PandoraPartyProject

シナリオ詳細

<PantsPantyProject>ボクにぱんつを喰わせろ!

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング


 シャイネンナハトを控える混沌世界に荒ぶるパンツの風が吹く!
 その名は『パンツ風邪』!
 季節の変わり目にひきやすいというこの風邪はパンツを被るパンツを喰うパンツを集めるパンツを見せびらかすパンツ論信者になるなどの諸症状を引き起こし人により様々なパンツ的狂気を発露させていた。
 このままではシャイネンナハトがただのパンツ祭りになってしまう。折角頼んだクリピンが無駄になってしまう。
 官民問わず打ち上がるSOS。
 だが皆は知っていた。
 この混沌にパンツを通貨のごとく扱う猛者たちがいることを。各国有名人のパンツを普通に集めてる集団がいることを。パンツごととなると目の色を変えるパンティーピーポーがいることを!
 そう! ギルド・ローレット!
 パンツエキスパート・ギルド・ローレット!
 みんなが君を待っている!


「食べれるものなら、ボクもパンツが食べたいのだ!」
 ローレットのご近所に店を構える酒場『黒ブータ亭』はイレギュラーズの常連も多く、『超食通』Que(p3n000026)もそんな馴染み客の一人である。
「はぁ……、お前もパンツ風邪にかかったのか? そんなゲテモノ、頼まれたって俺は御免だがな」
 此方も常連客の『酔っ払い』ジュリエット・ノックス(p3n000036)がビールを片手に、やれやれと溜息を零す。
 パンツ風邪の影響で、ローレットにも数件パンツ絡みの依頼が舞い込んでいる。中には『パンツ料理を食わせろ』だなんて、とんでもない依頼まで。
「まあでも食用パンツとまではいかないが、食べられそうなパンツのアテもあるっちゃある」
 ジュリエットが、つい先日依頼で捕獲した『ぱんつもどき』を思い出す。
「あれも生き物なんだから、食べられるんじゃねーの?」
「そこに珍しい食材があるのなら、まだ見ぬ料理があるのなら、食通として逃げるわけにはいかないのだ!」
 Queはもう、依頼とか関係なく、まだ食したことないパンツ料理に挑む気満々である。
「その情熱がどこから来るのか判らんが……ぱんつもどき狩り、お前も行くかい?」

GMコメント

 ってわけでこんにちは。茜空秋人です。
 以下情報。

●依頼成功条件
 ・ぱんつもどきを捕獲して、ぱんつ料理の開発。
  料理開発で無駄になる可能性も考慮して、10~20匹以上の捕獲が望ましいでしょう。
 ・依頼が成功すれば、ぱんつ料理のご相伴に預かれます。

●情報確度
 Aです。想定外の事態は起きません。

●関連シナリオ
 https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/680
 特に読まなくても支障はありません。

●NPC情報
 『超食通』Queが同行します。
 イレギュラーズと同程度の攻撃力を有します。
 作戦などの指示があれば従います。なければそれなりに。

●ロケーション
 ぱんつもどきが生息する森。足場などの戦闘での不利はありません。
 近隣在住の村人に聞けば、おおよその生息地はすぐに絞れます。
 村には、ぱんつもどき使いという特殊なスキルを持った村人がおり、彼のおかげで村がぱんつもどきに襲われることはありません。また、彼は可愛いぱんつを愛しており、食用といった今回の依頼に協力を求めるのは非常に難しいでしょう。

●野生のぱんつもどき
 幻想辺境に生息する魔物。ぱんつの癖に結構強い。
 5~10体前後の群れで行動することが多いようです。
 人を前にすると害のないぱんつを装いつつこっそり魅惑攻撃を行ってきますが、攻撃を受けたり危険を感じると途端に牙を剥いて襲ってきます。
 色んなタイプのぱんつが揃っております。プレイングで希望があれば……。
 特に毒はもっておらず、調理可能。どうせ食べるなら、美味しく食べるために腕を振るいましょう。

 ・噛みつく(物至単)【弱点】【出血】 隙あらば下半身を狙ってきます。
 ・纏わりつく(物至単)【窒息】 特に頭に纏わりつかれた日には、見た目や名声が酷いことに!?
 ・魅惑のぱんつアピール(神中単)【魅了】 魅惑的すぎてはきたくなっちゃうかもしれませんが、我慢推奨。

●その他
 はくなよ! 絶対はくなよ! はいてもいいけど重症確定だからね! 特に男性諸氏は物凄い重症になるから!
 序盤ではいたりしちゃったら、そのまま戦闘不能だからね!
 勝敗がほぼ決しそうな段階でなら、まあ、はいちゃっても……。
 魅惑的なぱんつに抵抗するRPなど、お奨めです。

 有用そうなスキルやアイテムには、ボーナスがつくかもしれません。

●アドリブ
 アドリブ描写が用いられる場合があります。
 プレイングやステータスシートにアドリブ度合、『アドリブNG』等記入くだされば対応いたします。

  • <PantsPantyProject>ボクにぱんつを喰わせろ! 完了
  • GM名茜空秋人
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2018年12月26日 22時10分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

主人=公(p3p000578)
ハム子
リュグナー(p3p000614)
ぱんつコレクター
善と悪を敷く 天鍵の 女王(p3p000665)
レジーナ・カームバンクル
クーア・ミューゼル(p3p003529)
こげねこ
藤野 蛍(p3p003861)
学級委員の方
悪鬼・鈴鹿(p3p004538)
ぱんつコレクター
凍李 ナキ(p3p005177)
小さな亡霊
パーシャ・トラフキン(p3p006384)
召剣士

リプレイ

●ぱんつを求めし者たち
「クハハハ! ぱんつといえば『ぱんつコレクター』の出番だ!」
「フッ、前回は結局パンツもどきをコレクションできなかったの。だけど今回は! 調理材料目的で捕らえる事ができるの! ありがとう、これもパンツ風邪のおかげなの!」
 のっけから頭に令嬢のぱんつを被った『ぱんつコレクター』リュグナー(p3p000614)と今回はパンツフル装備で挑む『ぱんつコレクター』悪鬼・鈴鹿(p3p004538)の二人の『ぱんつコレクター』がハイテンションでトバしまくる。
「以前は飼い馴らされていたぱんつもどきだったが……此度は野生のぱんつもどきを捕えるのだな? 野生ならば是非とも一匹コレクション――もとい、めずらしい生物の情報の証拠として手元に置いておきたいが……まずは依頼の達成が最優先だ――だが、一匹、一匹くらいならば!」
「鈴鹿の武器は5つ! 乙女のぱんつ、可愛いぱんつ、女王のぱんつ、令嬢のぱんつ、そして新たにレオンのぱんつ! もうこれで『パンツ4つで負けてる』とか言わせないの!」
 ぱんつもどきを捕獲して調理せよなんて珍妙極まりない依頼に動じることなく、いいからぱんつよこせと参加した二人。既にぱんつ風邪罹患者の如く怒涛の勢いだが、これで平常運転である。やだ、怖い。
「あいかわらずですね。一人足りないみたいですが……」
 はしゃぐぱんつコレクターの二人を眺め、同じく前回の討伐参加者の『小さな亡霊』凍李 ナキ(p3p005177)が赤い靴を履いた彼を思い出す。
「ならば、ナキがぱんつコレクターになればよかろう?」
「彼の分までぱんつ履けば! なの」
「ボク、褌派ですし……」
 仲間に引き込まれまいと、やんわりと断りを入れるナキ。
「ボク、前の事件でぱんつもどきに殺された霊魂たちが……まだ騒ぎ続けている気がするんです。ぱんつもどきは人の敵じゃなくて、ただの野生生物です。だからぱんつもどきを取って食い、人間に征服できる相手だと示し、むやみに恐れ憎むことなどないのだと教えてあげたいのです」
 内容こそ違えど、ナキの動機も前回の討伐の心残り――被害者たちへの供養だった。
「報告書も見たけど履いた人は悲惨なことに成ってるね……」
 リュグナーを見て『ハム男』主人=公(p3p000578)が想像たくましく内股でもじもじする。
「魅了に気をつけないとね」
 などと言いつつも履き心地が気になるのか、何故か履く気満々でアバターが男性姿の公。お約束は忘れない、ゲーム主人公の性といったところか。
「パンツ風邪にパンツ料理!? 異世界って一体……」
 依頼に頭を抱えながら『いいんちょ』藤野 蛍(p3p003861)が『超食通』Que(p3n000026)に、食材としてのぱんつについて質問する。
「成程、野生のぱんつだから癖が強くて好き嫌いが別れる味と……ほんとに頭が痛くなってきたわ」
 根が真面目故、理解が追いつかずにいる蛍に、
「ぱんつを、たべる。珍味とかそんなレベルなのかしら? この世界に来てから色々と慣れたけども、たまに意味が分からなくなるわね」
 『レジーナ・カームバンクル』善と悪を敷く 天鍵の 女王(p3p000665)が同意する。
「それでも依頼なら、おいしく戴きましょうなのだわ」
「ぱんつはたべもの。ねこおぼえたのです。りかいしたくないのですが」
 やれやれと『こげねこ』クーア・ミューゼル(p3p003529)が溜息を零した。

●ぱんつ狩り
「みつけたのです」
 予めアタリを付けていたぱんつもどきの生息エリアで、メイド魔術のファミリアーでリスを少しだけ先行させていたクーアが小声で群れの発見を告げる。
「その数、5匹――ッ!?」
 突如視界一杯に広がる影。ぱんつに覆われ喰われたのだ。共有してた感覚が遮断される。
「襲われたのです。結構、獰猛なのです。バレないうちに奇襲準備するのです」
 程無く、ぱんつの群れに到達するイレギュラーズたち。
「ぱんつもどき……噂には聞いてましたけど、実際に見るのは初めてです。って、本当にぱんつじゃないですかあ! あっ……気を取り直さないと。ごめんね、ぱんつもどきさん。これも誰かの笑顔の為、笑顔の為……?」
 ぱんつで笑顔になるのってどうよ? なんて自然と浮かんできた思いを『召剣士』パーシャ・トラフキン(p3p006384)が打ち消す。
 まずは気配を完全に消し去ったリュグナーが、グリム・リーパー、死神の黒鎌を両手で構えた。
 ロベリアの花。奇襲開始だ。殺傷の霧がぱんつの群れを包みこむ。ぱんつたちに動揺が走り、大きく身を震わせる。
「ふむ、随分と活きが良いな……これは後の調理が楽しみだ」
「絶対、ぱんつなんかに魅了されたりしないよ!」
 続けとばかりに、フラグを立てつつ公がブレイブソウルをかかげる。仕込んであった薬剤が公の身体を巡り心地よい興奮を促す。士気の高揚そのままに繰りだされる大技、魔砲の破壊力がぱんつたちを貫いた。
「一気に殲滅よ!」
 レジーナもまた『フォールーン・ロッド』堕天の杖をかかげると大技――魔砲で狙い撃ち、ぱんつの群れを制圧せんとする。
「いざ、尋常にコレクションされるの!」
 遠距離範囲の絨毯爆撃が襲った処に鈴鹿が駆けつけると、構えた二刀を振り回す。幻影刀・朧が繰り出すスニーク&ヘルが、一匹のぱんつに止めを刺した。
「いろいろな意味で、頭をやられないうちに片付けるのです――せいやー!」
 黄金灯火と琥珀灯火。二振りの木剣を操ってクーアも前衛に躍り出る。メイドの嗜みなのです、燃えるのですと木剣から火が放たれるや、燃え上がったぱんつが苦しそうにのたうち回る。
「なんかもうみてるだけで、頭がやられそうなのです」
「考えたら負けですよ」
 強力な呪符から放たれるナキの遠距離術式――魔力の篭った一撃が、撃ち漏らしのぱんつを狙い仕留めた。

「というかこのぱんつ、分類的には何なのです? 動物? ああいや答えは別に聞いてないのです知りたくないのです正気が奪われるのですぅぅぅ!?」
 5匹のぱんつを捕獲して、クーアが初戦の感想を述べる。
「動物でも魔物でも、パンツはぱんつだ。それ以上でも以下でもあるまい」
 リュグナーが何となく格好いい台詞を吐く。ぱんつ頭に被りながら。
「何か、ぱんつの巣かもしれないものを見つけたわ」
 その時、上空から鳥のファミリアーで次の獲物を探していたレジーナが新たな発見を告げた。

 それは箪笥だった。
 森の中に、突如現れた箪笥。不自然極まりない。
 どうしよう? 罠? 頭を抱えるイレギュラーズたち。
「確認しないとだね……」
 主人公属性の業か、おもむろに公が近づくと取っ手を掴み、引き出しを開く。
「うわあ……とてもカラフルだね……」
 綺麗に折り畳まれたぱんつが、整然と並んでいる。
「いけない!」
 手を伸ばし、ぱんつを取ろうとする公に蛍が気付いた。仲間の体調不良や異常をより敏感に察する気配り。委員長が委員長たる所以だ。
 ――いつの間にか、魅了されているわ。
 蛍の所持する頻出治癒魔法重要語800が神々しく発光する。そのまま国語の教科書を手に翳すと、聖なる光が公を救う。
「はっ、危なかった。ありがとうね」
「どういたしまして」
 それにしても……。改めて魅了の怖さを実感する蛍。
(日本で多種多様なラインナップのパンツを見てきたボクが今更パンツに魅了されることなんてありえないと思うけど)
 ――――。
 ――。
(えっなにあの『ちょっと大人パンツ』は……? 『女子高生』から一歩踏み出せそうなあの色気って駄目よ駄目! あんなの校則違反だわ!)
 ぱんつ取りがぱんつに!?
 気が付くと蛍もまた、ちょっとえっちなぱんつの魅惑に狼狽していた。あらやだ、この委員長可愛い。

 なし崩し的に切って落とされた第二戦。
「私もこういう大人っぽいの買った方が良いのかなあ……って、だめだめ。集中集中!」
 パーシャが力強く詠唱する。
「星喰む剣よ。今はその力、誰かの笑顔を守るために! ──召剣、ギガンティオス・ネオランビスっ!」
 中空に召喚された巨大な星壊剣がパーシャの意に従い、箪笥ごとぱんつをまとめて貫いた。
 攻撃に誘発され、牙を剥き箪笥の中から躍り出てくるぱんつの群れ。その数、10匹。
「魅了攻撃? 愚問なの! すでに鈴鹿はパンツに魅了されてるの! じゃなきゃ、パンツハンターなんてやってないの!」
 これ以上魅了されることはないと自信満々で、鈴鹿がぱんつの群れに突っ込んだ。
「パンツとは長らく自身の大事なところを守護する友であり母であり家族であるの……故に今更魅了された所で別に変わらないの! そもそも鈴鹿はパンツはかないし!」
 最後の残念感はともかく、全身全霊で吐きだされたのは大喝――豪鬼喝だ。込められた大きな気合いに負けてぱんつが吹き飛ばされた。

「クハハハハ! 悪いが、先約がいるのでな!」
 頭に纏わりつかれる可能性を考慮して、ならば最初からぱんつを被っていれば問題あるまいと考えていた油断を突かれ、リュグナーの頭にぱんつが纏わりつく。あー、ぱんつとか二重三重に履けるもんねー。
「クハハハハ! むしろご褒美だ!」
「だ、だいじょぶよ、たいして見た目変わってないから」
 窒息しても全くぶれないぱんつコレクター、リュグナーに蛍のキュアイービルが届く。
 ぱんつで窒息って……そして真面目な蛍は、またもや頭が痛くなるのだった。
「所詮は獣にすぎません」
 後衛範囲勢からぱんつの目を逸らすべく、ナキも前衛に出てぱんつを相手取っている。横薙ぎに払われる魔性惨華が、ぱんつの弱点を襲う。書いてて頭痛くなってきた。ぱんつの弱点って何処だろう? 伸びきったゴムとか……?
『Gyaaaaaaa!』
 なんかまあ、いい感じでアレして弱点を突かれたぱんつが大きく吠える。
「ぱんつとはいったい……」
 それを耳にしたクーアが心底げんなりした表情で、追撃を加える。半ば八つ当たり気味の激しい一撃が、ぱんつの命を奪った。

 冷静沈着な蛍の統率の下、向上した連携――範囲勢が爆撃し、撃ち漏らしを遊撃する。回復も豊富で順調にぱんつを一匹、また一匹と仕留めていくイレギュラーズたち。
「もう一押しね」
 戦いも佳境を迎え、レジーナが自身の周囲に無数の武具を召喚し展開する。『天鍵:緋璃宝劔天』善と悪を敷く天鍵の女王の権能がぱんつを襲う。
「遥か北に輝く奇跡の剣よ、今此処に──召剣、セプテントリオン!」
 パーシャの召喚した七星剣が、ぱんつ目がけて射出される。
 リュグナーと鈴鹿、ぱんつコレクターの二人は生け捕りにしようと不殺や麻痺を試みている。
 誰の目にも勝敗は決したかに見えていた。
 その油断もあったのだろう。
「可愛いぱんつだね……」
 公がぱんつに再度、手を伸ばした。
「やっぱり、ぱんつの魅惑には勝てなかったよ……」
 勢いよく、ズボンの上からぱんつを履く。履いた!
『アアアアアアアーッ!』
 轟く絶叫。倒れる公。
「なんだか色々もう全てが校則違反よね」
 駆け寄った蛍が目に映った公は、何故だかとても爽やかな笑顔をしていた。

●ぱんつは美味しくね!
 尊い犠牲もあったものの、最終的に15匹のぱんつを捕獲したイレギュラーズたち。ここからは調理の時間だ。
「素材のデザインをそのまま活かすのはどう? こんなにも魅惑的なんだもの……」
 目をうっとりとさせ、蛍が料理のコンセプトを提案すると、
「素材を活かすというならば、まずは『踊り食い』という食べ方を試してみたいものだ」
 獲れたてぴーちぴち。生け捕りにしたぱんつもどきから、リュグナーが一匹選ぶ。
「生きたまま喰らう食の方法だと旅人に聞いた事があるが……では、一気にいかせてもらうとしよう!」
 止める間もなく生で喰らいつくと、もぐ、もぐもぐ、ごくりと嚥下する。
「……ほう、喉越しといいこれは中々興味深いあz―――ウグァ!?」
 びくんと激しく痙攣する。
「腹の中で、ぱんつ……が……ぁ」
「ちょっとリュグナーさん、真面目にやりなさいよ!」
 暴れるように腹を抱えてのたうつリュグナーは『委員長』蛍に説教されながら、そのまま介抱されるのだった。

「どう食べればいいのかな?」
 生のぱんつもどきを齧って味見しながら、ナキが思案する。
「クロッチ部分にコクがあるような?」
 それでもそのまま生で食べるのは一寸怖いかもしれないと、ナキはさっと湯掻いてのしゃぶしゃぶを作ることにした。
「安全なのに越したことはないのです」
「うーんと。新鮮なぱんつなら、私はやっぱりお刺身かなあ……って。包丁でぱんつ切ってるの、すごい変な感じする……いけないことしてるみたいで……」
 自慢の料理の腕前を披露してパーシャが器用に包丁を振るうと、見た目も楽しいぱんつのお刺身が出来上がる。
「揚げ物なんかはちょっとダメージのあるぱんつでもカバーできそう」
「癖とか苦みはあるのかしらね?」
 カレー粉やハーブで臭みをとり、唐揚げならば多少失敗しても美味しく出来るといった理由でレジーナも使い魔を出して調理を手伝う。

「しかし、ぱんつもどきの味って想像つかないな。これでどんな風になるんだろう?」
 公の考えてきたリクエストに応え、鈴鹿が得意の料理スキルを発揮する。
 まずは広げたぱんつで挽肉、玉ねぎを混ぜたタネを包み込み、タンスに仕舞う時のような丸めたぱんつ型に形成する。ブイヨンスープに沈めると落し蓋をして、弱火で煮込み始める。
 ぐつぐつ。
「さらにもう一品! 鈴鹿はカルパッチョを作るの!」
「がんばってなのです!」
 自分が調理に参加すると焦がす気しかしないからと、クーアが皆を応援する。『家事』スキルが全部『火事』スキルと化した哀しみのメイドさんであった。

 ――いただきます!
 眼前に並ぶのは、ぱんつ刺し、ぱんつの唐揚げ、ぱんつカルパッチョ。
 ぱんつしゃぶしゃぶは、ぽん酢やゴマしゃぶ、お好みで。
 黄金スープに浮かんだロールぱんつの姿煮込みは、ソース・ケチャップが彩りよく添えられて見栄えも麗しく盛りつけられている。
「……で、これ料理……料理? やっぱり、これ、下着じゃ?
 ……アッハイナンデモナイノデス。イタダクノデス」
 覚悟を決めたクーアがぱんつを口に運ぶ。もぐもぐ。
「……あれ、意外と悪くないのです」
「んー……美味しいのかな? 美味しいと思いますよ?」
 少しばかり味覚音痴気味のナキは、まあこんなもんだと思って食べ進める。生まれついての亡霊故に味の判断基準に欠ける――経験が足りてないのだ。それでも不味かったら食も進まないだろう。少なくとも、不味いとは感じはしなかった。
(戻ったら、以前の被害者さんたちの墓前に報告に行きましょう)
「正にぱんつのフルコースだ!」
 美味い美味いと頬張るQueに、
「美味しいですか? 美味しいっていう笑顔を見れたなら、私も嬉しいです。頑張ってよかった!
 ……ちゃんとウォランスさんの分もありますからね。召し上がれ!」
 パーシャが笑顔で返す。エンジェルいわしのウォランスも小躍りしながらぱんつに貪りついている。
「鈴鹿も、美味しく食べてくれるのが嬉しいの!」
 パーシャと鈴鹿を見ていると、料理上手の秘訣とは誰かに美味しく食べて貰いたいという真心なのだなあと一同が思った。
「ん? 食材を余らせたらダメなのだ! 余っても依頼主に持って帰るのだ!」
 こっそり隠されたぱんつを目ざとく見つけるQue。そのままぱんつは没収だ。
「そんな! 鈴鹿のコレクションにするのなの!」
 鈴鹿の悲痛が木霊する。リュグナーは先程から悶絶し続けている。
「まあ、生ものだしね。コレクションしても腐るだけよ」
 世話焼きの蛍が慰めの声をかける。
 負けるな鈴鹿! 頑張れ鈴鹿! 君には今回のぱんつ料理をぱんつ業界に宣伝していく使命が待っている!

 Congratulations!
 イレギュラーズの活躍により依頼は達成された!

成否

成功

MVP

なし

状態異常

主人=公(p3p000578) [重傷]
ハム子
リュグナー(p3p000614) [重傷]
ぱんつコレクター

あとがき

依頼、お疲れ様でした。
頭が痛くなる依頼の中での頑張り、とても素敵でした。
また、重症ネタにあえてのっかってくれる心意気も大好物です。
ぱんつ料理も、概ね好評だったようです。

よろしければ、またご縁がありますように。

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