シナリオ詳細
むらさき花弁に誘われて
オープニング
●双子妖精
きゃらきゃらきゃら。
きゃらきゃらきゃら。
独特な笑い声をあげ、2人の妖精が飛んでいく。
草をなびかせ、川にちょんと足をつけ、木々の中へズボッと潜って。
「ねえ見て、綺麗な花がある」
「まあ本当、綺麗な花がある」
素敵ねそうねと言葉を交わし合う妖精は瓜二つの顔を見合わせてにっこり。自分たちの髪色によく似たそれへ近づくと、間近から花を眺め見る。
「あら虫さん」
「こんにちは」
2人の言葉に虫は顔を上げ、なんだろうというように触覚を伸ばす。普段は見ないような、小さな人間だと。
さわりと触れる触覚に2人はくすくす笑って空へ。虫へさようならを告げて、またどこかへと飛び立っていく。
「ねえ、リル」
「なあに、レル」
「この辺りでね、最近魔物が多いんだって」
「あら怖い。でもまだ遊び足りないでしょう?」
「ええ勿論」
本当はずぅっといて悪戯をしたかったりするのだけれど、こちらの人間に怒られてしまうから。ほどほどにしてあちらへ帰るのだ。
「ねえ、レル」
「なあに、リル」
「魔物ってああいうの?」
妖精の片割れ──レルが指を差したのは獣の形をしたものだった。けれど翼が生えたような獣がただの獣であるわけもなく。
「リル、逃げないと!」
「え? ええ、そうね……あらこっちにも」
振り向けばそこにも魔物。気がつけば右にも左にも。
ならば上へと飛んだ2人は顔を見合わせる。
「帰れないね」
「帰れないね」
あの魔物がいると、迂闊に門へ戻れない。2人は一旦、近くの村へ向かうことにした。
●リルとレル
「ねえ、レル」
「ええ、リル」
双子の妖精は『焔の因子』フレイムタン(p3n000068)を見上げて首を傾げる。2対のまなこに見つめられたフレイムタンは目を瞬かせた。
「……成る程。同胞か」
「似た気配ね」
「似た気配ね」
フレイムタンから互いへ視線を移した2人が頷いて、でも違うと首を傾げる。彼が妖精郷アルヴィオンの出でないことは体の大きさからもわかるだろう。けれど同じ『精霊種』として似た何かは感じるらしい。
「貴殿らと近しいものではあるだろうな。それで、貴殿らは一体どうしてここへ?」
遠き場所から深緑へ。そしてローレットへ来たとなれば相当の長旅だったはずだ。
「大きな人間さんに連れてきてもらったの」
「大きな人間さんが肩に乗せてくれたの」
その言葉にフレイムタンが視線をあげると、深緑よりやってきたらしい幻想種──出で立ちからして、迷宮森林警備隊だろうか──が所在なさげに佇んでいる。フレイムタンの視線に気づくと小さく会釈をしてくれたが、恐らく深緑の外にはあまり慣れていないのだろう。
わざわざそのような者が、しかも妖精まで連れてローレットへ来る意味といえば限られているもので。
「……つまり、貴殿らは我らイレギュラーズに頼みたいことがある、と言うことだろうか」
「誰でも良いわ」
「頼みごとを受けてくれるなら」
魔物がいて帰れないのだと言う2人。妖精たちは妖精郷の門(アーカンシェル)と呼ばれる場所を通り抜けてこちらへ訪れている。最近はそれを壊す魔物が出現しているようだから、今回もその類かもしれない。
後からやってきた『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)は双子の話を聞き「うーん?」と首を傾げる。
「深緑でそんなモンスターが出たって報告、これまであったでしょうか」
妖精たちを連れてきた幻想種も難しい表情を浮かべているから、珍しくはあるのだろう。果たしてこれがどこから来たのか、全くもって定かではないが。
けれども、倒さなければならない敵であることに変わりない。
「イレギュラーズの皆さんを集めて向かってもらいましょう。フレイムタンさんも行かれますか?」
「ああ。遠き場所から来た同胞たちが困っているのだ、我も力を貸そう」
そうとなれば善は急げ。ユリーカは依頼書を作ると早速ローレットへ張り出したのだった。
●〜時を遡ってリルとレル、ユリーカの対話〜
「鳥のような、獣のような」
「獣だけれど獣じゃない。鳥だけれど鳥じゃない」
「不思議な生き物だったのよ。ねえ、レル」
「ええそう。大きな人間より大きかったの。あなたより大きかったわ」
「ボクが小さいとか余計なのです。それじゃあその獣……鳥? は、とても大きい、と」
(サラサラとペンを走らせる音)
「あれは食べるのかしら」
「体が重そうね」
「でも翼も大きかったわ」
「強く羽ばたかれたら……」
「「吹き飛んじゃうかも!!」」
(キャー、と2人揃って声を上げる……が、どことなく楽しそうにも聞こえる)
「そ、そんなにですか。なら飛べるのかもしれませんね。襲いかかってきたりしましたか?」
「ええ」
「ええ」
「それはもう」
「怖かったわ!」
「上へと逃げたけれど」
「森を進んでいたら、逃げられなかったかも」
「お願いね」
「あれを何とかしないと」
「私たち、帰れないの!」
「わ、わかったのです。わかりましたからそんなに詰め寄らなくて良いのです。良いのですったら!!」
- むらさき花弁に誘われて完了
- GM名愁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年03月17日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●
「あらあら、可愛らしい依頼主さんなのだわぁ♪」
「こんにちは、大きい人間さん!」
「よろしくね、大きい人間さん!」
にこにこと笑顔を浮かべる『お節介焼き』華蓮・ナーサリー・瑞稀(p3p004864)の周りをリルとレルがくるくる回る。はしゃぐ姿はとてもではないが先ほど魔物に襲われたとは思えない。
「魔物は怖かったろうに、リルとレルは元気だね。アルヴィオンの子達は皆こんな感じなのかな?」
『魔風の主』ウィリアム・ハーヴェイ・ウォルターズ(p3p006562)の問いかけに2人は顔を見合わせた。どうだったかしらと首を傾げる仕草はそっくりで、黙っていればどちらがどちらなのかわからなさそうだ。
「そうかも」
「そうかも?」
よくわからない、と2人。この分だと同族たちが、同族たちの通ってきた門が同じように魔物から襲撃されていることも知らなそうである。
「ふたりとも、災難だったねぇ……無事に帰れるように頑張るから、今日はよろしくねぇ」
『特異運命座標』シルキィ(p3p008115)は2人の飛ぶ高さに目線を合わせる。リルとレルは応じるようにシルキィの周囲を舞った。
「それにしても、また門が襲われるなんて……一体何が目的なんだろう」
森を歩き出しながら『疾風蒼嵐』シャルレィス・スクァリオ(p3p000332)は顎に指を当てる。門には何かがあるのか、それともそこを通ってくる妖精に何かがあるのか。
「私たちを閉じ込めたいのかしら?」
「私たちを捕まえたいのかも?」
「「こわーい!!」」
きゃあきゃあと騒ぐリルとレル──しかしどう見ても楽しそうである。ゼファー(p3p007625)はそんな彼女らの様子に小さく笑った。
「2人ともとっても賑やかさんねえ」
「リルさん、レルさん、お転婆な子達ね」
『おやすみなさい』ラヴ イズ ……(p3p007812)もくすりと笑い、ファミリアーの小鳥から届く視界へ集中する。温度を色として見て、木々の合間に動物の色がないか探すのだ。
ラヴが空からの索敵をする一方、地上はシルキィが。呼び出された猫たちは鋭い感覚で鳴き声や姿を探しに行く。
「獣のような、鳥のようなモンスターであるか……もしかしたらグリフォンなど、合成獣のような類のものであるかもしれんな」
『異世界転移ポン魔王』ルーチェ=B=アッロガーンス(p3p008156)は妖精たちから事前に得ていた情報を元に考察を口にする。最も本物を見て、それでも合成獣か否か判断できるかわからないが。
「フレイムタンさん、いざ戦いになったらリルさんとレルさんの護衛をお願いしたいのだわ」
「ああ、心得た」
華蓮の言葉に『焔の因子』フレイムタン(p3n000068)が頷く。彼が妖精たちを守ってくれると思えば憂いなく戦えるというもの。
けれど『もしも』は必ずどこかに潜んでいる。
「フレイムタンさん、助けが必要なときは、すぐに呼んでね?」
「ええ、助けが必要な時はすぐに呼んで欲しいのだわ!」
「勿論だ。囲まれなどしたら流石に太刀打ちできん」
案じるラヴと華蓮にフレイムタンは苦笑を浮かべ頷く。あともう少し、とイレギュラーズの周りをまわりながら告げていたリルとレルがフレイムタンの頭上へ着地した。
「まあ、ここは良い眺め」
「あら、ここは高いわね」
どこまでもマイペースな双子である。
森の中を捜索していたシャルレィスはラヴに「どう?」と声をかけた。対する彼女はふんわりと首を横へ振る。ウィリアムも植物たちへ聞いてみるが、随分と前に恐ろしいモノが通ったのだと怯えるばかりだ。
「いたよぉ」
不意にシルキィが呟き、緊張感が走る。リルとレルも大人しくフレイムタンの頭に留まったままだ。鋭い嗅覚を持つ者が獣の香りに気づき、直後に臭いを気にしていたゼファーもそれを感じ取る。
(何かが始まる兆候なのか、それとももう始まっているのかはたして……)
『赤染の腕』テレンス・ルーカ(p3p006820)はひとつ首を振って両手それぞれに銃を握った。今は考えるよりも依頼を遂行するのみ。
彼の耳は獣の息遣いを感じ取っている。それがあっという間に近くなってくる様は『向こうが気づいている』ことを示していた。
「さてさて……楽しいお喋りはまた後で、ってことで」
槍を握ったゼファー。蒼の刀身を持つ魔剣を構えたシャルレィス。ラヴが示すままの方向を警戒し、視線を走らせる。
こちらから奇襲をかける余裕はなさそうだが、奇襲されることもない。
間もなくして──イレギュラーズの背中側から吹く微かな追い風へ対抗するかのように、獣たちは姿を現した。
●
「2人とも、安全なとこに下がってなさいな!」
リルとレルに声をかけながらゼファーが飛び出す。獣たちは威嚇するようにその翼を羽ばたかせた。吹き荒れる風は押し流すほどではないものの、気にならないほどのそよ風でもない。しかしそれを押し返すように華蓮の持つ八百万の守護がその力をうねらせた。
肩越しに視線を向けた華蓮は下がったフレイムタンと目が合う。その肩からは身を寄せ合う妖精たちがちらりと顔を覗かせていた。
大丈夫だ、と言うように頷くフレイムタンに頷き返して華蓮は正面を向く。今の役目はゼファーを治療する事、余力で敵を叩く事だ。
「ガンガン行くよっ!」
シャルレィスが敵の懐へと飛び込み、嵐の如き斬撃を放つ。蒼の魔剣を軽く振ると敵の血が地面へ落とされた。すかさずそこへ蛇のように雷撃がのたうちながら敵のみを狙っていく。
「心配はいらないさ。皆とっても強いからね!」
フレイムタンの背後へ隠れる妖精たちへ優しく笑って、ウィリアムは続けざまに雷撃を放つ。流石に敵も無傷ではいられないものの、まずは眼前に立つゼファーへと狙いを定めて襲い掛かった!
軽やかに交わし、背丈ほどもある槍で攻撃をいなし、ゼファーは彼らを翻弄する。テレンスはその中の1匹へピューピルシールを投げた。
(警戒するに越したことはありません)
相手の手の内が分からない以上、何かされる前に封じてしまった方が良い。
ウィリアムが続けて放った雷撃の余韻が残るのか、簡易封印で制限をかけられた獣が唸り声をあげる。しかしどうしようもないと判断したか、他の獣たちと同じように牙を剥いてゼファーへ襲い掛かった。
シルキィはゼファーを狙う獣へ漆黒の糸を伸ばす。絹の糸は穢れの糸へ、触れれば体蝕む病へ。追って後方からルーチェがマギシュートを放つ。
「グリフォンとは少々違うか……? いや、なんにせよ、」
蹴散らすのみだ。
ルーチェは草や根に足を取られないよう意識を配りながら次の攻撃のため魔力を練る。その前方でラヴはふわりと軽やかに木の前へ立ち、祈りの銃弾を彼らへ送った。
(ファミリアーは……いえ)
そちらへ気を配るほどの余裕はない。だが、もしもの際──増援など──には気を付けなければ。
身軽な動きで、けれど小さな傷を重ねていくゼファーはそれでも笑って獣たちを挑発する。
「獲物の血と肉をお求めなら、お生憎様ね。簡単に食われてやる私じゃあなくってよ?」
やれるものならやってみなさい。言外に告げるゼファーへ、獣たちはイレギュラーズの望み通りゼファーに気を取られる。『お前を食ってやる』と言うような瞳には背後の妖精たちも、この先にあるだろうアーカンシェルも全く気にする素振りが感じられない。
傷ついたゼファーをその後方から華蓮が癒す。それを視界に留めながらウィリアムは魔法陣を発動させた。
(あちらは華蓮だけでも大丈夫そうだ)
うねる雷撃を操り、攻撃に回るウィリアム。畳みかけるようにシャルレィスは斬撃を放ち、獣を切り刻まんと剣を振るう。
「少しでもゼファーさんの負担を減らさないとね!」
「そうしてもらえると有難いわね」
敵の攻撃をさばきながらゼファーが応えた。この獣、一撃が重く鋭い。ゼファーほどの技量を持っていても攻撃に当たりたくないと思わせる。
不意に、大きな風が巻き起こった。
草木がざわざわと大きく揺れ、イレギュラーズたちも幾人かを覗いて後方へ流される。そこへ踏み込んだ別の1体が更に強く羽ばたき、風がかまいたちのようにイレギュラーズを苛んだ。
木を支えに吹き飛ばしを耐えきったシャルレィスは、大きく影が差したことに気づいてはっと顔を上げる。
そこにあるのは大きく開かれた、口。
「──っ!」
咄嗟に腕をかざし、次いで激痛が走る。顔を歪めたシャルレィスは空いている手で握った剣を獣へ突き立てた。敵が痛みにシャルレィスから離れると同時、フレイムタンから「もう1体来るぞ!」と声が上がる。シルキィがはっと視線を巡らせれば、戦場へ踏み込めぬ猫たちの姿が見えて。
シャルレィスへ噛みついた獣と入れ違いになるようにもう1匹が現れる。一撃目をフレイムタンが受け止め、すぐさま華蓮の支援範囲へと戻ったゼファーが声を張り上げて引き寄せた。他の仲間たちも自らの適正距離を取るよう位置を調整する。
そこへ奏でられるは神聖なる救いの音色。華蓮を中心に響くそれがシャルレィスたちの痛みを遠ざける。その合間を縫うように、テレンスのディスペアー・ブルーが獣たちへと忍びよった。
絶望の青を歌うそれに苦しみ、もがく獣たち。苛立つように放たれた攻撃をゼファーは受け止め、敗北の運命ごと跳ね返す。
続けて放ったのは師によって教えられた技。それは仲間へと攻撃を繋げていく。攻撃に耐えかねた獣が1匹、地へ沈んだ。
まだまだ、とルーチェが魔弾で他の獣を追い詰めていく。これらを討伐ないしは撃退しなければ、2人の妖精は門へ辿り着くことができないのだから。重ねるようにシルキィが敵の動きを捕えながら氷の鎖を放つ。足元をすくわれた獣の頭上へ小柄な影が差した。
ツインテールを揺らし、宙を舞うラヴ。その唇が動いて──。
「──《流星のポルカ》」
あらゆる角度から放たれる光の弾。魅せるようなステップと共に獣たちは翻弄される。
「言ったでしょう? 簡単に食われてやらないって」
ゼファーが槍を翻し一撃。最後まで仲間を倒れさせぬと華蓮が彼女の傷を癒し、背中を押す。そこへ獲物を狙う鷹の如く、テレンスの攻撃が獣へ突き刺さった。
「赤染の腕の名にかけて、依頼は完遂させていただきます。──私の矢から逃れられるものなら逃れてみなさい」
正確無慈悲なそれは獣へ簡易封印を施し、どれだけ羽ばたこうともイレギュラーズたちを飛ばすほどの威力は出ない。やわく起こされる風の隙間を縫うように、シャルレィスの放った斬撃が空を切って獣へ襲い掛かる。
暴れ、噛みつきにかかる獣たちをゼファーが必死に抑える中、ウィリアムの周囲で魔法陣が一際明るく輝く。鎧をも貫く破壊の力は獣の体に大穴を開けた。
どう、と倒れる獣。残る2匹がじり、と後ずさりながらゼファーを睨みつける。けれど不利と悟ったか。
──踵を返した後の逃げ足は、とてつもなく早かった。
●
「ああ、ここよ」
「そう、ここね」
魔物たちを払い退け、妖精郷の門までたどり着いたリルとレルはほっと安堵の表情を浮かべた。イレギュラーズには大樹に空いたウロにしか見えないが、2人はこれが門なのだと言う。
「また会えると良いね。その時は一緒に遊ぼう!」
「そうだね、また来た時は一緒に遊べると良いな」
シャルレィスやウィリアムの言葉に「喜んで」と頷くリルとレル。
「また会いましょう、大きい人間さん」
「その時は一緒に遊び(悪戯し)ましょうね」
2人は揃ってくるりとイレギュラーズの周りを回ると、木のウロへ飛び込んだ。明らかに行き止まりだったと言うのに2人の姿は途端に消える。
試しに木のウロへ手を突っ込んでみても、勿論何も起こらない。混沌の人間からすればこれはただのウロだ。
「不思議な客人、と言ったところか」
フレイムタンが呟く傍ら、手を振っていたルーチェはその手を下ろす。周りには敵性生物の気配もないようだ。
(あいつらって自然に生まれたものなのかしら?)
逃げていったモンスターを思い出し、ゼファーはふと視線を落とす。
戦闘後に倒したモンスターを観察してみたが、どうにも人為的な何かが絡んでいるような気がする。自然発生とは思い難いが、いかんせん明確な証拠は見つからなかった。
同じように調査したシャルレィスもまた、何かしらの引っ掛かりを胸に抱えていた。
彼らは一体、何が目的なのか。それは他のイレギュラーズも少なからず思っているのだろう。
妖精を無事に妖精郷の門まで送り届け、しかし蟠りを抱きながら──イレギュラーズたちはローレットへと踵を返したのだった。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
お疲れさまでした、イレギュラーズ。
また2人と会えると良いですね。その時は一緒に遊んで(悪戯して)あげてください。とっても喜びますから。
MVPは索敵の工夫を凝らした貴女へ。
またのご縁がございましたら、よろしくお願い致します。
GMコメント
●成功条件
門の近くを蔓延るモンスターたちの撃退
●情報精度
このシナリオの情報精度はC-です。
主な情報源はリルとレルです。信用していい情報とそうでない情報を切り分けて下さい。
不測の事態を警戒して下さい。
●エネミー
・ファルケロフ×4(多分)
獣のような、鳥のようなモンスター。実際にはまだいるかもしれませんが、リルとレルは4体だったと言い張っています。
飛べるかわからないですが、話を聞いている限りは飛べそうな感じがします。しかし双子妖精は空へと逃げることで敵を振りきれました。果たして飛ぶのか否か。
攻撃方法とかはよくわからない感じです。羽ばたかれたら吹き飛ぶかもという証言はあります。
●ロケーション
森です。天候が悪くなることはなさそうです。
木々やその根が障害になることがありそうです。
●NPC
・『焔の因子』フレイムタン(p3n000068)
精霊種の青年。そこそこ戦えます。イレギュラーズからの指示があれば従います。
・リル&レル
双子のような妖精。30cmほどで蝶々のような羽が生えています。
ふわふわしているのがリル、それよりかはしっかりしているのがレル。イレギュラーズがモンスターを退けた後は妖精郷の門から帰るようです。門までの道のりは分かっています。
●ご挨拶
愁と申します。妖精さんたちの帰宅を手伝ってあげてください。
ご縁がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。
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