PandoraPartyProject

シナリオ詳細

ジスクナスの焔

冒険中

参加者 : 8 人

冒険中です。結果をお待ちください。

オープニング

●立ち入っては行けない場所
 その日、幻想南部のヌリカ村に住む三人の少年少女、ロカとグエイン、そしてクリアは探検と称して村の裏山を昇っていた。
 小高い丘程度の山だ。子供の足でもそう時間はかからず昇る事ができた。
 山頂で休憩を取った三人は、午後の時間に目一杯遊び、日が暮れる前に下山を始めた。
 その途中、ロカが声を上げた。
「見てみろ! なんかこっちに道があるぞ!」
 それは侵入の跡を人為的に消した獣道。
「そっちは村とは逆方向ですね。何があるんでしょうか?」
 グエインの言葉に好奇心を湧き上げられたロカは「行ってみよう!」と先に進み始めた。
「えぇ~、日が暮れちゃうよ。帰ろうよ~」
 クリアの引き留める声はか細く、一人で居残る事もできないクリアは二人の後をつける。
 そうして巧妙に隠された獣道を進んでいくと、瞬間、視界が開ける。
「うわ! なんだこれ!」
「すごいですよ! 図鑑でも見た事のない花だ!」
 三人の目の前には紅く細い花が咲き乱れる。
 どこか甘い匂いが鼻を突き、三人は誘われるように花畑の中へと進んでいった。
「すごく綺麗な花……なんて名前なんだろう?」
「ジスクナスだよ、お嬢ちゃん」
 疑問を口にしたクリアは、突如掛けられた言葉にはっ、と後ろを振り返った。
 そこには、三人を睨めつけるように鋭い眼光を見せる男が二人。
「どこから入り込みやがった、クソガキども」
「まあどこからでもいいさ。全員始末するだけだしな」
 三人に瞬間的に恐怖が立ち上る。
 このままここにいてはまずい。殺される。
 本能的に悟った三人は一斉に逃げ出した。
「待ちな!」
「逃がさねぇぞ!」
 全速力で逃げるが子供の足だ。瞬く間にグエインとクリアが捕まった。
「ロカ逃げて下さい!」
「逃げて! ロカだけでも!」
 自らの命を省みず、友達一人を逃がすためにバタバタと暴れる二人。
 ロカは涙を溜めながら、必死に走った。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 そうして、無我夢中に走り続けて、どうやって戻ったのかわからないほど記憶が混濁する中、ロカは自身の住むヌリカ村へと戻った。
 事情はすぐに村長から領主へと伝わり、事態は急転する。


「新年早々だけれど、急ぎの依頼が入ったわ」
 『黒耀の夢』リリィ=クロハネ(p3n000023)が依頼書を手にやってくる。
 話を聞いてみれば幻想南部のある領主からの依頼らしい。
「幻想南部ヌリカ村の裏の山間にジスクナスの花が栽培されていることがわかったわ」
「ジスクナス? なんでしょうそれは?」
 聞き慣れない言葉に『星翡翠』ラーシア・フェリル(p3n000012)が言葉を返すと、リリィは一つ頷いて説明をした。
「ジスクナスの花。紅くか細い花なのだけれど、これを精製して吸引すると、脳に一定の障害をもたらすことがわかっているわ。
 思考の混濁、記憶喪失、意志薄弱などの症状ね。所謂、麻薬という奴よ」
 麻薬。どこの世界でも裏で取引される人にとって有害たり得る危険な薬物だ。
 その元となる花が大量に栽培されている。
「栽培していたのは、グラス・ゴルドという集団のようね。盗賊団とも言えるけれど、その性質はマフィアのような存在に近いようだわ。
 人から奪うだけではなく、自ら金になる木を育てている……というところかしら」
「資金調達の一環なのでしょうけど、麻薬を扱うなんて非道ですね」
 グラス・ゴルドの連中は人の入らない山間に狙いをつけて、長く秘密裏にジスクナスの花を栽培していたようだ。
 それをヌリカ村の少年少女が見つけてしまった、ということだ。
「領主もすぐに動き出すつもりだったようだけれど、大きく軍を動かせば先んじて逃亡されてしまう恐れがありそうなの。
 そのために、先行で潜入しグラス・ゴルドの連中を抑えられる要員が必要というわけね」
 領主からローレットへ回ってきたお鉢。潜入と殲滅が兼ね備えられるカードだ。
「オーダーは存在が確認出来ているグラス・ゴルド関係者の処分。生死は問わないわ。そしてジスクナスの花の焼却ね。山間だから山火事にはならないようにして欲しいようだけど、方法はお任せするわ」
「捕まっている少年達はいいのですか?」
 ラーシアの疑問に少し浮かない顔をしたリリィが答える。
「そっちはオプションになるわね。
 グラス・ゴルドの連中がたむろしている施設が花畑の傍に見つかっているけれど、そこにいまも少年達が残されているか……不明だわ。
 グラス・ゴルドと戦闘しながら、施設内を調べれば或いは……」
 リスクの高まる判断なだけに、リリィからは強制できないということだろう。
「――とにかく、依頼としてでた以上、対応しなくちゃね」
「私も手伝わせて頂きます。一緒にグラス・ゴルドを潰しましょう!」
 イレギュラーズへと依頼書は手渡され、麻薬密売組織の壊滅作戦が始まった。

GMコメント

 こんにちは。澤見夜行(さわみ・やこう)です。
 人々を陥れる危険な薬物が作られようとしています。
 少数精鋭のイレギュラーズが先行し、この組織を壊滅してください。

●依頼達成条件
 グラス・ゴルド組織員十五名の処分(生死は問わず)
 ジスクナスの花畑の焼却

■オプション
 グエインとクリアの救出

●情報確度
 情報確度はBです。
 提示されている情報は把握できている範囲のものです。
 想定外の事態も考慮にいれましょう。

●グラス・ゴルドについて
 盗賊団からマフィアに近しい性質へと変質した組織。
 現在、ジスクナスの花畑周辺にいることが確認された組織員は十五名。
 全員が、片手剣、銃器などで武装しており、戦闘行動に長けていることがわかっています。
 砂蠍にも恭順していなかったことから、それなりに規模の巨大な組織と思われるが、詳細は闇の中です。
 連携力が高く、EXA、防御技術がやや高め。それなりに戦闘経験を積んでいる連中です。油断は禁物でしょう。

●ジスクナスの花について
 紅い花弁を六枚咲かせる魔性の花。
 花に突くほどの甘い香りを漂わせており、花の蜜は毒性もあるようだ。
 発火しやすい性質をもっていて、燃えるとすぐに周囲を延焼をさせていく火種。燃やす際は山火事に注意しましょう。
 精製し吸引すると、依存度の高い危険な薬物へと変貌する。
 紅い粉でレッド・パラノイアと呼ばれているようだ。

●隣接する施設について
 花畑傍には組織員が寝泊まりする家屋が建っています。
 内部の様子は不明。窓から察するに部屋数は五部屋程度と思われます。
 捕まったグエインとクリアがいるとすれば、この家屋の中だと考えられます。

●同行NPC
 ラーシア・フェリルが同行します。
 薬物を悪用する連中を許せないと義憤に駆られています。
 指示がなければ邪魔にならないように動き回ります。

●戦闘地域
 幻想南部、ヌリカ村の裏山の山間になります。
 ジスクナスの花畑の傍には二階建ての家屋が建っており、そこで組織員が寝泊まりしているようです。
 時刻は十七時。若干暗がりに包まれ始めています。
 障害物はなく視界も良好でしょう。

 そのほか、有用そうなスキルやアイテムには色々なボーナスがつきます。

 皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
 宜しくお願いいたします。

  • ジスクナスの焔 冒険中
  • GM名澤見夜行
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 出発日時2019年01月13日 23時59分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険中です。結果をお待ちください。

参加者一覧(8人)

ヘイゼル・ゴルトブーツ(p3p000149)
自称・旅人
ルアナ・テルフォード(p3p000291)
命の重さを知る小さき勇者
スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)
サイネリア
イシュトカ=オリフィチエ(p3p001275)
世界の広さを識る者
リースリット・エウリア・ファーレル(p3p001984)
終焉語り
セシリア・アーデット(p3p002242)
治癒士
シラス(p3p004421)
特異運命座標
ティスル ティル(p3p006151)
エアーコンバット

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