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シナリオ詳細

地下水路を逃げ回る暴走鉄壁メカ

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●地下水路で暴れ回るロボット
 練達……探求都市国家アデプトの街中。
 この地では、様々な科学者達が日夜様々な研究へと打ち込んでいる。
 その内容も幅広い。
 混沌の謎を突き止めることや、旅人が元の世界に戻れる方法の模索といった学術的なもの。
 混沌だからこそ可能な技術の研究。元の世界における物理法則、魔法の可否などもあり、混沌でこそ利用可能な技術の探求。
 逆に、混沌で利用できない技術。元の世界で使えたはずのものを、どうにかして使えるような物理法則を解明しようとする者もいる。
 そんな彼らが夜中に研究を続けていると、足元から何やら音がしてくるのに気づいて。
 ガション……ガション……。
 練達で地下室を持つ者もいるにはいるが、その音はさらに地下から聞こえてくる。
 どうやら、ロボットが歩き回る音。
 しばらくの間、それを気にすることなく、人々は過ごしていたものの、日を追うごとにその頻度と音量が上がって。
 ガションガション……ガションガション……!
 しまいには、絶え間なく音が鳴り響くように。
 ガションガションガションガションガション!!
「「「だあああ、じゃかあしいわああああ!!」」」
 さすがに昼夜問わず聞こえてくる騒音に我慢できなくなり、研究者達はその原因を除去すべく、幻想ローレットへと出しに向かうのだった。

●暴走ロボット鎮圧依頼
 練達の街中。
 ローレットから派遣する形でやってきたイレギュラーズ達を、『穏やかな心』アクアベル・カルローネ(p3n000045)が出迎える。
「お疲れ様です」
 彼女が待ち合わせ場所として指定していたのは、とあるコーヒーショップ。
 練達の研究者、学者達は日々、寝る暇を惜しんで研究に打ち込む。
 そんな中で、コーヒーというものはちょっとしたブレイクタイムであり、散漫になりかけた集中力を取り戻させる。
 もちろん、こうして依頼に当たるイレギュラーズ達も同様。
 コーヒーが苦手な人には、果実ジュースも振舞ってくれるので安心だ。
「それで、依頼なのですが」
 注文した飲み物を口にするメンバー達へとアクアベルが依頼の説明を始める。
 なんでも、練達内のとある区画で騒音騒ぎが起こっているのだという。
「調べているうちに、とある機械技師が壊れたロボットを、地下水路へと放棄していることがわかりました」
 数は3体。当事者は数日に分けて1体ずつ、始末に困ったロボットを地下水路へと捨ててしまったらしい。
 そのロボットの特徴から犯人はすぐに割れ、中年の男性機械技師が特定された。
 反省した機械技師は自らの手で捕まえようとしたのだが、ポンコツながらも微妙な性能の良さが災いし、捕まえるのが難しくなってしまったようだ。
「一定の区画のみ暴れ回っているようなので、範囲の特定はたやすいのですが、いかんせん抑えるべきロボットのスペックがですね……」
 まず、状態異常が効かない為、動かなくして捕えることが難しい。
 さらに、危機を感じるとダッシュして逃げるという機能が付いている。
 ――なんで、機械技師はこんな仕様にしたんだ。
 イレギュラーズ達も皆、呆れ気味ではあるが、放置していると人々が騒音で不眠症になるなど被害は大きくなる一方だ。
 アクアベルはロボットの仕様、スペックと、街の水路についての簡単な情報を参加メンバーへと手渡して。
「どうか、このロボットの鎮圧を願います」
 できるなら、このロボットを破壊せずに捕えてほしいというのは、依頼人、騒音に悩まされる研究者達。
 今までの分、思いっきり憂さ晴らしでもするのかと思いきや、その動力など中途半端に高性能な技術を分析するとかいうから、研究者達は分からない。
 ともかく、イレギュラーズ達は騒音騒ぎの解決の為、ロボットの撃破、あるいは確保へと当たるべく、地下水路へと向かうのである。

GMコメント

イレギュラーズの皆様、こんにちは。
GMのなちゅいと申します。

●目的
全てのロボットの撃破、または確保

●敵……ロボット×3体
 どこかポンコツ感漂う1m強程度の大きさをした赤い塗装の人型ロボット。一応、電力の類で動いているようです。
 状態異常が効かず、ブーストダッシュして水路を逃げることがありますので、うまく対処する必要があるでしょう。

 以下のスキルを使って攻撃してきます。
・突撃(A)物近短・防無
・暴れ回る(A)物近範・足止・飛
・ビリビリ!(A)神遠貫・ショック
・ブーストダッシュ!(A)自単・2回行動・移動のみ可能
・鉄壁ボディ……(P)BS無効

●状況
 練達の地下水路で、暴走ロボットが騒音を立てながら移動し続けております。
 破壊しても構いませんが、破壊せずに確保すると依頼主は喜びます。
 中央で南北に走る大きな水路(幅は5,60mほど)があります。
 南北300m程度でそれぞれ柵があってそれより先は移動できない為、その範囲内をロボットが移動しております。
 なお、その水路の東西へと幅1人分の細い水路が伸び、町の地下へと張り巡らされています。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

それでは、よろしくお願いいたします。

  • 地下水路を逃げ回る暴走鉄壁メカ 完了
  • GM名なちゅい
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2019年05月18日 22時10分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

マグナ=レッドシザーズ(p3p000240)
緋色の鉄槌
電源ぐらい切ってから捨てろや!!

・戦闘前
ロボットを破壊せず確保するために、機械技師から電源の切り方を聞き出します
(スイッチの位置、バッテリーの外し方等)

「…そもそも何のために、んなロボット作ったんだよ」
(七面倒な性能にしやがって!)

・戦闘
ひとまずは捕獲を目指して戦います
地下水路の明るさが不明なので、念のためカンテラを持っていきます

1. まずは敵1体を包囲します
 敵が2体以上固まっていたなら、"ロックバスター"等で攻撃して一旦逃げさせて、
 1体だけになったところを包囲します

2. 包囲したら、撃破しない程度に攻撃し、捕獲します
 自分は遠距離攻撃と、メガ・ヒールによる前衛の回復をします。
 最初はロックバスターによる攻撃をメインに行います。
 「止まりやがれこのポンコツがぁ!」

 敵の動きが鈍くなる等、ダメージが溜まってきた様子になったら、
 攻撃は他のメンバーに任せ、自分は回復を行います。

 敵の"暴れまわる"等で前衛の包囲から逃げられた場合、
 機動力の高さを生かして敵の進行方向に回り込みます
 「くそっ、逃げてんじゃねえ。ぶっ壊すぞ!」
 
 また、1体を捕獲しようとしている最中に他の敵が近づいてきた場合、
 捕獲を前衛に任せ、そちらと交戦します

3. 全機捕獲するまで、1、2を行います

セララ(p3p000273)
魔法騎士
愛と正義の使者、魔法騎士セララ参上!
ロボ!夢があっていいよねー、ロボ。合体機能とか無いの?あと自爆スイッチ!

・事前準備
地下水路のマップ入手。ロボの停止法やら弱点を制作者に聞くよ。
地下水路ではバリケードや罠の作成を手伝うのだ。ワイヤートラップとか。
必要な道具はこんなこともあろうかと!で出しちゃうのよ。

・作戦開始!
灯りの魔法で光源確保。
水路を走るロボを待ち伏せて挟み撃ちしたり、罠に追い込んで戦闘開始!
基本は前衛でマークしながらセララスペシャル。
あるいは、ロボ停止に有効な行動を取る。
道具が必要ならこんなこともあろうかと!工具一式だよー!
ロボが複数の場合、残り1体になるまでロボが逃げても気にしない。
残り1体になったら攻撃をやめてブロックに回るよ。レストとボクで前後からブロックで挟むのだ。
「逃がさないよー。覚悟してね!」

ロボが瀕死になったら不殺のセララパニッシュメントで攻撃。
これで壊さず停止や電源OFFしちゃうのだ。
あとはこれを繰り返して3体とも止めちゃうよ。

戦闘の合間にはブレッシングウィスパーを自分や仲間に使ってAP回復だ。

パンドラ使用。


・戦闘終了後
依頼主に報告するときは性能評価。
実際に戦ってここが強かった、すごかった。
ここは改良の余地があるよ。なんてね!
今回は暴走しちゃったけど、すごい可能性を秘めたロボだと思うの。だから次も頑張ってね!
あ、ちなみにコレ何のロボ?戦闘用ロボ……だよね?
アラン・アークライト(p3p000365)
勇者の使命
【心情】
鉄のカラクリか…
こんなもんよく作れるもんだよな。感心するぜ
うるさく無けりゃな!

【行動】
事前準備として、ベンジャミンの手伝いをする形でバリケードや罠の設置をしよう
詳しいことはよくわからんからな
リンネの指示に従いつつ力仕事を担当しよう

戦闘が開始したら、光源を頼りに罠に追い詰める形で攻撃を開始しよう

基本は攻撃集中+【蹴撃】で攻撃しつつ、相手がまだピンピンしてる場合(HP50%以上)は攻撃集中+【アクセル・ジャベリン】で装甲をぶち抜いてやろう
ただし、重要な機関をぶち壊さないように、手加減してやろう

「鉄壁だろうがなんだろうが、こいつの前じゃあ…紙切れも同然よ」

敵が孤立し、レストとセララがブロックを開始した時はブロック対象のロボットの側面を囲む形で陣取ろう
もしセララかレストが【飛】スキルで飛ばされたり、他の要因でブロックが外れた場合、そのフォローをする形でブロックしよう
その際は上手いこと場所を調節して、前後で取り囲むように出来りゃ良いな

「オラオラァ!ぶち空いた所に蹴り入れられるのは痛ぇよなぁ!?」

これを3体に繰り返して、1体でも確保できりゃ御の字だな
さぁて、お仕事だ。せいぜい頑張るぜ

【戦闘後】
やっぱり地下水道ってのは熱がこもってやだな…
バリケード類の片付けがクソめんどくせぇし…
おい、そこのロボット再起動してこいつらにやらせることってできねぇのか?
流石にダメか…

パンドラ使用
アドリブ歓迎
巡離 リンネ(p3p000412)
魂の牧童
まあ研究成果だからねー
可能な限り壊したくないという気持ちもそりゃわからないでもないね
尤も、それで苦労するのは今からなんとかしようとする自分達なんだけどね
とはいえ、可能ならばって言われてるわけだし。可能にしようとがんばってみようね、うん
まあ、なかなか苦労はしそうだけどね


事前に罠を張っておいて拘束をねらうよ
ロープによる転ばせ罠、捕獲罠。そういった拘束系罠を重点にロボの進路を予測して設置しておくよ
自分は主に罠を張る人のアシスト。戦略眼でロボの行動ルートを予測し、少しでもかかりやすい位置を割り出して設置位置に口を出させて貰うね

ロボと交戦時は主に支援を行うよ
基本的に仲間からレンジ2範囲の後衛位置にポジションを取り、エスプリ効果の範囲に収めておくよ
その際は出来るだけ前衛から直線上に立たないように気を付けるよ
初手に赤の熱狂を使用、そこからは攻撃を受けた相手にヒールオーダーを使用
ショックを受けた仲間がいた場合は超分析を使用するよ

ロボを追いこんで、ブーストダッシュを使用して逃走する場合のルートを絞り込むように立ち回るよ
逃げた際に捕縛罠のほうへ向かうように、エネミースキャンで常に様子をうかがっておき逃走の気配があった場合はルートを塞いで進路を絞るね
相手が罠の方向に逃走し、かかるように追い立てていくよ
出来れば壊さないとは必ず壊さないの意味、ぐらいのつもりで捕獲に向けて努力していこうねほんと

パンドラ使用
アベル(p3p003719)
未来偏差
○目標
敵ロボの破壊、一体以上の鹵獲

○事前準備
皆さんのバリケードや罠の手伝いをしましょうか
専門技術はないのでリンネちゃんの指示を聞きながら力仕事でもやっておきます

○戦闘

「さて、コイツを使うときが来ましたか」

いつもならば使い慣れた銃で高命中からの異常状態を付与し戦うのですが……
今回の敵は厚い装甲やその性能からそれがやりにくいようですね?

なので最近入手した新兵器を投入して勝負しますか
トランクケースにしまい込んだデカブツを組み立てて伏射の姿勢で構えます
こいつの扱いには慣れていませんので致命的なミスが出るかもしれませんが
それを差し引いても余りある無類の破壊力がありますよ(物理700以上 三割以上でクリティカル)
今回はそれに賭けてみますか、分の悪い賭けではないですよ

その名の通り、全ての困難をも障害をも撃ち抜く一撃をお見せしましょう

作戦は皆さんに合わせます
ブロックで動きを塞がれた敵を優先して攻撃
【プラチナムインベルタ】【オレンジキス】を距離に合わせて

基本的に遠距離からの攻撃を試みます
鹵獲をお好みだという事ですので細かいダメージ操作が苦手な俺は敵が瀕死なった場合
相手の逃走経路を塞ぐように援護射撃をしておきましょう
俺には【インターセプト】って技がありますし

○戦闘後
戦闘後にはきちんと罠とバリゲードを片付けておかないといけませんね?
ま、雑用を美女たちにやらせるわけには行きませんし、男性陣頑張ってことで
レスト・リゾート(p3p003959)
夢色観光旅行
みんなで練達の子達の静かな夜を取り戻しちゃいましょう~

■事前準備
ベンジャミンちゃんが東西の通路を塞いでくれるみたい
おばさんも近くにロープで罠を仕掛け、場所は皆に教えましょう~
ロープの輪に足が引っかかると、輪が締まって宙吊りになっちゃうのよ
リンネちゃんの指示にも従うわね~

■戦闘
アクアベルちゃんの情報だとロボは危なくなったら逃げちゃうみたいね~
それを利用してロボが1体になるまで逃げても追わずに戦うわ
950以上体力が減った子が居ればミリアド
それ以外はフォースオブウィルね

ロボが1体になったらセララちゃんとロボの前後をブロック
旅行鞄を押し付けて動きを封じるの
「こらこら~、暴れちゃダメよ~」
他の子はロボを中心にふんわり包囲する様な位置取りで、待機を駆使してロボの後に行動
暴れ回るでブロックが外れても即ブロックでフォローしてくれるはずよ
主行動を消費する暴れ回るの後には【副】が無いブーストダッシュは使えないのを利用するわ

【飛】で吹き飛ばされたら、以降はロボを包囲する様な位置取りで、待機を駆使してロボの後に行動
ブロックが外れたら即ブロック、それ以外の場合は950以上体力が減った子が居ればミリアド
余裕があればフォースオブウィル
弱ってきたら電源を切る、又は壱式『破邪』で弱らせてロープで捕獲を試みるわ

これを繰り返して全部捕まえちゃうのよ

■おしまい
練達の子達が、心地良く夢を見れます様に…

※復活有アドリブ歓迎♪
アルム・シュタール(p3p004375)
堅牢なる楯-Servitor of steel-
鋼の身体と言いますト、少々親近感がわきますわネ。
ト言ってもワタクシの場合ハ殆ど腕だけですガ。
ともあれ彼らに罪は無いようですシ、
用意したお茶が冷めぬうちに皆様ニ
振る舞いたい所ですワ。

・事前準備
地下水路は光源が充分でない可能性を加味しテ
『南瓜ランタン』を用意して参りまス。
事前に罠とバリケードを設置する際ハ
リンネ様の指示に従いつつ
出来る限りお手伝いをいましましょウ
これでも力仕事は得意ですのヨ?

・戦闘
パンドラ使用可
罠やバリケードで足止めした対象を
ツーマンセルのブロックで足止め、
不殺スキルで1体ずつ無力化して行く作戦。
ワタクシとアラン様はセララ様とレスト様のブロックから
対象が抜け出した際、対象に再度ブロックをかけるバックアップ兼
ブロックが持続中は不殺で攻撃する。
と言った立ち回りを致しまス。
味方をかばう事も必要であれば勿論致しますヨ?
エスプリにてショックを無効
防無はHPを盛る事で対応とト
抜かりはございませン。

使用スキルは『ノーギルティ』で不殺攻撃
HP回復に『深呼吸』
APが不足した場合は
『血意変換』で回復致しまス。

・戦闘後
労いも兼ねまして皆様にとっておきの
紅茶と手作りクッキーでも振る舞い所でス。

・備考
アドリブ歓迎
一人称『ワタクシ』
二人称『名前or愛称+様』
口調『語尾、接続詞にカタカナ』
ベンジャミン・ナカガワ(p3p007108)
正気度0の冒涜的なサイボーグ
●心情
とりあえず敵を全部ブッ飛ばせば良いってことですな!

●行動
まずは事前に情報収集ですな。犯人の技師からロボットどもの詳細なデータと地下水路のマップ(ロボットの捕獲にチャレンジしているので知っているはずですな)を聞き出しますぞ。「地形」と「ロボットの能力」の2つの情報をもとにリンネ殿に【戦略眼】を使っていただき、指示に従い最も効率的かつ効果的な【罠設置】および【陣地構築】の方法を考えますかな。

地下水路に降りたら、真っ先に丸太を使い【陣地構築】ですぞ。東西の水路をバリケードで封鎖し、ロボットどもを閉じ込めるんですな。さらに【罠設置】で山ほどトラップを仕掛けてやりますぞ。セララ殿の【こんなこともあろうかと!】でワイヤーを取り出し、周囲に張り巡らせられないか試みますかな。気づかずに高速で直進すれば全身がんじがらめですぞ。

あと必要なら南北の柵も補強しておきますぞ。破壊されて逃げられてはかないませんからな。

●戦闘
攻撃にはアタックオーダー、体力の少ない味方にはメガ・ヒール、トドメには威嚇術を使いますぞ。

基本的に戦闘は皆の指示に従いますぞ。常に後衛で待機しつつ戦い、ブロック役が吹き飛ばされたらすぐさまブロックに入り、俺が吹き飛ばされたら後衛へ、の繰り返しですな。

あと逃がしてしまったロボットはエコーロケーションで常に捕捉しておきますぞ。

●備考
パンドラで復活あり
アドリブ歓迎
暗ければギフトで光源確保

リプレイ

●非常にうるさいロボット達
 練達、とある区画の地下。
 そこには地下水路が走っており、区画ごとに柵で仕切られ、時折業者や依頼を受けた冒険者などが掃除を行っている。
 この国は……都市国家というべきかどうかはさておき、研究者が多いこともあり、基本静かな場所……のはずなのだが。
 ガションガションガションガションガション!!
 今、この地下水路を走り回る暴走メカ達が異常な騒音を響かせている。
「愛と正義の使者、魔法騎士セララ参上!」
 そんな場所へと金髪ボクっ娘美少女『魔法騎士』セララ(p3p000273)が真っ先に突入して叫ぶのだが、その声すらもロボット達の騒音でかき消されてしまう。
「ロボ! 夢があっていいよねー、ロボ」
 今回の相手にテンションを高めるセララは、先ほどまで仲間と一緒にロボットの制作主である中年の機械技師と会ってきていた。
「マップとロボットのデータは入手できましたな」
 その体のほとんどを機械と改造された『正気度0の冒涜的なサイボーグ』ベンジャミン・ナカガワ(p3p007108)が地下水路のマップを改めて確認する。
「電源ぐらい切ってから捨てろや!!」
 ロブスターの海種、『緋色の鉄槌』マグナ=レッドシザーズ(p3p000240)は苛立ちを隠さず、その機械技師に本音をぶつけていた。
「……そもそも何のために、んなロボット作ったんだよ」
 マグナが機械技師に詰め寄ると、エネルギー効率の良いロボットの研究に勤しんでいたとのこと。
 ともあれ、七面倒臭い性能になり果てたロボットを止める為、腰部にあるバッテリーの場所と、その近くにある電源スイッチの場所を聞き出す。
 なお、電源スイッチは壊れている可能性もあるとのことだが……。
「合体機能とか無いの? あと自爆スイッチ!」
 セララが目を輝かせて尋ねていたが、さすがにそういう類のものはつけていないらしい。
 なお、弱点は特にないとのこと。力づくで止めるしかなさそうだ。

 ガションガションガションガションガション!!
 改めて、やかましい音を立てるロボットが走り回る地下水路に視点を戻して。
「鉄のカラクリか……」
 激しい足音を立てて赤い塊があちらこちらを駆け回る状況を、黒衣の青年、『勇者の使命』アラン・アークライト(p3p000365)は切れ長の目で眺める。
「鋼の身体と言いますト、少々親近感がわきますわネ」
 鉄腕メイドの鉄騎種、『堅牢なる楯-Servitor of steel-』アルム・シュタール(p3p004375)は機械化したのはほぼ腕だけだが、それでも対処すべきロボットにちょっとした情が湧いていたようだ。
 ただ、アランの表情は険しい。
「こんなもんよく作れるもんだよな。感心するぜ。うるさく無けりゃな!」
 これだけやかましい音を立てるロボットだ。アランでなくとも、悪態をつきたくなるというもの。
「とりあえず、敵を全部ブッ飛ばせば良いってことですな!」
 ベンジャミンがそう仲間達へと確認すると、ガスマスク装着の『未来偏差』アベル(p3p003719)が相槌を打つ。
「まあ、破壊は最低目標として。できれば、1体以上鹵獲したいですね」
 それは、騒音被害を受けている研究者達の希望だ。
「まあ、研究成果だからねー。可能な限り壊したくないという気持ちもそりゃわからないでもないね」
 ピンクの髪、自身を輪廻転生の化身と称する少女、『魂の牧童』巡離 リンネ(p3p000412)が依頼者の心情を慮る。
 もっとも、それで苦労するのは、今から何とかしようとするローレット勢なわけだと、リンネも自認してはいる。
 ともあれ、彼らに罪は無いようだとアルムは認識して。
「用意したお茶が冷めぬうちに、皆様ニ振る舞いたい所ですワ」
 彼女はメイドらしく、この場のメンバーの為にと紅茶とクッキーを用意してきたそうだ。
「捕まえるのは、可能ならばって言われてるわけだし。可能にしようとがんばってみようね、うん」
 苦労はしそうとしながらも、リンネが仲間達へとできる限り確保しようと促す。
「みんなで、練達の子達の静かな夜を取り戻しちゃいましょう~」
 ゆるふわな印象を抱かせる幻想種、『その歌声は響かせない』レスト・リゾート(p3p003959)がこの場の全員を鼓舞し、騒音を立てるロボットの対処を開始するのである。

●準備は念入りに
 地下水路は頭上に開いた穴から、光が差し込む作りになっている。
 これは、雨水を水路へと流し込む際にも使われるようだ。
 その為、昼間であれば照明はあまり必要なさそうだが、陰になっている場所は明かりが欲しいといったところ。
 念の為にと、マグナはカンテラを、アルムが南瓜ランタン、セララが灯りの魔法を、そしてベンジャミンがギフトで光源を用意しており、準備は万全だ。
 ガションガションガションガションガション!!
 とりあえずは、ロボットの捕獲or破壊の為、一行は効率の良い方法を模索することになる。
「ロープを張った足掛け罠、捕獲罠などをロボットの進路上に設置したいね」
 そこで、リンネがメインとなり、地図と実際の地形を合わせ、戦略眼でロボット達の行動ルートを予測。少しでもかかりやすい位置を割り出し、仲間達へと罠を張る場所の指示を行う。
 ただ、ベンジャミンは先にリンネの戦略眼による状況分析を元にして陣地構築のスキルを使い、左右の細い水路へと丸太を使ったバリケードでの封鎖へと当たっていく。
「この空間にロボットどもを閉じ込めますぞ」
「詳しいことはよくわからんが、ここに丸太を置けばいいのだな?」
「俺も専門技術は皆無ですからね。実務作業でお手伝いします」
 アラン、アベルもリンネの指示に従いつつ、力仕事を担当する。
「出来る限り、お手伝いをしましょウ。これでも力仕事は得意ですのヨ?」
 男性に交じり、小柄なアルムも丸太を運ぶ。さすがは鉄腕メイドである。
 拘束の為のトラップは、主に女性メンバーが作ることとなる。
「おばさんもがんばるわね~」
 レストはリンネの指示に従い、ベンジャミンが仕掛ける丸太の近くへとロープで罠を仕掛けていく。
 仕掛けは単純ではあるが、ロープの輪に足がかかると、輪っかが締まって宙吊りになるというものだ。
 それができれば、レストは仲間にもその場所を伝達していく。
「こんなこともあろうかと!」
 罠の設置に足りないものがあれば、セララがポケットに入る程度の物なら出してくれる。
 ワイヤーを取り出した彼女は、それを使ってトラップを造っていたようだ。
 バリケード造りを一区切りさせたベンジャミンもまたワイヤーを借り、あちらこちらへと張り巡らせる。
「気づかずに高速で直進すれば、全身がんじがらめですぞ」
 あとは、彼は破壊されて逃げられてはかなわないからと、南北の柵も補強へと当たる。
 ガションガションガションガションガション!!
 こうして、小一時間ほど、騒音の中で作業を進める猟兵達。
 それが完了してからが捕り物撃の開始。
「さぁて、お仕事だ。せいぜい頑張るぜ」
 アランが気合を入れる中、他メンバー達も改めて、機械音を鳴り響かせるロボット達を捕捉していくのである。

●作戦開始!
 リンネの指示で水路に罠を張り巡らせたら、イレギュラーズ達は本格的に、暴走ロボット達をその罠に追い詰めながら戦うことになる。
「そっちだ」
 ガションガションガションガションガション!!
 差し込む光源を頼りに追うアランが呼びかけると、セララがすかさず、ロボット1体の進行を妨げる。
 2本の聖剣を持つ彼女は自らの正義の心を刃へと移し、相手の体を十字に切り裂く。
 硬い装甲を持つ相手だが、セララの決め技たるその連撃は難なく相手の基盤にまでダメージを与えていく。
「止まりやがれ、このポンコツがぁ!」
 丁度、2体が近づいてきたこともあり、マグナが一旦狙う対象でない方へと呼び出した石礫をぶつけて、その場から離れさせる。
 仲間達が散開する前に、リンネが高鳴る鼓動と共に赤き彩りによって仲間達を鼓舞していく。
 その上で、リンネはエネミースキャンで敵を見続ける。
「何か変化があれば、教えるよー」
 特に逃走の気配があれば、リンネはルートを塞いで相手の進路を絞ろうと考えていた。
「情報だと、ロボは危なくなったら逃げちゃうみたいね~」
 レストはロボットを抑える為に衝撃波を飛ばしつつ、そう自身の認識を語る。
 隙を見せればすぐ移動そのものはするが、ロボットには危機を察するとブーストダッシュして逃げるという機能があるらしい。
 常に相手は暴れ続けている為、抑えるメンバーが傷だらけになってしまう。
 レストは仲間の負傷度合いを見て、調和の力を賦活の力と転化して分け与えていく。
 ベンジャミンも相手の動向を見つつ、ブロック役の補佐として身構える。
「何かあったら、すぐサポートに入りますぞ」
 彼は……性別不詳だが、見た目男性の為……召喚物を呼び出し、攻撃を仕掛けながらも、時に回復に当たるなど、こちらも臨機応変の立ち回り。
 また、ベンジャミンは逃げ回る他2体にも、エコロケーションを働かせて居場所を常に把握していたようだ。
 できるだけ、不殺スキルで1体ずつ無力化を試みるイレギュラーズ一行。
 アルムもまた動き回る敵を罠へと誘導しつつ、ブロックの補佐として動く。
 相手が電撃を発してくれば、アルムは自らのエスプリの効果もあってそれに耐えつつも慈悲の一撃で無力化を試みる。
「皆様、大丈夫ですカ?」
 アルムが問いかけるが、皆なんとかこの場を持たせている。
 音を含め、エネルギーの出力が高すぎるロボットだが、害意があって暴れているわけではないこともあり、油断せず立ち回ればなんとかなりそうだ。
「さて、コイツを使うときが来ましたか」
 バリケード、罠設置の後、アベルはトランクケースからデカブツを組み立てていた。
 いつもは使い慣れた銃を使い、高命中からの異常状態付与で戦うアベル。
 ただ、敵の装甲は厚く、思った以上に高いスペックもあって、彼は今回、新兵器『Master Key』を投入することにしていた。
「こいつの扱いには慣れていませんので、致命的なミスが出るかもしれませんが……今回はそれに賭けてみますか」
 濡れない場所で伏せ、タイミングをはかるアベルは、決して分の悪い賭けではないと考えている。
 敵がワイヤーに引っかかったのをガスマスクの中から見て、アベルは威力に特化した狙撃でロボットの体を撃ち抜く。
 ガション……ガショ……ン……ガ……ション!
 破壊力ある一撃によって、そのロボットの動きが明らかに鈍る。
 暴れ続けてはいるが、イレギュラーズは破壊してしまわぬよう周囲しつつさらに弱らせていく。
 ここで、マグナが前衛陣の回復に回りつつ、しばらく応戦。
 手足のバタつきが収まりかけた相手へ、アランが模造の戦神の大剣を握りしめて。
「鉄壁だろうがなんだろうが、こいつの前じゃあ……紙切れも同然よ」
 突き出された刀身にロボットは穿たれ、完全に沈黙してしまったのだった。

●抵抗激しい暴走ロボ
 ガションガション……ガションガション……!
 1体のロボットの動きを止めたイレギュラーズ一行だが、それでも走り回る2体はなお騒々しい。
 ともあれ、一旦メンバー達は休息をとり、セララが自分や仲間に祝福の囁きで癒しに当たる。
 そして、2体目の対処を再開。
 こちらは見事にリンネが予測した場所へと駆けてきて、面白いようにロープでの捕獲罠にはまってくれた。
 そいつに対してアベルが狙撃を試みるが、もう1体が邪魔をしてくる。
 この為、マグナがそいつの抑えへと当たっていく。
「今のうちにやっちまえ」
 マグナに抑えられ、ロープに足をつられてぶらぶらとしている敵へとレストが近づいて。
「こらこら~、暴れちゃダメよ~」
 じたばたすることで、あちらこちらへと揺れるロープ。
 レストはそれを仲間と抑えつつ、股下の電源をOFFにしてその動きを止めた。
 ガションガションガションガションガション!!
 ただ、もう1体はそうもいかない。
 身の危険を感じた残る1体は一層素早く走り回り、思いっきり手足をバタバタ動かして暴れて罠すらも破壊して回っていたからだ。
 それを、イレギュラーズ達は布陣を強固にして対処する。
 素早く地下水路を駆け回る敵を、まずは抑え込みたいところ。
 だが、セララとレストが抑えようとするのを、敵は素早く躱して逃げてしまう。
「くそっ、逃げてんじゃねえ。ぶっ壊すぞ!」
 チーム1機動力の高いマグナがそこで、対処に回る。
 マグナは相手の進行方向に回り込ようにして、敵の動きを制しようとしていた。
 罠を破壊しながら進むロボットの動きを見て、リンネは自分の予測が間違ってなかったと実感しつつ、ルートを塞いで進路を絞るよう動く。
「出来れば……いえ、必ず壊さないくらいの気持ちで捕獲したいね」
 ガションガションガションガションガション!!
 だが、ロボットは簡単には捕まってくれない。
 機動力に優れるマグナと、アベルの牽制射撃の援護を受けつつ、セララ、レストがロボットを前後から挟み込む。
「逃がさないよー。覚悟してね!」
 レストも旅行鞄を押し付け、動きを封じようとする。
 すると、相手は思いっきり暴れまくり、抑えるセララ、レストを弾き飛ばす。
 思わぬ大ダメージを受けてレストは水路に崩れ落ちるが、なんとかパンドラの力で堪えてみせた。
 穴を埋めるように、ベンジャミン、アラン、アルムがロボットを囲う。
 さすがに立て続けには高威力で暴れることはできないようだが、ベンジャミンは倒れかけたレストへと治癒魔術を使い、手が離せない。
 レスト本人もまた、調和の力で自身の体力回復へと当たっていた。
 その分、アラン、アルムが攻撃を強めて。
「オラオラァ! ぶち空いた所に蹴り入れられるのは痛ぇよなぁ!?」
 アランは集中しながらも、敵の硬い体を強く蹴りつける。多少、手加減込みだが、威力は十分。
 逆サイドからはアルムが二つ名ともなっている鉄腕で一撃を打ち込む。これまた慈悲の一撃でオーバーキルに……完全に破壊しないようにとの配慮だ。
 先ほどは、今から狙う相手に狙撃を邪魔されたアベル。
 そのお返しにと、彼は再度遠距離から鋼の驟雨を広範囲に浴びせかける。
 仲間達が密集しているが、アベルのスキル『プラチナムインベルタ』は味方に害を及ぼすことがない。
 鋼を打ち付けられた敵へ、態勢を整え直したセララが迫る。
「これで終わりだよー!」
 両手の聖剣で相手の胴と頭を強く叩きつけるセララ。
 ただ、威力を抑えた一撃は破壊にまで至らず、彼女は素早く股下の電源を切ってしまう。
 全てのロボットをようやく取り押さえ、イレギュラーズ達は耳鳴りを覚えながらも、深く息をつくのだった。

●静かになった地下水路にて
 ロボットの対処は終了すると、地下水路はぽたりぽたりと落ちる水滴くらいしか物音が聞こえなくなった。
 無事、事件は解決したものの、このままトラップまみれの地下水路を放置するわけにもいかず、イレギュラーズ達は後片付けに追われることになる。
「ま、雑用を美女たちにやらせるわけには行きませんし」
 そんなアベルの主張もあり、マグナ、ベンジャミンら男性陣メインで行うことに。
「バリケード類の片付けがクソめんどくせぇし……」
 水路の湿気の高さもあって、アランは暑さに不快感を示す。
「おい、そこのロボット再起動して、こいつらにやらせることってできねぇのか?」
 アランは回収したロボットに視線を向ける。
 電源をOFFした2体は動くだろうが、流石にまた暴れる危険を考えれば、稼働するわけにはいかないだろう。
「後で、依頼主へと絶賛しておかないとね」
 ――見た目以上のパワフルさ。
 ――思考回路とエネルギー回路が混線していただけなのでは。
 ――暴走はしたけれど、可能性を秘めたロボではある。
 このロボットを引き渡す際、迷惑を被っていた依頼者達へと性能について高評価を示そうとセララは考える。
 戦闘用ロボではないらしいので、その辺りを依頼主に推していこうと彼女は考えていた。
「皆様、お疲れ様でス」
 事前に言っていた通り、アルムは労いも兼ねて、とっておきの紅茶と手作りクッキーで仲間達をもてなす。
 作業に疲れたメンバー達の体に、ほんのりとした甘さはすごく染みわたる。
 ロボットを全て止めたことで、地上の騒音も止まったはず。
 この上に住む研究者達もようやく研究に集中、あるいは、ゆっくりと眠ることができるだろう。
「練達の子達が、心地良く夢を見れます様に……」
 クッキーを口にしながら、レストは小さく祈りを捧げるのだった。

成否

成功

MVP

巡離 リンネ(p3p000412)
魂の牧童

状態異常

なし

あとがき

リプレイ、公開です。
MVPはトラップを設置する場所の指示を行ったあなたへ。
今回は参加していただき、ありがとうございました!

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