナ・フォルトゥス(p3p001242)
森羅万象爆裂魔人
マルク・シリング(p3p001309)
軍師
ゲオルグ=レオンハート(p3p001983)
優穏の聲
ウィリアム・ハーヴェイ・ウォルターズ(p3p006562)
奈落の虹
アルメリア・イーグルトン(p3p006810)
緑雷の魔女
シュヴァイツァー(p3p008543)
宗教風の恋

リプレイ

●悲しいかな、これが現実
 混乱と破壊に包まれた深緑の村。イレギュラーズ達の前に広がる光景は、もはや地獄となんの違いがあろうか。
「深緑の自然に育てられて大きくなった僕が……まさか火を付ける仕事をすることになるとは……」
 『魔風の主』ウィリアム・ハーヴェイ・ウォルターズ(p3p006562)の心中の動揺たるやどれほどのものだろうか。幻想種たるもの、殆どの場合が自然との調和と慈愛を是として生きていく。植物を手に掛けるなど、共存を超えた範囲でやるべきではない。……本来ならば。
「た……助け、ああああああ!」
 だが、全身に巻き付いた葛に操られた幻想種を見ればそんな逡巡も全くの無駄であるとわかる。
 共存共栄とは、飽く迄相手にそうする意思があって初めて成立するものなのである。
「侵略的外来種による脅威というものはどの世界でもあるものなのだな……」
「……我ら幻想種は、自然との調和を是とする! ほかの生き物と共生できない侵略植物はお断りよ!」
 呆れたように顔をしかめた『天穹を翔ける銀狼』ゲオルグ=レオンハート(p3p001983)をよそに、『緑雷の魔女』アルメリア・イーグルトン(p3p006810)の戦意は非常に旺盛だった。つい先日、別の外来種が深緑を静かに侵食していることが判明した(そして解決していない)手前、同じケースを容認している場合ではないのである。
「全く変な植物生やしやがって……頑張って駆除しないと……この植物が妖精郷の妖精達に危害を加えないとは限らないし……」
 『カースド妖精鎌』サイズ(p3p000319)にとって、深緑は妖精郷に渡るための中継地点という意味合いが殊更に強い。妖精達が影響を受ける可能性を考えると、どれだけ小さな可能性も潰さねばならぬと考えるのは自然な話だ。まあ何だ、こんな混乱明らかな状況で鍛冶に専念する暇なんてあろうはずもないので、スコップ作るより戦闘態勢に入ったほうが絶対いいんだけど。邪魔されるって絶対。
「人々まで取り込もうとしている。こいつは、れっきとした魔物そのものですわね」
「……まぁ、景気よく燃やしていいのならば言葉に甘えるとしようか」
 『森羅万象爆裂魔人』レナ・フォルトゥス(p3p001242)は現在進行系で森がやられている事実に顔をしかめ、幻想種達が己の意志に反して襲いかかってくる事実に不気味さを禁じ得ない。
 こんな事象を起こす植物を残しておけば必ず禍根を残す……『讐焔宿す死神』クロバ=ザ=ホロウメア(p3p000145)にとっても、深緑を侵すそれは無視できない。燃やす以外の選択肢などないのである。
「葛と屑か……何かに使えそうだな。メモしとこう」
 そして『宗教風の恋』シュヴァイツァー(p3p008543)はそんな状況下でも、侵略するそれの名をなにか上手く使ってやろうと考えている。なんというかとても豪胆。
「危険だ、近付くんじゃない! 我々に近づけば君達だって無事では済まな……あああ!」
「命は助ける。外来種は駆除する。どちらも成し遂げるよ」
 マルクは迫ってくる矢を肩で受け止めると、杖を掲げ戦闘態勢に入る。慈悲深く温厚な彼でさえ、その植物を無視はできない。それは何より、今ここにある命のために。

●救う命、奪う命
「葛を燃やしたいが、幻想種から切り離すのが先……か!」
「延焼はまずいって話ですからね……」
 サイズとレナは、まず村中に張り巡らされた葛を切り裂いていく。巻き付くべく近づいてくるそれも刈払わなければならないのは厄介だが、少なくとも手数という点で二人は葛に遅れを取ることはあるまい。
「その辺に倒れてる人達は頼んだよ! 引きずってもいい!」
 ウィリアムは生み出した式神に、今にも栄養源にされそうな幻想種たちを引きずってでも離脱させるよう指示を飛ばす。彼らは蔦も積極的には襲っていない……襲い来るそれを躱しながら、彼は炎を叩き込むべく身構えた。
「あああああ、うああああぁ!」
「狙うなら俺にするんだ! お前達の恐れている敵は、ここだ!」
 クロバは次々と現れる被操作者達へと声を張り上げ、己の存在をアピールする。
 幻想種、性格には彼らに巻き付いた葛はその行為を敵意とみなし、クロバめがけて剣を構え、近くで戦う術がなければ術式に傾倒する。
「ふふん。痛いわよぉー!」
「ぐぬっ!?」
 だが、アルメリアはそんな幻想種達に容赦のない威嚇術式を叩き込む。ただの初歩、殺さぬための術式はしかし、鍛錬を繰り返し自らの次元を高めた彼女が使えば、並の魔術ですら及ばぬ威力に昇華される。
 殺さないだけで、死ぬほど痛い。操られていなければ、彼らはそれに怖気づいただろう……悲しいかな、意識あるかぎり操るのが葛の役目。まだ立てる者は無理やり操られる運命に。
「それぇー!」
「あぐっ」
「とりゃぁー!」
「ぐわっ!」
「大丈夫、ヒーローの妙技を披露するよ……なんてね」
「あぁぁーっ!」
 アルメリアの猛烈な責め苦にまじり、シュヴァイツァーは痛みにのたうつ幻想種達を獲物で殴打し、意識の断絶を図った。容赦のない非殺傷性の突きに薙ぎ払い。それらは普通に触れればダメ押しの死因となりそうだが、彼女は他人を魅せるための戦いを心得ている。最後の一線を越えることは、彼女に限ってはあり得まい。
「手荒にしてごめんなさい! けれど、必ず助けるから!」
 マルクはクロバとは別の方向から次々現れる幻想種目掛け、神聖の光を解き放つ。癒やしの技術を鍛える為に高め続けてきた魔力は、しかしこの状況に限れば覿面な効果を生む。
 しかし、それは魔を討つ光であり、人々の命を奪うものではない。マルクの手でバタバタと倒れていく人々はしかし、どこか満足げな表情ですらあった。
「皆、大丈夫か? 治療なら私にまかせるんだ。弱っているのも、こちらで意識を奪う!」
 ゲオルグは消耗している仲間達の傷を治療し、号令を発しつつ、弱って動きが鈍くなった幻想種を目敏く見つけ、動きをとめるべく奔走する。
 並の魔力の持ち主なら、すぐさま魔力が枯渇する激務だ。彼がそうならないのは、外部から少しずつ魔力を補い、機を見るに敏であることが大きな理由だろう。
「順番にこなしていこう。落ち着いて、手早く、確実に、だ」
 シュヴァイツァーは言葉通りの冷静さで、次々と幻想種達をちぎっては投げし、その動きを止めていく。普通に戦えば相手を殺しかねない攻撃も、確実に急所を外して気絶させているのが恐ろしい。
「……来い。どうせ、お前に俺は支配できない!」
 クロバは己に迫る影を鋭敏に察知し、一瞬の斬撃の後に納刀。壁を這って迫っていた蔦は、その殆どが切り裂かれて地に落ち、遅れて伸び上がったそれも返す刀で両断される。
 仲間達が火をつけているとはいえ、蔦は次々と自分達を襲ってくる。精神支配などもとより効かないが、締め上げてくる力は決して弱くはない……厄介極まりない。
「ちょっ……なんなのよこの葛は! 離しなさいよ!」
 残った幻想種は僅か……そうクロバが判断するより早く、戦場に悲鳴が響く。嫌悪と艶めかしさを兼ね備えた扇情的な声の出どころを見れば、アルメリアが高々と蔦に吊るし上げられたところであった。

●約束は違えず
「動けな……っ勝手に手足が……!」
 アルメリアの足元には、僅かに電気を帯びた蔦と、凍って溶け、その温度差で萎れた蔦との二通りが残っていた。彼女なりに激戦を繰り広げていたことが用意に理解できよう。だが、潤沢な魔力を補填するための方策がここにきて仇となるなど誰が想像できよう。胸の間を数本ほど締め上げ、その体格を強調するように動く蔦はまるで変態のそれである。
「やはりあれは害悪……! 今すぐ燃やす!」
 サイズは魔法陣を生み出し、炎を以て蔦を燃やしつくそうと試みる。が、その術が蔦を燃やし尽くすより一拍早く、アルメリアの収束した魔力が手にした釜ごとサイズを打ち据える。
「こちらも全力で行きますわ、燃えて灰にして、差し上げますわ!」
 レナはアルメリアに当たらぬよう狙いを調節し、火炎弾を次々と打ち放つ。延焼で燃え落ちた蔦は、僅かに残った部分を駆使してアルメリアにしつこくすがりつこうとする……が、マルクの声を前に剥がれ落ちたそれは、復讐に燃えるアルメリアの術式で微動だにできぬほど凍結させられる。
「許さないわ」
「ああ、うん」
 アルメリアの殺意あらわな声に、正直立ってるのもやっとなサイズは生返事だ。
「全部凍らせるかどうにかして二度とこの地に残らないようにけちょんけちょんにしてやるわ!!!」
 死語じゃないっすか。
「村の人達は操られて多分もあわせて避難は済んだね。……ここからは燃やし尽くすだけだ」
 ウィリアムは式神を操る手を止め、補助的に治療へ回していた魔力すべてを蔦の燃焼に注ぎ込んでいく。
 倒れた者達にすら追いすがろうとした蔦を彼は見た。戦いのなかで悲鳴を上げながら自らに弓を引く同胞たちを彼は見た。
 深緑を徒に恐怖で覆ったそれを、彼は許すことができない。慈悲をかけるつもりもない。
「慈悲は無いけど……心は痛いな」
「それでも遠慮なく燃やせるんなら、全部やるさ。……炎を使っても鬼と呼んでくれるなよ」
「呼ばないよ」
 ウィリアムは軽く胸に手を添えながら、それでも魔術を練り上げる手を止めない。クロバはガンブレードに爆炎を纏わせ、次々と蔦を切り裂き、燃やしていく。
 軽口を叩ける程度にはウィリアムもクロバも余裕がある。されど、蔦に潰されて燃やす以外の手段がない家々があれば、それを悼む程度には……彼らの心は修羅には落ちていなかったらしい。
「葛なんか生えたって映えないぜ?」
 シュヴァイツァーは冗談めかして笑うと、キーホルダーリングの先で振るわれる『片袖の魚』が『鬼ら火』を撒き散らしながら暴れ狂う。殺さぬよう気を遣っても、火傷がもとで命を落とされてはたまらない。今の今まで振るわなかった本領を見せ、彼女は乱雑にそれを振るいながら蔦の中を歩いていく。燃えて燃えて燃え尽きて、崩れていく蔦は命というものを感じさせない。
「俺は燃やす手段がないから、引っこ抜いて集めるくらいだな」
「一箇所に集めてくれるなら好都合だよ。ありがとう」
 ゲオルグは己の役割を理解している。戦闘が終わってなお魔力を浪費する仲間達のサポートもだが、直接燃やす手段のない彼は隙を見て蔦を引き抜きにかかる。マルクは集められたそれらを次々に燃やすと、次の蔦へと燃焼魔術を叩き込む。運んだり纏めたりに適した肉体ではないだけに、ゲオルグの助けがどれほど有用かは言うまでもない。
「いい気味だわ。燃えて灰になるべきですわ」
 レナは燃え盛る炎を前に笑いながら、次の爆炎を解き放つ。蔦に沈んだ村の殆どに野放図にばらまかれた炎は、下手をすれば周囲の普通の植物にすら燃え移らん勢いだ。
 流石に、そこまでの危険があればアルメリアなり他の者なりが消火に全力を注ぐわけだが……少なくとも、村の中はいい感じに燃え尽きないと次に続かぬだろう。おそらく。
 斯くして、村の6割ほどは火に沈み、しかし建物の損壊率は驚くべきことに4割程度にとどまったのだという。

「で、根こそぎにしないといけないということは、それはつまり地面を掘らないといけないってことよ」
 アルメリアは村の人々から借りた道具を手に、地面を小突きながら項垂れる。なお鍛冶とか出来るスペースも時間も、当たり前だが取りようがない。
「え、根こそぎって、こいつ、根っこまで引っこ抜く必要性あるってことかしら?」
「根っこ……襲ってこないよね。村人は少し離れていてもらおうか」
 レナは改めて事実に打ちのめされ、シュヴァイツァーはさらなる可能性を敏感に察知し、身構える。
 警戒はしすぎるということがない。万が一を考えるのは、優秀な証拠だ。ゲオルグは既にそんなことは脇においてガンガン掘り進めているが。
「あとは残った根の管理だな。乾燥させて植えないように厳密に管理させて、薬に使ってもらうことになるか。……潰れた家とかも考えたほうがいいかな」
 クロバは掘り進めながら、次善の策を練っていた。情報屋の言葉通りなら薬として煎じるのが理想だし、そうでなくとも排除せねばならぬ。
 家のことは、と彼が逡巡するが、そこは深緑の民である。
「お気遣い有り難く。ですが、今回の一件は我らの同胞が呼び込んだ危機。これも戒めとして、木々の力を借りてゆっくりと復興させてみせましょうぞ」
 村長はそう言って胸を張ると、村人達へと号令をかける。
 不幸に見舞われた割に逞しい村長は、本当に何故束縛されなかったのか……一同は首をかしげるばかりだった。
「葛でも燃やせば暖かいね、って誰のセリフだったかな……」
 マルクは首を傾げ、思い出そうとする。
 だが残念ながらそんなことを言った『事実』がある人物は混沌にはいない。恐らく、深層心理と報告書に刻まれたミーム汚染というやつである。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

ツリー・ロド(p3p000319)[重傷]
ロストプライド

あとがき

 お疲れ様でした。
 葛は燃やしても温かいと思いますけど夏だからそう暖を取る必要もないと思います。
 竹、葛ときたら……まあ……。

PAGETOPPAGEBOTTOM