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シナリオ詳細

高機動混沌伝説レリックL

完了

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

「連邦軍パイロット、ただちに配置につけ! 帝国軍がおでましだ」
 強襲揚陸艦ピュアホワイトパンツァーの格納庫にて、胸を張るように堂々と立つ人型ロボット『オートパンツァー』の前にあなたは立った。
 巨大なウィンドウには皆のカレピッピことレオン・ドーナツ・バルメロイ! が両サイドに水着のおねーちゃんを抱えてソファに腰掛けていた。
「ここまでよく戦ってくれた。幻想なるレガド連邦が帝国の侵略を食い止めることができたのも、ひとえにオートパンツァーを駆るパイロットあってのことだ。
 長く苦しい戦いが始まる。だが連邦の英雄たちの魂は、俺たちに力をくれる。
 みんな、ここが正念場だ! 帝国軍を追い返すぞ!」
 呼びかけるリーダーの声に頷き、開く胸のコックピットハッチへと飛び込んでいく。
 無重力の浮遊感が身体をコックピットへすっぽりとおさめ、シートにベルトを固定。
 カードタイプの認証キーを差し込むと、ブウンという重い起動音と共に周囲に空間投写型モニターが複数出現。機体のパンツエネルギーや各種状態をグラフしていく。
 途端、側面の小さなウィンドウが開き女性の顔が現れた。
 デッキのオペレーター、プルーである。
 しかもなんかおむねをメインに映していた。
『ハァイ、パイロット。コスモブラックなエメラルドね。敵の数はザップグリーンよ。主力はなんとフレッシュチントなネーブルスイエローってところね』
 相変わらず全然わかんねーオペレートをして、最後に『発進して頂戴』としめた。
 コックピットハッチを閉じ、レバーを握る。
 まるで己の身体が延長したかのように、オートパンツァーは動き出した。
 ギュインと光る目。
 メンテナンス用の通路やはしごが素早く取り外され、機体が歩き出す。
 カタパルトへと立ったところで、あなたはいつものように――。

 ピュアホワイトパンツァーから次々とオートパンツァーが発艦していく。
 対するこちらは貧乳帝国軍の宇宙揚陸艦ビビッドレッドショーツ。
 巨大な空中ウィンドウにはみんなのアイドルリーゼロッテ・アーベントロート御嬢様がうつっている。今日もなんとなだらかでお美しいボディ。なにあのシースルーのスカートえろくね?
『宇宙標準帝国軍パイロットの皆様、ごきげんよう。今日は私たち帝国の第一歩。その戦いが始まります。私に力を、貸してくださるかしら?』
 オオオオオオ!!
 男達は(そして女たちも)拳を突き上げて発狂したように叫んだ。
「「イエス・マイ・リズ!!」」
「出撃ィー!」
 一斉に飛び立ったパイロットたちが、赤いオートパンツァーのコックピットへと入っていく。
 シートに身体をうめたあなたのすぐ横に、デッキのオペレーターがウィンドウ越しに顔をみせた。
 みんなの貧乳アイドル『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)ちゃんである。
『パイロットさん! 出撃なのです! 敵はいちにいさん――いっぱいなのです! 全部ないないしてやるのです! ないない! ないない!』

 さあ、カタパルトに立てパイロット!。
 コールせよ!
 君の名を――そして、君のオートパンツァーの名を!!

GMコメント

 宇宙でロボでSFちっくな世界へようこそ!
 こちらは『高機動混沌伝説パンツァーG』のラリーシナリオでございます

 第一章は帝国軍と連邦軍による地球降下作戦の様子をお送りします。
 皆さんはプレイング冒頭に所属タグとグループタグをつけてご参加ください。

●シチュエーション
 大気圏を突破し、帝国軍の揚陸艦ビビットレッドショーツが何隻も降下してきました。
 発艦したオートパンツァーは大陸に向けて出撃し、基地から出撃する連邦軍オートパンツァー部隊も出撃を完了しています。
 両軍とも、大陸にてそれぞれの力をぶつけ合おうとしています。

●自分専用のロボに乗ろう!
 戦争に参加し、人型ロボットオートパンツァーのパイロットになりましょう。
 あなたの専用機の名前と特徴、そして武装を大雑把にでいいので書いてください。
 ロボの造形やアレに困ったら『〇〇に出てくるアレ!』と書いても……イイヨ?

●所属タグ
 皆さんはいずれかの国家に所属し、人型兵器オートパンツァーの戦争に参加します。
 【帝国軍】リーゼロッテ様によって独立した新国家。地球を目指して降下作戦を開始しました。
 【連邦軍】地球を守る軍隊です。帝国軍の侵略に対し迎撃作戦を展開中です。
 ネメシス、ネオフロンティア、ファルカウのコロニー国家はそれぞれ戦争不介入を決め込んでいますが、各国出身の大使やパイロットとして帝国や連邦に所属しているのもアリとします。
 ラサは傭兵として、ゼシュテルは漁夫の利を得るべくそれぞれの部隊を少数派遣して帝国軍や連邦軍の力量を見ようとしているようです。

●グループタグ
 誰かと一緒に参加したい場合はプレイングの一行目に【】で囲んだグループ名と人数を記載してください。所属タグと同列でOKです。(人数を記載するのは、人数が揃わないうちに描写が完了してしまうのを防ぐためです)
 このタグによってサーチするので、逆にキャラIDや名前を書いてもはぐれてしまうおそれがあります。ご注意ください。
例:【ギルオスに死亡フラグを立てる会】999名

  • 高機動混沌伝説レリックL完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別ラリー
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年04月01日 23時38分
  • 章数4章
  • 総採用数52人
  • 参加費50RC

第4章

第4章 第1節

「お嬢閣下! ご指示を!」
「閣下!」
「うろたえるのはおよしなさい」
 マントを払い、リーゼロッテ・アーベントロートは立ち上がった。
「私が出ます」
「「おお……!」」
 デッキで立ち上がるクルーたち。
 格納庫にもウィンドウが表示され、傷ついて(ついさっきまで水着回してた)パイロットたちにもお嬢の顔と声が届けられた。
「技術班から私の愛機ブルーローゼス……いいえ、それを遙かに超える最強のオートパンツァーが届きました。
 私は今から、この力をもって傲慢なる連邦軍に最後の鉄槌をおろします」
 あがる歓声、身を乗り出す帝国軍パイロットたち。
「やったー! おぜうサイコー! ついていくよー! いくよイクサガミ!」
「混沌たる脳髄の宴に結末のホイップクリームを撒くのだ! Nyahahahaha!!!」
「月女神(セレネー)・ハルア、どこまでもお供するよ!」
「こんな風に出て行かれたら……一緒にいくしかないよね、イーリン!」
「復活早々またかり出されるとはね。本当、楽じゃない仕事についたものだわ」
「御嬢様……やはりスライムが効いて……」
 皆が見守るなか、リーゼロッテはカタパルトへとはいった。

「リーゼロッテ・アーベントロート――『ブルーローゼス・アサルト』、Showdown!!

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 ついに最終決戦が始まりました。
 惑星リッツバーグ上空にて出撃した帝国軍最終にして最強の兵器『ブルーローゼス・アサルト』。
 帝国軍兵士はこれとともに出撃し、決着をつけにかかります。

 一方で連邦軍はこれに立ち向かいます。
 戦いのゆくえはどちらにあるのか。
 未来は、宇宙は、そして今日中にこの風呂敷はたためるのか!?
 最終決戦に参加しよう!
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第4章 第2節

「そんなに戦争がしたいんですか! さっきの章のめちゃくちゃどすけべえっちな挿絵のような貴女が居れば……争わずに済んだのに!」
「ぶはははッ、よくもまぁこんな無茶な戦いに耐え切ってくれたなぁ『ジ・Orc(オーク)』! さて、最後の仕事だ。気張って行こうぜ相棒!」
 超反応で突撃する『二輪』アルプス・ローダー(p3p000034)を、『黒豚系宇宙オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)の頑丈なオートパンツァーが受け止める。
「行きましょうウィズィ、私達は未来に向かって羽ばたく。そのために――こんな場所で、負けられるものですか!」
「うん!二人の翼を合わせて、何処までも飛んでいく‪──‬それが私達!」
 力を合わせ突き進む『天才になれなかった女』イーリン・ジョーンズ(p3p000854)と『虹を齧って歩こう』ウィズィ ニャ ラァム(p3p007371)。
「邪魔をなさいますかー???わたくしとあの人とのー??? だったらぁー、消えてくださいませぇぇぇぇぇ!!!」
 完全に発狂した『氷雪の歌姫』ユゥリアリア=アミザラッド=メリルナート(p3p006108)が斬りかかり、そこへ『五行絶影』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)が乗じていく。
「行くぞ、K-Oドッキング! ヌクモリティゲージ最大! ねこーMAX発動!」
「水着回の時だけ故障する系ロボ、イルミナッスよ!! ここは任せるッス!」
 一方で砂浜を突撃する『blue』イルミナ・ガードルーン(p3p001475)とそれを援護する『真実穿つ銀弾』クロバ=ザ=ホロウメア(p3p000145)。
「水着も良いけど……ジャージだっていいものだろう!!! なんで分かってくれないんだ!!!!」
 またそこには修理を終え、決戦に間に合わせた『オトモダチ』シャルロット・D・アヴァローナ(p3p002897)たちの姿もあった。
 ビーム剣で斬りかかるシャルロットとそれを援護する『戦神』茶屋ヶ坂 戦神 秋奈(p3p006862)の斬撃。
「リズ直々の出撃には間に合ったようね。さぁ、帝国剣術を見せてあげるわ」
「アキナ=チャヤガサーカ!おぜうの存在に心奪われた女よ!!
 パンツァーの性能の差が、勝敗を分かつ絶対条件ではない!」
「Nyahahaha――貴様等。私は先に『向こう』へ往く。悦ばしい地獄で再会するのだ」
 広がる巨大な黒い壁。もとい『にんげん』オラボナ=ヒールド=テゴス(p3p000569)の特殊オートパンツァー。
 対抗するのは『咲々宮一刀流』咲々宮 幻介(p3p001387)と『Ende-r-Kindheit』ミルヴィ=カーソン(p3p005047)。それぞれ剣をとり、敵へと勇敢に斬りかかる。
「拙者、しがない浪人で御座るが……お相手して頂けるで御座るかな?
 ただのヤマグチに見えるで御座ろうが、退屈はさせぬで御座るよ?」
「アイドルモード発動! 往生しやがれ……!」
 ぶつかり合う力と力。
 しかしブルーローゼス・アサルトの猛攻に、連邦軍のオートパンツァーは次々に撃墜されていった。
 その勢いに乗った帝国軍オートパンツァーたちも最高の士気の中、ついにピュアホワイトパンツァーまで迫っていく。
「ここまでか……せめて……せめてもうひとおしがあれば……」
 剣をつき、膝を突くレオンのリミット・ブルー。
 連邦軍のエースパイロットたちも疲労の限界にあった。
 だが……だがしかし!
「まだ終わってはいないぞ! 連邦のオートパンツァー乗りたちよ!」
 海から立ち上がる見慣れぬ機体。
 片腕を巨大なマントによって覆ったそれは、どこか懐かしさを覚えるオートパンツァーだった。
 通信回線が開く。
「オマエは……まさか、ギル――」
「否!」

 パンツを被った謎の男は、額(っていうかパンツのあのリボンとかつく部分)に指を当て、ニヒルに笑った。
「僕……いや我は『イケメンを捨てし者』。貴様の知る男は、無敵の傲慢によって滅びた。いまはただの……そう、ただのパンツマスクだ」
「ただのパンツマスク……」
「皆、思い出して欲しい。
 初めて自分の顔がついた瞬間を。
 喜びに沸いたあの感動を。
 けれどいつしか連邦は、そして帝国も、それが当たり前になってしまったのかもしれない。
 我らは思い出すべきなのだ。
 自分が、イケメンであったことを!」
「パンツマスク……!」
 ライフルを振りかざし、天空を撃つ。
「我らがやたらパンツをありがたがるのは何故だ!
 闇市を回したとき偶然ドロップする超高額のパンツに感動したからだ!
 我らがおぜうをやたら脱がせたがるのは何故だ!
 アトリエに並ぶおぜうイラストがなんか妙にエロかったからだ!
 我らがユリーカちゃんをいじりたがるのはなぜだ!
 表でいつも喋ってるユリーカちゃんが友達みたいで親しみやすかったからだ!
 思い出せ――『感動のオリジン』を!」
 打ち抜かれた天空が、虹色に輝いていく。
「これは……一体!? 私のブルーローゼスが……動きを鈍らせていく!?」
 あれほど圧倒的だったブルーローゼスが飛行能力を失い、大量に飛び交っていたビットが海や砂浜へと落ちていく。
 集中する砲撃の中、ブルーローゼスは爆発に呑まれていった。
「そんな、なぜ……私のブルーローゼスは最強のオートパンツァーのはず……!」
「夢だったのさ。皆が見た、暖かくて激しい夢。僕らは、目覚めなければならない」
 パンツマスクは……否、いさ顔のイケメンは(上の)パンツを脱いで笑った。
「そして思い出すんだ。僕にパンツを送り続けるのはなぜか。
 みんなの喜びが……夢が、僕を作ったのだということを」





 夢がほどけていく――。
 地球が、コロニーが、宇宙が、みなが夢見たあたたかいなにかが、ほどけていく――。
 そう、思い出せ。
 あなたが熱狂する理由は、なんだった。
 感動の、オリジンを――。

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「はっ、夢か!?」
 ローレットの情報屋、ギルオス・ホリスはベッドから飛び起きた。
 隣じゃロバがのじゃのじゃいいながら顔をなめるし部屋中なんかよくわかんないアイテムで一杯だった。その半分は誰かのパンツである。
「それにしても、壮大な夢だったなあ……」
 目をこすりながら玄関を出て、ポストを開いた。
 そして。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛またパンツで一杯になってるううううう!!!」

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