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シナリオ詳細

紅葉温泉へようこそ!

完了

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●目玉はあるのに名物がない
 四季折々に自然が魅せる表情。
 それを見ながら浸かる温泉。
 じっくりと体の奥から温まるだけで、ほっと一息。
「そこまでは良いんだけどなぁ……」
 紅く染まった紅葉を手に、宿の主人が頭を抱える。
「温泉には自信があるけど、それだけじゃ人は来ない……!」
 そう、この温泉宿は人里から少し離れた場所にある。
 別に危険なモンスターが出るわけでもなく、深い森の奥にあるわけでもない。
 ただ、温泉以外に人を呼ぶ魅力がないのだ。
「もっとこう……ここならではの物を使った名物料理……!」
「私らだと良い料理思いつかないし、旅の人にでもいい案ないか聞いてみたら? 温泉入って貰って、案出してもらった料理出して、感想聞けば少しは進展しない?」
「旅の人か……。確かに、俺たちじゃ考えつかないような料理案出してくれるかもしれないし、一泊無料にする代わりにアドバイスくれる人探してみるか」

●名物料理は誰の手から?
「ねぇ、みんなは温泉って知ってる?」
 手に持ったミニハンバーガーを振りながら、フェリーチェは首を傾げた。
「私は知識の上でしか知らないけど、凄く気持ちいいんだよね? で、ちょっと人里離れた場所にある温泉宿が、人が来なくて困ってるの」
 ふらりと寄るには遠くて、温泉宿目的に行くには目玉が温泉だけでは弱い。
「それで、新しく名物料理作ろうとしてるみたいなんだけど、いい案が浮かばないみたい」
 海は遠いが、代わりに山の幸は豊富にあるし、清流も近くに流れているので川魚は取れる。問題はどう調理するか。
「いい案ある人は行ってみない? 後、私も美味しいご飯食べたいな」
 最後、どう考えても自分の要望だよね?

NMコメント

 一気に冷え込んで、温かい物が幸せな季節になりました。
 そんなわけで温泉宿を助けて、温泉であったまりましょう。

●目的
・名物料理を考える
 海鮮類はありませんが、代わりに山の幸と近所で採れた新鮮野菜、お肉は豊富にあります。
 普段は煮るか焼くぐらいしかしないので、新鮮味も珍しさもなく、温泉愛好家がたまにやってくる程度。
 皆さんのアイデアで、旅行者の心を引き付けるような名物料理を考えてあげてください!

・温泉を楽しむ
 名物料理を考えたら自慢の温泉でゆっくりあったまってください。
 今の時期、紅葉が綺麗です。

・名物料理の試食
 のんびり温泉の後は皆さんが考えた名物料理の試作の時間。
 飲んで食べて、ゆっくりとした時間をどうぞ。

●その他
 境界案内人のフェリーチェが同行します。
 温泉にも名物料理にも興味津々なので、呼ばれたらほいほいついて行きます。

 皆さまによる名物料理、楽しみにしています。

  • 紅葉温泉へようこそ!完了
  • NM名ゆーき
  • 種別ライブノベル
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2019年11月21日 22時35分
  • 参加人数4/4人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(4人)

上谷・零(p3p000277)
出張パン屋さん
アーリア・スピリッツ(p3p004400)
キールで乾杯
村昌 美弥妃(p3p005148)
不運な幸運
エル・ウッドランド(p3p006713)
イカダ漂流チート第二の刺客

リプレイ

●名物料理は何になる?
「それじゃぁ、すみませんが何か良い案お願いします」
 ぺこりと頭を下げる主人に、『キールで乾杯』アーリア・スピリッツ(p3p004400)は笑顔で返す。
「みんなで素敵な案を考えるから大船に乗ったつもりで安心して頂戴」
 それを聞いて安心したのか、主人は旅館内を案内していく。
 泊まる部屋は落ち着いた雰囲気でほっと一息つける。温泉も軽く見ただけだが広くて気持ちが良さそうだ。そして厨房には山の幸をメインに、地元の食材が沢山並んでいる。
 試作が終わったらフロントに居る妻に声をかけてくれと言って主人が厨房を出ると、早速何があるか物色し始める。
「色々ありマスねぇ」
 『不運な幸運』村昌 美弥妃(p3p005148)は新鮮な野菜を見て感心したように呟く。
 つやつやとした果物を持ち上げれば、甘い香りが広がる。
「折角の新鮮野菜と山の幸デスし、これを生かしたものが良いデスねぇ」
 何か思いついたのか、美弥妃は使えそうな食材を探しては集めて行く。それを見て、アーリアが瞬きをする。
「美弥妃ちゃんは何作るかもう決めたのぉ?」
「ハイ! やっぱり目を引くのはちょっと珍しい物デスよねぇ? 物珍しさと女性客狙いでグリーンスムージーなどどうでしょうかぁ♪」
 新鮮野菜と果物を使ったグリーンスムージー。なるほど、季節によって材料が変わればそれを目当てにやってくる人もいるだろう。
「あら、良いわねぇ。お風呂上りに一杯飲めば、体の中から綺麗になれそう!」
 ここでしか味わえない温泉とグリーンスムージーによる健康とリラックスの時間。そこに美味しい名物料理が重なれば、女性が食いつくのは目に見える。
「でしょう? 何回も足を運びたくなるような効果が狙えたら面白そうだなぁと思いましたよぉ」
「スムージーか……。あのミニハンバーガーに合いそうだな」
 『イカダ漂流チート第二の刺客』エル・ウッドランド(p3p006713)と一緒に食材を見て回っているフェリーチェのミニハンバーガーを思い出し、あれを名物料理にと考えた『出張パン屋さん』上谷・零(p3p000277)は慌てて頭を振った。
 ミニハンバーガーは何か違う。でも手軽に食べられる料理は良い案だ。フランスパンを使って何か作れないだろうか。
 取り出したフランスパンを前に悩んでいると、アーリアが零の肩を突いた。
「うぉ!?」
 盛大に驚く零に、アーリアは小さく笑う。
「驚かせてごめんなさいね。試作に使いたいから、分けて貰えないかしら?」
 指さすのはフランスパン。どうやら彼女も良い案を思いついたようだ。
「どれぐらい必要なんだ?」
 ひょいひょいと取り出されるフランスパンに、美弥妃とエル、フェリーチェもやってくる。
「一体どこから出てくるのでしょうねぇ♪」
「不思議ですけど、零さんのフランスパンを使ったサンドイッチ、凄く美味しいんですよ!」
「美味しいの?」
 わくわくとした様子の三人に、アーリアがくすりと笑う。
「どこからかは分からないけど、美味しいフランスパンを使った酒飲みらしい美味しい料理、作るわよぉ!」
 酒飲みを自称するほど、アーリアは酒が好きだ。
 美味しい酒と軽く摘まめる美味しい料理。そして隣には大好きな人。アーリア的に至福の一時が過ごせる組み合わせ。
 今日は大好きな人はいないけど、温泉に美味しい料理、そして美味しい酒があればそれもまた幸せ。
「酒飲みはねぇ、かるーく摘める一品が好きなのよぉ」
 そう言ってアーリアは慣れた手つきで料理を始める。
 まずは温泉でさっと茹でた野菜ときのこ、お肉諸々を用意。みじん切りにした野菜とピリッとしたハーブやスパイスを混ぜたソース、さっぱりおろしポンズに塩を用意。後は各々ピックに刺して、好きな味付けで食べて貰う。
「手軽に色んな味で楽しめるのが良いデスねぇ」
「うふふ。それだけじゃないのよ。零くんに分けてもらったフランスパンをスライスして横に添えれば……オリジナルのカナッペ、挟めばサンドイッチになるの!」
 お酒を飲むお父さんはそのままツマミ、お母さんはおしゃれにカナッペ、子どもたちはサンドイッチに。味だけでなく、楽しみ方も沢山あるのは遊び心を刺激される。
「ふふ、フェリーチェちゃんのそれを見て思いついたのよぉ?」
 どうやらこの料理、フェリーチェのミニハンバーガーを見て思いついたようだ。
「分かる。ミニハンバーガー美味そうだもんな」
 フランスパンを使って作れないかと考えた零だが、フランスパンを使った料理はアーリアが考えてくれたので零は他の料理を。
「新鮮野菜や肉があるっていうなら、ロールキャベツとかどうだろう?」
「ロールキャベツ?」
「肉をキャベツで包んで煮込んだ物だ。体も温まるし、この季節にゃぴったりだろう?」
 寒くなって来ると温かい料理が美味しくなる。柔らかくなるまで煮込んだキャベツと豚肉の旨味が合わされば、身も心もぽかぽか間違いない。
「エルは何か良い案あるか?」
「私が考える名物料理は川魚の甘露煮とポトフです」
 野菜、摘まみ、肉と来て、エルは魚を使った料理を提案した。
「山だから海はないけど川はあると思うので、川魚を使った甘露煮を食べたいと思いました。わたしはお酒飲めないので分かりませんがおつまみになると思うし、ご飯のお供にもなると思います」
 酒のつまみになるという言葉に反応したのはアーリアだ。
「川魚の甘露煮なら、何が良いかしら……」
 良く冷えたビールも良いし、熱燗も良い。
 思わずそわそわするアーリアの期待するような眼差しに、行けると確信するエル。
 温泉の後の一杯は、最高のご褒美なのだ。
「ポトフは零さんと被るところもありますけど、これから寒くなってくるので、温かいスープでお腹いっぱい食べられるからです。近くで採れた野菜や山菜と鶏肉を使った具沢山のスープは美味しいと思います」
 温泉と自分が考えた名物料理を食べられるのを楽しみにしているエルは、この後のことを想像してぐっと手を握り締めた。
「どれも美味しそう」
 早く食べたいと笑うフェリーチェに、アーリアがにんまり笑う。
「御馳走も楽しみだけど、その前に温泉よぉ。勿論フェリーチェちゃんも一緒に入りましょ!」
 提案した料理をレシピに書いて、フロントで作業していた女性に声をかける。
「料理の案出来ました!」
 エルが差し出したレシピを見て、女性は感心したように頷く。
「こんな発想今までなかったわ。有難うございます。皆さんに頼んで良かったです」
 にっこりと微笑むと、女性は奥に居た主人に声をかける。
「主人が作っている間に皆さんはどうぞ温泉でも楽しんで下さい。着替えは浴衣がありますけど、どれが宜しいですか?」
 見せられた色とりどりの浴衣に女性陣の目が輝いたのは、言うまでもないだろう。

●ほっこり温泉タイム
「やべぇ……。極楽過ぎる……」
 男湯を貸し切り状態で湯に浸かっている零は、その心地良さにほぅっと息を吐いた。
 普段は狭い浴槽窮屈な思いをしながら入っている分、手足を伸ばし、悠々と過ごせる温泉の虜になっている。
「うちにも温泉欲しい……。せめてこのお湯だけでも……」
 これだけ広ければペットたちがはしゃいでも問題ないし、ゆっくりあったまることが出来る。
「また今度、案内して貰ってこようかな……」
 その時は彼女と一緒に来たいなぁ。と思う零だった。

「紅葉見ながら温泉なんて、贅沢ねぇ!」
 ゆっくりと寛げる温泉。肌に良いお湯。そして用意して貰った冷えたお酒!
「ウフフ。アーリアさん楽しそうデスねぇ。でもワタシも温泉は大好きデスよぉ」
 お酒を桶に入れてうきうきと持ち込むアーリアを見て、美弥妃もくすくすと笑う。
「だって、こんな機会でもなかったら出来ないじゃない! 今日は自分を労わる日でもあるのよ!」
 やりたいことをやって、みんなで楽しく過ごして、美味しいご飯を食べて。
 パーッと過ごそうと笑うアーリアに、美弥妃も頷く。
「温泉の効能がどんなものだか気になりマスけれどぉ、今は旬な紅葉を眺めてのんびりするのがいいデスねぇ♪」
「この温泉は健康と美白に良いみたいですよ?」
 エルが見つけた効能を聞いて、二人は意気揚々と温泉に向かう。だけどその前に。
「温泉入る前に体洗わないといけませんねぇ。温泉と言えば洗いっことか楽しそうじゃないデスかぁ♪」
「洗いっこ、やってみたいです!」
 覗きがないがちらちらと男湯の方を見るが、覗きの気配はない。何故なら零は温泉の虜になっているから。
 四人できゃっきゃと笑いながら洗い合えば、生まれ故郷の話や恋バナになる。恋バナは、主にアーリアによる惚気だったが。

●名物料理のお味は!
 一足先に温泉から上がって涼んでいた零は、やって来た女性陣を見て立ち上がった。
「お待たせしました!」
「丁度涼んでいたとこだから大丈夫。それよりもう料理出して貰って大丈夫か?」
「勿論です!」
 料理を楽しみにしていたエルが頷くのを見て、主人が料理を運んでくる。
 まずはグリーンスムージー。飲みやすくてさらっと飲み干してしまう。
「飲みやすくて良いわねぇ」
 飲んでいる間に川魚の甘露煮と飲み物。アーリアは良く冷えたビールで未成年たちはジュースだ。
「お、こってりだから飯が進むな。美味い」
 普段フランスパンに頼った食生活を送っている零は至福の表情だ。
「ロールキャベツも優しい味で美味しいデスねぇ」
「ポトフも地元の具材いっぱいで美味しいです!」
 野菜と肉の美味みを堪能したら、フィンガーフードを思い思いに食べながら他愛ない話で盛り上がる。
「お客さん、いっぱいくるかな?」
 もぐもぐとカナッペを食べるフェリーチェに、主人と女性は笑顔で頷く。
「えぇ! 皆さんのおかげで光明が見えました!」
 その言葉通り、季節毎に表情を変える温泉と料理目当てに何人ものリピーターがやってくるまでに時間はかからなかった。

成否

成功

状態異常

なし

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