PandoraPartyProject

シナリオ詳細

Happy Happy Happy!

完了

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●しあわせのパンケーキ
 ここは『真夜中の星導』。永遠の夜が蔓延る夜の世界。
 そんな真夜中の星導では、とあるホットケーキショップが流行っているらしい。

「ん~~~~! ふわっふわだぁ~~~!」
「甘い……でも嫌な甘さじゃない。すっきりしてて美味しい!」
「これ、なんでこんなにふわふわなんだろう。メレンゲでこんなにふわふわになる?」

 などなど、お客さんに様々な反応をさせてしまう魔法のようなホットケーキだそうだ。
 噂によると、そのホットケーキはふわっふわで雲のように軽く、きらきらで星よりも煌めいていて。そして夢のように甘いのだそうだ!
 そんな幸せをぎゅぎゅっと濃縮したような魔法のホットケーキを食べたくないなんてきっと嘘。お店の前には長蛇の列ができていて、店から出てきたお客さんは幸せそうな顔をしてでてきたのだから。
 そんなホットケーキショップが気になって気になって仕方がない青年が、今日も熱心にお店の様子を観察しているそうで……。

●結婚記念日
 電信柱の陰から店の様子を熱心に観察している男がひとり。
 後ろから近づいて肩をつつくと、焦ったように振り返った。何やら見覚えのあるエプロンをしているし、飴の匂いを纏っている。ああそうか、と貴方は思い出したのではないだろうか。
「っ、と、あー……なんだ、君達か」
 そう、その青年とはユウマ。
 以前飴屋として依頼に来た青年だ。
「実は妻があそこのお店が気になる、と言っていてね。
 もうすぐ結婚記念日だから、あそこのお店でデートにするのも悪くないかなぁって思ったんだけど……」
 もごもごと口を動かしながら言いにくそうにするユウマの脇腹を突くと、観念したようにその懸念の理由を教えてくれた。
「ほら、俺仮にも飴屋だろう? だからこう、店主としてはあんまりほかのお店を覗くものじゃないかなぁって思ってさ。あと普通に味。味がオーバーすぎて怖い。
 ひとりのおとことしては、勿論妻を喜ばせるためならなんだってしたいところなんだけど、くだらないプライドが邪魔をしてね……」
 だから、とユウマはこちらを向いた。
 あっこれあかんやつ。何か頼まれる。いけない。
 そう思ったころには遅かった。
「あそこのお店に行って、噂のホットケーキを食べてきてくれないか」
 ほらー。ほら言ったじゃないですかヤダぁー。
 と思いながらも、美味しいパンケーキにありつけるのは悪くないことだし、しぶしぶその依頼を受けるあなたなのであった。

NMコメント

 美味しいケーキを食べに行ってみたい染です。
 お気に入りはフルーツタルトです。皆さんのお気に入りはなんですか?
 今回の依頼では、『真夜中の星導』で噂の、美味しいホットケーキショップに向かって貰いたく。
 それでは今回の依頼の説明に入ります。

●依頼内容
 噂のホットケーキショップに行って、味の感想をまとめてくる。

 調理方法とかどうでもいい、とユウマは言いました。
 果たしてそれでいいのかはわかりませんが、噂のホットケーキショップの目玉商品、『夢見るホットケーキ』を食べてきてほしいとのことです。サイドメニューやドリンクもできるだけ観察してきてくれとのことです。
 注文は多いですが、できるだけかなえてあげましょう。

●世界観
 『真夜中の星導』と呼ばれる世界の中。
 相変わらず星が綺麗です。
 街並みも至って変わらず、大きく異なるのは「星を大切にしている」ということ。
 例えば、街の照明は全て星を捕まえて灯したものです。
 しかし食べられる星もあるようです。美味しいそうです。
 街中に星が溢れています。それこそ、導のように。

 こちらは染が前回出した『飴色の星導』です。世界観把握には向いているかなあと思いましたので、お時間よろしければこちらも是非ご覧ください。
 (https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2271)
 ちなみに今回も、前回や前々回に参加されていなくても楽しめる内容となっております。
 
●お店について
「Happy Happy Happy!」という名前の可愛らしいお店。
 メニュー表はあれども、目玉商品『夢見るホットケーキ』以外のものを頼まれることが少ないようです。
 どうせなら全メニュー制覇とかもいいかもしれませんね。

●ホットケーキについて
 噂通りのホットケーキです。
 材料とか作り方、気になるなら聞いてみるのもありかもしれません。
 見た目が真っ白で焼き目もなく、口に入れるのを躊躇してしまう方が多いそうです。

●サンプルプレイング
 うおー、俺はホットケーキを食べるぜ!
 ……うわぁ、めっちゃ白い。なんか、やべぇぞこれ。
 ほんとに口に入れて大丈夫なんだろうな?

 以上となります。
 皆様のご参加、お待ちしております。

  • Happy Happy Happy!完了
  • NM名
  • 種別ライブノベル
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2020年03月17日 22時10分
  • 参加人数4/4人
  • 相談4日
  • 参加費100RC

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(4人)

回言 世界(p3p007315)
狂言回し
ラヴ イズ ……(p3p007812)
おやすみなさい
冬宮・寒櫻院・睦月(p3p007900)
秋縛
アカツキ・アマギ(p3p008034)
焔雀護

リプレイ

●下調べに人を使うんじゃない
(デートの下調べに他の人を使うのはおいおいって感じだが……)
 『凡才』回言 世界(p3p007315) は白い目でユウマを見た。全くその通りである。デートに行きたいなら自分で行けという話なのだ。
「じつは僕は和菓子派です。でも頼まれたら断れませんね」
『今は休ませて』冬宮・寒櫻院・睦月(p3p007900) はにっこりと愛嬌のある笑みを浮かべながらユウマに近寄った。そのまま手を差し出して。
「えっと……この手は?」
「軍資金は前払いでお願いします。皆さんの分も」
 えっ。
 ユウマは鳩が豆鉄砲を五十発くらいくらったような顔をした。それくらい出すべきだろう。渋々といった様子で財布から五万円ほど渡してくれた。
「おつりは返してね……レシートも持って帰ってきてね……」
「さあこれで遠慮なく全メニュー制覇できますね。どうしましたユウマさん、なんだか哀愁漂ってますね」
「星明かりの元、美味しいものが食べられるのは雰囲気もあって最高じゃのう」
 『放火犯』アカツキ・アマギ(p3p008034) は前に並ぶほかの客よりも空の様子が気になる様子。ここは永遠の夜の国、太陽が昇ることなどありませんとも!
 互いにwin winだと考えたアカツキは、沢山食べるのじゃ、と息巻いていた。
 混沌からやってきた特異運命座標らしい反応といえるだろう。太陽の輝きが見られないのは少し寂しいような気もする。
(何て素敵な依頼なの!)
 『おやすみなさい』ラヴ イズ ……(p3p007812) は心なしか瞳を輝かせて。行列が一歩進むごとにワクワクとした様子で店の看板を眺めていた。
「ホットケーキショップに行って色々食べてこればいいだけって言うなら楽な仕事だな。
 さて、噂の夢見のホットケーキってやつがどれくらい美味いのか確かめさせてもらうぞ」
 世界を先頭に、一万二千五百円を握りしめた一同はお店の中へと入っていくのだった。果たして足りるのか。


●噂やいかに
 世界のテーブルには夢見るホットケーキ。白くて、ふわふわで、宛ら夢のようなホットケーキだ。
「見た目が綺麗で口にするのを躊躇う人が多いというが食べ物は文字通り食べるためにあるんだから……いただきます」
 ぱくり、とまずは一口。
(……なるほど、ふむ。柔らかい歯ごたえに夢心地にさせてくれる甘さ。名前負けしないくらいには美味いな。
 確かにこれなら人気が出るのも頷ける……できるならあともう1つか2つは食べたいくらいだ。これだけで腹を膨らませる訳にもいかないがな)
 舌の上で蕩けたまっしろなホホットケーキは、じんわりじんわりと綿あめがとけるかの如く、柔らかで軽い食べ心地。ああ、お待ちくださいなといわんばかりに、上に乗ったバターが溶ければこれまた違った味わい。バターの深みが加わって、これはなんと、格別なことか!
「うまいな……すみません、別のパンケーキもふたつくらい」
 店員がオーダーを受け取り、厨房でつくってくれている間にメモを取る。
 これは、うまい、と。
 店の内装 よし
 味 やばい うまい
 店員 愛想良し 相談に乗ってくれそう
 うーん、簡潔!


 睦月は練達上位式を用いて三人の幼馴染を作り、沢山のメニューを食べてもらうことに。もちろん本人もホットケーキを注文して、とりとめもないことを語って邪魔にはならないように。
「そういえばここの人気メニュー……これ以外にもあるのかな」
「私はこれがおいしいと思う。味に工夫が感じられて好感も持てる」
「あーしはこれ! 映えてると思うし、可愛いじゃん!」
「俺はこれが好きかな。男でも食べやすいと思うよ」
「ふむふむ、みんなありがとう」
 パン、と手を叩いて帰りの合図を。手にはメモをもって立ち上がる。
「ああそうだ。この味に感動しました。お持ち帰りお願いします」
 睦月が店員に声をかけると、かしこまりましたと元気のいい返事。会計時にホットケーキを手渡され、そのまま店を出る睦月だった。


「メニュー表があれば見せて欲しいのじゃ! 色々なものを頼んでみたいぞ」
 店員から手渡されたメニュー表を手に、アカツキはメニュー表とにらめっこ。これも全メニュー制覇への大事な作戦なのだ。
 注文もし、わくわくと到着を待っている頃、厨房がのぞけることに気が付いたアカツキはとてとてとガラス越しの厨房の前へ。中で手際よくホットケーキを焼くシェフに声をかけた。
「妾、料理はあんまり上手くないがこのような美味しいホットケーキが作れるかのう?」
「ふふ、料理は愛情と、ほんの少しのスパイスと、後は火加減次第でどうにでもなりますよ」
「! そうか! ありがとなのじゃ」
 炎の魔女を名乗る彼女は火加減注意、とだけメモした。帰ったら作るのかもしれない。
 程なくして注文した夢見るホットケーキが届く。
(それにしても焼き目もない真っ白なホットケーキとは、初めて見たのじゃ
 驚きの白さ、ってやつじゃのう……)
 フォークでつんつんとつついてから、アカツキはそれを一口サイズに切り取って口の中へ。
「こ、これは……甘くてふわふわして見た目は真っ白じゃけど、美味い」
 もぐもぐ、もぐもぐと食べ勧めていると気が付いたときにはお皿の上はもう空っぽに。
 ご機嫌で追加のオーダーをしながら、アカツキはふと疑問の声を上げる。
「あ、店員さん、持ち帰りって出来るかのう?
 友達にここの美味しいホットケーキをお土産にしたいのじゃが……」
「勿論できますよ。何名様分でしょうか」
「家主と、親友と、世話になっとる友と、目が離せない系の友達向けで四つじゃな」
 かしこまりました、と笑みを浮かべて店員は厨房へ。同時に届いたホットケーキに目を輝かせるアカツキ。
「ホットケーキのトッピングに星が乗っておるのか。きらきらぴかぴかじゃのう!」
 早速出てきたパンケーキを口に入れると、幸せそうに目を細めてはフォークをホットケーキに沈めるのだった。

 ラヴは真っ白な椅子に座ると、早速メニューをオーダーした。
「それじゃ、早速……まずは夢見るホットケーキと、お紅茶を」
「かしこまりました」
 店員に軽く会釈をしつつも頭の中をよぎるのはドリンクへの不安。
(お茶はあまり、詳しくないのよ……でも、お茶に興味が無いなんて顔をしたら店員さんに失礼だし。
 うーん。取り敢えず、メニューの一番上に書いてある茶葉を頂くことにしたけれど、大丈夫だったかしら。
 まぁ、いいわ……どうせ全部飲むのだから)
 十数分ほど待てば、あつあつふわふわのホットケーキがテーブルに届く。
「わあ……!」
 ラヴのその表情は、宝物を見つけた幼子のように愛らしいものであったが、ラヴが気を引き締めると忽ちいつもの表情に戻ってしまった。
 その手にナイフとフォークを握ると、ナイフをホットケーキの中に沈める。ふんわりと弾むような、それでいてしっとり包み込むような。軽いけど軽すぎない反動がナイフを伝ってラヴの手に帰ってくる。
(凄いわ、うっとりするような質感……ナイフがふわりと沈んで……)
 細い首の喉がごくり、と鳴った。
「いただきます……」
 ぱくり、とひとくち。
 その表情はみるみるうっとりとした表情に変化する。
「~~♪」
 舌の上でじゅわり、水分に触れただけで溶けてしまったホットケーキはあら不思議、あんなにも大きかったのに量を感じさせないのだ。まるで夢のよう。
(はっ、いけない!あられもない幸せ顔になっていたわ……。
ホットケーキと一緒に表情まで溶けてしまいそう。ほっぺが落ちるってこういうことなのね、溶けて流れてしまうんだわ!)
 ラヴもまた持たされたメモ帳に感想を書いておく。ほっぺが落ちそうだ、と。
「今度はトッピングを一つずつそれぞれホットケーキに乗せて持ってきて下さいな」
 一息つくことなく店員にオーダーをしたラヴ。
「ええと……全部ひとつのホットケーキにのせるということでしょうか?」
「えっ? 全部乗せなんてしないわ、一つ一つの味が解らなくなるもの」
 かしこまりました、と困惑した様子で下がった店員。それもそのはず、ラヴの華奢な外見でたくさんのホットケーキを平らげる姿は想像できないからだ。
 ホットケーキを待っている間、ラヴはメニュー表をじっくり眺める。
(それからこのホットケーキタワーも、ボリュームを確かめないといけないし。
 ホットケーキ以外のサイドメニューも一通り……)
 ラヴの胃袋の容量はとどまることを知らず、届いたホットケーキを顔色変えず食べていくのだった。

●メモとお味とお財布と
「いやー、食った食った。ごちそうさま」
「ごちそうさまじゃ!」
「ごちそうさまです、ユウマさん」
 世界、アカツキ、睦月の三人は満足げに店を出てユウマの待つ公園へ。
「依頼人のおっちゃん、真っ白でふわふわな名物ホットケーキは超美味しかったぞ、おすすめじゃ」
「お、おっちゃ……まだ二十代なんだけどな。ありがとう、妻と食べてみることにするよ」
 楽し気に語らう世界とアカツキ、そしてユウマ。睦月はテイクアウトしたホットケーキをユウマに渡すとにっこり笑みを浮かべた。
「はい、これはユウマさんのための『夢見るホットケーキ』です。
 結婚記念日を祝いたいなら、これにユウマさんの本領発揮である飴細工で一工夫こらしてみてはいかがでしょうか。そうですね、飴で作った花飾りを盛ってみたり、或いはストレートに愛の言葉を描いてみるとか」
 ぽかん、とした様子のユウマ。デートは家で、ということだろうか。
「ふふっ、きっと奥さんから喜んでもらえますよ」
「もういっそ手作りすればいいのか……」
 納得した様子で頷くユウマ。プライドとは。
「そういえばラヴさんは?」
「ああ、彼女は二種類のトッピングの組み合わせを調査しているみたいだよ」
 これは詳しく美味しい組み合わせが聞けそうだな、と笑うユウマだった。

 後日、貯金が少し減ったのは内緒。

成否

成功

状態異常

なし

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