PandoraPartyProject

シナリオ詳細

Shock-o-turn

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●特に怒りとかはなく
 幻想と鉄帝の国境付近、荒野のただ中に重低音が鳴り響く。
 内燃機関が響かせるサウンドが混沌に有り得べからざるノリとテンポで鳴り響く。
 ……いや。『有り得べからざる』という表現は正確ではないか。ガソリン動力の四輪車であれば、珍しくはあるがあっても不思議ではない。
 問題があるとすれば大きく2点。
 それが地球で呼ぶところのオープンカー、かつやたらと車高が低いことと。
 その車高の低さに反して、荒野の地面を生物的な挙動で走り回り、大岩を避けもせず突っ込んでいくこと。あまつさえ、大岩は粉々に砕ける始末。
 なぜ、大岩は砕けたのか? 回答はシンプル。
 その車両の前面バンパー部に「シャコのような生物的打撃パーツがあった」からだ。

●デスるような相手でもない
「幻想の外れで四輪駆動の車両……車両? 馬車ではないのですか? そういうのが走り回っているので壊してきて下さい、なのです」
 『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)が首を傾げながら説明する様に、イレギュラーズはちょっと心配になった。内燃機関持ちの車両を見たことがある者なら、彼女が何を言わんとしているかはわかる。弱点も、容易に想像がつくだろう。
「それで、この車? はちょっと変わっていて、虫かなにかと一体化しているらしいのです。動物とか虫に詳しい人に情報を見せたら『こりゃシャコだわ』って言ってたのです。なんだかパンチがすごく強いらしくて、岩や飛んできた瓦礫を一発で壊して進んでるらしいのです」
 それを「ちょっと」の範囲に収めてよかったのだろうか? よかったのだろう。なにせユリーカなのだから。
 ともあれ、それなり危険性が高いのは間違いないらしい。
「近付いたらパンチが飛んできますしぶつかられたら結構痛いと思いますが、遠くにいても瓦礫を殴り飛ばしてくるかもしれないのです。注意してください、なのです」
 遠近隙を見せるつもりはないらしい。らしいが、強敵か? と聞かれると、ユリーカはゆるく首を振った。
「倒せないわけではないと思うのです。十分イケるのです。よろしくお願いするのです」
 にわかに心配になりつつも、一同はやってみせると請け負ったのだった。

GMコメント

 封三紅葉(ふみの・もみじ)と申します。タイトルも敵のデザインにも深い意味はないです。

●討伐対象『シャコ輪車』
 外観は一般的な四輪駆動・内燃機関持ちの車両……の車体下部に多足の節足があって、車両前面にはシャコの腕のようなハンマーを持つ異形の存在。
 来歴は不明。そういうものだと思います。攻撃に「足止」や「ショック」のBSが伴います。
 機動がそれなりにあり距離をガンガン詰めてきて接近攻撃の「フロントナックル(物近単)」と「ひき逃げ(物遠貫)」で攻撃してきます。
 超遠に対して「飛礫」を飛ばしてきます。こちらはそこまで攻撃力は高くないでしょう。
 そして車両の常識に囚われないので、ボンネットをぶち抜いても爆発炎上即勝利! とはなりません。
 なりませんが大ダメージは狙えるでしょう。まあ、フロントナックルで弾くこともある(判定上は回避扱い)んですが。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

 いくらかシンプルな戦闘です。よろしくお願いします。

  • Shock-o-turn完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2019年04月27日 06時30分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

シグ・ローデッド(p3p000483)
艦斬り
ニーニア・リーカー(p3p002058)
辻ポストガール
藤野 蛍(p3p003861)
比翼連理・護
桜咲 珠緒(p3p004426)
比翼連理・攻
エナ・イル(p3p004585)
自称 可愛い小鳥
アオイ=アークライト(p3p005658)
機工技師
トゥヨウ(p3p006822)
鉄打つ涙
アルク・テンペリオン(p3p007030)
蒐集氷精

リプレイ

●出会いに理由はいらない
「話に聞く練達でも無い所で、なぜこんな暴れシャコが……? まさか鉄帝からの不法投棄じゃないよな」
「投棄……するくらいなら、手ずから壊すと思います」
 『今はただの氷精』アルク・テンペリオン(p3p007030)の疑問と推測は、『鉄打つ涙』トゥヨウ(p3p006822)によってやんわりと否定された。無論、確実とは言い難い。手に負えなければ手放すこともあるだろう。問題は、真っ先に練達の関与が疑われるトンチキな物体であることなのだが。
「あれって生物……なのかしら」
 『学級委員の方』藤野 蛍(p3p003861)は少々、いやかなり怪しいものを見る目で敵の姿を見ていた。走ってくるフォルムはオープンカー、だが挙動は節足とタイヤのハイブリッド。そして前方を砕くハンマー。フリーダムにも程がある。というかいいとこ取りだ。ズルい。
「相変わらずよく分からないものに溢れてるな……まあ、混沌では今更か」
 『機工技師』アオイ=アークライト(p3p005658)は早々に深い理解を放棄した。最終的にブッ壊して解体して調べればいいのだ。今多く考える必要は、多分ない。そもそも混沌に表れたモノが自分の知るそれと同じかなんて、保証できないのだし。
「元となった動物は……前方への攻撃に特化していた感覚であるのだが。さてはて、これはどうなっているのやらな?」
 他方、『『知識』の魔剣』シグ・ローデッド(p3p000483)は機械の部分よりもむしろ、むき出しの生物的部位に興味津々の様子。多分、全面的に興味は尽きないのだろうが、最優先は自分の知識で御せるかどうか、御せないのなら『どうして』なのか、確固とした理屈とメカニズムを何より知りたがっているのだ。
「桜咲の故郷では、よんりんくどう? ですか? そういうのは聞いたことがないのです」
 『要救護者』桜咲 珠緒(p3p004426)は知らないなりに、周囲のげんなりとした反応から『異常である』ことを理解した。そうでなくても、破壊して回る存在など危険極まりない。蛍が口にする「こうつうじこ」が何なのかは知らないが、癒し手として期待を向けられていることは理解できた。
「ところでシャコのようで車高の低い車ってそれシャコタン……」
「……むう、何やら可愛らしい響きですが一番可愛いのはボクに決まっています!」
 残念ながら蛍のツッコミ通りである今回の敵。『(自称)可愛い小鳥』エナ・イル(p3p004585)は独特な感性から、音の響きもその他も自分が可愛いと対抗心を燃やしながら戦斧を担ぐ。わあギャップ萌えの最右翼。
「ああいう機械みたいなのが暴れるような事件って、大体練達で作られてる気がするんだけど、今回はどうなんだろう?」
「だったらだったで、連中の技術とセンスを疑っちまうけどな」
 『一夜限りの怪盗団』ニーニア・リーカー(p3p002058)の疑問に、アオイはげんなりとした様子で返す。生物と無機物を組み合わせる技術はともかく、ベストマッチからは程遠い組み合わせ。あんなんじゃなければ用途もあったろうに、とニーニアは残念そうだ。
「では、早々に動きを止めてしまおう。興味は尽きないのでな?」
「ご機嫌そうな音を響かせているので感情はあるのでしょう! さぁボクとOHANASIしましょう!」
 シグは両手に武装を展開し、エナは戦斧を構え直す。突っ込んでくる車に対し円を描いて包囲陣形を組んだ一同は、節足の音をせわしなく響かせるソレに心底からの疑問や苛立ち、気持ち悪さを露わにした……と思う。多分。
「でも、轢かれるのは治せても防ぐのは、ちょっと……」
 珠緒が保護結界を展開しつつなんだかフラグを立てた気がするが、おそらく、きっと、概ね気のせいだろう。

●倒すべき、調査対象
「……閃光弾を投入する。……どう利用するかは任せるぞ?」
 シグは、両手の武装から紫電の弾丸を放つ。最短距離を貫く一閃は、一見すれば車両が弾くに都合のいいものに見える。のだが、接触する直前であり得ぬ曲がり方で拳を避け、天井部に触れて炸裂。思わぬ先手に、動きが鈍る。
「こんな辺境で交通事故なんて、ゆ、許さないんだからね!」
 蛍はシグに律義に一礼すると、車両の眼前に飛び出していく。遠距離から動きを鈍らせた初手に敏感に反応し、敵意をあらわにした相手。その前に立ちはだかった蛍が発する正義感は、いかな機械の肉体でも無視できぬ脅威を感じさせた。必然、彼女は車両の体当たりをモロに受ける事になるが……受け止めた。質量と破壊力、それに対する守りは、鍛え上げた身でも無事では済むまい。正面から受け止めれば、賢いとは言い難い。
 蛍は、正面からわずかに芯をずらし、タイヤと節足の密集部分に体当たりをカマしたのだ。
「さて、大岩を砕くような危ない車両が、人に被害を加える前に止めないとね!」
 ニーニアは眼鏡に指を這わせ、車両へと視線を合わせる。指に挟んだ便箋から立ち上った呪いの波長は、車両に纏わりつき、エンジンの活性化を妨害しにかかる。だが、車体の硬さか生物的な意地か、呪いの波長を弾き返し、エンジン音をいや増していく。
「あの精度の呪いを受け付けないのかよ、厄介だ、なっ!」
 アルクは籠手に生み出したシュリケンを次々と投げ放つ。女王蜂の首、その顎が僅かに蠢く。シュリケンが突き立ったのは、奇しくも節足部。生物らしい部分に命中し、生物らしく、毒に苛まれたようだ。大型の車体をぶんぶんと振り回す動きから逃れるべく、蛍は車両の動きに意識を傾けた。
「熱く語り合いましょう! 意思があるなら通じるはずです、この可愛さが!」
 エナは、そんな車両の後部に回り込むと、大戦斧を力の限りたたきつけた。最初から遠慮の一欠片もなく、振り回される暴力。叩きつけられる意思。並の存在がまともに受け止めていいものではない。そして、その車両は並ではなかった。
 エナの戦斧がボディを削る直前、節足による全力回避をやってのけたのだ。無論、節足数本を切り飛ばされるリスクは負ったが。最大威力を被らずに済んだ、のである。
「頑丈な上に足回りも早いってか。益々、俺には理解できねえ相手だよなぁ」
 アオイは蛍に向かって、魔弾銃の銃口を向けた。すわ仲間割れか、と知らぬ者なら瞠目しただろう。だが、放たれたのは癒やしの術式。射線に沿って幾重にも展開された魔法陣が術式を加速させ、確かな精度で相手を癒す。激突で負った傷は、ほぼ完治するに至る。
「桜咲も回復に回らなければ、ですね。あの、なんですか……車? はまだまだ元気そうですし、長丁場を覚悟しないといけませんかね」
 珠緒は、蛍の傷が癒えたことに安堵しつつも、自身の強化へと魔力を回していた。長期戦前提なら、緻密に積み上げた連携が肝となる。少しでも仲間の役に立つなら、僅かな隙を見せることも厭うまい。決意は、表情とは裏腹に強固だ。
「逃がすわけには……行きませんので、足を止めます」
 トゥヨウは豆戦車を駆って前へ出ると、ゴム紐付きのカプセルを放出する。玩具めかした見た目と裏腹に、割と凶悪なシロモノである。のだが、カプセルが破裂するより早く、車両のシャコ足が器用にも紐を打ち払い、あらぬ方向へと追いやった。
 イレギュラーズが驚くにはまだ早い。にわかに音量と振動数を上げたエンジンが吼え猛ると、全身を侵食していた冷気、毒、微細な電流などが一気に霧散したのだ。肉体や精神による喝による状態異常の克服は珍しくもないが、車両の一連の挙動は……あまりに生物的ともいえた。
「やれやれ、一筋縄で行くとは思っていなかったがこれはまた。手間がかかるだけ、とも言えるが」
 シグは初手の弾丸が無為に帰したことにため息をつくが、声には危機感がまるで感じられなかった。自分の技術で相手の足を止めうる。毒も通る。ならば、幾らでもやりようはある、と。
 一方で、蛍は大きく息を吸い、児童向けのリズムを口ずさむ。現状、自分は踏んじゃうより踏まれちゃう側である気がするが。その辺りは考慮に入れない。
 珠緒をちらりと見て、それから前を向くのだ。

●戦い乱れて
「結構削った筈なんだが、ああも元気そうだと嫌になるな……!」
 アルクはシュリケンに呪力を込めると、連続して投げ放つ。乾いた風に乗って飛ぶそれは、車両の巨体をかすめるに終わったが、呪力の波長は深々と浸透し、確実な打撃を与えていく。
「殴ってくる部分は……横からの攻撃には比較的弱いみたいです、それでも頑丈ですが……!」
 トゥヨウは必死に車両に張り付きつつ、その細部に至るまでを観察し、声を上げて周知する。奇しくも、シグが知るところの生物と同一の特徴を備えているということだ。豆戦車を操りつつ、さらに車両の観察を行い、とくれば自ずと戦闘での不利も被るわけだが、鍛冶師としての本能とイレギュラーズとしての矜持が、その前進を止めることをよしとしない。
 車両の前腕部が閃き、トゥヨウを殴りつけ、さらにはアオイに岩を飛ばす。岩はさほどの威力ではないが、前腕の打撃は無視できぬ。
「ボクを無視するとはいい度胸ですね! 食らえエナちゃんタッ――ああっ?!」
 エナは無視された、と憤りを露わにタックルを仕掛けたが、節足に足を絡められ、地面へと転がってしまう。彼女を無様と言うまい、それまでの大戦斧の打撃の繰り返しに車両が警戒を強めたのと、単純に運の悪さが災いしただけなのだ。
「桜咲がアオイさんを治療しますので、アオイさんはトゥヨウさんをお願いします」
「分かった、任せろ!」
 珠緒はアオイへ、アオイはトゥヨウへそれぞれ治療術式を展開する。アオイが自身を治療することも出来たが、癒し手としての最大効率を鑑みれば、珠緒の判断は正しいものだ。
「少し動きを止めてくれれば、可愛げもあるんだろうけど……」
 ニーニアはポシェットから大量の切手を取り出し、操作術で車両へと叩きつける。車体丸ごとを巻き込む勢いは、ともすれば仲間をも傷つけるものだ。だが、彼女のコントロールと覚悟を決めた仲間の身の捌きで、犠牲は最小限に抑えられていた。
「これは機械、これは機械、これは機械……毒が通じるけど機械……」
 まあそれはそれとして、車体でもって圧し潰そうとしてくる車両を抑える蛍の目は光を失いかけ、鼻歌はいつしか自己暗示の言葉に塗り潰されていたが。まだ大丈夫、ちょっと体力的に窮地だったりするけど運命は彼女を見放していない。
「攻撃手段と移動手段を潰すのは対車両戦の常套手段だが……果たしてこの謎の物体には、効いているのだろうか、な?」
 シグは、膠着した戦局を打開すべく、多種多様な手段でもって車両への攻撃を繰り返していた。彼の思考の根底には、相手の情報を徹底的に知識として取り込もうという貪欲さがある。
 彼は武装した両腕を地面に叩きつけることで魔力を流し込み、土塊の拳で前腕部を殴りつけようとする。当然、叩き落すべく前腕部が振り上げられるが、車両は反撃のタイミングを明らかに誤っていた。
 戦闘開始時から、大小問わずに攻撃を受け続け、そして頑健なイレギュラーズを叩き続けた前腕部。己の推測と仲間の身を削っての分析によって見出した弱点。
 そして、連携の末に生んだ光明。その結果が、土塊に砕かれた車両の右前腕部である。
「――?!! ……!!!」
 エンジン音が悲鳴よろしく響き渡る。節足の動きが僅かに鈍り、隙を大きくする。
 暴れるように弾かれた岩が幾つか飛び、或いは致命的な精度で散開した面々を殴りつけることもあろう。だが、趨勢の前には些細な抵抗だ。
「どうせ壊すなら、綺麗にですねぇ?」
 綺麗に、の定義がエナにとってどういうものだったのか。車体の中心をぶった切るように振り下ろされた戦斧は、轟音を立ててめり込み、鉄の悲鳴を上げる。攻撃も、逃げることも切手が張り付いてままならぬ車両は、せめて命を一秒でも永らえさせようともがく、もがく、更にもがく。
 だが、車両は(目があるかどうかは別として)確かに見た。
 頭から血を流しつつ、意にも介さず魔弾銃のレバーを引くアオイの姿を。
 ともすれば深手を負うだろうに、恐れず踏み込んできた珠緒の目を。
 己の身の危険など二の次にして踏み込んできたイレギュラーズの姿に、最後の抵抗の意思すらも……打ち砕かれたのだった。

「……ふむ。果たしてこれは、自然発生した物だろうか。あるいは……誰かに作られたものだろうか、な?」
「どっちだっていいよ、修理して使えるなら使いてえし」
「じゃ、じゃあ……馬車で持ち帰りましょう……」
 シグ、アオイ、トゥヨウの三者はとにかく矢も楯もたまらずといった風情で、動きを止めた車両の解体と調査を始めていた。彼らに判別できたのは、それが異世界の技術による車両で、生物との融合は後天的な、それこそ「ふしぎなことが」という混沌でよくあるアレであろう、ということが分かったぐらい。
 ただ、エンジンは6割くらい損壊していたが色々使えなくもないらしく、一部がアオイの攻防に持ち替えられたとかそうでないとかいうオチになった。

「結局はボクの方が可愛かったということでいいですよねっ?」
「いいんじゃないかな、勝ったし」
 エナがしきりに自分の可愛さをアピりつつ確認を取ってくるが、アルクは嫌な顔一つ見せず肯定していた。さすがあざとい。
 ……その背後では、珠緒に介抱されつつ蛍が繰り返し自身を鼓舞していたが、なんというか、はい。

成否

成功

MVP

シグ・ローデッド(p3p000483)
艦斬り

状態異常

なし

あとがき

 真ん中から盛大にバツンといったりBS祭りだったり、エンジンが少し強い(BSから復帰し易い)ところで誤差ですよ誤差、イレギュラーズが思ったよりえげつない(誉め言葉)戦局でした。
 MVP? 呪殺ダメージの根幹がアレでしたので、はい。

 あとマジでエンジンが持ち替えられたということですが。
 お役に立つといいですね。

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