シナリオ詳細
崩落式マッシヴエイドマーセナリー
オープニング
●アウトマネー
子供の啜り泣く声がする。
子供の啜り泣く声がする。
その森の木々は緑深く、昼間だと言うのに薄暗い。
それはそこに集まった男達にとって都合が良く、皆思い思いに来るべき時間を待っていた。
子供の啜り泣く声がする。
「ああもう、五月蝿えぞ!!」
一人、立ち上がった男が声を張り上げた。スキンヘッドで肉と脂肪が平等についたような体格の男だ。
「ぴーぴーぴーぴー泣き喚きやがって! 金にならなきゃぶち殺してるところだ!!」
泣いていた少女が、びくりと身を竦める。だが我慢できなくなったのか、また嗚咽を初めてしまう。
その様子に激高したスキンヘッドが腕を振り上げた時、それを止める声がかかった。
「やめとけよ。営利誘拐で人質に手を出すなんざ、素人もいいとこだ」
静止した男はハンモックに揺られていた身を起こし、フェドーラ帽を取った。
『スケルトン』である。
スーツを着用し、明晰な声を発しているが、見た目は骨だけのアンデッドそのものだ。
「おいおい、雇われが口を出してんじゃねえよ。こんなガキ、金さえ貰えば売り払っちまえばいいんだからよ」
スキンヘッドが骨男に文句を言う。だが、スケルトンは引き下がらなかった。
「プロだって話だったが、聞いて呆れるね。自分から取引を台無しにするビジネスマンがどこに居るってんだ。約束は守るから次があんだよ」
おそらくは、スケルトンの言葉の意味がうまく理解できなかったのだろう。スキンヘッドはそれ以上何も言わず、舌打ちだけして踵を返した。
骨男はこれみよがしに溜息を吐いてみせる。
「キャンディ、どう?」
そんな彼に声を掛ける者があった。ぶかぶかの白衣を着て裾を引きずった背の低い少女。頭に生えた猫の耳が特徴的だ。
先程の言葉は飴が必要か、という意味ではない。骨男の名前を示すものだった。
「どう、だって? いんやぁダメだね、マッドキャッツ。あんガキは――失礼。あのお子様は確かに資産家の娘だが、近頃落ち目もいいとこだ。屋敷を抵当に入れたって身代金は払えねえよ」
「じゃあ、どうするの?」
「金の分は働くさ。傭兵業は信頼で食ってっからよぉ。骨によりをかけてやろうじゃねえか」
「食べるとこなさそう」
「筋も残っちゃいねえかんなァ」
そう言って、スカルキャンディはげたげたと笑いだした。
- 崩落式マッシヴエイドマーセナリー完了
- GM名yakigote
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2019年03月01日 22時25分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●ビジネスライク
正直言うと、引き受けたい仕事ではなかった。後ろ暗いそれであるのは問題にしないけれど、その上で金払いが悪い、依頼者の質もちょっと、と来れば忌避したくなるのは当然だ。それでも引き受けたのは、ちょっと仕事日照りだったのである。毎日のお菓子を節約しなくてはいけない程度には。
影が濃い森だ。いや、日が薄いと言うべきだろうか。
獣道とすら言えぬような木々の隙間を、枝を避け、草をかき分けて進んでいる。
可能な限り息を潜め、足音を忍ばせながら進んでいるつもりだが、こちらを悟られない確率は如何ほどだろう。少なくとも、獣が相手では難しそうだ。
「何て言うか……間抜けな誘拐チームもいたもんだな。金のねぇ資産家の娘をさらって、あまつさえ身代金を要求してるなんてな。ここまで来ると笑えてくるぜ」
『ド根性ヒューマン』銀城 黒羽(p3p000505)が口の片端を釣り上げる。
大方、古い情報を頼りに行動したのだろう。敵の頭が良くないというのは、こちらとしてはありがたいことだが。
「……だが、雇いの傭兵はそうでもねぇようだ。ちぃとばかし厄介だな」
「こんな払えないような額の身代金を要求するなんてずいぶんと間抜けな誘拐犯だね」
そんなことをすれば結果は見えているのにと、『メイドロボ騎士』メートヒェン・メヒャーニク(p3p000917)。
どう転んでも支払いが不可能な身代金を要求されたらどうなるか。その結果が自分達である。
この場合、人質の無事は優先事項としても下がる。元より、失敗すればアルネシア嬢の身柄は保障されないのだから。
「こういう事には慣れてないのかな?」
「本来なら、荒事になる前にネゴシエーターが出てくる場面だと思うんだけど……話の通じる相手じゃない、ってことかな」
それとも既に、交渉が失敗した後なのだろうかとマルク・シリング(p3p001309)は考える。
相手は不可能で不当な金額を要求してくる集団だ。その可能性は大いにある。それ以上に、通達速度の問題もあるかもしれないが。
ともあれ、会話の成立は望むまい。
「傭兵の二人以外は、ね」
「全くもー、悪党ばかりだな!」
七鳥・天十里(p3p001668)は憤る。
この世界において、イレギュラーズの仕事は枯渇しない。
今日もどこかで争いが起き、誰かが理不尽に嘆き、こうして罪のない少女が悪漢に攫われている。
それは、どこの世界でも同じかもしれないが、容認できるものではない。涙するだけの夜に留まれはしないのだ。
「こんなやつらはお金の代わりに鉛玉をプレゼントしてあげるよ。容赦なんて僕はしないからね」
「用心棒付の誘拐団、力量が足りてない内の手札としてはなかなか手堅いわね」
性格の割に警戒心だけは一人前だと、『お気に召すまま』シャルロット・D・アヴァローナ(p3p002897)は評価する。
ベイロー家へのリサーチ不足から、この集団が物事の隅まで頭がまわらないことはわかる。
しかし武力的な面では体裁を整えているところを見るに、荒事の類を生業とするだけの慣れはあるのだろう。
「だけど用心棒を信頼してないのは致命的、サクッと終わらせて返して貰いましょう」
「誘拐事件か……どこにでも悪党はいるもんだね」
こういうことはなくならないものだと『天棲鉱龍』ェクセレリァス・アルケラシス・ヴィルフェリゥム(p3p005156)は思う。
他人の財産を得るという行為は、確かにビジネスの本質かもしれない。あが、越えてはいけない一線というものがある。暴力のラインだ。
他者を物理的に攻撃して奪ってはならない。それを犯してはならないのだ。
「とりあえず始末すりゃいいならやることは明快だね」
「おやおや、お金が取れるかどうかの事前調査も満足にできないとは。間抜けな賊もいたものだね」
『寝湯マイスター』ウィリアム・ハーヴェイ・ウォルターズ(p3p006562)は苦笑する。そんなことをすれば、暴力での解決しかなくなるだろうにと。
その先が、今だ。彼らは自分たちの手で、血を見る以外の可能性を潰してしまったのだ。
「でもそういう輩に限って厄介事を起こすからなぁ……逃がすわけにはいかないね」
先頭を歩いていた『盗賊ゴブリン』キドー(p3p000244)が、ハンドサインで『待て』を合図する。
木々の奥、微かだが虫の声に混じって人の会話が届いてくる。
皆一様に頷くと、柄を握る手に力を込めた。
●インザクローゼット
誘拐のプロ。そんな謳い文句は半信半疑どころか、『疑』が九は越えていた。だがせめて、経済事情や相手の性格くらいは調査済みだと願っていたんだがね。どうにも、杜撰に過ぎる。だから、こういう結果に落ち着くのは目に見えていた。そんなもんの流れ弾に当たっちゃあ、嬢ちゃんも可愛そうだろ。
どちらに、と誰かが問うまでもなく、天十里が一方向を指で示す。
この生い茂った森の中で、鳥の視点は当てにならない。
ウィリアムの呼び出したカエルは枯れ葉に隠れ、木々の隙間を抜け、そうして、見つけた。
「遅ぇ! 一体何時になったら金を持ってくるんだ!!」
怒鳴り声。だがおかげで、顔を確かめるまでもなくなった。こんな場所でこんな会話。まさかブッキングする筈もない。当たりである。
「もういい、あのガキを刻んで――」
「いいや、娘を返してもらおうか」
●プライド
やっぱり、仕事を引き受けるなら偉い人の方がいい。護衛とか、警備とか、そういうの。だって、偉い人のところはお菓子が出るから。むさい誘拐団は何も出ないどころか、ご飯も自前だ。おのれスティールシリーズ。私もお菓子食べたかった。
それが本物だと気づかれようが、気づかれまいが、キドーにはどうでも良かった。
違和感など無数にある。
このような場所に護衛もなしに来る当主。衣服に汚れは見られず、武装らしいものもない。
事実、キドーが物陰から飛び出した時、傭兵の二人だけはベイロー氏の姿をした式神の方を見てはいなかった。
刹那の瞬間だけ、骸骨男と視線が交差する。
だが攻撃を仕掛けては来ず、仕草でひとつ、情報を伝えてきただけだ。
『娘は避難させてある』とだけ。
その意図を読めないまま、キドーは未だ偽物のベイロー氏に釘付けの賊へ向け、それを放り投げた。
「手前ェ、金はちゃんと用意し――なんだこりゃ?」
手元に投げ込まれたひとつの塊。それが何であるのかを理解する前に、爆発し、周囲に悪意を撒き散らす。
猛火と、毒霧。
絡みついたそれは男を内側から焼いた。
喉の爛れる感触。胃に鉛を流し込まれたかのような異質感。苦しむ男の前でキドーが手を握りしめると、まるで心臓がその中にあるように、ドクリと。
「くそっ、罠だ!!」
「ガキはどこだ!? おい骸骨野郎、聞いてんのか!?」
既に賊らは崩れ始めている。悪事を働き平然としているだけの才能はあっても、戦闘屋としてのそれは新兵並だ。
「お前ら本当にプロか? 計画もガバガバなんてレベルじゃねぇぞ」
黒羽は誘拐団の意識を引きつけるための挑発としてそれを口にしたが、以外にも賛同する声があった。
「そうだそうだ、言ってやれオニイチャン。こいつらノウハウのノの字もなってねぇんだ」
「五月蝿ぇぞスカルキャンディ! どっちの味方だ!!」
激高する賊。だがその反応に、黒羽はやりにくさを感じていた。
挑発を、緩和された。
無効化はされていない。事実、幾人かの引きつけには成功している。だが十全ではない。
「お前ら傭兵も大変だな。金のためとはいえ、こんな糞ド無能どものお守りをしなきゃならねぇんだから」
追いかけてきた何人かの剣を引き受けながら、会話に乗ったふりをして、煽り続けた。
「さあて、そろそろお仕事しま――っとォ!」
懐から導火線のついた筒状のそれを取り出しながら、スカルキャンディは身を仰け反らせた。
先までいたその空間を、メートヒェンの足裏が通り過ぎる。
「杜撰な計画だったから素人集団かと思ったけど、なかなか骨のある相手もいるみたいだね」
「そりゃそれしか無ェかんなァ!」
カタカタと笑う骸骨男の進路を、メートヒェンは体で塞いでいる。
この場所は、徒手空拳である彼女に有利だ。木々に阻まれるこの場所では、投擲物を主体としたスカルキャンディの戦法はどうしても制限される。
懐を狙う。心臓ではない。先程、爆発物を取りだしたあたりだ。
「オイオイ危ねえだろ。根性座ってんなァ」
爆発してくれていい。互いを削り合う戦いは望むところだ。
「守りの硬さには自信があるからね、我慢比べなら負けないよ」
「いいねぇ。じゃあ我慢比べだ。おじさんといいことしようぜ!」
そして、バラ撒かれた爆弾は――
息苦しさを感じて直ぐに、マルクは体内の疾患を確認し始めた。
幾つかの炎症と、一部臓器の機能不全。自分は今、病に冒されている。
足元。草むらの中に割れたガラス片が見える。原因はこれだろう。恐らくは、特殊な病原菌の詰まった試験管かビーカーのようなものを投げられたのだ。
頭を上げ、視界を広げたマルクは、その先でまさに投擲しましたよというポーズをしている猫耳の少女を確認する。
マッドキャッツ。
「痛い? しんどい? じゃあ効いてる。ばっちり」
こちらに向けてサムズアップする彼女を睨みつけた。
確かに身体機能に直接関与する攻撃手段は厄介だ。だが、症状を理解しているということは、治し方も分かっている。
治癒術式を起動し、体内で展開させる。機能不全は解消され、炎症の痛みも幾分か引いた。
これでいい。イタチごっこにはなるかもしれないが、マッドキャッツらを倒すことが主目的ではない。
寧ろ、千日手であれば望ましい限りだ。
「とうっ」
「とう」
気合の入った一撃と、気の抜けるようなガードが交差する。
天十里が上空から行った射撃を、マッドキャッツがビーカーの『まるみ』で反らせたのだ。
当然、実験用のガラス容器はそんなことに使えるものではない。罅が入り、中身が外に流れ出していく。
その臭気に天十里は口元を覆いながら飛び退った。
頑丈そうな枝のひとつに着地し、眼下のマッドキャッツに視線を向ける。
友達にでもするかのように手を振ってくる少女に、天十里はどこかやりづらさを感じつつも宣告をした。
「僕は容赦しないけど、死ぬまで戦う? 逃げるなら追わないよ。アルネシアちゃんの隠し場所を教えてくれればだけどね」
そう告げられたマッドキャッツは考え込むように首を傾けると。
「死ぬまでは、ちょっと。お金の分、だけー」
正直なやつだと思いつつも、それは敵対の宣言だと認識する。
天十里は不気味と渦巻くそれを銃弾に込めると、彼女に向け躊躇なく引き金を引いた。
動きはお粗末だが、パーティバランスだけは整っているものだとシャルロットは思う。
意外にも頭でっかちなのだろうかと胸中で首を傾げつつも、ならばこちらもセオリー通りにと稲妻を纏った刃で、治療師と思しき一命を胸を貫いた。
迸る雷閃。走る一条は今、治療師が手を翳していた男にも突き刺さり、傷を広げ致命傷を負わせている。
「くそっ、裏回りされてやがる! 骸骨野郎! 手前ェ後衛だろうが! なんとかしろ!」
「ふわっとした命令来たよこれ。ま、やるけどさ」
肩をすくめるスカルキャンディに、シャルロットは言う。
「最初の身代金もまだなのにない袖は振れないんじゃないかしら?」
「いやほんと、前金も渋るわ値切るわ。おじさんやんなっちゃう」
いやいやと首を振る骸骨は、お世辞にも可愛いとは言えなかった。
「信頼からサービスして動くこともなくもないけど、そこまでの関係かしら?」
「そこはほれ、信用で食ってるもんでな」
ェクセレリァスの構えた大砲は、賊らの方に狙いを定めると、世界すら書き換えようとその一撃を放つ。
木々を削りながら、誘拐犯へと迫るそれ。悲鳴が聞こえ、それは苦悶の声に代わり、痛い痛いと子供のようにうわ言のように啜るそれへと移る。
人が本来寄り付かないであろう森の中だ。周囲への被害を気にせず引き金を引ける。
だがその容赦ない攻撃に、場違いにも拍手を贈る者がいた。
マッドキャッツである。
彼女は目を輝かせながら、ぶっかぶかの白衣越しに両手を叩いている。
「ビーム。ビームだ。かっこいい」
ぐっと握りしめた拳を見せる彼女に、本当に戦う気があるのかどうかと訝しむ。
しかし、視線先に写ったそれを見るやいなや、その場を駆け退いていた。
ガラスの割れる音。
いつの間に投擲したのだろう。やはりあの拍手と態度は敵意を隠す演技かと視線を向け直せば、マッドキャッツは「ワンモア、ワンモア」とビーム二発目をせがんでいるところだった。
誘拐犯に向け、第二射。
そろそろだ、とウィリアムは感じていた。
誘拐犯の数は減ってきている。
こちらもそれなりのダメージを負ってはいるが、その差は歴然だった。
賊の実力には目を見張るものなど無く、そこいらのチンピラと比べても大差はない。如何に強力な用心棒を味方につけたところで、実力者の人数差は覆しようがなかった。
ウィリアムは油断をせず、凶呪を受けた味方を回復する。
誘拐犯らとて、この戦況は流石に理解しているのだろう。必死に怒鳴り立てて自分達を鼓舞してはいるが、疲れと諦めの表情が出始めていた。
こうなると、厄介なのは傭兵の二人だ。
こちらと同じように、向こうも余力を残している。
だが問題はない、と思いたい。あの二人が状況を読み損ねているとは考えられないからだ。
この程度の関係で、命を賭ける程自分達を安売りしたりはしないだろう。
そして最後の分銅が、天秤を大きく傾けた。
賊の最後の一人が倒れたのである。
ここだと、ウィリアムは口を開く。
●ソードオフ
金の分の仕事をするのが傭兵業のプライドだ。そこに裏切りやら寝返りはねえ。こちとら信用で食ってるしな。だがまあ、命をくれてやったりまではしねえよ。明日の飯の為の仕事だ。まあ、食っても肉つかねえんだが。
「これ以上はお金にならないと思うよ。この辺でアルネシア嬢を返してくれると嬉しいね」
残った二人に声を掛けた。
「雇い主はこの通り。報酬の入る見通しもない。それでもまだ戦う?」
戦わない、筈だ。ビジネスの関係だと、プロなら割り切っている、筈だ。
「お嬢様を返してくれるなら戦う理由もなくなるわ」
そんな言葉に、スカルキャンディは懐から一本の筒を取りだして。
「お嬢様は、あっちさ」
と、それをあらぬ方へと投げつけた。
血の気が引く。そちらへと足が向く。茂みをかき分け、木の根を飛び越え、その先に居た少女を抱き寄せかばい、いざ爆発は――なかった。
仲間の一人が骸骨男の投げつけた筒を拾い上げる。
「……水筒?」
振り返れば、二人の気配はもうない。
その逃げ足の速さには、思わず大きな溜息を吐いた。
了。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
近くでどんぱちしてて泣き出さないお嬢様のメンタル。
GMコメント
皆様如何お過ごしでしょう、yakigoteです。
資産家、ベイロー家の一人娘、アルネシア・ベイロー嬢が攫われました。
犯人グループはベイロー氏に身代金を要求。
しかし、財産運用の失敗を続けているベイロー氏では、どれだけ掻き集めても身代金を捻出することができません。
そこで、イレギュラーズに依頼が入りました。
犯人グループを撃退し、アルネシア嬢を救い出してください。
【エネミーデータ】
□自称プロの誘拐チーム
・兵隊崩れの野党です。
・前衛タイプ6名・回復専門タイプ2名で構成されています。
・新米冒険者に毛が生えた程度の実力であり、それほどの脅威にはなりません。
・後述の2名とは仲が悪く、連携を取りません。
□スカルキャンディ
・スーツにトレンチコートのスケルトン。
・爆弾による攻撃が主。EXAが非常に高く、至扇、中範、超広の3種の爆弾を使用します。またこれらには全て【飛】の効果があります。
・混乱、狂気、魅了、怒りを無効化します。
□マッドキャッツ
・ぶかぶかの白衣を引きずった背の低い猫耳少女。
・病原菌やウイルスの入った薬品による攻撃が主。【出血・火炎・疫病】【呪い・致命・疫病】【不吉・不運・疫病】の3種。物遠域。
・強力な物中単の呪殺攻撃を持ちます。
【シチュエーションデータ】
・薄暗い森の中。
・生い茂る木々が自由な行動を阻害します。
・アルネシア嬢はスカルキャンディが安全な場所に移動済み。
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