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シナリオ詳細

<シトリンクォーツ2019>幻想のフェスタ
<シトリンクォーツ2019>幻想のフェスタ

完了

参加者 : 14 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●ささやかな休息の日
「シトリンクォーツを知っていますか?」
 イレギュラーズたちに『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)は、シトリンクォーツが始まると、そう告げるのである。
 シトリンクォーツとは宝石の名前で、その由来は、この時期に混沌世界に咲く黄色い花に由来する。そして、その花の咲く時期の一週間に、豊穣と一年の幸福を祈り、そして勤労感謝を行う期間があるのだ。
「旅人の誰かが言っていましたけど、『ゴールデンウイーク』と『勤労感謝の日』が混ざったような期間なのです。と、いう事で、今や各国でたくさんのお仕事をしてくださっている皆さんです。その働きに感謝して、お休みをとってみてはいかがでしょうか?」
 事実、すでに今年だけでも多くの事件を解決してきたイレギュラーズたちである。そのご褒美もかねて、一つ、息抜きの休暇をとってみるのもいいだろう。
「この時期は、多くの国で色々なイベントもあるようですから、きっと行き先には困らないはずです。のんびり、羽を伸ばしてきてくださいね!」
 と、ユリーカはイレギュラーズたちへと、そう笑いかけるのであった。

●幻想のフェスタ
 幻想王都『メフ・メフィート』にほど近い、その大きな都市では、シトリンクォーツの一週間、街全土をあげての祝祭が催される。
 町の至る所に出店や屋台が立ち並び、一般商店もこの時とばかりのセールを開き、地元住民から観光客まで、客足はひっきりなし。
 大通りや広場では、ダンサーたちのパレードや、楽団たちの演奏が披露され、日が落ちるまで――いや、日が落ちてなお、賑やかさが絶えることは無い。
 ユリーカの勧めに従って、イレギュラーズたちは、この街へと休暇に訪れた。
 さて、町中すべてがお祭り会場と言っても過言ではないこの街で、イレギュラーズたちはどのような休暇を過ごすのだろうか――。

GMコメント

 お世話になっております。洗井落雲です。
 シトリンクォーツの長期休暇中。
 幻想のとある街では、街をあげての大きなお祭りが行われるようです。
 よろしければ、日ごろの疲れを、この街にて発散してみてはいかがでしょうか。

●やれること
 主に、以下の三つのエリアにて、お祭りを楽しむことができます。

1.大通り
 軽食やおやつ、簡単なおみやげ物の屋台。そして地元のお店などが並ぶ大通りです。時折ダンスパレードや音楽パレードなどが通ります。
 簡単な食べ歩きや、買い物にお勧めのエリアです。
 ダンスパレードなどは、飛び入りで踊りに参加することもでき、多くの観客たちでにぎわう場所になっています。

2.広場
 食事やアルコールなどを提供する出店と、ダンサーや音楽隊などの出し物が行われています。
 本格的に食べたり飲んだり。出し物を楽しんだりするのにおススメのエリアです。
 お酒も食べ物も、目当てのものは探せばあります。
 自分たちで、何か出し物を演じてみるのも良いでしょう。

3.静かな公園
 町中がお祭り騒ぎとなっている機関ではありますが、喧騒に疲れてしまった人たちや、のどかに過ごしたい人たちのために、静かな公園も存在します。
 ベンチや芝生に座ってのんびり過ごしたり、お友達だけで静かに過ごしたりするのにお勧めのエリアです。

 以上3つの中から一つを選び、プレイングの冒頭に【数字】の形式で記載してください。
 数字が書かれていない場合や複数記載されている場合、満足にそのお祭りを楽しめなかったり、目的の場所に到着できない可能性があります。

●諸注意
 お友達、或いはグループでの参加を希望の方は、プレイング2行目に「【相手の名前とID】」或いは「【グループ名】」の記載をお願い致します。【相手の名前とID】、【グループ名】が記載されていない場合、セット・グループでの描写が出来かねる場合がありますので、ご了承ください。
 基本的には、アドリブや、複数人セットでの描写が多めになりますので、アドリブNGと言う方や、完全に単独での描写を希望の方は、その旨をプレイングに記載してくださると助かります。
 過度な暴力行為、性的な行為、その他公序良俗に反する行為はお控えくださいますようよろしくお願い致します。
 可能な限りリプレイ内への登場、描写を行いますが、プレイングの不備(白紙など)やキャパシティの限界により、出来かねる場合がございます。予めご了承ください。

 以上となります。
 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

  • <シトリンクォーツ2019>幻想のフェスタ完了
  • GM名洗井落雲
  • 種別イベントシナリオ
  • 難易度VERYEASY
  • 冒険終了日時2019年05月16日 22時55分
  • 参加人数 14/∞人
  • 相談7日
  • 参加費50RC

参加者 : 14 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(14人)

オラボナ=ヒールド=テゴス(p3p000569)
果ての絶壁
マルク・シリング(p3p001309)
アンナ・シャルロット・ミルフィール(p3p001701)
黒陽炎
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク
ジョセフ・ハイマン(p3p002258)
異端審問官
ルナール・グルナディエ(p3p002562)
紅獣
マリス・テラ(p3p002737)
Schwert-elf
アベル(p3p003719)
未来偏差
レスト・リゾート(p3p003959)
夢色観光旅行
辻岡 真(p3p004665)
旅人
射タ風 レン(p3p004728)
元宇宙警察忍者巡査部長中忍
クリスティアン=リクセト=エードルンド(p3p005082)
煌めきの王子
沁入 礼拝(p3p005251)
足女
清(p3p007087)
闇に生きた狼

リプレイ

●祭りの日
 シトリンクォーツ期間、幻想のこの都市は、街をあげての大きなお祭りを開催する。
 街をあげて……その言葉の通りに、『街のすべて』がお祭りの会場となっていて、町人、そして観光客、街にいる人間のすべてが、この一週間の祭りの熱気に酔いしれる。
 そんな祭りの街へと、休暇中のイレギュラーズたちはやってきたのだ。

 大通りには所狭しと屋台が並び、客寄せのと人々の声で賑わっている。時折、通りの中央をパレードが進み、誘いの言葉に誘われた人々も飛び入りで参加して、賑やかで楽し気な列となって街を進む。
 マルク・シリングとアンナ・シャルロット・ミルフィールは、人垣の中で二人、そんなパレードを眺めていた。
「天気もいいし、もうすっかり暖かくなって……今日は、お祭り日和だね」
「ええ、晴れて良かったわね。とても賑やかだわ」
 マルクの言葉に、アンナは微笑んで返した。その笑顔に、マルクは少しだけ、安堵の想いを抱く。
 アンナの故国である天義では、今、多くの事件が発生していた。そのことを抱え込んでいたりしていないか、もしそうだとしたら、少しでも気晴らしになれば、とマルクは考えていたのだ。
 そんな二人の前に、ダンスパレードがやって来るや、ダンサーたちが誘いの言葉と手招きをした。瞬く間に人々が殺到して、思い思い、音楽に乗って踊り始める。それは無秩序なものではあったけれど、それ故にとても楽し気だった。
「ね、アンナさん。僕たちも一緒に踊らない?」
 マルクはそう言って、アンナの手を引く。驚くアンナをエスコートして、二人はパレードの中へ。
「あまり上手なエスコートはできないけれど、一緒に踊っていただけますか?」 不器用に、ウインクを一つ。そんなマルクに、アンナは笑って、頷いた。
「ええ……喜んで。下手に上手い方が悪目立ちしそうだから、程々にお願いね」

 真新しいピアスをつけて、辻岡 真は大通りを行く。そのピアスは、壮絶な――そして愉快な値切り交渉の末の戦利品だ。
「やぁ、旅人さん! 楽しんでるかい?」
「もちろん。そっちも楽しんでるね」
 通行人からかけられた声へ、真は笑みで返す。祭りの熱気に浮かされた人々は、いつもよりもよりフレンドリーだ。加えて、親しみやすい真の雰囲気は、より近しい印象を与えるのだろう。
 ステップを踏むように、雑踏を避けて、通りの中央へ。目標はダンスパレード……その前にいた、美しい女性だ。
 真はひらり、と女性の前にステップ一つ、右手を差し出して、
「ステキなお嬢さん、よろしければ俺と、ダンスは如何?」
 と、笑って誘うのであった。

「親愛なる友とグロテスクな舞台上だ。愛らしい人形と一緒に踊り狂う幻想だ。必要な術は理解に在らず、最も単純は『楽しい』への狂気と想像せよ。我々は玩具だ。物語に組み込まれた我等『物語』だ。ああ。ああ。甘美だ。己と呼ばれる菓子(肉)に魂を混濁させるが好い。眩暈だ。眩暈なのだ。遊具に攫われた!」
「うむ、うむ――楽しそうで何より、我が友よ! 貴方が楽しい時、私もまた楽しい――そして愛しき彼の女(ひと)! 礼拝殿! さぁ、ともに踊りましょう!」
 差し出される二つの手――オラボナ=ヒールド=テゴスとジョセフ・ハイマン。その差し出された手の先にいるのは、沁入 礼拝だ。礼拝はその二つの手を順に見やり、気づかれぬように、少しだけ嘆息した。
「ええ、ええ――私とあの方は、ジョセフ様にとって『好き』という括りの中で同じ……いえ、恨めしいわけではありません。ただちょっと、デート、と言う言葉を思い浮かべた私の浅はかさを呪っているだけです」
「嘆きたもうことなかれ、愛らしい人形よ。初めからすべてが歪であっただけなのだ」
 にぃ、とオラボナの口が三日月の如くなるのへ、礼拝は再び、嘆息した。解っているのかは解らないが、なんだか楽しそうなのだけは事実だ。
 そして、礼拝もまた、決して楽しくないわけでも、嬉しくないわけでもない。
 礼拝は二人の手を取る。握り返す、二人の手。
「ははは! 今日は良い日だ! 嗚呼! 素晴らしきかなシトリンクォーツ! この素晴らしき出会いに感謝を!」
「ええ、我々といういびつな形を見せつけ、今日と言う日に刻み込んでやりましょうとも」
 礼拝の言葉と共に、三人は踊る。
 それは美しさと拙さ、喜びの混ざった、歪な――されど幸せなダンスだった。

 マリス・テラ――テラは無表情ながら、しかし親しいものにはそうと分かる、ほのかな喜びの空気を纏って、大通りを行く。
 その隣には、ルナール・グルナディエの姿があり、もぐもぐと肉まんをほおばるテラの姿へ、満足げな笑顔を浮かべている。
 視線を感じたのか、テラはふと、ルナールへと向き直る。しばし小首をかしげたあと、思いついたように、言う。
「おにーちゃんの好物をリサーチ」
「そうだな、テラがくれたものなら大体何でもだな」
 その質問に、ルナールはくすりと笑う。テラはこくりと頷いて、
「今日のお祭りのお礼は……これで」
 と、手にした袋から、イカ焼きを一つ、取り出した。先ほど、こっそりと購入していたもののようだ。
 それを受け取ったルナールが、笑顔を浮かべて、礼を言う。テラはほっとしたように、頷いてから、ルナールの手をぎゅっと握った。
「そういえば広場があるとか」
 どうやら、ゆっくり……一緒に、食事をとろう、という誘いのようだ。
「うむ、じゃあ、そこで……改めてしっかり食べるとしよう。一緒にね」
 ルナールの言葉に、テラは頷いて、ルナールの手を引いた。
 表情は乏しくても、引く手の強さが、テラの喜びを、ルナールへと伝えていた。

 ダンスパレードのダンスは、皆が思い思いのそれを踊るものだ。格式や形式、そう言ったものとはかけ離れたもので、皆が好き放題に踊る。
 それは、この混沌世界を象徴するかのように、様々に舞い踊るもので、そのごった煮感がある種の醍醐味であるというものだ。
 だが――この今このタイミングだけは違った。
 鳴り響く音楽は変わらず――しかし、一人の演者――クリスティアン=リクセト=エードルンドの踊るダンスが、空気を一変させていた。
 優雅に――美しく。確かな高貴さを感じさせる、洗練された動き。
 出会ったばかりの少女、不慣れなその踊りすらリードし、麗しき淑女へと変える技量。それを、クリスティアンは持ち合わせていたのだ。
「ふふっ、お相手ありがとう、レディ」
 クリスティアンはウインク一つ、優雅に一礼。それだけで、熱に浮かされたように少女は顔を赤らめ、こくこくと頷く。
「さて、もう一曲、お相手できる方は……」
 クリスティアンの呟きに、女性たちの間にどよめきが発せられる。だが、はしたなく殺到するようなことは無い。王子の高貴さ故に、女性たちは今、本能的に淑女であった。
 クリスティアンは微笑むと、次なるパートナーの前へと立ち、手を差し出すのだ――。

 アベルは、射的屋台で、コルク銃を構えていた。ちらり、と横を見て見れば、レスト・リゾートも真剣な表情で、コルク銃を構えている。その表情が可愛らしく思えて、思わず微笑んでしまう口元を、コルク銃の銃身で隠した。
 アベルとレストは、ローレットの依頼で出会ったと言う。それから、二人の付き合いは続き、今日はお祭りでデート……と言うわけだ。
 ぽん、と言う音が聞こえて、レストが銃を撃ったことに気づいた。
「わ、わぁっ。やった、当たったわぁ~」
 ぱちぱちと手を叩いて喜ぶレスト。どうやら、お目当ての景品を狙い撃てたようだ。これは外したら格好悪いな、と思いつつ、アベルも神経を研ぎ澄ませ、一射――。
「はい。これはプレゼントです」
 と、アベルは先ほど、自分が撃ち落とした景品を、レストへと手渡す。とった景品を交換し合おう、とは、レストの提案だった。
「あらぁ、フォトフレーム……? 可愛いわねぇ~」
 嬉し気に、その木製のフォトフレームを、胸に抱くように抱きしめるレスト。
「もっと沢山……と思いましたけど、両手がふさがっては、あなたの手を取ってエスコートできませんから。代わりに、沢山の思い出を詰め込めるように、と……」
「うん、うんっ! ありがとう~!」
 レストは嬉し気に何度も頷くと、大切にそれをカバンへとしまい込んだ。今度はレストの番だ。レストは少し不安げな表情をしながら、先ほど撃ち落とした景品を、アベルへと差し出す。
「これは……」
「アベルちゃんにピッタリかな、って思って……」
 相手に喜んでもらえるだろうか、そう本気で考えるが故の不安さと楽しさ。それを浮かべた、レストの表情は、アベルにとって、たまらなく可愛らしいものだった。

●広場の一日
 広場では、多くの屋台と、ステージショーのような出し物が開催されている。
 こちらも大通りに負けず劣らず賑やかで、風に乗る様々な香りと調理音が、食欲を大きくくすぐるのだ。
「はわ……ひ、人が……い、いっぱいです……!」
 些か怯えたような、驚いたような。目を丸くして、清が言う。人見知りの気がある清には、驚きの光景だっただろうか。
「はぐれて迷子にならぬよう、気をつけるのでござるぞ? せっかくのでぇとでござるからな。存分に楽しめるようにせねばな」
 そう言って笑う射タ風 レンの言葉に、清は顔を真っ赤にして、
「デ、デート……!」
 と、目を丸くする。驚きと共に、しかし緩む頬を抑えられない。
「さぁ、清の好みは……やはり肉類でござるかな? となると、あちらにサイコロステーキ……スモークチキン。ソーセージにローストビーフ丼もあるでござるな」
「さいころが、ステーキ? スモークは……煙? なんだか、凄そうな、名前で……」
 聞きなれぬ料理名に、不思議気に、しかし好奇心をあらわにする清。レンは笑った。
「一つ一つ回って行くでござるよ、清」
 レンはさりげなく、しかししっかりと、清の手を握る。清はびっくりした表情を見せたが、おずおずと、その手を握り返した。
 レンはその様に頷くと、清の手を引いて、歩き出すのだ。

「ぶははははッ! 一人前完了だ!」
 和食職人姿のオーク――ゴリョウ・クートンが、木造の皿を差し出す。その上に載っているのは、見事な技術で握られたスシだ。
 広場の屋台は、申請すれば誰でも屋台を出すことができる。そこでゴリョウは寿司の屋台を出店した、という事だ。和食はもっと広まるべき、とはゴリョウの言である。
「今や高級料理だが、元々は屋台で出してたってて言うじゃねぇか! これも温故知新ってな!」
 豪快な見た目ながら、その調理は繊細の一言である。絶妙な加減で握られたシャリは口の中でほどけ、載せられたネタと口中で融合する。もちろん子供のためのさび抜き寿司や玉子寿司も完備。この玉子も一切の手抜きなし。その調理技術は一種の出し物と化しており、見物客から注文客へ、そしてさらに客を呼ぶ。
 結果、ゴリョウの屋台は長蛇の列を築いていた。
 多くの人々が、ゴリョウの握った寿司を食べ、笑顔を感嘆の声をあげる。
 その光景を燃料にして、ゴリョウは豪快に――そして繊細に。寿司を作り、提供し続けるのだった。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 ご参加ありがとうございました。
 皆がリフレッシュできていれば、お誘いしたボクとしても鼻が高いのです!
 と、ユリーカが言っていましたよ。

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