PandoraPartyProject

シナリオ詳細

異世界へ初詣

完了

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●頑張る巫女様
「今年も準備をしないと、来年も大勢の人が来るですよ」
 とある国の、カムヤシロと呼ばれる祭祀施設。そこにはその国が崇める神が祀られていると言われていた。歴史について問えばキリがないが、とにかく神聖な場所である。
「ああもう! 大掃除も終わらせなければいけないのに、手が足りないですぅ!」
 そんな神聖な場所を一人で納めている巫女、谷神・玲奈(やがみ・れいな)は、慌てた様に走り回っていた。
 その理由は単純、今年も僅かになった年が明ければ『初詣』をしに大勢の人が押し寄せてくるからである。
「ええ、毎年のことです。今年も何とかしてみせますよ!」
 大きな独り言を呟きながら彼女は、今日も準備に励むのである。

●和の国の初詣
「さて、今年も残すところあと僅かになりましたね」
 境界案内人であるイヴ=マリアンヌは、今日も本を持っていなかった。どうやら案件ではないらしい。彼女が本を持っていない時は大抵そんなことが多いのだ。
 時が流れるのは早いもので、今年ももうすぐ終わりを告げるのである。
「少し気が早い話かもしれないのですが一月一日、つまりガンタンに祭りのようなものを催す世界があるそうです。良ければ参加してみては如何でしょう?」
 これから訪れる新年を、混沌世界で過ごす者もきっと多いだろう。彼女の誘いは、『その新年を異世界で過ごしてみては?』とのことだった。
「毎年多くの人が集まるそうです。皆様も、楽しい新年をお過ごしください」

NMコメント

 今年も僅かになりました。青銅の勇者です。
 気が早い話ですが、異世界へ初詣に行くのは如何でしょうか?

●目的(以下から好きなものをお選びください。また、複数選んで頂いても構いません)

【1】鈴を鳴らしてお賽銭をする
 初詣では鈴を鳴らしてからお賽銭を入れるのがご作法のようです。
 お賽銭後、二例二拍手一礼でお願い事を捧げます。

【2】おみくじを引く
 結果は神のみぞ知るおみくじを引いて頂きます。
 お持ち帰りは出来ません。必ず結んでから帰ります。

【3】願掛けをする
 一人一枚まで、願掛けをすることが出来ます。
 成就させたい願い事はあるときは是非。

●世界観
 昔の日本のような、和服を着ている人が多い世界です。
 機械が少なく原始的なものが多いですが、衣食住はそこそこ発達しているので住宅街も多いですし、人口もそこそこ多い世界です。

●カムヤシロについて
 大きな神社、通称でカムヤシロですが、近辺の神社はここしか存在しない為、毎年多くの人が初詣に訪れます。
 建物はほとんどが木造なので木の匂いが強いです。また、奥には深い森があるそうです。

●NPC
 今回、境界案内人であるイヴ=マリアンヌと現地人の谷神・玲奈(やがみ・れいな)がカミヤシロに居ます。
 基本的に彼女達単体での描写はありませんが、もし同行を希望する際は2行目にご記載ください。

・イヴ=マリアンヌ
 神社の隅にあるベンチに座って初詣の様子を眺めています。
 キャラ詳細はNMページを参考にしていただければ幸いです。

・谷神 玲奈
 今回神社を収めている巫女さんで、何故か神社が一人経営の為、とても忙しそうに働いています。
 忙しそうなのですが、甘酒を配っている他、厄年の人への厄払い等もしてくれるそうです。

●プレイングについて
 迷子は起きないと思いますが、以下の定型をお守りいただけると幸いです。

 1行目…目標タグ
 2行目…同行者(いない場合は空白)
 3行目以降…プレイング

(例)
【1】【3】
同行者名(p3p000000)
以下プレイング

●アドリブについて
 本シナリオでは、アドリブが多めに含まれることがあります。
 アドリブがNGの場合、通信欄か目標タグの横に一言記載ください。

 それでは皆さん、良いお年を!

  • 異世界へ初詣完了
  • NM名牡丹雪
  • 種別ライブノベル
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2020年01月06日 22時05分
  • 参加人数4/4人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(4人)

アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)
猫さんと宝探し
カレン・クルーツォ(p3p002272)
蝶かげろい
赤羽・大地(p3p004151)
双色クリムゾン
アウローラ=エレットローネ(p3p007207)
電子の海の精霊

リプレイ

●あけまして!
「新年、あけましておめでとうございます!」
「おウ、あけましておめでとうございまス……でいいのカ?」
 この世界の神社。通称『カムヤシロ』の前にて『蝶かげろい』カレン・クルーツォ(p3p002272)と『ホンノムシ』赤羽・大地(p3p004151)は新年が明けた挨拶をする。
 時間は早朝。気温は低く、ちらちらと雪も降っていた。そんな凍える程の気候だが、カムヤシロは初詣に来た大勢の人で賑わっている。
「初詣に来るのも久しぶりだナ……」
 カムヤシロに因縁のような何かを感じている大地は、首を横に振りながら少し怖くなっていた表情を戻す。そんな彼にカレンは首を傾げた。
「どうしたの?」
「いや。何でもない。もう過ぎたことなんだ」
 『兎』。頭の中を過ったそれは、もう縁を断ったのだ。そして何よりここは別世界であり、気にする道理はないだろう。
「それなら良いのだけれど……」
 そう言うカレンも少しだけ浮かない表情をしており。
「初詣……どこかでしたような……ううん、思い出せないわ」
 イレギュラーズにもなれば、初詣とあっても色々ある者も多い様子で。少し考えるような仕草をしていたカレンだったが、彼女もまた表情を戻すのだ。
「兎にも角にも、折角だもの。楽しみましょう!」
 鳥居の前の二人はカムヤシロへお辞儀をすると、鳥居をくぐり中へ入るのだった。

●神様へのおねがい
「冷たいー!」
 カムヤシロの入り口近くで『電子の海の精霊』アウローラ=エレットローネ(p3p007207)は冷たい水で手を濡らしながら呟く。
「あはは……。手水って作法なのですが、カムヤシロに来ていただいたらこの水で魂を清めてもらうのが決まりなのですよ」
 雪が降る程の気候の中の冷たい水は、流石のイレギュラーズも凍えるだろう。お賽銭は必ずこの水で清めてから行うものだと巫女の玲奈は説明するが、冷たいものは冷たい。
 着ている振袖が濡れないように注意を払いながら口をゆすぐ彼女の背後からは他のイレギュラーズが合流した。
「オイラもお願いしていいかな?」
同じく初詣に来ていた『猫さんと宝探し』アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)も、アウローラと同じように水で清めてもらう。
「冷っ!」
 彼を含め、後に来た二人もアウローラと同じような反応をしたのは言うまでもない。

「二礼二拍一礼ってこうでいいのかな?」
 お賽銭箱に小銭が投げ入れられた。
 初詣は初めてなアウローラは周りを少し見て、見様見真似に二回お辞儀をすると、二回手を叩いて再びお辞儀をする。慣れない動作に少しぎこちなくなるが、綺麗な振袖を身に纏った彼女が礼拝をする様は同じく礼拝に来た客が一目置く程、似合っていた。
「“新年もいいことがありますように”」
 それは心の中で。ものの数秒のお辞儀だったが、お願いはきっとカミサマに届いただろう。
そう信じ、アウローラは顔を上げて向拝所を後にする。……が、礼拝の直後にちょっとしたトラブルが起きてしまったのは、神のイタズラかもしれない。
「おっとっと……!」
 初めて着る振袖が少し動きにくかったのか、下る階段で彼女はバランスを崩してしまう。
唐突に迫る地面。なんとか受け身を取ろうとするアウローラだったが、丁度そこを通りがかったイレギュラーズがいた。
「大丈夫?」
 運よくそこに居合わせたカレンはアウローラに気が付くと、咄嗟に抱えて受け止めたのである。
「あ、ありがとう……! 危うくアウローラちゃん転ぶところだったよ」
 イレギュラーズでも転びそうになれば焦るもので、笑顔を保ちながらも内心ヒヤッとしていたアウローラはカレンにお礼を告げながら体勢を立て直す。
 だが、そんなことも一拍子置いてしまえばちょっと可笑しな話に変わるわけで、二人は同時にクスっと笑うのだった。
「これからおみくじを引くのだけれど、一緒にどうかしら?」
「ん、実はアウローラちゃんも弾くつもりだったし、一緒に行こ!」

「……」
 神の御前で鈴が鳴り響き、再び賽銭箱に小銭が投げ入れられた。
 お参り。神に祈っても願いは敵わないし、縋ったって助けてなんかくれない。信じた者が皆救われるとは限らないということを、大地は知っていた。
 だから彼は願うのではない。誓うのだ。
「誰が敵になろうとも、何が襲おうとも、俺たちは必ず生き残る」
 そのためなら手段は択ばない。例え逃げることになろうが、彼の生きる事への執着は波のものではなかった。……元の世界に帰るために。
「……まァ、我ながらカッコ悪いシ、逃げるのは最後の手段にしたいところだがナ」
 大地は決意を表明すると、成れた動作で二礼二拍一礼を行う。もしかしたら、元の世界でも同じような作法があったのかもしれない。
 そして、踵を返すように彼は振り返ると向拝所を後にするのだった。

「……お賽銭はこっちの世界のゴールドでいいのかな」
 少し不安な表情を浮かべながらも、前もって支給されていたこの世界の通貨を握り締めたアクセルは、賽銭箱にそれを投げ入れた。
 彼も『神』という曖昧な存在に願いを聞いてもらう為ではなく、自分の心の中でそれを再確認するべく願いを口にする。
「世界が平和でありますように」
 世界平和。それを願う者はきっと大勢いるだろう。彼もまた、自身の故郷とも呼べる無辜なる混沌世界の平和を願うのだ。世界の人間が全員、幸せであらんことを。

●運気が気になるイレギュラーズ
「えっと。今、小銭あったっけ……?」
 人手不足なこのカムヤシロのおみくじは大きな箱の中に沢山入っており、お金をすぐ傍のミニ賽銭箱に入れて引くセルフサービスになっていた。そんなおみくじ箱の前で、大地は慣れない世界の通貨が入った巾着袋を確認しながらぼやく。
「100ent……って書かれてるから、これで良いんだよナ?」
 少し探すのに時間がかかりながらも目当ての小銭を取り出すことのできた彼はミニ賽銭箱の中にそれを入れると、綺麗に畳まれたおみくじを一枚箱から取り出し捲った。
『時期を考えてはやくあらためすすむがよい 人と人と互いに力合わせてすればよきみちあり けれど悪い道としりつ、進めば悪し注意せよ 苦難に立ち向かう時、己を常に信じ進みなさい』
「吉……か」
 書かれたおみくじを一通り読みつつ、その文面に微笑みながら沢山のおみくじが結ばれた木の小枝に結び付ける。
「しかシ、さすがにちぃと冷えるナ。おーいそこの巫女さン」
「はい、はい! 呼ばれた巫女さんです!」
 忙しそうにしながらも呼ばれた玲奈はてこてこと大地の方へ。
「甘酒、一杯貰えるカ?」
 先程からしていた独特な甘い匂いは玲奈が作っていた甘酒から発せられたものだろう。そうでなくてもさっきから甘酒を配ってきた玲奈は、にっこりと笑って答えるのだった。
「ええ、よろこんで!」

「おみくじの内容はどんなかなー?」
「せーので開けましょう?」
 アウローラとカレンの二人は、引いたおみくじを胸に中に書かれている内容はどんなことかと期待を膨らませていた。
 彼女たちは同時におみくじの留め具を取ると、せーので中身を開く。
「私は中吉と書かれているわ」
 先に内容を口にしたのはカレンだった。
『親類まで災いをして思うに任せず心痛する事多し 何事も時の到るまで天にまかせて 静かに身を慎んでいれば雪が朝日に消えるように楽しい時来たる今は何も控えよ』
 大きく書かれていたのはそんなことで、大まかに言ってしまえば良いことも悪いことも両方あるということだった。
「うーん、つまり今は何もしないほうが良いことがおきるのかしら?」
 神様がそう仰るのなら、きっとそうなのでしょうねと彼女はおみくじを細く畳む。
 籤引きなんかに心が騒めくことに楽しさを感じているカレンは、“お告げだって莫迦にできないもの……“と、心の中で思う。
 そんなことを想っていると、アウローラが自分のおみくじを見て首を傾げた。
「あのね、アウローラちゃんは大吉って書かれてるんだけど……」
『共々に純情を保って愛をかたるなんて 今時ほんとに難しい事です でも愛情運は次第によい気運にむかっています 愛しあっている二人に幸せな花咲く春が開けましょう 円満な結婚を心がけなさい』
 内容に、カレンは思わずクスっと笑ってしまう。
「それは多分恋みくじよ。間違えて引いちゃったのか、紛れ込んじゃってたのかしらね?」
 どうやら何かの手違いで恋みくじを引いてしまったのか、中に書かれていたのは縁談が上手くいくという内容だった。
「えぇー! で、でも大吉だし……いいことがありますように!」
 主に恋愛方面で良いことがある……かもしれないと想像すればそれはそれで面白いとカレンは内心思いつつも、二人は小枝におみくじを結ぶのだった。

●もっとお願いをするイレギュラーズ
「天義でもなければ、混沌世界は祈ることも少ないと思うけど……」
 人手不足なカムヤシロは絵馬の購入もセルフサービスなもので、お金を入れて絵馬を持ってきたアクセルはお願い事を書いていた、勿論、内容は先程お願いした、世界の平和。
 この世界の人でも読めるように、この世界の字面で丁寧に書いた。
「これでいいのかな?」
 絵馬というものは『願いは祈るより書きだした方が叶う』という考えから生まれたもの。アクセルはしっかりと願いを書き記すと、その絵馬を既定の場所に吊るそうと……。
「ああっ! 待ってください!」
 そこに現れたのは、巡回していた玲奈だった。彼女は絵馬を吊るそうとしたアクセルを止めると、筆を持って彼に差し出した。
「絵馬は、名前も書いた方が良いんです!」
 そう。絵馬には願いを書き記すと同時に自分の名前も書いた方が良いとされているのだ。
 言われるがままにアクセルは差し出された筆で絵馬に名前を、改めてかけ直す。その様子を玲奈は笑顔で見届けるのだった。
「叶うと良いですね! 貴方のお願い事!」

成否

成功

状態異常

なし

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