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シナリオ詳細

鉱山名産! スイートファウンテン

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●地理関係の復習ですが
 おおよそ4ヶ月ほど前、幻想の鉱山地帯のど真ん中にとある機械が現れた。
 練達からの密入国(しかも地下経由だ!)を成し遂げたそれは、『鉱物を糖蜜に変換し動力源にする』という冗談みたいな、『地球人』の物言いならクソチートな能力を有していた。
 なお変換効率が高すぎて周りをベッタベタにする余録つきだ。ほんとにクソ迷惑なので虫を呼ぶはイレギュラーズの顔を曇らせるわ甘い物がしばらく喉を通らない後遺症を作るわ、兎に角爪痕だけは盛大に残していったという過去がある。
「ヘンリー・高岡という練達の技術者がその機械を駆って幻想までやってきたのは今は昔といいますか、そういう話だったんですが……考えてみてください。幻想と練達の間には海が横たわっています」
 まあ、そりゃね。練達は島国(国?)だからね。海、あるよね。
 『ナーバス・フィルムズ』日高 三弦(p3n000097)の言葉に、イレギュラーズはうんうんと頷いた。地理の基本だね。わかるよ。
「練達から地下、海底の更に下を掘り進めて来たわけです。あちら側の入り口は封鎖されて久しいですが、こちらはすり鉢状のクレーターの中心にまだその穴が残っています」
 なるほど。何かあるなら幻想側だけがひっかぶるワケね。わかるわかる。
「で、です。海底の深層水的なものが地面を浸透して穴に降りてきて、地下水も浸透して、通路内にみちみちに詰まった糖蜜に触れたら……どうなると思います?」
 いきなりクッソ雑で曖昧な説明になったのは置いといて、水と糖分が混ざるわけなんでえーと。
「まさか……砂糖水か?」
 勿体ぶってイレギュラーズは問う。ああ、分かってたけど、分かってたけどさ。
「はい。今、くだんの鉱山地帯のクレーター部分が池になっています。中は糖蜜と海洋深層水が溶け合った、まあ言ってしまえばミネラルたっぷりの砂糖水ですね。もうちょっと暑い時に出来上がってくれればよかったんですが……まあいいです。これの安全性の確認と、なんなら活用法とかそういったものを調べて試してみてください。基本的に観光6割くらいの気持ちで」
 わあい、あまいものだ。
 イレギュラーズはもう深く考えることはしなかった。ドツボに嵌るので。

GMコメント

 ※このシナリオは「鉱山特攻! スイートドリル」の後日談ですが、何がどうなってんのかは該当シナリオのOPをさわりだけ読めばわかります。
 楽しむためには読まなくてもいいです。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

●達成条件
 甘露噴水(仮称)の活用法とか考えつつ安全性を検証する

●甘露噴水(仮称)
 幻想の鉱山地帯、事件のあった大穴から溢れ出した砂糖水の池。噴水状に水が吹き出しているが溢れることはない。
 地中に埋まった糖蜜に海洋深層水が染み出したものがゆっくり混ざっていったらしい。量は膨大。多分ミネラルとか多い(三弦談)。
 ただただクソ甘ったるい砂糖水なので、それだけでなにかしよう、となると難しいかもしれない。

●注意事項
 本シナリオに限り、一部の非戦スキルの対応範囲が軽率に拡大解釈されます。
 「こんなことも」超あろうかと。

 そんな感じで頭を空っぽにして楽しみましょう。

  • 鉱山名産! スイートファウンテン完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度EASY
  • 冒険終了日時2019年10月05日 23時35分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ノリア・ソーリア(p3p000062)
半透明の人魚
ポテト=アークライト(p3p000294)
優心の恩寵
リゲル=アークライト(p3p000442)
白獅子剛剣
Q.U.U.A.(p3p001425)
ちょう人きゅーあちゃん
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク
ジョセフ・ハイマン(p3p002258)
異端審問官
ロゼット=テイ(p3p004150)
砂漠に燈る智恵
ミルキィ・クレム・シフォン(p3p006098)
甘夢インテンディトーレ

リプレイ

●夢の国はここにあったんだ
「すっごーい! こんなに一杯の砂糖水の池なんてシュガーランドでもめったにないよ!」
「すごい!おさとうのふんすいだー! ヾ(≧▽≦)ノ」
 『チア衣装でジャンプし以下略』ミルキィ・クレム・シフォン(p3p006098)と『ちょう人きゅーあちゃん』Q.U.U.A.(p3p001425)の2人は目を輝かせ、眼前に広がる巨大なすり鉢状の噴水をガン見した。
 ミルキィは故郷の様々な風景を思い出すが、ここまでの量と規模はそうそう思い出せないらしい。『シュガーランド』というからにはさぞや……なのだろうが、ソレを超えるとなれば相当だ。
 Q.U.U.A.はといえば、他の面々がそもそも口にしていいのか? と疑念を持っているところに、早々に突っ込んでいって口をつける始末。いくら元2.25次元の住人だからって躊躇というものがなさすぎる。
「では、私はこの砂糖水の安全性の検証を行うとしよう。主に健康面の……ってあァー!?」
 『異端審問官』ジョセフ・ハイマン(p3p002258)は一計を案じて行動に移そうとしたが、その前にガブ飲みするQ.U.U.A.の姿に愕然とする。大丈夫なのか、と。
「あまい! (´▽`)
 しょっぱい! (>w<)
 すっごくおおい! (>ヮ<)」
 Q.U.U.A.は味にご満悦だったらしく、嬉しそうに顔を上げた。ジョセフは調べる必要ないのでは? と一瞬訝ったが、騙されちゃいけない、彼女は元ホログラムなので人体の影響をなんかするにはちょっと片手落ちだ。
「海には、お砂糖のように甘いものは、ほとんど、ありませんの……それはお砂糖が、とてもよく水に溶けてしまうせいだそうですの」
 『半透明の人魚』ノリア・ソーリア(p3p000062)はそんな感じで、イレギュラーズとして活動するより以前は甘味というものと無縁だった。ゆえに、当然ながら、初めて口にしたそれらの感動を十分覚えていた。
 ……同時に、甘味を食べた時に起きる体への影響も。だからこそ、水が海や川に、万が一流れ込んだときの生態系の影響が気になるのだ。彼女は決意をあらたにすると、準備運動(リジェネレート)を行ってから、噴水の中へ飛び込んでいった。
「ぶはははっ、ノリアも思い切りがいいな! それにしたって、甘味は立派な資源だ! 使えるならしっかり活用しねぇとな!」
 『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)はノリアのそんな姿に頬を緩めつつ、自身の役割を全うすべく準備を始めた。具体的には砂糖の有効活用である。
 塩分込みで濃い味であることを考えると、扱いは簡単ではない……かもしれないが。
「鉱山の一部が使い物にならないのは資産の扱いとしても困るから、商売に回したほうがいい、とこの者も思う」
 『月の旅人』ロゼット=テイ(p3p004150)は淡々と告げると、キャンプ用の調理器具をどこからともなく取り出した。こんな事もあろうかと野外キッチンの準備は万全だったのだ。
 流石はイレギュラーズの精鋭達。あらゆる事態に準備は万全だ。
「ドリルを倒して掃除も終えて無事に解決したと思っていたら……とんでもない置き土産が残っていたな」
 『優心の恩寵』ポテト=アークライト(p3p000294)はかつて、この池を作り出した元凶と対峙したことがある。あの時はドリルを完膚なきまでに破壊、次いで見える範囲の糖蜜は甘い匂いに耐えつつ片付けたはず、だったのだが……物事はなにをとっても簡単には終わらないものである。
「ミネラルの多い砂糖水がありすぎて困る? 何を仰る。宝の宝庫ではありませんか!」
 『死力の聖剣』リゲル=アークライト(p3p000442)は朗らかに声を上げると、ポテトに軽くウインクをしてから作業の準備を始めた。だが、その前に銀の剣を抜き、光を宿らせ目立つことで周囲に集まっていた人々の耳目を集めることも忘れない。
 人々の心に働きかける彼の一挙一動は、結果として人手を要するジョセフの助けにもなるのだ。……なるのだ。
「私は世界の滅びの運命を捻じ曲げる『可能性』を蒐集する特異運命座標……これ即ち、私に協力すれば巡り巡って世界が救われると言う事……。嗚呼、ありがとう! 本当にありがとう! 勇気ある皆様の協力に感謝します!」
 ジョセフは、ここぞとばかりに群がっていた作業員達に語りかけ、彼らのハートを鷲掴みにする。人心掌握術に長けたリゲルの視線誘導を確実に活用していく姿勢は流石というべきか。
 彼(と作業員)の活躍で、この池の安全性は確認できるはず!
 頑張れイレギュラーズ、イケるぞイレギュラーズ! 鉱山の一角に新たな希望を灯すのだ!

●叶わないから夢っていうんですけどね
 ジョセフが作業員達を通して健康管理を行っている間、他の面々は池の中身の活用法……もっと言えばその味をどう活かすか、を考えていた。海洋深層水に飽和ギリギリの糖分が混じったそれは、本来なら塩気と甘味のコントラストで飲めたものではないはずだ。
「このくらいの塩気はしょっぱいうちに入らないから、果汁と合わせれば全然気にならないと思うんだ♪」
 ミルキィは池の水を口に含み、思いの外塩気が少ないことに気づく。……そう、塩気が少ないのだ。現実的な観点からすれば、深層の水なれど海水は海水、飲めたものではない筈だが、なにせここは『混沌』である。糖蜜が大量に混じったことも含め、悪くない状態になっているに違いない。そんなわけで、ミルキィは手にした柑橘類を絞って池の水と混ぜ合わせ、試しにと口に含んでみる。
 広がるのは清涼感と癖のない甘味、仄かな塩気がそれらをまとめ上げている。これなら、飲むだけではなく他の応用も利きそうだ。
「うむ、原液でも悪くないが……若干クセが強いから、2倍くらいに薄めてもよさそうだな。レモン以外にもいろいろ試してみよう」
 ポテトもミルキィ同様、果汁を組み合わせることでより美味しくできないか、と考えていた。準備万端といったふうに取り出されたのは桃、葡萄、林檎、さらに洋梨なども混じっている。幾つか試しに作ると、それを労いとばかりにリゲルへ渡す。口にした彼の反応が如何様なものであったのかは、語るまでもあるまい。
「この砂糖水の濃さなら、乾燥させるよりはシロップの方が便利そうだな! 燃料も節約できるし!」
「液体であること自体が利便性であるから、付加価値がある分好まれそうだ、とこの者は思う」
 ゴリョウとロゼットは、それぞれの道具を使用して池の水を煮詰め、シロップにする案を実行していた。ゴリョウの言葉通り作成は容易だし、なにしろ甘味と異なる味わいが混じっていても、土地柄をあわせてアピールすれば理解され易い。
 さらにロゼットは、これを幻想貴族に売り出すことも考慮に入れていた。幻想はそも、貴族を通じて呈茶の文化が比較的ポピュラーだ。冷茶の類には便利だし、なにより『普通ではない』味わいは好事家にウケやすい。
「祭りといえば林檎飴、林檎飴といえば祭り! 美味い・ビタミン豊富・綺麗で可愛い! 三拍子揃った『飴』に人気が出ないはずがない!」
 リゲルは騎士鎧を脱いで袖をまくると、大鍋にゴリョウ達からもらったシロップをたっぷり流し込み、火にかける。この一手間が簡略化されるだけでも、シロップの価値は高い。
 黄金色に変化したそれを型に流し込み、或いはポテトから受け取った果物をふんだんに使用し、次々と工夫を凝らして飴を作っていく。生来の生真面目さ、熱を上げやすい性格が、ここに来てうまい具合に噛み合った格好だ。
「そーれざっぱーん! えへへ、たのしい! ヾ(≧▽≦)ノ」
 ……で、他方Q.U.U.A.が何をしていたかといえばご覧の通り。料理班が一同に会した場所から少し離れた位置を掘り、区画ごと押し固めて簡易プールにしていたのだ。水着を着た彼女は、そのまま思いっきり飛び込み、思う様泳ぎ回っていたのだ。
「きゅーあちゃん情報網によると、お肌にいいんだって! お肌からとうぶんきゅうしゅうできるから、およいでもつかれにくいよ! 山口さん、そうだよね!」
 ね、と念押し気味に問いかけたQ.U.U.Aに、山口さんはぎこちなく頷いた。いやいやそんなワケあんめえ、などとは決して言えないのである。
 お肌は知らないけどキューティクルに恍惚致命猛毒くらい入っていそうな気はする。ブレイクフィアーよりも真水の洗浄が必要なやつ。
「わたしが、しばらく泳いでも、大丈夫そうなので……きっと、食べたり飲んだりしても問題ない、ですの」
「こちらでも飲んでからしばらく経過を見たが問題なさそうだ! もうめいっぱい作ってると思うが、全部普通に振る舞えるぞ!」
 ノリアとジョセフの(一部他人の)体を張った試行により、より確かな形で池の水すべてが「大丈夫なもの」として確認される。一見して今更感が大きいかもしれないが、ミネラルバランスやphとか色々めんどくさい話で生物が住み着けないとか流れ込んだらヤバい、となったら追加対応に追われることを考えれば、必要な調査だったのだ。
 まあ、そうでなくてもロゼットはいい感じにシロップを次々と梱包しているようだが。
「ジョセフ、お疲れさん! これが礼の品だ、持って帰るんだろ?」
「ありがとう……ありがとう! これは愛する人への土産にしよう! 彼女は甘いものが好きなんだ……!」
 ゴリョウからねぎらいの言葉とともに饅頭その他多様な甘味を渡されたジョセフは、仮面の奥から酷く高揚した声で感謝を告げた。愛する者(性別不明)のことを思い浮かべつつ手にしたそれは、きっと喜ばれるに違いない。
「そうか、ジョセフさんも調査で疲れているだろうし、甘いものは合うかもしれないな! これも持っていってほしい!」
「持ち帰るのは難しいが、これを飲んで一息ついてくれ。その後、リゲルや皆を手伝ってくれると嬉しい」
 リゲルは形も色も様々な飴を、ポテトはその場で飲むためのドリンクを、それぞれジョセフに渡していた。疲労時の甘味というのは言葉以上に効果が絶大だ。絶えずモニタリングのために他者と試行を通わせていたジョセフには、これもかなり効果的だと言えるだろう。周囲の温かさに、彼は涙した。
「……ゴリョウさん、その……尻尾のこれ、取ってほしいですの……」
「うわ、随分とたくさん固まっちまってるな。大丈夫か?」
 大丈夫じゃないですの。ゴリョウの問いに半べそで応じたノリアの尻尾には、細かな塊になった砂糖と塩の混合物が浮いてきていた。もしかしたら、このままではギフトで移動もできないのではないか。何かえらい悪影響があるのではないか……彼女の懸念も尤もだ。ゴリョウはそんなノリアの不安を、繊細な手付きで塊ごと取り除いていく。
「これ、よく見たら琥珀糖みたいですの……鉱山としての機能は、残ってるみたいですので、宝石ゼリーなんか……」
「ゼリー?! 今ゼリーの話した? こっちに試作品があるんだけどゴリョウさん達の意見もほしいな♪」
 ノリアのふとした言葉を、ミルキィは聞き逃さなかった。シロップやジュースをどう応用するかに思いを馳せていた彼女にとって、その言葉は天啓であったようだ。
「ゼリーが作れるなら、果物を入れてもいいかもな。リゲルが作った飴を固める前に混ぜたらいい感じの色にならないだろうか?」
「飴は素晴らしいけど、それだけじゃ物足りない点はあったんだ。アイデアがあるなら手伝うから聞かせてほしいな!」
 更に、そこにポテトとリゲルが交じり、アイデアが湯水のごとく溢れ出す。
 この地を観光地のひとつにできれば、とか、シロップの流通を、というのは、お菓子作りに励むイレギュラーズほぼ全員が考えていたことだ。
 鉱山が半ば使えなくても、それ以上に汎用性の高い商品を流せばいい。それどころか、縁日のような賑やかさを鉱山街に広げれば、雇用の促進にも繋がる。
 ……そこまで盛大な流れにできるかは住民や作業員達次第とはいえ、彼らのアイデア量なら無理はない、と思えてしまうのが不思議でもある。
「沢山の人々を幸せにするのが俺の夢だ。飴……そしてスウィーツは人々の心を繋ぐ地上の星、人類の希望そのものなのだ……!」
 待ってリゲル待って。「愛、そして宇宙」みたいなどこかのパルプ小説みたいな話の広げ方してるよ。その言葉にポテトも無批判でうっとりしないで。突っ込んで。
「この甘味、どうせなら鉄帝に送るテはねえかな? 他の国だと下手に送ると生産関係にヒビ入れちまうけど、これからの季節カロリーが要るあそこなら……」
「たべる! あそぶ! べんきょうする! ついでにおとなりさんもたすける! おさとうテーマパーク、じゃない、おさとうユートピアのかんせいだー! (>ヮ<)」
 Q.U.U.A.はゴリョウの提案に乗っかり、盛大にはしゃいでみせた。
 ユートピアになり得るかはともかく、鉄帝に流せるなら悪い考えではなさそうだ。大規模な流通ができるか、それは今後の懸案になりそうだが……悪い話ではないだろう。
「そこまで甘味の楽園になるのなら……彼女を連れてきたらたいそう喜ぶのではないか……!?」
 ジョセフ、愛する人の嗜好と今進みつつある話を総合し、すごい可能性に辿り着く。これは男として株を上げる一大チャンスなのではないか。実現できたらとんでもないことになりはしないか――?!
 彼の密かな企みが今後芽吹くか否か。それは多分、イレギュラーズが人々に配った甘いもの次第かもしれない……。

成否

成功

MVP

ロゼット=テイ(p3p004150)
砂漠に燈る智恵

状態異常

なし

あとがき

 お疲れ様でした。
 想定以上の話の広げ方にドキドキしています。けど皆いいなあこういうの好きだよ。
 あとスイーツ(意味深)な展開になりそうなのにスイーツ(物理)になってる展開もいいと思います。
 MVPはここぞとばかりにアシストパスを出した貴女に。

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