シナリオ詳細
<鎖海に刻むヒストリア>終の黝
オープニング
●この青を『攻略』せよ
死兆に侵された仲間を救うにはアルバニアを倒すしかない。
後半に入ってからの『絶望の青』の苛烈さは段違いだが、唯一にして単純な解決策を前にイレギュラーズの士気は高まるばかりだった。
破竹の快進撃を続ける彼らを後押しするように、海洋王国の女王イザベラ・パニ・アイスと重鎮のソルベ・ジェラート・コンテュールは一計を案じた。それは即ち、かつての敵国ゼシュテルより大援軍を引き出すという奇計だった。
全ての準備を整えたイザベラとソルベは、本号令につき採用していた少数艦隊で安全確認・掃討を行う現在の作戦を放棄した。
海洋王国・ローレット連合軍はゼシュテル鉄艦隊と合流を果たして大艦隊を結成し、乾坤一擲の大勝負に出る。
その『後』は考えない。最後の作戦だ。この一回で『絶望の青』を攻略する――アルバニアを引きずり出すという鋼の意志の発露だ。
障害となるすべてを薙ぎ倒し、向かう所敵無しの大艦隊は威風堂々と海を征く。
ネオフロンティアを巡る永き因縁は最終章を迎えようとしている――
●
船底から突き上げる衝撃。二度、三度。
「敵襲――!」
船員の怒声が響く。
海底から青黒い触手が飛び出し船を拘束した。
びっしりと吸盤のついたタコの腕は捕らえた獲物を締め付る。ミシミシと船体がきしんだ。
「このタコ助!」
鉄帝艦の艦長アンナ・ミューラーは舌打ちをし、ありったけの鉛玉を浴びせる。
ローレットも海洋側も同じように船を拘束されていた。この辺りは岩礁だらけで触手に振り回されたら大破を免れないが、不幸中の幸いで握り続けているだけだ。
「拘束するだけで終わり……ってこたぁないな」
「握り潰すだけ、ってことも無さそうだねえ」
部下のぼやきにミューラーは頷いた。
直後。
「出たあああああああ!」
海洋の艦から悲鳴が上がる。触手は艦隊を捕らえる三本では終わらず、天を衝くように海から現れる。
その数、十本。後から出てきた触手は甲板めがけて一直線に叩きつけ、こちらが反撃する前に引いていく。
ミューラー達も避けるのがせいぜいだ。体制を整える間に逃げられてしまう。
「頭はどっかに擬態してんのかね」
「こんだけ岩がありゃ隠れ放題、やっこさんの有利さね」
モグラ叩きのモグラよろしく回避に専念するしかない。
とんで、はねて、転がって。隣で部下が足をやられ、続けて別の触手に潰される。
その触手に一発見舞って、ミューラーは実在する『奇跡』に祈った。
「海洋の連中と心中なんかまっぴらごめんさ。頼んだよ、イレギュラーズさんよ」
- <鎖海に刻むヒストリア>終の黝完了
- GM名乃科
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年05月24日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●
メインマストよりなお太い、青黒く光る蛸の腕がイレギュラーズの乗る船を掴む。長さは――どれほどだろうか。先端は見えるが反対側は海中に隠れ、本体と共に隠れて見えない。
丸い吸盤が船体に寄り添いギリリと締め上げる。頑丈に造られた船が嫌な音を立ててきしんだ。その拘束は強力で、折から吹く風にマストが膨らんでも船は微動だにしなかった。
続けて腕より二周りほど細い足が海中より現れる。
「狂王種とはいえ、蛸にしては脚の本数が多いような」
いち、に……と素早く敵を数えるマルク・シリング(p3p001309)。
「蛸といえば八本足が多いが、十本足の種類もある。それとは別に、切れた足を再生する際に増えることもあるそうだ」
『特異運命座標』羽住・利一(p3p007934) はブルーノートディスペアーの内容を思い出す。コン=モスカの秘伝書で、狂王種に有効な攻撃情報などが記されているありがたい代物だ。クラーケンの項目に青黒い個体の話が少しだけ載っていた。
「有効な攻撃は特に記載が無かったが……『大味なので食感を楽しむのがおすすめ、ぶつ切りにして唐揚げなど』と注釈が」
「食べられる生き物なんだ?」
腕に向かってダストトゥダストを放った『銀蒼討』リウィルディア=エスカ=ノルン(p3p006761)は思わず反応した。狂王種でも蛸は蛸らしい。
「ただの海ならファミリアーで高空偵察を行いたいところだが。徒労に割く時間は無いな」
「同じく、海中の様子も探れたら良かったけれど」
蛸足を観察する『性別:美少年』セレマ オード クロウリー(p3p007790) に、マルクも同意を示した。
歴戦の勇者も船乗りも、病を得て魔種に堕ちる『絶望の青』――その後半。普通の小動物を召喚したところで、まともに活動出来ないだろう。仮に動けたところで必要な成果を得られるだけ生き長らえる可能性は限りなく小さい。
「さておき、困ったね。もうちょっとボクの美貌を映えさせる相手と巡り合いたかったのに、まさかタコとは。美を解する知能があるだけ幸いか」
縦横無尽に甲板を攻撃する蛸足に向けて、セレマは微笑を浮かべた。
人を狂わす砂糖菓子は、狂王種をも惑わせる。闇雲に打ち下ろされていた足が動きを変え、場所を変えて、セレマを狙う攻撃を増やした。
囮役が足の注意を引き付けているうちに、仲間はイレギュラーズ船を拘束する腕へ総攻撃する。
「その汚え腕を放しやがれってんだ!」
『暴猛たる巨牛』ルウ・ジャガーノート(p3p000937)は蛸の腕へ肉薄すると、分厚い鋼の大剣を振りかぶる。それに合わせて『特異運命座標』ベネディクト=レベンディス=マナガルム(p3p008160) は短槍をふるう。
「千切れ飛べ!」
上下からの挟み撃ち。加えられた衝撃に腕がひしゃげた。
青黒い腕がひるんだように震えて波打つ。
「もう一丁!」
二撃、三撃と追撃の手を繰り出す。慌てたように蛸は足をふるうが、大きさゆえに動きは読みやすい。イレギュラーズは攻撃を欲張らずに回避した。
へこみ、表皮が剥がれた箇所と数本の足が直線に並ぶ。やや離れた位置に構える『異世界転移魔王』ルーチェ=B=アッロガーンス(p3p008156) は狙いを定めた。体内を巡る魔力が可憐な唇の奥、口内に収束する。
「余の一撃を食らうのだ!」
ごう、と放たれた光の奔流が蛸の腕をえぐり、周囲の足を巻き込んで焦がす。その眩しさを照明に『Ende-r-Kindheit』ミルヴィ=カーソン(p3p005047)は剣舞を舞った。流れるように繰り出される刃が、一条一条敵を刻んでゆく。
もはや蛸の腕は傷だらけだった。青黒い皮膚が剥げて白い肉がよく見える。イレギュラーズ船を拘束する力も弱まっているようで、時折吹く突風に船体が揺れた。
「たとえ図体が大きくとも、僕たちを倒せるとは思わないことだ」
ひときわ深い傷に向けてリウィルディアはダストトゥダストを放つ。それがひと押しとなって蛸の腕は千切れた。
切断された腕は激しく跳ね回り、最後の悪あがきに戦況をかき混ぜようとするが。
「しぶとくて厄介な相手だな」
利一がそれを蹴飛ばした。高々と跳ね上がり、海に落ちる。その先は自重でずるずると沈んでいった。
●
まずは自分たちの乗る軍艦の拘束を解き、動きを解放する。そうすれば移動や友軍の援護、狙った場所への砲撃も出来るようになる。
そして次は友軍の自由を奪い返す。友軍を解放すれば、味方の死ぬ確率をだいぶ下げられるだろう。
「海洋艦から援護に行くよ。船を寄せてお互いの射程圏内に入ろう」
「アイサー!」
マルクはイレギュラーズ船の操舵手に命じた。射程圏内に海洋艦を納めれば、拘束している腕への攻撃はもちろん、拘束が外れた後も味方艦を襲う敵を狙いやすい。
荒ぶる風と岩礁で移動はゆっくりとしたものだったが、ここまで来れた軍艦だ。危なげなく障害物を避けて距離を詰める。
作戦を理解してはいないだろうが、進路を塞ぐようにイレギュラーズ船を足が襲った。強い相手から倒す、という原始的な本能からの動きだろう。
「まだまだ、ボクの美貌に見惚れていたまえ」
セレマは舳先に立ち、足に向ける笑みをさらに深める。文化の作る価値観など超越した、美という概念の体現。迫りつつある海洋艦の乗組員にも目視できる距離だったので、口を開けて見惚れる者がいたとかいなかったとか。
彼に足の攻撃が集まる。すなわち、敵が密集する。曲刀を手にミルヴィは舞った。
「『切り刻んで唐揚げ』……だっけ、バンバン倒してくよ!」
雨だれのように蛸の足がイレギュラーズを襲う。セレマを中心に敵も味方も集まりがちで、自然と負傷も増えたが、マルクやリウィルディアの回復で優勢を保っていられた。
足の妨害もイレギュラーズの立ち回りでかわし、海洋艦と並ぶことに成功する。
「行くよ!」
海洋艦を拘束する青黒い腕めがけて一斉に攻撃を放った。それぞれの力が絡み合い、力強い奔流となって腕を焼く。
表面を焼かれた腕は身じろいだ。抱えられた海洋艦も右に左に振り回され、乗組員が甲板を転がっている。
「とっとと片付けねえとな。行くぞ!」
ジャガーノートは船べりを蹴り、飛んだ。跳躍で足りない分はスキルで補い、空を蹴って進む。自己強化をしてブン殴る、シンプルで強烈な一撃を、目の前の狂王種に食らわせる。
「軍艦を拘束しているという事は、逆に考えれば敵は動けないという事だ。――千切れ飛べ!」
マナガルムの言う通り、逃げない敵は大きな的だった。庇う仲間がいるわけでもない。持てうるすべてを使って攻撃を続ければ勝てる、そう約束されているようなものだ。
邪魔をする足を防ぎ、避けて、生じる合間に全力で腕を攻撃する。
ルーチェの射出する魔力が蛸の腕をえぐり、利一の攻撃で動きを止めた。
「完全に止まったね。次は鉄帝艦へ――いや、来る」
沈黙を確認したリウィルディアは鉄帝艦の姿に目を見張った。きつく拘束していた腕は船から離れ、するすると海中に姿を隠す。
「いつの間にか減らしていたんだな……」
マナガルムは蛸の足を数えた。元気に動き回る足は全部で九本。どこかの弾みで一本落としていたようだ。
鉄帝艦を拘束していた腕は作戦を変更し、他の二本や足を倒せるほどの強敵――イレギュラーズの殲滅を優先目標に掲げた。
本体を通じて足にも指示が行き渡る。セレマを執拗に狙うか、微笑に囚われず人影を狙っていた足がイレギュラーズ船に集中した。足同士で怪我をするのも構わず敵を襲う。
●
生臭い風が船を揺らした。
岩礁にぶつかれ、壊れろ、落ちろ、病め、病め、病め。
海に満ちた悪意を孕んだ風が吹く。
ぬらぬらと光る青黒い腕が舳先に飛び出した。それは足の間を縫ってイレギュラーズに近づき、触れた相手――ミルヴィを拘束する。
船を壊すほどの力で細い体を締め上げる。可憐な少女に絡む触手という、大変いかがわしい絵面が完成してしまう。
「もー、ヌメヌメしてやな感じ」
顔をしかめて、ミルヴィは虚勢を張った。骨がきしんで握りつぶされてしまいそうだが。周りには頼もしい仲間がいる。ここで終わるわけがないのだ。そうとわかっているなら、泣き言を叫ぶより仲間を信じて機会を待てばいい。
「一点集中で行きますよ」
急所を狙って利一は歪業を見舞う。表皮を削り、白い中身が覗けばそこが目印になる。
「今すぐ助けるぜ!」
「すまないが耐えてくれ!」
締め付けに集中して動かないでくのぼうに、ジャガーノートとマナガルムは全力攻撃を浴びせた。
「蛸は呆れるほど近眼で乱視なのだな。少なくともこの狂王種はそうに違いない。刮目してボクを見てもらおうか!」
セレマは不快さをにじませた顔で脅すように笑った。凄みを増した美少年の威力に、腕は震えた。
「よし、効いてる効いてる!」
力が緩んだのを感じた。ミルヴィはしなやかな体を活かして早々に腕から脱出する。
「回復するよ」
リウィルディアはミリアドハーモニクスを唱えた。締め付けの時に出来た吸盤のあざや違和感のある骨が見る間に元通りになる。
ミルヴィを解放した腕はそのままセレマに向かう。
「うむ」
今度は触手の絡む美少年の完成である。
身動きの取れないセレマを無数の足が襲う。一度の叩きつけで致死相当のダメージを受ける――が、次の瞬間には傷一つない涼しい顔の彼に戻っている。時折挟まれる微笑も変わらない。
不可解な生き物に足はひるんだ。まさかこんな生き物がうようよいて、遭遇した狂王種を倒そうと『絶望の青』を航海しているのだろうか。
「美少年は永遠なのだよ」
捕らえたつもりが逆に囚われていると、蛸は気づいているのだろうか。
腕と半数以上の足が引き付けられて、イレギュラーズの攻撃が当たりやすくなっている。
気を惹かれない足にはミルヴィが向かう。一夜の恋を彷彿とさせる激しい舞を踊って虜にする。その先を、としつこく迫る足に対しては。
「ゴメンね、触手は趣味じゃないの♪」
お返しとばかり、流れるような剣舞で切り刻んだ。
「あんまり時間をかけてらんねえからな、倒れろ!」
しぶとく拘束を続ける蛸の腕にとどめを刺したのは、ジャガーノートの一撃だった。強化が切れる直前の全力が、腕に致命的なダメージを与える。
乗組員や不慮の事故防止に、痙攣して暴れる腕を切り落として海に落とす。
「足はあと七本、どれも負傷している。一気に倒してしまおう」
「油断せず、さっさと片付けよう」
「この蛸を越えて先へ進まないとね」
「余がまとめて焼き尽くしてやろう!」
集まった触手にルーチェはバスター・レイ・カノンを放った。
凝縮された魔力のエネルギーの高さに、炎を伴わない攻撃ながら蛸が焼ける。パリパリと反り返った皮から香ばしい匂いが漂う。
傷を負いながらも、イレギュラーズは合計十三本の触手退治に成功した。
●黝
最後の触手が飛沫を上げて海に沈む。
妙な静けさが広がった。
「足も腕も……片付いたね」
観察眼の優れる利一が即座に確認をする。触手の影は見当たらなかった。じきに手足をもがれた蛸の本体が来るだろう。
イレギュラーズは呼吸を整え、回復に努めながら頭の場所を探る。
一方、息も絶え絶えの乗組員達は顔が暗い。なんとか死なないように立ち回るのが精一杯で、ようやく区切りがついたと思ったら本体――もっと強そうなのが来る。
気落ちした彼らに向けて、マナガルムは声を張り上げた。
「これから先、俺達が相手にするのは今よりも巨大な敵だ! 勇敢なる戦友達よ、今は前へ踏み出す力を振り絞れ!」
よく通る声が甲板を渡る。その鼓舞は人々の闘志を再燃させた。
皆で、いくつもの戦場を越えてここへ来た。色々な敵を倒してきた。仲間のうちには死んだ者もあれば、傷を負って航海を終えた者もいる。順調ではなくとも、恐ろしい病が蔓延しても、前を見る気力が尽きないのはイレギュラーズと共にあるからだった。
彼らと一緒ならこの狂王種との戦いも乗り越えられるのではないか。そんな希望を胸のどこかに置いて頑張ってきた。彼らとここで勝利を収めて、先へ進むための道程にするのだ。
まだ倒すべき敵はいる。特に冠位魔種アルバニアを倒して死の呪いを打ち破らねばならない。そのためには蛸の一匹ぐらい切り刻んで進まなくては。
士気が回復したところで、リウィルディアは右舷前方の岩を指した。
「あの辺り。もしかしたら奴が擬態しているかもしれない。一度砲撃をしてみてくれないかい?」
手足の位置から推測した頭の場所だった。根本は海中に没しており正確ではないが、動きを思い出すとあのあたりに触手の支点があるはずだ。
同じく情報を分析していた利一も頷く。
「方角は確実だと思う。当たれば良し、外れても威嚇にはなる」
「アイサー!」
力の滾った返事が響く。乗組員は今まで使う余裕のなかった大砲に群がり、手早く準備を整えると一斉砲撃した。
岩礁に砲丸の雨が降った。いくつもの岩が欠けたが一つだけ、まったく形の変わらないものがあった。
――当たりを引いたのだ。
蛸は擬態を解いた。デコボコとした岩のふりをやめてつるりとした頭になり、青黒くぬらぬらと光る肌に戻る。
攻撃や捕食に使える触手はイレギュラーズに千切り取られてしまったので、細く小さい触手を動かしてイレギュラーズ船に迫る。海を走り、甲板へとよじ登った。
全長は五メートルほどか。先に戦った手足の方がよほど大きい相手だった。
「現れてくれたなら好都合、行くぞ!」
マナガルムは短槍を構え直し、敵に相対する。
「その両目を使ってボクだけを見てもらうよ!」
セレマは気迫を込めて微笑した。しかし、足ほどに効き目はないようだ。
「鬼さんこちらーっと……」
ミルヴィの誘いにも目を細めるだけでノリが悪い。蛸はたまたま目についたのか、近くにいたジャガーノートに体当たりをした。
「足も腕もなくなったタダの風船野郎に負けるかよ!」
大きな体を受け流し、後ろ頭に超突豪進を叩き込む。ルーチェがマギシュートで追撃をした。
蛸が毒を吐き散らかしても。
「僕達は、こんな所で立ち止まるわけには行かないから」
マルクが即座に一人ずつの毒を癒やす。
戦いが長引き、傷が増えて疲労が蓄積している。万全には遠い。負担のかかる技が出しづらくなってきた。
それでも。
互いにカバーしあい、ありったけの力を振り絞って、敵に挑む。
「我々は此処で負けては居られない――これで終わりだ」
マナガルムは短槍を振るった。光の軌跡を残し、穂先が蛸の右目に吸い込まれる。
狂王種、というか蛸を退治して。
イレギュラーズは先へ進む。『絶望の青』を攻略して、新天地にたどり着くため。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
蛸退治、無事成功しました。
ご参加ありがとうございました。
GMコメント
●成功条件
狂王種の撃破
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●エネミー
青黒い巨大なタコ型の狂王種『黝』です。耐久性と機動力に優れています。
・足×10
後から出てきた触手。人を狙って足を振り下ろし叩きつけ攻撃。直線上の相手にダメージを与えます。確率で呪い付与。
・腕×3
軍艦を拘束している触手。足がやられると拘束を外して一番強そうな敵――イレギュラーズを攻撃します。
敵一体を締め付け攻撃。拘束してHPを吸収します。
・頭×1
本体。手足を倒すと現れます。
タコスミを吐いて毒付与、体当たりによる物理攻撃。
●フィールド
イレギュラーズが乗るローレット船の甲板です。十分な広さがあります。岩礁地帯のため拘束が外れても
天候は晴れで変化の兆しはありません。
まだ足が潜んでいるかもしれないので、海中戦闘はおすすめしません。
●友軍
海洋艦・鉄帝艦が各一隻。精鋭揃いですが、今は自分の命と船を守るのに精一杯です。余裕が出来たら砲撃などの援護をします。
●重要な備考
<鎖海に刻むヒストリア>ではイレギュラーズが『廃滅病』に罹患する場合があります。
『廃滅病』を発症した場合、キャラクターが『死兆』状態となる場合がありますのでご注意下さい。
こんにちは、乃科です。
海の怪物といえばクラーケンが鉄板ですよね。もう何匹もタコ刺しを作っている方もいるかと思いますが、自分では初運営となります。
ご縁がありましたらよろしくお願いします。
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