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シナリオ詳細

俺がお前でお前が俺で! 崩壊必至のトンチキチョモランマごめんあそばせ君の名転校オーバーフロー24時間やっちゃおうTVスペシャル春の特大号!

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●崩壊必至のトンチキチョモランマごめんあそばせ君の名転校オーバーフロー24時間やっちゃおうTVスペシャル春の特大号!
「ワタクシたち!」
「あたしたち!」
 顔を見合わせる御天道・タント (p3p006204)とジェック (p3p004755)。
「私たち!」
「わたしたち!」
 顔を見合わせるヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ (p3p001837)とゼファー (p3p007625)。
「私たち!」
「あたしたち!」
 胸を見比べるフラン・ヴィラネル (p3p006816)とアルメリア・イーグルトン (p3p006810)。
「吾! 吾ァ!」
「ワンワン! ワンワンワンウーーーーキャインキャイングルルルルウウウワンッンワンンワン! グゥオロロロロロワンワン!」
 取っ組み合う咲花・百合子 (p3p001385)とロク (p3p005176)。
「「入れ替わってるーーーーーーーーー!!」」

 Hallo world!
 日常という砂漠にトンチキのオアシスを求める旅人たちよまたやってきちまったのかいこのトンチキプールへ。
 この空間では何が起こっても保証しないしキャラは崩壊するわ文体は崩壊するわなんなら最後に舞台も崩壊するから全てのしがらみを忘れて精神と魂をオーバーフローしちまってくれよな! あとは任せろ!
 それじゃあ始めるぜ! 天上天下ご笑覧、今宵は混沌闇鍋宴なりや!

●特定異常物体『あの女のハウス』
 教会の扉が開き、一筋の光が絨毯を照らす。
 夕暮れ近いステンドグラスはあわく光を散らして、空席だらけの木製ベンチをなでてゆく。
 ベンチの最前列を埋めたのは八人の乙女たちであった。
 右から。
 きらめけぼくらののひと。
 じぇっく。
 酔いどれロシア。
 レズの呼吸。
 おむねのない森のたみ。
 おむねのある森のたみ(母からの遺伝)。
 いぬ。
 びしょうじょ。
「…………」
 中央の壇に聖書を置き、香をたきながら壺をゆらすフードの男があった。
 彼はゆっくりと振り返り、フードをとって顔をさらした。二メートル近い身長と傷だらけの顔と身体。知的な目と屈強な胸板が特徴的な漢である。
 彼はローレットと練達の間で橋渡しを行っている情報屋のひとり、ラルフ・ドングレン。あだ名は人間核弾頭。
 彼が――。
「ンモー! ヤんなっちゃう! アタシこんなの聞いてないんだからネッ! モー! チョベリバ! チョベリバー!」
 くねくねしてこう叫んだ。
 まって、帰らないで。
 いつもはこうじゃないの。

 説明せねばなるまい。
 練達のある廃棄研究区画エピメテウス研究所実験施設跡地にて発見されたマンションルーム型異常存在通称『あの女のハウス』は入室した人間の精神を入れ替え混乱と崩壊によってアレにしてしまうという恐ろしいアレ、アレなのだ。
 だからね、あの、そういうのをメッてするためにね、入った人たちは入れ替わった相手のコトを考えに考えに考え抜いた末に結局キャラをぶっ壊すっていう暴挙に走るとハウス側がむしろ混乱して爆発四散するっていう仕組みなのね。
「要するにィ! みんな入れ替わった相手のキャラをわざと崩壊させれば勝ちなの! 勝ちなのー!」
 そんな作戦に選ばれた八人のうらわかき乙女たち。
 さあ、地獄のタイムが始まるぜ。

GMコメント

■せつめい
 タント・ジェック
 ヴァレーリヤ・ゼファー
 フラン・アルメリア
 ロク・百合子

 上記のペアでプレイングを交換してそれを全く編集せずに投稿するという暴挙にでていただきます。
 この時相棒に『このプレを投稿してね(はーと)』つってプレを送ると思うんですが、相手のキャラをわざとぶっ壊すプレを書いていただきます。
 ぶっ壊していればいるほどよく、逆にキャラ通りだったらパンドラをいただくぞ。ペア双方のな!

 貰った側はそれはもう地獄みてーなプレイングが書いてあるとおもうけどそれをSNSに投稿してダブルピースしたりしてからプレイング送信をしてほしい。
 なぜなら楽しいからだ。

●やること
 ただキャラを壊せっていわれても困るよね。だからこの中でやるべきことを三つ決めておくから、それを守ってください。
 まず『あの女のハウス』に入って貰います。
 ハウスは八人全員がくつろげるくらい広い構造になっています。しました。
 部屋はそれぞれ分かれていて
・回転するベッドルーム
・ミラーボールがまわるリビング
・ひろすぎる泡風呂
・キッチンスタジアム
・精神と時の部屋
 に分かれています。一般的なワンルームマンションの構成だね。あれ日本語がおかしい。
 皆さんはこの場所を使って相手がまあしないであろうことをしてください。
 あとこの部屋には『あの女』っていうアノマリー存在がいるのでそいつをボコボコのボコにしてくだちい。してくだちい。

 まとめるとこうだ。
・部屋を使ってキャラを壊す
・あの女をヤる
 ……アレ? 三つって言ったのに二つしかない!
 じゃあそうだこうしよう。三つ目は相談をして決めてね。
 『絶対にやる三つ目のこと』を一人ずつ宣言して、宣言した『ペア相手』のルールに則ってくれ。

 コレ流れで書いたみたく言ったけど、これってつまり『プレイングを書く相手にルールを一個だけ要求できる』ていうチケットだからな! 上手に使えよ!

 以上だ! 一緒に地獄を楽しもうぜ!

■■■アドリブ度(ギャグ空間)■■■
 この空間ではなんでもアリだ

  • 俺がお前でお前が俺で! 崩壊必至のトンチキチョモランマごめんあそばせ君の名転校オーバーフロー24時間やっちゃおうTVスペシャル春の特大号!完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2020年03月05日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談8日
  • 参加費---RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

咲花・百合子(p3p001385)
白百合清楚殺戮拳
ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)
願いの星
ジェック・アーロン(p3p004755)
冠位狙撃者
ロク(p3p005176)
クソ犬
御天道・タント(p3p006204)
きらめけ!ぼくらの
アルメリア・イーグルトン(p3p006810)
緑雷の魔女
フラン・ヴィラネル(p3p006816)
ノームの愛娘
ゼファー(p3p007625)
祝福の風

リプレイ

●いまのうちに綺麗なもの見といてね
 ご注意。
 このシナリオには頭のどうかしてる美少女たち。お互いの尊厳をグーで殴るかのごときデスマッチ。一周回ってむしろ綺麗な下ネタ。過剰なトンチキ。見るコレステロールなどが含まれます。読後に頭がどうにかなっちゃう覚悟をしてお読みください。

●美少女クロス犬
「吾は美少女! 美少女だよ! 前世はハダカデバネズミ!びしょびしょの美少女だよよろしくね!」
 カメラのレンズに額をゴッゴッてやりながら叫ぶ『白百合清楚殺戮拳』咲花・百合子(p3p001385)。
 テンションあがってレンズをぺろぺろしながら突然ハッて虚空を見上げて停止した。

 ――お花畑の風景でも見てしばらくおまちください――

「ロク殿! 吾集中したい! ほらフランさんからもらったあひるのおまるでおっきいのとちいさいの同時にしたいのにあの女邪魔! ボコしよボコ!」
「ボコ――『墓粉』を語源とする犬語。憎き相手を牙と爪で粉砕した末入った墓までも粉と化す執念と暴力をさす」
 劇画調で語る『クソ犬』ロク(p3p005176)。
「白百合清楚殺戮犬! ロクである!」
 ごめんね『白百合清楚殺戮犬』ロク(p3p005176)。
 ロクは不自然にしめった電柱に顔を近づけスンスンとやると、『マンダム』ってつぶやいて空を見上げた。
「ロードのように滑らかな舌触り……美少女を上げられたようであるな!
 それに比べて『この女』はダメダメのダメである!
 縄張りを取り返したくば己のものを四隅に振りかけてみるがよい!
 吾が確かめるから! 吾が!! 確かめるから!!!!」

 ――お花畑の風景でも見てしばらくおまちください――

 不自然に赤く染まった電柱に顔を近づけてスンスンやるロクと百合子。
「「うーんマンダム」」
 そこまで言うと、百合子はおもむろにあひるちゃんのおまるを脇に置いた。
「さっロク殿! 誇り高きコヨーテならなでなでしようね!」
「吾、コヨーテ! 誇り高きコヨーテ! ンンアアアアーおなかなでられるの好きッ! もっとなでて! もっとなでてー!」
 おなか出してくねくねする犬。百合子はそのハラをよーしよーしとまるくなでた。
「かーらーのー、セイ!」
 ポケットに入れていた真っ赤な骨を投擲。
「ヴェアアアアアア取ってこい遊びするのであるよ!! 投げて投げてッ! 敵将の首とか悪の首魁とか『とって来い』する依頼投げてッ!!」
「いいよーロク殿ほーら美少女のおなかなでなでしていいよー」
「ワーーーーーイ!!」
 仰向けになってくねくねする百合子に肉球押し当ててこねくりまわすロク。
「このおてて撫でにくい!! 美少女フォームに変身していい???? 変身していい??」
「よいぞー」
「ワーイ!」
 ロクは美少女フォームに変身すると、さっき用意したおまるにスッとまたがった。
「…………」
「…………」
 お互いこっくりと頷きあい、百合子もおまるのタンデムシート(?)にまたがった。
 みんな頭の中で好きなイントロミュージックを流してね。
「…………」
「…………」
「「――破ッ!」」

 ――お花畑の風景でも見てしばらくおまちください――

●ガスマスク・クロス・きらめき
 全裸の『ガスマスクガール』ジェック(p3p004755)がいた。
 不自然にさす白い光。
 動画につく『got light get aut(光よ去れ)』のコメント。
 急上昇するイイネの数。
 ゴーグル越しの目がキラーンとひかり、ジェックZは左腕を右肩のあたりにもってってキツネさんをつくるポーズをとった。気になるひとはお風呂上がりに実際やってみてね死ぬほどエロいから。
「オーッホッホッホッ!
 ジェック様も魂のきらめきならばわたくしにも劣りません!
 ならばこのわたくし――!」
 キツネさんを指でっぽうに変える動きで指を鳴らし――

「きらめけ!(1カメ斜め右引き気味)」

「ぼくらの!(2カメ逆斜めどアップ)」

「ジェック様!(3カメ。広すぎるお風呂場の全景込みで)」

「──が! 【泡風呂】であの女をはっ倒しまくりますわー!」
 取り出したショットガンをジャッコンとやってから、後ろ手しゃばしゃばなにかをかき混ぜていた『あの女』へ振り返りざまのショット!
「怯んだところを超必殺忍術ガスマスクカポエイラで一撃必殺ですわ!」
 シャラーといいながら逆立ちして回転するジェックZ。
 ひろがる光。
 動画についく『DVDで光はとれますか』のコメント。
 急上昇するヤバイネの数。
「シャッ!」
 倒立をやめハッケヨイの構えをとりーの立ち会い一手スモウハイキックからの女の襟首を掴んで右の頬をベチコーンした。
「フフーウ……快感ですわ」
「マッテ! じゃなかったまってそれアタシの身体!」
 額に肉って三つくらい書かれた『きらめけ!ぼくらの』御天道・タント(p3p006204)が全力発行しながらジェックZのじぇっくなところを隠していた。
「ああっ、顔がスースーする! ガスマスクのない顔すごいすーすーする! 顔あらえるすごい!」
 水が綺麗! とかちょっと余計な情報まで交えながら、ジェックはひたすらに狂乱していた。
「カレをカエシテ!」
 かたことの日本語で叫びダイブしてくるあの女。
 タントSは両腕をグーにして広げ、高速回転しながらちょっと浮いた。
「うるさい! ゴールデンドリルハリケーン(金髪縦巻御嬢様竜巻旋風髪)!」
「ヘブライッ!?」
 出たー! 横のみならず対空にも当たり判定のあるタント様のゴールデンドリルハリケーンや! これで壁ハメされたプレイヤーは怒りの余り対戦相手にリアルファイトを仕掛けるんや!
「今のキミに構ってる暇ないの! アタシはもっと大事なものと戦ってるんだから」
「それってこのリプレイが公開停止になることですか?」
「マジレスするな!!!!!!!!!! ゴールデンドリルスプラッシュ(金髪縦巻御嬢様華厳滝昇竜髪)」
 出たー! ゴールデンドリルスプラッシュや! 相手を掴んで画面を上下し続ける動きは対戦相手のみならずプレイヤー本人も酔わせ会場を地獄に変えるんやー!
「ぜーはーぜーはー……」
「ワタクシ興奮してきましたワ」
「なあに今になってガスマスク口調になっ――」
 振り返るタントS。
 に、壁ドンするジェックZ。
 顎に指をそえ、息がかかるほどガスマスクを近づける。
「おれんとここないか」

 テッテッテッテレテレテーフッフー
「『じぇっ×たん』カーニバルマスクの奥!」
「ピカピカとでこ光るエンジェル!」
 あの女にたたき込むハイキック。
 ついでにタントSにもハイキック。
「乙女心!?」
「視聴者の期待に応えて輝きを奪うのですわ! そうすればジェックZを隠すものなどありませんわ! このまま挿絵にすれば……ヒューーーーウ!」
「サセルカーーーーー!!」
 二人は泡の立つお風呂に飛び込んでもっこもこととっくみあいをはじめたとさ。

●私の記憶が確かならば、PPPはアイテム一つで体型を変えられたはず
「おーっほっほ、まんまと引っ掛かりましたわねゼファー!
 幾重にも罠が張られた此処が貴女の墓場!
 この場所から社会的に生きて出られるのは私だけと知りなさい!」
 デデーンという効果音と共にせりあがり式のステージから現れる『ガワの綺麗なKR』ゼファー(p3p007625)。
「何処ぞの神は仰いました。
 誰かが右の頬を打つならば……。
 すかさず右の頬を打ち返し、左の頬にもおまけをくれてやれと!
 此方も貴女を道連れにしてやるわ!」
 同じくドライアイスのスモークと共に現れる『レズの呼吸、次の方』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)。
 デーッデ……デーッデ……
 荘厳な音楽と共に階段を下りてきた二人は、キッチンなスタジアムの中央にそれぞれ立った。
「私の記憶が確かならば、今回はデブとポエムの一騎打ちだったはz――」
「ゼファービーム!」
「グワーッ!?」
 両手でこピースによって放たれた破壊光線が直撃。
「ヴァレーリヤバックドロップ!」
「グワーッ!?」
 後ろから組み付いた聖なるバックドロップで地面に突き刺さる『あの女』。
「この家にある高カロリーの食べ物を根こそぎ持って来なさい。
 さもなくばあの桜の樹の養分になって頂きますわ」
 『聖女殺し』と書かれたデリケートすぎる一升瓶をぶんぶん素振りするゼファー。
「同じ物を同じ分量だけ持ってきなさい。そしてその悉くを平らげてやりましょう」
 両手の立てちゃいけない指をダブルで立てるヴァレーリヤ。
「えっでもそれじゃあ矛盾す――」
「ゼファーミサイル!」
「バァボン!?」
 投げつけた酒瓶をくらって鳴きながら出て行くあの女。
 ややあって、二人の前にスーパーカロリーメニューが並んだ。
 ライスとルーとフライ類によってちょっとした塔みたくなったハイカロリーカレー。
 炒飯をベーコンで巻いて砕いたポテチをまぶしてカツ状に揚げたチャベカツタワー。
「フッフッフ、これであなたも明日からデブ界の梅泉。チャレンジメニュークエストを回され続けるがいいですわ」
「ふっ…その呪い、そのまま貴女に返してやるわ。ヴァレーリヤ」

 ラウンド1! レディー……ゴッ!

 さあ始まりました世紀のデブ対決。明日からデブタレントとしてPPPの最前線でデブプレイングをかけ続けることになるのはどちらか!
 実況はわたくしクリスゴリラー。解説は覆面パンツレスラーMでお送りします。まず始まってすぐの状況いかがでしょうか。
「ヴァレーリヤ殿(inゼファー殿)は流石の食いっぷりでありますな。
 日頃から鍛錬によって身体を動かしているだけあって食欲は旺盛。
 一方でヴァレーリヤボディは呑むは寝るわ寄付活動をサボって酒代にあてるわそのたびに聖女殿が完全武装で教会に突撃しては『ヴァレーリヤはいるか!』と叫ぶ毎日しかしそれもウッウッ……」
 今このタイミングでデリケートな話題ださないでもらえますかおーっとご覧くださいゼファー(inヴァレーリヤ)がバターをそのまま喰っている! 
「あれはSel de Mer(セルドゥメール)! 喰えるバターで知られるフランス産バターでそのまろやかかつ濃厚な味わいたるやヒトを瞬く間にブタに変える! 125g千円くらいで売ってるので酒のお供にお勧めなのですぞ!
 さすが乙女をやめているだけはある! 太るつまみにことかかない!」
「フッ、たとえ私が元の身体に戻ろうと、膨らんだ胃袋は絶えず食べ物を求め続ける……私が遺すデブの呪いに悶え苦しみなさいゼファー!」
「あなたこそ、塊鬼将ザーバも吃驚の横幅大横綱ヴァレーリ山に育て上げてやるわ!」
 さあこの戦いの結果や――いかに!!!!!!!

●うるせえイワシ喰わすぞ!
※よく見たら二人のプレが入れ替わってなかったので今から混ぜますね。スイッチオン。ギュイーン

「わーっ!前が見えないよ!?
 おむねで下も見えないよ!?
 散髪しないの!?」
 ばいんばいーんとジャンプしまくる『かつての隠者』アルメリア・イーグルトン(p3p006810)。
「やめて! やめ――やめなさい!」
 自分(?)の乳を横から激しくビンタする『イワ死兆』フラン・ヴィラネル(p3p006816)。
「痛ったああああ!? えっなにこれちぎれるちぎれる! 身体がどっかいっちゃう!」
「持たざる者はいつも『モツ者』の痛みを考えないものよ。あと今思ったんだけどモツ者ってもつ鍋ばかり食べてるヒトみたいよね」
「どうしたのアルちゃんもといフランinアルちゃん。今日は台詞がどうかしてるね」
 フフ、と笑うフラン(inアルメリア)。
 着ていた服をバッと脱ぎ捨てると、ボディコンスーツへとチェンジした。
「ミラーボールといえばそう……ボディコ――なによこの身体あっちこもっちも足りなくて軽く『大きな腹巻き』みたくなってるじゃないのよ!」
「やめてココロまでどっかいっちゃう」
 一方でアルメリアinフランは地面に座ってンググーって背伸び姿勢をとっていた。
「アルちゃん身体硬っ! ぷるぷるやわらかいのに堅っ!」
「インドア派にしては動いてるほうなのよ。ほっときなさい!」
 とかいいながらフランinアルメリアはふわふわのついた扇子を広げディスコミュージックに合わせて踊り始めた。だれかアニメでください。CGアニメで。あとミラーボールのミュージックと聞いても今からエモい男性グループが踊り狂うやつが脳内で流れるんだけどだれか助けて。
「ひい! アルちゃ……ていうかあたしがきわどい格好で踊り始めた! なにこの風景怖っ! もうこうなったら……」

「踊 る し か な い ! ! ! ! !」
 ファーーーーーー! ファッ ファッ ファーーーー!

「あたしアルメリア森の魔術師、深緑出たならマジ仲間だし。
 見聞広めに飛び出たイレギュラーズ、驚いたことはやっぱ深緑のヤバいヤツ。
 外の世界に驚くつもりが、ことのほか身内にばっか驚いてばっかだ。
 おむねのサイズは母親譲りか? だったらフランのママはハラマキか?」
「やめろやめろアタシのママはナイスバディだ。
 ボディコン着たときゃコイノボリと呼ばれた。
 まてやまてやそれって今のアタシのことじゃね?
 やっぱやめだラップバトルいつも出てくるの罵倒。
 おむねのハナシ続けるならこの手で終わらしてやる!」
 ヘイユー! とか言いながら後ろ向きに被った帽子で振り向くアルメリアinフラン。
 それまでターンテーブルいじっていたあの女めがけてへんなポーズをとった。
「くらえアルメリアビーーーーーム!(ただしヒールは胸から出る)」
「グワーーーーー! 癒やされるーーーー!」
「癒やしちゃだめじゃないの!」
 唐突に取り出した秘薬ドエロクナールZを親指でぎぎぎって開くと、フランinアルメリアはぐびぐびとをそれを飲み干した。
 かーらーのー。
「はぁ……身体が熱く。やだ欲望が溢れちゃ……ハッ!」
 両目がカッて輝いた。
「むちむちとないないの幼馴染、これっていい本が描けると思うのよ。どう思う? 『あの女』!」
「ぱーどぅん?」
「大体密室に自分の身体じゃない仲良し4組よ? あっちもこっちも今ごろ謎の光と汁とその他諸々で大変よ。わかる?」
「ぱーどぅん?」

 フランinアルメリアは軍手をはめるとそれぞれ人形にかえて動かしはじめた。
『入れ換わって良かった、だってジェック様の表情が見られるんですもの』
『見ないデ、アタシ……!』

『はやく脱ぐのよほら』
『ろぉしてれすの! まらのみたりまひぇんわ!』

『ハァ!!!!!!!!!』
『ワオーン!キャンキャン!』

「ぱーどぅん?」
「それ以外言えないんか!」
 デェヤ! て言いながら前後にブリッジと四つ這いを拘束で交互に繰り返したのちポニーテールからイナズマを放った。
「グワー!?」

●ハッ……!?
「「夢か!?」」
 ガバッて起きた八人は、倒壊した家屋を一斉に振り返った。
 そこには、思い出したくない記憶しかのこっていなかったという。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 これだからやめらんねぇぜ、この世界は

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