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シナリオ詳細

Coffrets couleur d'été ~夏色コフレ、できました~

完了

参加者 : 13 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

◆キラキラのPOPな星
 幻想の王都、メフ・メフィート某所。
 若い女性向けの化粧品店がこの度売り出したのは夏向けのコフレ――要するに、季節限定の新作。

 瞼を彩るのはキラキラとした偏光パール。
 唇や頬には珊瑚色、あるいは躑躅や夏薔薇にも似た青みのある紅を。
 小麦色のお肌になりたい人には肌荒れを防いで綺麗な日焼けを助けるサンオイル……おっと、白珠の肌を保ちたいお嬢さんは、日焼け止めも忘れずに。
 手足の爪もぬかりなく。お化粧をしない人も、ここだけは思いっきり弾けた色を乗せるのもまた一興。
 海のような青が揺らめくホログラムを煌めかせれば、気分はもう海辺?

 と、気合を入れて新作を作ったまではいいものの、どうにも客の入りが鈍い。
 ライバル店に邪魔をされている?王都って今不況だっけ?色々な原因を考えたものの、答えは出ず。
 店のスタッフは、ある一つの秘策に打って出ることにした。それは……

◆夏のお仕度、しましょうか
「夏のコフレ、見に行かない?」
 ローレットに集うイレギュラーズに声をかけるのは『いくさむすめ』ネリヤ・ヴィヒレア・レヴォントゥリ(p3n000141)
 最近、この辺で顔を見かけるようになったグリムアザースの女――見た目も挙動も若いが、姉妹の曾孫や玄孫の家に厄介になっているらしい。少女と形容するのは、少し躊躇われる。
 そのネリヤはふよふよと浮いたままイレギュラーズを見回し、どういう訳かうんうんと頷いて説明をする。

「王都の化粧品屋さんがねー、お客さんの入りが少なくてねー、イレギュラーズの人達に無料で一つ渡すから、付けて宣伝してほしいんだって」
 無料。
 その言葉に、一部の女性イレギュラーズが反応した……気がする。

「二つ以上欲しい人は自腹だよ。でも、見てきた感じ、欲しくなる人は絶対いる」
 ピッと、ピースサインのように指を二本立てるネリヤ。こいつは早々と下見をしてきたらしい。
「ゆめかわ、とか、キラキラ、とか。そーゆーの好きな人は、気に入ると思うよー」

 いざ、れっつらごー、と冗談めかして拳を突き上げて。ネリヤが元気よく先を進みだした。

GMコメント

 こんにちは、瑠璃星です。
 夏に映えそうな海洋は大変なことになっていますが、夏は来ます。
 気分転換にオシャレのお仕度など如何でしょうか?
 某国のヤバい粉的なのを想像してくださればそれでだいたいあっています。

◆場所
 メフ・メフィートにある化粧品屋さん。
 内装はファンシー寄りのアンティーク風。いわゆるゆめかわいい系。
 店内ではいろいろな化粧品が試せます。化粧品に分類されるものはなんでもあります。
 片隅に数席の喫茶スペースもあり、喉が乾いたら一息つけます。
 化粧品も割れ物です。店内で暴れたりする等の行為はおやめください。

◆プレイングについて
 同行の方がいらっしゃる場合はお相手のIDやグループタグなど明記をお願いいたします。

◆NPC
 ネリヤが同行します。話しかけられれば対応します。
 何も無ければ、その辺をふわふわしています

◆情報精度 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

  • Coffrets couleur d'été ~夏色コフレ、できました~完了
  • GM名瑠璃星らぴす
  • 種別イベントシナリオ
  • 難易度VERYEASY
  • 冒険終了日時2020年07月06日 00時45分
  • 参加人数13/30人
  • 相談7日
  • 参加費50RC

参加者 : 13 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧 (13人)

善と悪を敷く 天鍵の 女王(p3p000665)
レジーナ・カームバンクル
ジル・チタニイット(p3p000943)
薬の魔女の後継者
リトル・リリー(p3p000955)
緋色の翼と共に
ポシェティケト・フルートゥフル(p3p001802)
謡うナーサリーライム
ミニュイ・ラ・シュエット(p3p002537)
救いの翼
ペルレ=ガリュー(p3p007180)
旋律を集めて
イサベル・セペダ(p3p007374)
朗らかな狂犬
Meer=See=Februar(p3p007819)
里帰りで鮫殺し
アッシュ・ウィンター・チャイルド(p3p007834)
plastic
ピエース=ピエース(p3p008007)
追い続ける者
ヘーゼル・ナッツ・チョコレート(p3p008080)
指し手
メーコ・メープル(p3p008206)
優しい夢
クロエ・ブランシェット(p3p008486)
波枕の鳥

リプレイ

●愛逢月にきらめきを
「わぁっ!ローレットの人達ですねっ。待ってました!」
 お化粧の満艦飾、上から下まで色でいっぱいの女性がイレギュラーズを出迎える。彼女がこのコスメショップのオーナー兼店長だ。

「この世界でのおしゃれを楽しめると聞いて来ないわけがありませんめぇ」
 たくさん可愛いものを見てオシャレしたいですめぇ、とトコトコマイペースなテンポで先陣を切ってやってきたのは『すやすやひつじの夢歩き』メーコ・メープル(p3p008206)で。
 興味深くあたりを見回していた『波枕の鳥』クロエ・ブランシェット(p3p008486)はアンティークで纏められた店内を見てオーナーへにっこりと笑いかける。
「とっても可愛いお店ですっ」
「あ、ありがとうございますっ!」
 思わずぺこりと深くお辞儀するオーナー。店にとってイレギュラーズは頼みの綱、最後の希望だ。

「あ、ネリヤさん。この色どうですかめぇ?」
「黄色もいいしオレンジ色も素敵です……。ネリヤさん、どれがいいと思いますか?」
 適当にその辺をフラフラしていた『いくさむすめ』ネリヤ・ヴィヒレア・レヴォントゥリ(p3n000141)へ声をかけるメーコとクロエ。
「んー、メーコは髪が白くて、目が濃い青だから……これ、とか。自腹も切るならこれと合わせるとか」
 首を捻ってネリヤがメーコに手渡したのは、薄いローズブラウンと赤みのあるココアブラウンのアイシャドウ。色白のメーコの瞼に合う色でかつ、派手すぎず毎日使えそうな色合い。
「クロエには、これかなー?」
 お化粧初心者のクロエに渡すのはレモンイエローの中に淡いブルーのホログラムがちらつくネイルポリッシュ。これからの季節にピッタリな涼しげな一本だ。

 選んで喫茶スペースへと歩みを進める三人。まだまだ昼間だし、ビタミンたっぷりのハイビスカスとローズヒップのハーブティーで一休み。

●夏の蜜月
 そしてこちらは艶と華のある二人、『レジーナ・カームバンクル』善と悪を敷く 天鍵の 女王(p3p000665)と『救いの翼』ミニュイ・ラ・シュエット(p3p002537)

 誘われなければ多分もう一生化粧品店には来なかった気がするミニュイだが、レナが人の顔を弄りたそうにしてるからと、少し観念したかのようにそっと目を閉じる。
「店頭のテスターは自由に塗って下さいねー」
 オーナーからの援護射撃もどこからともなく飛んでくる。

「ふふふミニュのは元々が美人さんだからね。まずは下地からー」
 ミニュイの肌の色に馴染む下地を薄く塗って、肌のキメ細かさを引き立てるためにファンデーションは付けずにパールが仄かに入ったルースパウダーをたたく。チークはゴールドパールの入った淡い薔薇色に。
「ねえミニュ、このアイシャドーとっても合うと思うの!あとはつけまつげもどうかしら!?」
 レナが手に取ったのは、玉虫の翅のようなギラギラとした偏光を放つとてもヤバい色のアイシャドー。この化粧品店の目玉商品である。遠くで二人を見ているオーナーさんも(是非!)って感じでガッツポーズ。

「これで、お店の周りを歩けば良いかな」
「はい是非!」
 ファッションモデルのような面立ちになったミニュイを見て、にっこにこのオーナー。レナも負けず劣らずのにっこにこ。
 いざ外に出れば、王都の人々の視線は彼女に釘付け。後日、同じ色のアイシャドウが飛ぶように売れたとか。
 そして、レナの手元には月の女神をイメージしたという白いボトルの香水、ミニュイの下には同じ香りのリップクリームが。

●花と蕾
「私が娘の時分にゃ、いっちょ前にお化粧したがったものさ」
 いえいえ、まだまだお若い娘さんですよと言いたくなるような女盛りのヘーゼル・ナッツ・チョコレート(p3p008080)と、白皙の人形のようなアッシュ・ウィンター・チャイルド(p3p007834)が大きな金枠の鏡の前で並び立つ。
 ヘーゼルの手には大小様々なメイクブラシ。それを目にしたアッシュが、少しだけ目を伏せる。過去はもちろん、疵物となった現在でもそれは己に縁遠いものに思えてならないから。

「お手伝いとは云え、宿屋の看板娘だ。少しめかしたって罰は当たらないよ……ほら、こっちこっち」
 透けるようなコーラルレッドのティントリップに、アッシュの色白の肌に合う血色チークをさっと一刷毛。

 鏡に映った時分は、何だか一気に大人っぽくなったような気もして……
「……ヘーゼルさんは、いつも、ずるいです」
「素敵なレディになる為のワンステップだ」
 白皙人形の顔がぽぉっと赤くなったのは、チークだけではきっとなくて…… 

●白鹿に輝きを
「こんなに可愛いお店、初めて入るわ、ワタシ。すごいのねえ、コスメって」
 目をぱちくりさせている『謡うナーサリーライム』ポシェティケト・フルートゥフル(p3p001802)は、棚に並ぶアイシャドウやチークの色や、その色を表す言葉の列に心を揺らす。『雪の朝』だとか『春の夜明け』といったラベルの下にきらめく粉たちはとても綺麗。でも、ポシェティケトには使い方が分からない。

「ええと、ネリヤ。教えてもらっても、いいかしら」
「いいよー」
 お茶を飲み終わって店内をまた徘徊していたネリヤが、間の抜けたような返事と共にふよふよと彼女へ寄ってくる。ポリッシュを指差して、このキラキラは何に使うものかと聞かれれば。
「これはね、爪に塗る。乾かして、丈夫にして何日も楽しむもの」
「ありがとう」

 意を決してポシェティケトが選ぶのは、シャボン玉のような大きなホログラムが揺れるネイルポリッシュ。それと、モーヴの中に紺色の偏光パールの揺れるポリッシュもお土産に。
 明日からは、思いっきり自慢しなくちゃ。

●きらめき、集めて
 こっちは随分と大きさに差のある二人組、『薬の魔女の後継者』ジル・チタニイット(p3p000943)と『緋色の翼と共に』リトル・リリー(p3p000955)が鏡に向かっている。
 ジルが選んだのは珊瑚のアイシャドウとチークのセット。リリーが選んだのは夏限定の薄青のシャドウと、薄紅のリップグロス。
 共に筆を持ち、友の顔に色を乗せる。リリーはなんだかプルプルしているが……身体の小ささ故、致し方無しか。
「「どうかな?」」
 同時に横の鏡へ振り向いて。ジルの目元には薄青の中に銀のパールが煌めいて、薄紅のリップを乗せた唇は芙蓉のよう。リリーの瞼を綾取るのは巧みな単色グラデで乗せられたコーラルパールのアイシャドウ。薄く白粉を叩いてコーラルピンクのグロスを。


『特異運命座標』ピエース=ピエース(p3p008007)
「お人形サンたちキラキラ、キレイですネェ。キラキラ。ハァイ、レディ。ワタクシのお人形ニなりませんカ?ゆめかわイズフォーエバー。お人形ハ永遠の輝き。」
「お、お人形、ですか……」
 掴み所のない道化師の出現にキョドるオーナー。彼女を横目に、ピエースは手際よく人形を操って準備を進める。

「宣伝シテお客入りが増えれバ、お店屋サン大歓喜必至。ワタクシ笑顔の販売人ですカラ、一曲躍りませんとネ」
 手に取るのはお化粧の仕上がりを左右するルースパウダー。繊細な真珠の輝きを帯びたそれを納めるのは、魔法少女に変身できそうなメルヒェンなデザイン。くいーんおぶゆめかわ。
 そのまま人形をピエースのギフト、『あるいは琺瑯の瞳の乙女』で操って店外へ。お花のように結ばれたパフを人形が手に取る。ポンポンパフパフ。
 店の前で始まったパフォーマンスに、人々が足を止める。興味を惹かれた人々のうち、ご婦人方がポツポツと店に入ってきた……。

●乙女心も三者三様
「メイクっていってもマニキュアくらいしかしたことないんだけど大丈夫かな?」
『ざ・こ・ね』Meer=See=Februar(p3p007819)が首を傾げながらグロスを手に取る。その向かいで『英雄のたまご』ペルレ=ガリュー(p3p007180)もマニキュアを手に唸っている。

 慣れては居ないけどオシャレには興味のあるメーア。普段から髪の先と揃えたネイルも塗っているんだから、素養は十分。
「オーナーさん、夏の新作ってどんな色?」
「はい!この夏の日差しをイメージしたサンセットレッドや、渚のナイトバーで飲むカクテルをイメージしたシャルトリューズイエローのネイル、それと薄明の空をイメージしたサーマルポリッシュが限定ですよ~!」
「あっ、どうしよう……全部買っちゃうかも!」

 そしてペルレもネイルを手にして真剣に悩んでいる。
「お化粧……顔もしっかりしてみたいです~」
 酒場の歌姫だが、いかんせんまだまだおこちゃまぼでーにベイビーフェイス。色っぽい歌を歌うときのつかみがちょっとよくない。かなしみ。
 例えば、ネイルと合わせてアイシャドウも大人っぽい色にしてみるとかはどうだろうか。
「……あ!この色、かわいいです~」
 そう思って手に取ったのは夏の限定ネイル。薄明の夕空を思わせる青から紫を経由し、濃いピンクへと移り変わるサーマルポリッシュ。パールがぎっしりと入っていて、どことなくメタリック。
 となれば、アイシャドウは似たような偏光を示すもので。目尻に少しだけ入れてもグッっと大人っぽい。

「あらあら、一つ無料なんて!とっても嬉しい。お礼に、いくつか一緒に買ってしまいましょう!」
 上背も華もある『朗らかな狂犬』イサベル・セペダ(p3p007374)がコロコロと笑う。令嬢然としたドレスを纏っている彼女になら、どんな色だって似合うだろう。
 ただ、お喋りはあまり得意ではない彼女。だったら、思いっきりメイクしてマネキンになってみよう。
 紺色の髪はこれから夜会にでも行きそうなアップスタイルに。持ってきたドレスは羽化したての蝉の翅のような淡い緑。うなじやデコルテへは微細なパールのボディパウダーを。瞼には水色から濃紺へ色を行き来するクロマティックなアイシャドウを。
「これで、街を歩いて宣伝しましょうか!」
 そこにいたのは、青を纏った文句なしのスーパーモデル級美女(?)だった。

●そして明くる日
「きゃぁぁー!追いつきません!お会計は!一列にお並び下さぁーい!」
 着飾ったイレギュラーズの熱心なオススメや、街を歩く姿を見た人々がたっくさん来店したコスメショップ。嬉しい悲鳴を上げるオーナー。
 ローレットにお礼状と追加の無料プレゼント券が届くのは、そう遠くない先の話。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

初イベシナへのご参加ありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
また機会がございましたらよろしくお願いいたします!

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