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シナリオ詳細

<バーティング・サインポスト>海洋艦隊を退けし巨大毒クラゲ

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●惨敗と撤退
 海洋の『大号令』は、幾多の苦難をローレットの協力によって乗り越え、『絶望の青』を越えるための拠点たり得る島を発見するに至った。しかし、『アクエリア』と称されたその島は、多数の魔種とそれに付き従う狂王種が占拠していた。
 それでも、今後のために『アクエリア』を手中にしなければならぬと、これらを排除すべく出撃していた艦隊があったのだが――。

「うわあっ、もうダメだ! これ以上やられたら……!」
「――ええい、退け、退けっ!」
 ……魔種を排除するどころか、巨大クラゲの狂王種の前に壊滅的な被害を受けていた。触手の毒に侵された戦闘要員達が倒れた後は、残りの乗組員は狂王種の餌として食われ、軍艦は玩具として弄ばれ沈められた。
 出撃した五隻中三隻が轟沈させられていながら、痛手を全く与えられていないと言う絶望的な戦況に、その海洋艦隊は撤退を余儀なくされる。

「……これは、またイレギュラーズの力を借りるしかないのう」
 友軍撤退を受け、狂王種攻略を指示された亀の海種の海洋軍人リウ・ウーは顎に生えた白い髭を撫でながらぼやいた。撤退した艦隊からの情報を聞く限り、リウ・ウー麾下の戦力だけでは友軍の二の舞になるのは目に見えていた。
 ――程なくして、ローレットに狂王種退治の依頼が舞い込むことになる。

●猛者を求む
「……はぁ、はぁ。ぜえ、ぜぇ。……ええと、皆さん、集まって頂いてありがとうございます。今回の依頼ですが、『アクエリア』近海で巨大毒クラゲの狂王種を退治して欲しいと言うものです」
 『アクエリア』攻略のために多数の依頼がローレットに舞い込み、情報屋達が忙しくしている中、『真昼のランタン』羽田羅 勘蔵(p3n000126)もその例外ではいられず、息を切らしてイレギュラーズ達の前に現われた。そして、やや時間をおいて呼吸が落ち着くのを待ってから、依頼について説明を始める。
「この巨大毒クラゲですが、既に『アクエリア』攻略のために出撃した海洋艦隊に大被害を負わせました。しかし海洋としては、『大号令』を成功させるためにも『アクエリア』の確保は必須であり、この狂王種は何としても退けねばなりません」
 しかし、軍艦ではこの巨大毒クラゲに有効打を与えることは厳しいという。
「弓矢や砲弾では、その大半が触手に遮られた上に、命中しても表面を滑ったりぐにゃりと歪んだりでまともにダメージを与えられなかったそうです。おそらくダメージを与えるには接近してそれ以上に強烈な攻撃を浴びせるしかないのですが、依頼人の艦隊にはそうした猛者はいないそうで……」
「それで、俺達の出番、と言うわけだ」
「はい、そう言うことです――厄介な相手ではありますが、どうかご協力をお願いします」
 目前のイレギュラーズ達に向けて、勘蔵は深々と頭を下げるのだった。

GMコメント

 こんにちは、緑城雄山です。
 今回は、全体依頼<バーティング・サインポスト>のうちの1本をお送りします。
 『絶望の青』を越えるための拠点たりうる『アクエリア』を確保するために、巨大毒クラゲの狂王種を退治して下さい。

●成功条件
 巨大毒クラゲの撃破

●失敗条件
・『チャン・ジアン』(リウ・ウー提督の旗艦)の轟沈

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

●戦場
 『アクエリア』付近の海。
 敵の本体は海面に浮いています。飛行もしくは水中行動の能力が無いキャラは、『チャン・ジアン』に接近してもらわない限り、接敵は困難でしょう。
 なお、ジェットパックなどによる簡易飛行を使って空中戦闘に臨もうとした場合、攻撃の威力を含めた全ての戦闘ステータスに致命的なペナルティーがかかりますのでご注意下さい。移動に用いるだけだとしても、状況次第では積極的に標的にされる危険性はあります(戦場をもたもた飛んでいる時点で、巨大毒クラゲにとってはいい的です)。

●戦闘初期位置
 『チャン・ジアン』甲板。もしくはその周辺の上空もしくは水中。巨大毒クラゲまで40m。

●巨大毒クラゲ
 直径10mの、巨大クラゲの狂王種です。元より獰猛な性質である上、魔種の影響を受けており、『アクエリア』に近づく海洋の軍艦には容赦なく攻撃を仕掛けてきます。
 無数の触手を操ってくるので命中は極めて高く、EXAも高いため対複数攻撃や連続攻撃を難なく行ってきます。そのサイズから回避は皆無ですが、触手によるパリィを行ってくる上にぐにゃりとした軟体の身体でダメージを緩和するため、防御技術は極めて高くなっています。
 攻撃力は高くありませんが、生命力や特殊抵抗はそれなりに高くなっています。なお、元より知能が低いことと魔種の影響下にあることから、精神攻撃の類いは無効です。ただし本来の獰猛な性分もあって、【怒り】に対しては耐性は低いです。
 巨大毒クラゲの本体に乗れないことはありませんが、その場合足場が軟らかく不安定であるため、命中・回避に大幅なペナルティーが入ります。
 なお、OP中で「接近してそれ以上に強烈な攻撃を浴びせるしかない」としていますが、軍艦の弓矢や砲弾でダメージがまともに入らないため依頼人がそう判断したと言うことであり、実際は遠距離攻撃であってもイレギュラーズの攻撃であればダメージは(防御技術による軽減は受けますが)通常どおり入ります。

攻撃手段など
・触手/短(通常攻撃) 物近単 【災厄】【麻痺】
・触手/長(通常攻撃) 物超単 【災厄】【麻痺】
・精神無効(パッシブスキル)

●『チャン・ジアン』
 リウ・ウー提督の旗艦。なお、随伴艦は今回は戦力にならないとして単独で航行しています。
 この依頼でのイレギュラーズ達の母艦となります。
 戦闘開始後の行動はイレギュラーズ達の要望に従いますが、飛行もしくは水中行動の能力が無いキャラが接敵するために巨大毒クラゲに接近した場合、巨大毒クラゲの攻撃対象とされる可能性はあります。
 その場合、一撃で破壊されることはありませんが、何度も攻撃を受けていると轟沈の危険が発生します。

●重要な備考
 <バーティング・サインポスト>ではイレギュラーズが『廃滅病』に罹患する場合があります。
 『廃滅病』を発症した場合、キャラクターが『死兆』状態となる場合がありますのでご注意下さい。

  • <バーティング・サインポスト>海洋艦隊を退けし巨大毒クラゲ完了
  • GM名緑城雄山
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年03月20日 23時00分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ノリア・ソーリア(p3p000062)
半透明の人魚
エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)
波濤の盾
アラン・アークライト(p3p000365)
太陽の勇者
シグ・ローデッド(p3p000483)
艦斬り
寒櫻院・史之(p3p002233)
若木
芦原 薫子(p3p002731)
セレマ オード クロウリー(p3p007790)
性別:美少年
ベルフラウ・ヴァン・ローゼンイスタフ(p3p007867)
北辰連合派

リプレイ

●巨大毒クラゲへの反応はそれぞれで
「きめえええええっ! うーわっ! あのサイズの刺胞動物キショすぎっ! 真透明じゃなくって染みみてーな色合いがゲロに似てホントに……」
 チャン・ジアンの甲板で、『性別:美少年』セレマ オード クロウリー(p3p007790)は絶叫に近い叫びを上げる。しかし、この反応はどう考えても美少年のものではないと我に返ると、シリアスな雰囲気を纏い、巨大毒クラゲへの反応をやり直した。
「アレが狂王種……あの柔軟な身体のどこに船を破壊するほどの膂力があるのか。いや、クラゲの自力で遊泳する性質を考えれば、全身が筋肉に似た組織であるともとれるか。なんにせよ無策で近づきたい相手じゃないね」
 そこまで言ってから、張り詰めたような緊張感ある表情から、ふっと柔らかい笑みを浮かべて続ける。
「――まあ、負けないけどもね。こういうのはいつだってそう、美しい方が勝つにきまってるのさ」
(この人は、一体……?)
 そんなセレマの姿を、『雷迅之巫女』芦原 薫子(p3p002731)は呆然と眺めている。セレマの最初の反応がなければ真っ当な美少年として絵になっていたところだが、最初の反応を見られてしまった以上、訝しがられるのはやむを得ないところだろう。
 もっとも、薫子はセレマのことばかりを考えているわけには行かなかった
(本当に久しぶりの戦場ですね……他の方の迷惑にならないようにしないといけませんが……)
 その上、薫子は海戦は初めてである。足を引っ張らないか、緊張と不安を覚えていた。

「くらげって高級食材だよね! 独特の食感があって、春雨サラダとかにするとおいしいよね!」
「何? あのぷるぷるしておるの、食えるのか? だがあれ、なんだ? ほぼ水ではないのか? 美味いのか?」
(……我らが女王陛下(※絶賛片思い中)は召し上がるかな?)
「……なんだ、秋月。卿は片思いなのか?」
「か、片思いなんてそんな……っ!」
「恋は良い。叶うとも叶わずとも、何れにせよ生きる活力となる。励めよ。否、既に励んでおるか」
 『大号令の体現者』秋宮・史之(p3p002233)と『金獅子』ベルフラウ・ヴァン・ローゼンイスタフ(p3p007867) は、緊張感の欠けた緩い様子で、キャッチボールと言うよりはドッジボールのような会話を繰り広げている。

「でっかいクラゲかァ……こんなのがうろついてるってんなら、そりゃ入念な準備しないとだよな…絶望の青」
「兎に角、あのでかいクラゲを何とかすればいいんだろ? 流石に食えはしないだろうが、水分の塊らしくさっさと海に帰ってもらうとしよう」
「そうだな……うっし、割るか……!」
 『勇者の使命』アラン・アークライト(p3p000365)と『二代野心』エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)は、共に殺る気満々と言った様子だ。

 『艦斬り』シグ・ローデッド(p3p000483) は敵を研究対象としているが、触手を使ってくる手合いは既に何度か相手しており、食傷気味になっている。
「……やれやれ。何故水生生物は毎度このような相手になるのだか……魚など、バリエーションも欲しい所ではあるが、な。……だが、仕方あるまい。見たからには調査するとしよう」
 それでも、遭遇した以上は調査する=退治するのが、シグの几帳面と言える所かもしれない。

 もうすぐ巨大毒クラゲと接触するというところで、『半透明の人魚』ノリア・ソーリア(p3p000062)はその巨大さに息を飲む。
(こんなに、巨大な相手に対して、どれだけのことができるのかは、わかりませんの……でも、食べられてしまうおそろしさは、わたしだって、よく知っていますの!)
 だが、やられっぱなし、食べられっぱなしにはされない。強かに、反撃するつもりでいた。

●防御などさせぬとばかりに
「ごきげんよう。クラゲの君。今日のマチネはデュアルキャストだ。最期まで見届けてくれるね?」
 セレマは遊泳しつつ巨大毒クラゲに接近すると、微笑を向けて話しかけ、巨大毒クラゲの敵意を引き付ける。セレマのスキル「微笑は人を狂わす砂糖菓子」である。果たして、巨大毒クラゲはその触手の全てをセレマに向けた。
 史之は、ルーンシールドを展開して巨大毒クラゲの上、高さ一メートルに飛行する。
「くらげさんや、きみ物理攻撃しか持ってないから、ルーンシールドで完封できるよ。麻痺も無効だから泣いていいよ」
 巨大毒クラゲが泣けるかどうかはともかくとして、絶望的に相性が悪いのは間違いないところであった。
「有効ならば、長期戦にはこれが最適だが……果たして、な?」
 シグは剣の姿となり、ナイトメアバレットを巨大毒クラゲに向けて放つ。ダメージは与えたものの、本命の状態異常の付与には至らなかった。
 巨大毒クラゲは、セレマに触手を伸ばし、鞭打つようにして叩き付ける。契約の魔性の力で肉体は修復されるものの、麻痺を受けて身体を痺れさせられてしまう。
 ノリアはセレマの側に寄って、聖躰降臨で反撃の体勢を整える。この後は、セレマへの攻撃を庇って、受けたダメージの半分を返していく戦術だ。
(水の中で息継ぎしなくても平気って……なんだか変な感覚だな……)
 アランはそんなことを心の片隅で考えつつ、水中を泳いで巨大毒クラゲに接近すると、挨拶代わりにアクセル・ジャベリンⅡを叩き込む。触手に防御する暇さえ与えない神速の刺突は、巨大毒クラゲに深々と突き刺さる。
「本番はここからだぜ……足場がなくとも、身体の動きを工夫すりゃ威力を変えずに出せるんだよなァ!」
 さらにバトラーズハイでアドレナリンをフルに活性化させると、立て続けにアクセル・ジャベリンⅡを連続で浴びせていく。敵に防御を許さないアクセル・ジャベリンⅡの三連撃は、巨大毒クラゲを三度深く貫き、大ダメージを与えた。
「短期決戦だ、油断せずに行こう!」
 『チャン・ジアン』上にいるベルフラウは、勇ましく仲間達を鼓舞すると、ディフェンドオーダーで自身の防御を固める。船が危なければ、自分自身の身体を挺して庇う算段だ。
 同じく『チャン・ジアン』上のエイヴァンは、イオニアスデイブレイクで他のイレギュラーズ達の防御力と抵抗力を強化した。
 最後に、他のイレギュラーズの動きを見ていた薫子が動く。低空飛行で巨大毒クラゲに接近すると、赫鬼・序で八束之剣を撃ち込んだ。
「初めまして、クラゲさん。大地に伏して滅んでくださいな」
 神速の一閃は、巨大毒クラゲに防御を許すことなく、確実にその生命力を削り取っていく。もっとも、クラゲの狂王種が大地に伏して滅ぶのは、無理な注文であったろう。

●巨大毒クラゲ、イレギュラーズの敵ならず
 そして、薫子がさらに動く。再び、赫鬼・序を用いて八束之剣で巨大毒クラゲの身体を穿っていく。
「久しぶりの戦場、やはり楽しいですね……さて、どれだけ楽しませてもらえるんでしょうか」
 嬉しそうな口調で、薄く笑みを浮かべながら、薫子は巨大毒クラゲに問うように呟いた。
「遠慮なく、いかせてもらうぞ!」
 畳みかけるように、エイヴァンはアーリーデイズで自己強化して、全身の力を雷と化し、『斧銃【白煙濤】』に乗せて叩き付ける。触手にある程度は止められたものの、エイヴァンの手には確かな手応えがあった。
「ふむ……もう一度、試してみるか」
 エイヴァンの電撃に、巨大毒クラゲの動きが鈍っているのを見て、シグは再度ナイトメアバレットでの状態異常付与を試みる。結果、直撃した魔弾は巨大毒クラゲを毒で冒し、苦しげにのたうち回らせた。
 さらに、シグは異想狂論「流星滅望剣」の為のエネルギーを溜めていく。
 続いては、史之がディープインサイトで自身の眼力を強化した上で、背中に光の翼を羽ばたかせる。
「みんなでこの海を『希望の青』へ塗り替えるために来たんだろ? ――なら、いくら狂王種だからってくらげごときに邪魔されるのは、くやしいよね?」
 その意志が込められた光の羽根は、史之の周囲を舞い踊り、巨大毒クラゲをズタズタに斬り裂き、セレマの麻痺を癒やした。
「確かに、そのとおりだ――行くぞ! 露払い程度にはなろう!」
 巨大毒クラゲの敵意は、セレマに向いている。そして、ノリアがセレナを庇いに入っている。ならば、自身は誰かを護る必要はないと判断し、ベルフラウは攻勢に出る。後に続く味方の攻撃を助けるべく、短槍『不撓のローゼンハイリガ』で周囲の触手を薙ぎ払うように叩き伏せていった。
 ベルフラウに合わせるように、セレマは魔力を放出して巨大毒クラゲに浴びせていく。受け止めにかかった触手の何本かが、千切り飛ばされていった。
 散々痛めつけられ、生命力のほとんどを削り取られた巨大毒クラゲは、残された力を振り絞ってセレマを仕留めにかかる。そのセレマを庇うように、ノリアが触手の前に踊り出る。巨大毒クラゲの無数の触手を用いての渾身の攻撃は、並のイレギュラーズなら戦闘不能に陥るほどのダメージをノリアに与えた。――だが、相手が悪過ぎた。
 ノリアの被食者としての覚悟と、降りてきた聖躰によって、ノリアの受けたダメージの半分が巨大毒クラゲに跳ね返る。結果、全くダメージを受けていないノリアはこの攻撃を受けても未だ平然としている一方で、既にダメージの積み重なっている巨大毒クラゲは自身が与えたダメージの半分を受けて、弱々しく触手を動かすだけになっていた。
「たかがでかいだけのゼラチン如きが、俺たちの旅路を邪魔するなんて痴がましいわ! 海の藻屑に還してやる。割れろ……!」
 巨大毒クラゲに余力は残っていないと判断したアランは、アクセル・ジャベリンⅡで止めを刺しにかかる。
「俺たちの『憧れ』はこんな程度じゃ止まらねぇんだよ! さっさとくだばりやがれぇぇぇ!!!」
 大剣『Code:Demon』が、巨大毒クラゲの身体を深々と貫く。アランは、さらに深く、『Code:Demon』の刀身を巨大毒クラゲの中へと埋めていく。
「俺たちは、まだまだ先に行かなきゃなんねーんだよ! 絶望の青もアクエリアすらも超えて、もっと先へ! ――未来へな!!」
 アランの叫びと共に、『Code:Demon』が巨大毒クラゲの身体を貫通する。その瞬間、巨大毒クラゲの身体も触手も、くたりと力を失って垂れ落ちた。

●完勝を喜びて
 戦闘は、イレギュラーズ達やリウ・ウー提督の予想を遙かに超えて早く終わった。しかし、それも無理からぬ事ではあった。何しろ、触手での防御や軟体でのダメージ緩和をものともしない攻撃に使い手が複数いたことに加え、最後の力を振り絞っての連続攻撃のダメージの半分がノリアによって返されてしまったのだ。言うなれば、今回依頼に参加したメンバーと巨大毒クラゲとの相性が、非常に悪かったと言える。
「いやはや、何とも見事な事じゃ。このとおり、礼を申す」
 乗艦『チャン・ジアン』に何ら被害を及ぼすことなく、瞬く間に巨大毒クラゲを仕留めたイレギュラーズ達に、リウ・ウー提督は深々と頭を下げて感謝を示す。要因はどうあれ、完勝なのだ。
「『アクエリア』を押さえたら、ぜひ、盛大な宴をやりたいものじゃのう」
 その言葉に一同はわっと沸き、『アクエリア』の確保が楽しみだと言わんばかりに浮き立つ。もちろん、その後も困難は続くだろう。しかし、ひとまずは今回の困難を退けたことを喜びあい、労い合う機会は確かに設けられても良さそうだった。
 エイヴァンやセレマは、その宴を非常に楽しみにしている様子だ。一方、ノリアや薫子は、宴もさることながら、今回の戦闘で犠牲を出すことなく、全員無事で勝利出来たことをむしろ嬉しく感じていた。

 ……ところで、巨大毒クラゲの死体について、何人かのイレギュラーズ達が食えないものかと興味を示した。
「狂王種って、食えるんか?」
「食えるか試すか?」
「くらげは高級食材、ですもんね」
 口を突いて出たアランの疑問に、ベルフラウが応じ、史之も乗っかる。
「……あまり食いたいとは思わんが、食えるかどうかの結果には興味はあるな」
 シグは、食欲こそ刺激されないが、試行した結果自体には興味があるようだった。
 ……だが、結論から言えば、引き上げようとした段階で悪臭が酷く、調理する以前に食えたものではないという結論に至った。
 何故、彼らがそんな興味を抱いたのか。それは、不明である――。

成否

成功

MVP

アラン・アークライト(p3p000365)
太陽の勇者

状態異常

セレマ オード クロウリー(p3p007790)[重傷]
性別:美少年

あとがき

 シナリオへのご参加、どうもありがとうございました。けっこうHPを盛ったと思ったのですが、防御無効やら反撃ダメージやらで削られて、私の予想よりあっさりと決着が付くことになりました。
 MVPは、高い攻撃力と防御無視、それと連続攻撃で多大なダメージを叩きだしたアランさんにお送り致します。
 皆様、お疲れ様でした。

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