PandoraPartyProject

シナリオ詳細

泣き虫少女は海の底

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●泣き虫少女

「うわぁん、枯れちゃったぁ~!!」

 泣き声と共に1人の少女が駆けていく。その先にあるのは広大な海だ。
「まーた泣き虫ミルテが逃げてったぞ」
「またか」
「今度は何だって?」
 町の住民にとっては彼女──ミルテの姿は日常茶飯事。むしろアレがなければ皆揃って首を捻るほどだ。
「花が枯れたってよ」
 ミルテの母から事情を聞いて来た男がよかった、と小さく呟いて溜息を吐く。
 とりあえず何か起これば泣いて逃げる少女なので、現場は勿論そのままである。先日なんて『料理に失敗した』と火をそのままにして──長くなりそうなので割愛しよう。結果としては火事未遂で終わった。
「ま、そのうち戻ってくるだろ」
 泣き疲れたりお腹が空いたらあっさり帰ってくる。今日もそうだろう。
 住民達はいつもどおりの生活を再開した。

●海底で
「ひっく……ぐすっ」
 昔、どうしてそんなに泣き虫なのかと聞かれたことがある。
 ミルテもどうしてかわからなかった。何か悲しいことがあったり、驚いたりすると勝手に涙は出てきてしまうのだ。そうなってしまったら自分でも止め方がわからなくて、泣き続けるしかない。
 まあ暫く泣き続けていれば、いつもスイッチを切り替えるようにぴたりと泣き止む。そのトリガーは空腹だったり、疲労だったりと様々だ。
「……疲れた」
 今回は疲労だった。目も腫れぼったいし擦ったから痛い。喉も乾いたし暖かい家に帰りたくなった。
 ミルテは海面を目指して泳ぎ始める。しかし顔に落ちる影を見上げてミルテは動きを止めた。
「あれは……サーモンシャーク?」
 海面を泳ぐ大きな姿。腹に白い丸模様がついているのだ、間違いないだろう。
 彼らはこの一帯で泳ぎ回っているように見える。もしこのまま海面へ向かおうものなら──。
「ど、どうしよう。どうしよう、どうしよう……!」
 ミルテの瞳にじわりと新たな涙が浮かび、声が滲む。
 再び水底へ潜っていくミルテ。幸いにもその姿はまだ気づかれておらず、海面の影は変わらず辺り一帯を泳いでいた。

GMコメント

●成功条件
 ミルテを救助する

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

●泣き虫少女『ミルテ』
 チョウチンアンコウの海種です。
 些細なことですぐ泣きます。泣いていると周りに色々言われてまた泣けてくるので海の底へ逃げます。
 額からちょうちんをぶら下げています。

●サーモンシャーク×10
 腹に白い丸模様のある大きなサメです。食べるとサーモン的な味がするらしいです。
 海面を泳ぎ移動する生物ですが、餌にできそうなものを見つけると海中でも追いかけます。
 体当たりや噛みつき攻撃を仕掛けてくる他、飛行能力を保持しているため甲板へ向かってくる可能性があります。
 物理攻撃力と命中、回避に優れます。防御技術はそんなでもありません。

●ご挨拶
 愁と申します。
 敵を全て倒せばミルテは何事もなく帰れますし、誰かが船まで連れて行って戦闘途中で撤退、もアリです。
 ご縁がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。

  • 泣き虫少女は海の底完了
  • GM名
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2018年12月26日 22時25分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ココロ=Bliss=Solitude(p3p000323)
Lumière Stellaire
カイト・シャルラハ(p3p000684)
風読禽
クロジンデ・エーベルヴァイン(p3p001736)
受付嬢(休息)
マリナ(p3p003552)
マリンエクスプローラー
如月=紅牙=咲耶(p3p006128)
夜砕き
鴉羽・九鬼(p3p006158)
Life is fragile
酒々井 千歳(p3p006382)
行く先知らず
メーア・クヴァーレ(p3p006841)
海月

リプレイ

●救出
 シンボルに紅い鷹を掲げた小型船が海を行く。『風読禽』カイト・シャルラハ(p3p000684)の紅鷹丸を操るのは『マリンエクスプローラー』マリナ(p3p003552)だ。彼女の安定した航海技術は迷いなく、出現ポイントへと船を向かわせる。
「この辺り、魚がいなさそうだ」
 『行く先知らず』酒々井 千歳(p3p006382)は海の中の音を探り、サメが近いことを仲間に伝えた。
 何故こんな場所に逃げ込んでしまったのか、などと今考えても仕方がない。
(次はこんな事がない様に気を付けて貰うとして……家に帰って貰える様に助けに行くとしようか)
 千歳と同時に『Life is fragile』鴉羽・九鬼(p3p006158)も「あっ!」と声を上げる。
「海面に数体、前方にいるみたいです……!」
「りょーかいです。それじゃ、この辺で船を止めますぜー」
 マリナが船を止め、カイトと『黒耀の鴉』如月=紅牙=咲耶(p3p006128)が船に積んでいた撒き餌を海へばらまいた。そして2人は釣り竿を垂らし、船に固定する。
(幼気な少女を救うついでに、ちゃちゃっとサメも美味しく頂いてしまう事にするといたそうか)
 サーモンの味がするというサメ。最近サーモンを食べていないことに気付いてしまったものだから、咲耶の頭には『食欲』の2文字が鎮座していた。
 カイトは緋色の翼を広げて海面を飛んでいく。羽根を落としたり、足の爪先だけ海面に入れて飛べば水を切る音がした。
「マスト、借りるでごぜーますよー」
 船を止めたマリナは『悪意の蒼い徒花』クロジンデ・エーベルヴァイン(p3p001736)がいるマストへ登り、力強く蹴って海へ飛び込んだ。
 大きな水柱に「おー」と歓声を上げつつ、クロジンデは優れた視力で海面を泳ぐサメ群を発見。魔術具で光を投影してサメたちを引き付けようと試みる。
(ちゃんと隠れてるといいんだけどなー)
 チョウチンアンコウの海種であるという保護対象者。泣いていていいから静かに、そしてしっかりチョウチンの光を隠していてほしい。
 泣き虫というのは、子供であれば泣けないよりずっと良いとクロジンデは思うのだ。最も、命の危険がある場所では致命的であるし、致命傷にもなりかねないが。
「まー、子供をそんな危険から守るってのも大人の役目かなー」
 そう独り言ちるクロジンデは20代。幻想種で20歳はまだまだ子供だけど、と思いつつ近づいてくるサメを凝視する。
 誰のものか──或いは全員のものか──サメは上手くこちらに引き寄せられているようだ。
 『海月』メーア・クヴァーレ(p3p006841)は海へ入り、辺りに響かんばかりの声を上げる。
「ミルテー! もう大丈夫。迎えに来たよ! でも、先にサメ退治するから、少し隠れててね!」
 水を伝って、きっと泣き虫な少女に聞こえたことだろう。同時にサメたちもイレギュラーズの存在をはっきりと認めた。
(怖かったり、悲しかったり、不安になったり……ミルテちゃんが泣いた理由がどれかは分からないけどね。不安は、取り除いて上げられると思うんだ)
「ミルテさん、ちゃんと隠れたみたいです!」
 船の上から九鬼の声。それを聞いてメーアはミルテの笑顔を取り戻すべく──ミルテのヒーローになるべく、サメたちへ宣戦布告した。
「さぁ、寄っておいで。今日のゴハンは、君たちに決めた!」

 甲板では咲耶が引いた釣り竿を持ち上げ──次の瞬間、サメが船へ飛び込んできた!
 瞬時に背後を取って斬りかかるもサメは間一髪回避、その脇からカイトが格闘技を仕掛ける。さらに追随して攻撃するのは千歳だ。
「大人しくして貰おうか」
 遠慮のいらない蹴り技がサメの皮膚を掠め、サメの逃げ場が断たれていく。
 不意にふわりと、花びらが舞った。──否、花びらが舞ったかのような鮮やかな剣技。
(失敗したら泣きたくもなりますし……逃げだしたくなります。でも、それで大怪我や命を奪われるなんてあんまりです)
 そんな事、起こさせはしない。
 九鬼の連撃がサメへ回避させる間もなく襲い掛かり、甲板を赤に濡らす。それでもまだ倒れぬサメが九鬼の肩に喰らい付き、九鬼は顔を歪めた。
「……っクロジンデさん! 決めちゃってください!」
 その言葉に、マスト上から見えぬ悪意が降りかかる。空からの攻撃にサメは甲板へ落ちた。
「まずは1匹でござるな」
 戦闘の邪魔にならぬよう端へ退ける咲耶。マストからクロジンデがカイトへ声をかける。
「風読みの人、向こうのサメを引き付けられるかなー」
「ああ」
 クロジンデがファントムチェイサーで船へ注意を引き付けると同時、カイトは鮮やかな紅の翼を広げてこちらを見たサメを煽りにかかる。
「魚は鳥に喰われるのが相場だ! 美味しく頂いてやるぜ!」
 そうして上手く引き付けられたわけだが──いつしか、カイトの足元では複数匹のサメが臨戦態勢を取っていた。多く引きつけてしまったことに、だがしかし彼はまだ余裕を崩さない。
「船に上がればこっちの──飛ぶの!?」
 いつしか海面から浮遊していたサメたちに、カイトは全力で船に戻って仲間と合流する。それを追いかけるようにサメたちも船の上へなだれ込んだ。
(ミルテ殿を守るため、1匹も逃さないでござる!)
 船の上に咲耶の名乗り口上が響き渡り、数匹のサメが彼女に引きつけられる。さらに1匹の体勢をさらい、咲耶はサメの体を強かに投げ飛ばした!
 九鬼は聞こえてくる音の反響と目視により、ミルテに危険が及んでいないことを確認。一刻も早く救うべく刀を構え、咲耶の投げたサメへ斬りかかる。
「味がサーモンで見た目が鮫……これだけ獲れたら大漁だろうねえ」
 食べる部位が多そうだ、なんて千歳は思いながら敵の攻撃を辛くも回避。イレギュラーズたちから距離をとったサメに肉薄し、力強く蹴りを落とした。そこへ放たれる火焔の旋風。
「お前らは俺の餌だ、猛禽類に喰われることを光栄に思うが良いぜ!」
 旋風に囲まれたサメは崩れないバベルでもわからぬ叫びをあげて絶命した。
 マストの上にいるクロジンデは、突っ込んできた1匹のサメに苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。命綱はあるから落ちても大丈夫だが、如何せん回避はし難い。
「落っこちちゃえー」
 サメにかざされる魔術具。投影された漆黒の爪がサメを引き裂かんと向かって行った。
 一方の海中。ディープシーの3人がサメたちと対峙していた。
「さぁー、かかってきやがれです。私が餌ですよー」
 なんちゃって、と言いながらマリナは近づかれる前に術式展開。真っ直ぐ向かっていくいくそれに追随して『蒼海守護』ココロ=Bliss=Solitude(p3p000323)の青き衝撃波が飛んでいく。
「ミルテ! 怖がらないで。大丈夫だよ。安心して待ってて!」
 メーアは隠れているミルテに声をかけ続けながらタクトを振り、その声を衝撃波に変える。
 声に真っ直ぐ突撃してきたサメを、メーアはくるりと体を捻りつつ回避。
(やっぱり、真っ直ぐ進むのが多いみたいだね)
「メーアさん!」
 マリナの声にはっと振り返るメーア。すぐそばに迫ったサメが大口を開け、メーアに噛みつかんと接近していた。
 回避すべくメーアは身をよじり、急所を守る。同時にココロとマリナが攻撃を加えて気を逸らした。
(痛い……けど、大丈夫、大丈夫。笑顔を忘れない!)
 メーアはしかめそうになる顔に笑顔を浮かべ、サメたちと相対する。
 辺りを泳ぐサメと集中攻撃を加えられたサメはゆるりと泳ぎ、一斉に3人へ群がった。攻撃を受けつつもマリナは噛み付いてきたサメへ銃口を当てる。
「鮫にやるには、私の肉はもったいなさすぎでごぜーます!」
 1発。サメの体はゆっくりと海底へ沈んでいく。
 不意に海面を過ぎる影。炎のような緋色はカイトだ。彼の動きにつられるようにサメが数匹船へ向かう。さらに海面から飛んできた2つの斬撃は──千歳と九鬼のものか。
 ココロは海面へ泳いで顔を出すと、船へ声をかける。
「ミルテさんの元へ行っても問題ありませんか」
「はい! もう少しですから、行ってあげてください!」
 肩を押さえた九鬼がココロを見てそう叫ぶ。
 再び海中へ潜ったココロはマリナとメーアに声をかけ、敏捷性を上げて真っ直ぐに海底へ潜っていく。
「上を向いて歩こうぜー、サメー。サメは歩かないけどー」
「サメさんたち! わたしは、こっちだー!」
 仲間の攻撃にサメは海中より海面の敵を選び、ココロは邪魔されることなく海底へ。九鬼に教えてもらった位置へ行けば、涙を目に溜めた少女が怯えたようにココロを見た。
「あなたを助けに来ました。船に上がるまで、私の傍を離れないで」
 仲間がサメを引き付けていると伝えれば、まだ不安は取り除けないようだがミルテは頷いてココロの手を取る。
 揺らめく青の中を上がっていくとサメが2人の姿に気付く。注意を引かせようと上がる声はメーアのものだ。
「わたしはまだ──こっちにいるよ!」
 その声にサメが引き付けられるが──1匹がココロたちの元へ迫って来た!
 ミルテを守り、反撃を行わずひたすら海面へ向かうココロ。海面に顔を出すとすかさずカイトが釣り竿でサメを釣ろうと引き付ける。
「囲んで釣り上げる、漁業の基本だな!」
 空を舞うサメ。仲間が応戦するのを見ながら、ココロはミルテを連れて船へと上がった。
 

●泣き虫少女
「もう、大丈夫ですよ……!」
 しゃがみ込んだミルテを九鬼が抱きしめる。安堵からかミルテは大粒の涙を零し始めた。
「なんともまあ……運が悪かったね。無事でなによりだ。また同じ様な事に巻き込まれないようにね」
 千歳の言葉にこくこくと頷くものの、ミルテの涙は止まらない。
「ごめ、ごめんなさい、肩濡らしちゃう、」
「怖かったですよね。じっとしてよく頑張りましたよ」
 確りと抱きしめる九鬼。ココロはそばにしゃがみ込むと「泣いていいんですよ」と声をかけた。
「あなたは気持ちがすぐに溢れてくるから。楽しくても悲しくても他の人より強く感じるから。だから泣けてくると想像しています」
 そう、想像しかできない。それがどんなものか実感は湧かない。だからココロは、ミルテの豊かな感情が羨ましい。
「わたしには人の心がよくわからない。でもすぐ近くであなたを感じられれば、想像があってるか確認できます。だから──また泣きたくなったら、一緒に海の底で泣きましょう」
 ココロの言葉にミルテが泣き止んで目を丸くしていた。泣いていいの、という言葉にココロは頷く。
「はい。あなたの心を、教えてください」
 ミルテがその言葉に再び涙を零す。ココロは小首を傾げた。
「その涙は?」
「これは、嬉しいから。一緒に泣いてくれる、っていうのが嬉しいから、泣いてるの」
 顔をくしゃくしゃにするミルテの前にマリナがしゃがみ込み、その頭をよしよしと撫でる。
「私も小さい頃はよく泣いてました……今も小さいんですけど。だから、今はいくら泣いてもいいと思いますよー」
 その感受性は誰しもにあるわけではない。この先、その感受性がミルテにとって楽しいことを見つける切欠ともなるだろう。
 ただまぁ、とマリナは苦笑を浮かべた。
「泣く時はもう少し周りを見れるといいかもですね……」
「うむ。ミルテ殿、失敗するのが辛いのは道理でござる」
 続いた咲耶の言葉にミルテははっと思い出した。今日も彼女は失敗して泣いていたのだ、と。
 叱責だろうか、と身を固くするミルテにかけられたのは思いもよらぬ言葉で。
「だが『失敗は成功の元』と言う言葉も世の中にはあるでござる。悲しくて泣くのは良い。しかし何故失敗したのか、
 ──良ければ拙者等と一緒に考えて見るのは如何かな?」
「……考える?」
「そうでござる。これから気をつけることがわかれば、失敗も減っていくでござるよ」
 予め今回の泣いた原因を聞いて来た咲耶、ミルテがぽつぽつと話し始めるのを聞きながら一緒に解決策を考える。。途中ミルテが泣いてしまったところは気が済むまで泣き、時間をかけながらもミルテは満足いく解決策を見つけたようだった。
 あとはミルテを送り届けるのみ。海も穏やかで危険生物も見当たらず、平和である。
「とりあえず干物だろー? 炙りだろー? 刺し身でもいいよな!」
「美味しくぱらりと塩を振って塩焼き、バターで焼いてムニエル……うむ、楽しみでござるな!」
 カイトと咲耶、どうやら2人は気が合うらしい。カイトは船に咲耶が積んだ調理用具でサメを捌き、刺身にしてしまう。
「残りは帰ってからご馳走にしちゃいましょう!」
「ミルテも食うか?」
「あ、俺もご相伴に預かりたいな。1頭分けてもらってもいいかい?」
 イレギュラーズの頭の中はほぼ『サーモンシャークを美味しく食べる』に占められたらしい。
 ずい、と差し出された刺身にミルテは瞳を瞬かせ──彼らの心遣いにまた泣きそうになる。そこでメーアが「ねえ!」と顔を覗き込んだ。
「歌おう!」
「歌?」
「そう、歌! 歌ってると、楽しい気持ちにならない?」
 だから歌おうと誘うメーア。
 ミルテの零れかけた涙は、いつしか止まっていた。

成否

成功

MVP

ココロ=Bliss=Solitude(p3p000323)
Lumière Stellaire

状態異常

ココロ=Bliss=Solitude(p3p000323)[重傷]
Lumière Stellaire

あとがき

 お疲れ様でした。
 無事にミルテは救出され、笑顔も見ることができました。

 帆立貝の貴女へ。果敢にミルテ救出へ向かい、彼女へかけた言葉によりMVPをお贈りします。

 今後もご縁がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。

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