PandoraPartyProject

シナリオ詳細

<クレール・ドゥ・リュヌ>猛き願い

冒険中

参加者 : 8 人

冒険中です。結果をお待ちください。

オープニング

●聖者は二度死ぬ
 天義、首都。フォン・ルーベルグ――。
 厳粛なりし聖都市、その夜の静寂を切り裂くように、怒号と、建築物の破砕音が鳴り響いた。
 下手人は、貧民街に住まう幾名かの男たちであった。男たちは夜陰に乗じ、天義教会に所属する、一人の司教の邸宅を襲撃。屋敷にいた司教の家族、使用人、ペットに至るまでのすべてを殺しつくし、そのまま屋敷を占拠。そして夜が明けるに至る――。
「という事で、突入前に、皆さんのお仕事と現在の状況についておさらいしましょう!」
 その屋敷の門前にて。『小さな守銭奴』ファーリナ(p3n000013)は、作戦に参加するイレギュラーズたちの間をふよふよと飛び交いながら口を開いた。
 まずは、現在の、全体の状況を説明しよう。現在、天義の首都、『フォン・ルーベルグ』を中心に、狂気に侵された人による事件が多発し始めている。
「レオンさんがざんげさんに確認したことには、なんでも、この事件に関連しての<滅びのアーク>の急激な高まりは、以前の『嘘つきサーカス』の件を思い起こさせるほどだとか」
 そして、今回の事件における『狂気の源泉』とでもいうべき存在――そう推察されたのが、ここ最近の天義を騒がせている『黄泉がえり』した人間だ。
 死者がよみがえる――それもアンデッドではなく、在りし日の姿そのままで帰ってくるという、有り得ぬ奇跡。ある意味で信仰の冒涜であるその現象は、しかし敬けんに生きてきたフォン・ルーベルグ市民ですら完全に否定しきることができぬほどに、魅力的な奇跡であったのだ。
 邪教の奇跡を否定するネメシス指導部ではあったが、如何に強き信仰の言葉とて、人の心を濡らす、甘い蜜を、完全に拭い去ることはできない。そして、それが人の心に少しずつ、浸透していくことも。
 その様を愚かとは言えまい。人は弱い。故に信仰を胸にするのだから。ましてや、目の前では確たる証拠が笑いかける。それを否定し、捨てることなどは、容易い事ではない。
 そしてそれを利用しているのであれば――なんと下卑た行いか。
「ここ最近の蘇り事件に関しては、皆さんも多くの事件を解決なさっています。それだけ潜在的な爆弾の解除に成功したっていうわけです。もし皆さんが事件に取り組んでいなかったら、もっと大規模な事件になっていたはずです」
 むむ、と唸りつつ、ファーリナ。実際イレギュラーズたちの働きがなければ、惨劇はさらに拡大していただろう。
「以上が、現在の天義の状況。そしてここからが、今回皆さんが解決する事件についてになります」
 前述したとおり、貧民街の住民による暴動が発生し、天義の司教邸宅が襲われている。司教以下、家族から関係者まで皆殺しにされ、下手人である暴徒たちは、未だに邸宅にて籠城を続けている。
「その中心人物であるのは、被害者同様、天義の司教であった『モーリッツ・ランゲンバッハ』なる人物です。被害者とは、思想的な問題で度々対立していたようで……と言うのもこの方、天義の司教内でありながら、貧民たちなどの、いわゆる『天儀式にみて不道徳な民』たちの救済に心血を注いでいた人物なわけですね。ですが。彼は先月、病死しています」
 その死に不審な点はあれど、少なくとも死亡したことは間違いない。遺体は適切に埋葬された。
 だが――つい先日、彼は突如として貧民街へと、ふらりと現れたのだという。そして、貧民たち自らの、正しき地位を勝ち取るために戦う事を説いた――。
「間違いありません。彼は黄泉がえり――狂気の感染源でしょう。彼は賛同した住民たちと共に、被害者宅を襲撃しました。そして同時に――彼が、私たちへ仕事を依頼した張本人でもあるわけです」
 彼らが邸宅を襲撃するほぼ同日、ローレットに一通の封書が届いた。
 差出人は、モーリッツ・ランゲンバッハ。内容をかいつまんでみれば、こうだ。
 ――おそらく自分は、人々を扇動し、何か悍ましいことをしでかそうとしている。
 だが、それを止めようとも、諫めようとも思えない。そう考えるという発想が思い浮かばず、かろうじてそこに思考をたどり着かせることができたとしても、砂漠の蜃気楼のように想いは消え失せ、気づけば住民たちに暴力の言葉を投げかけているのだ。
 こうして手紙を書くそれ自体が、今の自分には耐えがたき苦痛である。獄卒に鞭うたれるかのごとき痛みが身体を這いまわる。今はかろうじて正気を保てているが、それももはや時間の問題だろう。
 依頼は二つ。自分――モーリッツ・ランゲンバッハを殺害すること。
 そして、自分についてきてしまった哀れな人々を、可能な限りでよいから、命を奪うことなく止めてほしい事である――。
「封書にはいくつもの傷と、書き損じ、そして血が染みついてました。恐らく想像を絶する苦痛の中、私たちへの手紙をしたためたのでしょう。……さて、状況はお分かりですね?」
 ファーリナの言葉に、イレギュラーズ達は頷いた。
 これより屋敷に突入し、貧民たちを無力化。
 そして、モーリッツ・ランゲンバッハを見つけ出し、止める。
 ――イレギュラーズ達は意を決し、屋敷を臨むのであった。

GMコメント

 お世話になっております。洗井落雲です。
 狂気に犯された人々を突破し、その源泉を討伐してください。

●成功条件
 全ての敵を無力化(生死は問わない)し、『モーリッツ・ランゲンバッハ』を殺害する。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

●状況
 貧民たちが占拠した、天義司教の屋敷が舞台です。
 木造建築の三階建て。部屋数は大小合わせて15。結構広いです。
 一階に七つ、二階に五つ、三階に三つの部屋があります。すべての部屋に窓はありますが、すべてカーテンで仕切られており、中の確認は難しいでしょう。
 貧民たちは、各階に分散し、2~3名ほどの小隊を組んで行動しています。
 標的であるモーリッツ・ランゲンバッハは、二名の護衛と共に、どこかの部屋に潜んでいます。

●エネミーデータ
 貧民 ×20
  特徴
   暴徒と化した貧民たちです。基本能力値はイレギュラーズには及びませんが、狂気に当てられているせいか、EXFが高く、倒れにくくなっています。
   スキルは、鈍器を利用した近接物理攻撃と、クロスボウを利用した中~遠距離物理攻撃を使用。
   基本的に2~3名セットで行動しています。必ず、近距離スキル使用者1~2名と、遠距離スキル使用者1名の組み合わせで活動します。
   彼らの生死は問いません。また、今シナリオに限り、不殺の意思を示していれば、【必殺】属性の攻撃を行わない限りは、戦闘不能=気絶という判定処理を行います。

 護衛貧民 ×2
  特徴
   モーリッツ・ランゲンバッハを護衛する貧民です。
   特徴自体は、上記貧民ととくに変わりはありません。基本能力値は低く、EXFのみ高くなっています。
   使用スキルは、どちらも近接物理攻撃を使用。また、ブロックも積極的に行います。

 『猛き願いの』モーリッツ・ランゲンバッハ ×1
  特徴
   上記護衛貧民と共に、どこかの部屋に潜んでいます。見つけ出し、確実に排除してください。
   高いEXFを持ちますが、それ以外のパラメーターは平凡なもので、反応は特に低いです。
   使用スキルは、
    近距離~中距離をカバーする神秘属性単体攻撃。
    近距離~中距離をカバーする回復スキル。
   を使用します。
   また、以下の特殊スキルを持ちます。
   『原罪の呼び声:衝動』
     モーリッツ・ランゲンバッハの行動開始時に自動発動する。
     モーリッツ・ランゲンバッハからみて中~遠距離に位置するすべてのイレギュラーズを対象とし、『ダメージなし、BS抵抗値補正=+30』の特殊抵抗判定を行う。
     判定に失敗した対象に『怒り』を付与する。

 以上となります。
 それでは、皆様のご参加お待ちしております。

  • <クレール・ドゥ・リュヌ>猛き願い 冒険中
  • GM名洗井落雲
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 出発日時2019年05月18日 23時59分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険中です。結果をお待ちください。

参加者一覧(8人)

マグナ=レッドシザーズ(p3p000240)
緋色の鉄槌
焔宮 鳴(p3p000246)
緋焔纏う幼狐
ラダ・ジグリ(p3p000271)
静謐なる射手
亘理 義弘(p3p000398)
義に篤く
巡離 リンネ(p3p000412)
魂の牧童
マカライト・ヴェンデッタ・カロメロス(p3p002007)
かくて我、此処に在り
グリムペイン・ダカタール(p3p002887)
わるいおおかみさん
華蓮・ナーサリー・瑞稀(p3p004864)
お節介焼き

PAGETOP