PandoraPartyProject

シナリオ詳細

エロ同人を入手せよ

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●フツカメの悪魔
 君は幻想闇同人即売会、コミッショナーマーケット略して闇コミケを知っているか。
 一般的に行なわれるコミックスマーケットつまり光のコミケはリーゼロッテお嬢様の普通のブロマイドや王様のお写真がついたカレンダーやフィッツバルディ様の出版された本などがまとめて販売される冬の祭典……しかし闇コミケはそれらと対をなす存在!
 アーベントロートお嬢様裏写真(下着姿のやつ)や王と花騎士の情事を描いたエロ本や黄金双竜×ザーズ本、イレーヌのいけない祭事本、有名人パンツソムリエ本など――もし見つかれば最悪死ぬ物品が取引される、いわば闇市!
 しかし人間の欲望とは底なきもの。命がけの闇コミケにも関わらず多くの参加者たちが闇の会場ビッグダークサイトに集結するのだ。

「……そんな闇コミケで以下の品を手に入れてほしいそうだよ」
 『黒猫の』ショウ(p3n000005)は同人誌のリストと人数分の三角覆面(入場者は着用を義務づけられる)を差し出した。

・黄金双竜×ザーズ本、他数冊:BLコーナーにて
・パンツソムリエ最新版、他数冊:パンツコーナーにて
・アーベントロート裏写真集、他数冊:暗殺令嬢コーナーにて
・イレーヌ本、他数冊:男性向けエロ島にて

「リストの頭に書いてある本は入手必須。それ以外は余力のある限り――だ。命をかけてでも手に入れたい、とのことだよ」
 客になって本を買う程度のことでなにを大げさな。
 そんな発現を聞きつけて、ショウは視線を冷たくそして鋭くした。
「コミケに客はいない。皆が参加者だ」
「はい」
「コミケは戦場だ。最悪死ぬ」
「はい」
 昨年の闇コミケの様子を、ショウは語った。
 無数のコミケヒャッハーたちが会場内をひた走り、互いに熾烈な殴り合いをしながら目的の本をめざし争奪戦を繰り広げる。
 だが本を手に入れた者は勝者。決して勝者から奪いとることをしてはならない。それが闇コミケ鉄の掟だ。
 体力、知力、筋力、そして欲望の全てをかけてライバルたちをなぎ倒し、ブースへたどり着きそれを手に入れる。
 もしそれが叶わなければ……最悪死ぬ!
「分かってるとは思うけど、自分や相手の素性を探らないこと、そして明かさないことだ。お互いにとって不利益しか生まないからね。特にお嬢様コーナーの猛者たちは……ね……」
 養豚場に並ぶ豚。いやそこに添えられた餌。
 だが短くとも太く生きる彼らを……誰が笑えようか!
「生きて……帰ってきてね」

GMコメント

●注意事項
 この依頼は『悪属性依頼』です。
 成功した場合、『幻想』における名声がマイナスされます。
 又、失敗した場合の名声値の減少は0となります。

 各員手分けして四つのエリアに派遣し、目的の本とその周囲にある『指定された同人誌』を手に入れて来てください。
 機動力やなにかを活かしてがーっと行くもよし、ここは任せて先に行け作戦をとってもよし。
 とにかく実力がものを言います。
 相手も本気だ。当然パンドラだって減る。

 そしてこのことは誰にも秘密だ。
 お兄さんとの約束だぞ。

  • エロ同人を入手せよ 完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2019年01月14日 22時45分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

クック=ドゥルドゥー(p3p002030)
元ブロイラー
極楽院 ことほぎ(p3p002087)
瓦礫の魔女
スティーブン・スロウ(p3p002157)
こわいひと
ニル=エルサリス(p3p002400)
美音部 絵里(p3p004291)
たーのしー
梯・芒(p3p004532)
Code187
悪鬼・鈴鹿(p3p004538)
ぱんつコレクター
天之空・ミーナ(p3p005003)
茜色の恐怖

リプレイ

●闇の同人、闇コミケ!
 好奇! 熱気! 狂気!
 うずまくオーラが君には見えるか。
 黒い三角頭巾とローブを纏い人相を隠した闇の者ども。貴族から平民、周辺諸国の様々な人間たちがその中には隠れているという闇コミケ参加者たち。
 彼らは表に出せば即斬首みてーな危ない同人誌をこっそり刷ってはこの闇コミケに持ち込み、闇の喜びを享受しあっている。
 だが忘れるな。刷られる数には限りがある。
 それゆえ彼らは――。
「純愛の作品を求め、筋肉と筋肉が激しくぶつかり合う。コケッ! ここが愛の戦場! ならば俺も全身全霊全筋肉を持って相手しよう!」
 『元ブロイラー』クック=ドゥルドゥー(p3p002030)のように、全身全霊でぶつかり合うのだ!
 スッと前髪をはらう『Code187』梯・芒(p3p004532)。
「混沌にもコミケはあるんだね。しかも、闇の二日目が……」
 そう、一日目……つまり光のコミケは毎年開かれ、混沌同人作家たちが混沌とした同人誌を刷ってはそれを金を介して交換しあっている。
 それは地球世界日本のコミケと同じ。つまり、二日目も……ある!
「まさか、こっちでコミケなんて言葉を聞くとは思わなかったのです。しかもエッチなのも有るなんて、これが人の業なのですね。うんうん」
 人があるなら業もある。業が深ければコミケも開かれる。
 『たーのしー』美音部 絵里(p3p004291)は世界が変わっても人は人、と深く頷いた。
 闇コミケは文字通り闇で開かれる。それゆえ日時と場所を正確に知っている者でなければたどり着けず、それを示す鍵となるのがこの闇カタログだ。
 石版に刻まれたコードを読み解くことで、闇コミケ会場と目的のブースポイントを知ることが出来る。
 絵里たちは当然の前準備として、小銭の用意やルート作成を入念に行なっていた。そう、彼女たちはもはや欲望のソルジャー。
 お店でお買い物するのとは、根本的に違うのだ!

「おー、すげーオーラ出てんな連中……」
 『瓦礫の魔女』極楽院 ことほぎ(p3p002087)がニヤリと会場の猛者たちを眺めていた。
 転売したら儲かりそうだと思う一方、貴族パワーで即バレからの即斬首を恐れてみんなやってねーんだなと気づく。そこまでテンプレ。
 だがそういう発想が出てくるあたり、さすがは悪依頼に颯爽と現われる女ことほぎである。
 ゆらり、と『ぱんつコレクター』悪鬼・鈴鹿(p3p004538)が謎のオーラを発した。
「フッ、パンツハンターにしてパンツコレクターな鈴鹿にとってパンツソムリエ本は必須資料の一つ。例え依頼が無くても鈴鹿は買いに行ってたの。それが依頼でお金が入る上に頼れる仲間も居る……これは、勝ったな! なの!」
「やべーな囲まれた」
 前も後ろもどぴんくオーラ。
 少しでも味方を増やそうとニル=エルサリス(p3p002400)の方を見ると。
「ウチの分の裏写真集もゲッツしておいてほしいんだおー! お願いだおー! 命かけるおー! うおおおおおおお!」
 『思い出したようにエロくなる』天之空・ミーナ(p3p005003)に拳土下座をしていた。拳土下座。全身全霊をかけた土下座極地のひとつ。要求が通らなかったもう殺すしか無いという意味をもつ。
 ミーナは仏のような顔でスッと手を翳した。
「頭を上げろ、同志。気持ちは同じだ」
「おっ!?」
 顔を上げたニルの肩に手を置くと、ミーナは目の中に炎を燃やした。
「先に言っておくが、私は今回本気だからな?」
「お」
「どれくらい本気かっていうと、とっておきの臆病者デザイアを用意して、ざんげにハンマーをわざわざ二回振ってもらって、更に機動力上げる装備を探し出すためだけに闇市に通い続けたくらいだ」
「おおお……」
「バカなのは分かってるよ。けどそれだけの価値が、私にはある」
「わかるお! あるお!」
「そうか! わかるか!」
 がしりと手を握り合う二人。
 ことほぎは完全に囲まれたことを理解した。
 髪をさっとかき上げる『呪物蒐集家』スティーブン・スロウ(p3p002157)。
「さてと……ルートは覚えたな? 小銭は用意したな? 水分補給は忘れちゃいないな? それじゃあ……パーティの始まりだぜ」

●整理スタッフの消えたコミケ
『間もなく、第○○○回闇コミケを開催します。欲しければ取りに来い。この世の全てをブースに置いてきた!』
「「ウオオオオオオオオオオオオ!!!!」」
 正体不明の猛者たちが駆け出す。
 その中を、ドゥルドゥーたちも走り出した。
「コケッ! ここは俺と俺の筋肉に任せて先に行け! なに、危なくなったらすぐに離脱する。チキンレースは得意でね」
 ここより先BLゾーン。カーブによって集団の数が減った所で、ドゥルドゥーは反転からのマッスルポーズをとって走る覆面たちを押しとどめた。
「どきな! 死にたいのかい!」
「腐女子の執念なめるなよ!」
「殺すぞ!」
 想像の十倍くらいやべえ奴らが執念のパンチを繰り出してくる。
 だが。
「コケッ! 筋肉は裏切らない!」
 ドゥルドゥーは、気合いで耐えた!
 が、そんな彼を飛び越える腐女子や腐男子たち。
 ただの雑魚とあなどるなかれ。中には鉄帝闘技場でブイブイいわせる猛者や百戦錬磨の傭兵だって混じっているかもしれんのだ。こええよその事実。
「よそ見はしねえ。目指すは『黄金双竜×ザーズ』!」
 ことほぎは瞳に炎をもやした。
 並ぶ長机。ならぶ石柱。『ギルド長との秘密の設定チェック』や『王と享楽の日々』など魅惑的かつばれたら死ぬポスターが並ぶ中、目指すは壁!
 魔の呪いがことほぎを中心にうずまき、唇から紡がれる言葉が魔の饗宴を生み出していく。
「「グワーッ!?」」
「これでちっとは時間稼ぎになんだろ!」
 ことほぎは意を決し、壁サー狙いの群れへと飛びかかった。

「よ、っと」
 スティーブンはビー玉を沢山床に転がして後続を牽制。
 何人もがすっころぶなか、謎のバランス感覚で走り抜けたり飛行能力で切り抜ける連中と戦っていた。
 スティーブンの向かう先は男性向けエロ。
 イレーヌ緊縛本とかいうバレたら絶対怒られるやつを横目に走る。
 目指すは神絵師による『月曜日のイレーヌ』である。
 それを求める猛者たちは、男のリビドーをフルにして襲いかかる。
 拳が、蹴りが、スティーブンを襲う。
「実力行使もアリか。だったら……」
 芒のフライングキックが、頭巾の猛者に炸裂した。
 相手を踏みつけ、乗りこえて走る芒。
「Way only me, my only way――遅い奴には、大手は追えない」
 転がるように群衆をくぐりぬけ、青い表示本をかすめるように取ると、硬貨ボックスに小銭を投入。素早い跳躍によって離脱した。
 同人誌を手にした者は勝者。ゆえに、それを横から奪い取る愚を犯すものはいない。
 勝者となった芒は、イレーヌがなにげなく巨乳をさらす繊細かつそそる表紙を掲げ、道をあけた者たちの中を悠々と歩いて行った。
「さあ、次へ行くよ」

 ある意味闇コミケの目玉とも言えるスポット。
 それが暗殺令嬢コーナーである。
 あの美貌でありながら余計なことするといつのまにか死ぬというこの同人ジャンルはきわめて生存率が低い。
 だが逆に考えてほしい。それだけのジャンルを続け、そして生き残ってきた者の力を。
「暗殺令嬢催眠本!」
「ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
「わたさないんだお!」
 ニル渾身のしっぽアタックが、駆け抜ける猛者の腹に直撃。
 しかし続く猛者はそれを掴んでニルを逆に投げ飛ばした。
「おぜうの本。それも生き残ってきた猛者の本。どんな内容か想像するだけで、ウチ……たぎるんだお!」
 空中で謎の制動をかけたニルは天井をけって飛び、山から本を二冊かすめとり丁度のコインを箱に入れた。
 阻もうとした猛者を蹴り倒し、ふっと目を閉じる。
「これでも同じ趣味を持つ同志……殺しはしないんだぬ」
 その、一方で。
「私の本気をなめるな!」
 ミーナが風のごとき機動力で群衆をジグザグに駆け抜け、円月手刀によってなぎ倒していく。
 コーホーと白い煙を放つミーナを、もはや誰もとめられない。
 スペックがどうとかじゃねえ。闇コミケ一個にざんげハンマー振り回した気合いが他をよせつけぬのだ。
「言ったよな、本気出すって! てめぇら全員吹き飛べやぁぁっ!!」
 気合いだけで群衆を吹き飛ばすと、ミーナは一直線に『お嬢裏写真集』へ接近。
「リーゼロッテのエロ同人は私のもんだあぁぁぁぁっっ!!」

 さて、混沌に生きるローレット民なら、一度は聞いたことがあるだろう。
 そう。
 パンツ。
「戦争を始めるの! 全てはパンツの為に!」
 美しくそして艶めかしく群衆をすり抜けていく鈴鹿。
「パンツの為ならどんな事でもする! それがパンツハンターなの!」
 股下をスライディングでくぐり抜け、壁ブロックのパンツソムリエブースへ向かう。
 すると、左右から同じ速度で並ぶ覆面の猛者が現われた。
「フフフ貴様もパンツ道をあゆみし者か」
「だがパンツは望むだけでは手に入らぬ」
「承知の上なの……!」
 左右から同時に繰り出される手刀を、鈴鹿はすばやく払いのけていく。
 そこへ、別ルートから合流した絵里が飛び込んできた。
「邪魔する人が居るならドーンなのですよっ」
 腕をクロスした絵里のタックルに突き飛ばされる猛者。
 そこへ後続のパンツマニアたちがそれぞれ跳躍。
 フライングパンツキックなる字面から想像のつかない必殺技を繰り出してきた。
「先にいくの……!」
 くるりと反転し、気合いを打ち込んで迎撃をはかる鈴鹿。
「必ずパンツソムリエ本を! そしてまだ見ぬパンツ本達を! 鈴鹿の分もよろしくお願いなの!」
「……はいっ!」
 絵里へと何かが伝達した。
 そう、それこそがやる気パルス。熱い映画を見た後にやる気が出るように、陰鬱なブログを読んでいると死にたくなるように、やる気は他者へ伝達する。
 いま、鈴鹿のあついパンツへのパルスが、絵里へと伝達したのだ。
「はっ!」
 なみいる競合へ繰り出される掌打。
 吹き飛ぶ相手の下をくぐり抜け、長机に積まれたパンツソムリエ最新刊へと手を伸ばす。
 それを横から払い落とす者の腕。
 絵里はその相手をにらみ、拳を握りしめた。
 相手はパンツを握りしめ、ファイティングポーズをとっている。
 パンツが欲しければ俺を倒してみろ。そんな気迫に、絵里はあえて応えた。
 拳と拳が幾度も激突する。
 衝撃が炸裂し、風が髪を吹き上げていく。
 しかし一手を制したのは、相手の顔面をとらえた絵里の拳であった。
 すかさず本をとり、コインを落とし、きびすを返してブースを離れる絵里。
 握られた三冊の本を、鈴鹿へと掲げた。

 激戦はまだ続く。
 腐女子たちの悪魔のごとき力に翻弄されることほぎとドゥルドゥー。
 呪いすらも力に変え、痛みすらも萌えにかえる彼女たちは無敵である。
「やべェな、このまま足止めをくったら残りを全部持って行かれるぞ」
「俺はこれ以上の戦闘は無理だ。だが……まだ出せるもんはある」
 ドゥルドゥーが小さな声で『時間を稼ぐ。先に行け』と呟いた。
 そして。
 BLコーナーを割るほどの大声で叫びあげた。
「うおおおおおおおお!!!! も、漏れるぅぅぅぅぅ!!! でかいのが、でかいのが出るぞおおおおおおお!!!!!」
 腰を下ろし尻を出し叫ぶドゥルドゥー。
 激しく汗を拭きだし、そして産み落としたのは……。
「コケッ」
 卵であった。
 卵である。
 卵なのである。
 腐女子たちの動きが、いや時空が止まった。
「男が……卵を……」
「産む……? 男が……産む……!」
 妄想の宇宙がビッグバンをおこし、腐女子たちはフリーズした。
「イマダアアアアアアアアアアア!」
「オラアアアアアアアアアアアア!」
 ことほぎのマジカルラリアットがあらゆる障害をなぎ倒し、様々なBL本を獲得。鞄に詰め込んで駆け抜けていく。

「くっ……」
 スティーブンは膝を突いて口元の血をぬぐった。
「なかなか良い緊縛モノじゃないか。罪深い……ざんげ緊縛本……」
 力尽きた参加者は手に入れた同人誌を見てリビドーを高め回復をまつほかない。
 その間も芒は会場を駆け回り、壁サーや島サーのブースをジグザグに駆け回っては掘り出しものを探り当てていた。
「価値のある敗北なんてコミケには転がってないんだよ。手に入らなければ意味は無い。フ、いいバルス本だ……」
 すっと取り上げた同人誌を掲げ、芒は目を瞑る。
 体力の限界は近い。
 これを最後に、仲間をつれて離脱するのが頃合いか……。

 一方、パンツコーナーから帰ってきた鈴鹿はゆらりとよろめいた。
 絵里の肩を借り、血の滲む顔で親指を立てる。
「ミッション……コンプリートなの……」
 パンツを求めし猛者たちとの死闘は、彼女の肉体に多大な負担をかけたのだろう。
 絵里もまた、ぼろぼろの身体で何冊もの同人誌をリュックサックに詰めていた。
「この本を読めば私もパンツに一家言もてるようになるのでしょうか……?」
「ううん。必要なのは、本じゃないの」
「ほんじゃ、ない……」
「パンツへの執念。貫く心。そして伸ばす腕があれば……あなたはもう立派な、パンツハンターなの」
 本を強く抱きしめ、絵里は目を瞑った。
 そんな二人のもとへ、ミーナとニルが熱気を吹き上げやってくる。
「こ、これが……これが暗殺令嬢裏写真集……まさかこ、こん、こんな写真見て本当に大丈夫なのかぬ。殺されないかお?」
「ばか。命をかける価値があるから、こうして手に入れたんだろうが」
「た、たぎるんだお……!」
 身体はボロボロで今にも倒れそうだが、魂と心は満タンだった。
 暗殺令嬢現パロジャンルから選りすぐった無数の本。中でも人妻リーゼロッテおねしょた本のみせる業の深さと執念に、ミーナはぐっとくるものを感じていた。
「たとえ明日死んでもいい。そういう気持ちでこいつらはこの本を書き上げた。なら、手に入れるのも読むのも命がけなのは……当たり前だよなぁ?」

 ああ、夜が明ける。
 光の世界がやってくる。
 覆面を被り闇にまぎれていた者たちも、闇の同人誌をもって光の世界へと帰って行くのだ。
 他のコーナーへ行っていた仲間たちも、それぞれ目当ての同人誌を手に入れ合流してくる。
「帰るか? このあと二次会でも?」
「いや……」
 だが、ミーナは最後に。いや、最初にやっておくべきことがあった。
「帰るわ。イーゼロッテの裏同人がこんなにあるんだ。やるべきことが、ある」
 そう、俺たちには……やるべきことが、ある!

成否

成功

MVP

天之空・ミーナ(p3p005003)
茜色の恐怖

状態異常

なし

あとがき

 MVPはミーナさんに
 理由は語るべくもなかろう!

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