＜ラケシスの紡ぎ糸＞狂う闇の扉

オープニング

●＜ラケシスの紡ぎ糸＞狂う闇の扉
「明日、世界が滅亡しますです。
　あ、嘘です。明日じゃないかも知れませんが、近い将来、世界は滅亡するでごぜーます」

　それは、混沌世界に生きるイレギュラーズの切っ掛けとなった言葉。
　その言葉を現実に…深緑やラサ、覇竜と世界各国で世界を混沌に陥れる事件が多発している昨今。
　更には鉄帝国の首都の傍らに突如現れた、豪華絢爛な巨大な塔から現れた『終焉獣』や『不毀の軍勢』。
　当然彼らは鉄帝国を滅ぼすべく進軍を進め、『真なる鉄帝の王』と名乗りし『全剣王』の支配に向けて動いていた。
　勿論、その様な敵の動きに鉄帝国も黙ってはいない。
　ラド・バウ闘士や軍人を動員し、攻め入る彼らを迎撃。
　敵軍勢を押し返し、塔の所まで戦線を押し返し、更には……その塔内に一部戦力を投入し、塔内部の状況調査と制圧を狙う。
　無論……鉄帝国の軍勢だけでは、その目的を果たすことは出来ないだろう。
　それ故に鉄帝国からは、ローレットに対して豪華絢爛たる塔の調査依頼が同様に発せられる。
　今の所、塔の戦力は抑え込まれているものの……いつ何時に、彼らの次なる動きが出るとも限らない。
　更に塔の内部に潜り込んだ者達が、約束された時間になっても帰ってきて居ないという事態も発生しつつあり……不気味なる塔は、様々な闇が蠢いているのであった。

●
「という訳で……鉄帝国の方から、既に行方不明として幾つもの『ラド・バウ』闘士の方々や、軍人の方々が報告されている様なのです……」
　鉄帝首都で『深森の声』ルリア＝ルミナス（p3n000174）は静かに目を瞑る。
　勿論、力を見せつけたいとして塔に足を踏み入れたラド・バウ闘士達は、自己責任と言えば自己責任だ、とも言えるだろう。
　だが、帝からの勅命によりて探索を命じられた軍人達は、被害者だとも言える。
　当然、戦場となっているあの塔故に、生存している可能性はというと……限り無く少ないと言えるのは間違い無い。
　だが……望みがあるとすれば、イレギュラーズ達も昨今塔へと侵入し、その真実が見え始めたという所。
「……皆様がどの様な『塔の階層』に行き着くかは分かりません。ですが……そこに行方不明の方々が眠って居る……という可能性は十分にあるでしょう」
「そこで皆様に御願いしたいのです……行方不明になった方々を、塔から探し出してきていただけないでしょうか……？」
　勿論塔の内部を調査するという、ローレットに出されている依頼という立て付けもある。
　しかし……被害者をそれで見殺しにしていいとは言えない。
　一人でも救うために……ルリアは不安気な表情を浮かべつつ、皆に頭を下げて願うのであった。

参加者 : 8 人

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参加者一覧（8人）

リプレイ

●力誇りし時
　混沌世界に巡り廻るは、【世界滅亡】の言霊。
　その言霊に影響されるが如く、突如として鉄帝国に現れたのは……華美で豪華絢爛な装飾を誇る巨大な塔。
　突然姿を表したその塔に周りの人々は驚き、恐怖。
　しかし……鉄帝国の人々は強いもので、突然姿を表したその塔を恐れつつも、鉄帝国の軍人を挙げて首都への侵入を防ぎ、そして……その軍勢を塔にまで刻む事に成功する。
　そして、殴られたからには黙って居る訳には行かない、とばかりに積極攻勢に出た鉄帝国の軍人に、ラド・バウの血気盛んな闘士達。
「ほう……『塔』に入って行った、ラドバウの闘士たちや、軍人が帰ってきて居ないだって？　それは一大事だな！」
　と『不死身のやられ役』ケドウィン（p3p006698）が声を上げると。
「それにしても……もうちょっと、冷静では居られなかったのでしょうか、ね」
　と……塔の階層を上がりながら、『鋼鉄の冒険者』オリーブ・ローレル（p3p004352）は息を吐く。
　同じ鉄帝人として、彼等の思いは理解する。
　でも、後先考えずにただただ突っ込んで行くのは……こうしてイレギュラーズの皆に迷惑を掛けるだけで無く、危険に遭わせる羽目にもなる訳である。
「確かに未開拓の塔故、発生する事件ですね。新たな階層を踏破すれば、それだけ報酬は貰えるでしょうし、自分自身の地位や名誉に誇れる事となりますから……ですが、それもこれも、ちゃんと戻って来れないのならば全く以て意味が無い事です」
「その通りだと思います。勿論、だからといって見捨てる訳にも行きませんが」
　『群鱗』只野・黒子（p3p008597）に頷きながら、進路の先を見据えるオリーブ。
　上る階段は薄暗く、先を中々見通す事は出来ない。
　そんな道の傍らには、矢のやじりが残っていたり、先んじて侵入した者達の痕跡が残されており、更には討伐されて死に絶えた、ゾンビの様な者達の暖かい『肉片』もまだ残されていたり。
　軽くその肉片を広い、暖かさを確認した『竜の狩人』ミヅハ・ソレイユ（p3p008648）が。
「まだ……少し暖かい。という事は、これを倒した闘士や軍人達が近々で此処を通過したって事だろうな。もうちょっとで到着だろうし、急ごう」
　と仲間達に呼びかけて、更に塔を登る。
　そして……ある階層に到達した、その瞬間。
『……うわああああ！！』
　突如、フロアに響きわたる叫び声。
　立ち止まり、その方向へ目を凝らすと……薄暗闇の中に、ぼんやりと浮かび上がるのは、狭い通路。
「……こっちの方から声が聞こえたよね？」
「そうだね……うーん、と……何だろう。狭い通路が続いているみたいで、上の方も……開いてないみたい、だね」
「うん……地下迷宮と言うか、ダンジョン……みたいな感じだね」
　『【星空の友達】／不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン（p3p000916）と『新たな可能性』レイテ・コロン（p3p011010）が立ち止まり会話を交わすと、それに呼応するかの様に再び。
『やめろ。来るな、来るなああああ……！！』
　と、更なる叫び声が、壁に何度も反射して聞こえてくる。
「以前も依頼で、この塔に侵入した事があるが……この階層の構造はダンジョン、か……この世界に来てから一年ほど立ったが、流石に、本格的なダンジョンに挑んだ事は無いな」
　と『特異運命座標』陰房・一嘉（p3p010848）が息を吐くと、それに『水底にて』ヴァイオレット・ホロウウォーカー（p3p007470）が。
「そうですね……ダンジョンに於いての救助依頼……ですか」
　静かにぽつりと、目を一先ずは閉じる零すヴァイオレット。
　うんうんとミヅハは頷きながら。
「そうだな。深緑のレンジャーとしては、救助活動もルーチンワークの一つだけど、ダンジョンでの救助活動は初めてだな。救助対象の数も不明だし……」
　と言うと、レイテも。
「確かに、そうだね。ダンジョン攻略かぁ……不謹慎だけど、冒険の醍醐味の一つだよね？　とは言っても、ここは的の本拠地だし、宝箱とかは全部のトラップのミミックだろうから、そこはちょっと残念な所があるなぁ」
「そうだねぇ……脱出機構とか……いや、突入したのを殺そうとしてるんだから、ある訳ないかぁ……」
　ぼやくレイテとヨゾラ。
　それにケドウィンは。
「皆、とやかく言ってる暇は無いぜ？　顔見知りがいるかも知れんし、仕事を受けるついでに助けに行ってやらねぇと！」
　と皆に発破を掛けるように言うと、それに。
「ええ……探し人、失せ物を探るのは占い師の得意分野です。微力ながら、尽力致しましょう……」
「うん。ラド・バウ闘士さん達や、軍人さん達を死なせたくないし、助けるよ！！」
「そうだねぇ。まぁ、助けられる範囲で頑張ろうか。森もダンジョンも、深追いは命取りだからな」
　ヴァイオレット、ヨゾラ、ミヅハ三人の会話に他の仲間達も皆頷き、そしてイレギュラーズ達は叫び声が響きわたるダンジョンフロアへと脚を踏み入れるのである。

●勇気の裏
『うわああ、くわ、くわれるぅぅう……！！』
　更に響きわたる、切羽詰まった叫び声。
　その叫び声の方向は一箇所だけで起きている訳では無い様で……左から、右からと、次々とその叫び声が聞こえてくる。
「……こちらの方が近そうですね」
　そして、その叫び声を聞き分けて、黒子はテキパキと方向を指示。
　更にオリーブは助けを求める気配を、黒子の情報に上乗せして考えて、命に切羽詰まっていそうな声を選択……そして、その道を先行してヨゾラのファミリアーが飛行して状況偵察するという連携行動を取り、先へと進んでいく。
　その道を進んでいくと……罠が発動した痕跡がちらほらと見つかっていく。
「結構な罠の量だ……とは言えこれが全てという保証も無いのが厄介だね」
「そうだね。矢が飛んでくる罠とか、床が抜ける罠とか……何処かで話を聞いたような罠が一杯だ。となると、やっぱりミミックも居るだろうし、ミミックじゃない本物の宝箱もあったりする……って、ダメダメ！　そんな宝箱を開けている場合じゃない！　囚われている人がどんな状態かも解らないんだから、余計な事をしてる暇は無いよ！！」
「そうだな。急がないと……正直声が反射してるから、距離感は掴みづらいけども、声の響きは大きくなってる。油断禁物で行くぞ！」
　レイテにミヅハが頷き、そして……幾つもの曲がり角を経ていき、その時。
『うぎゃあああ、くわれる、くわれるううう……！！』
　服はボロボロで、悲壮な声を上げる……ラド・バウ闘士数人と、その背後からガシャンガシャンと、箱の開閉を繰り返しながら追いかけてくる『ミミック』。
　加えてミミックの後ろからは、ウウウ、と呻き声を上げながら、三つ首の犬……いや、終焉獣のケルベロスの群れが追いかけてくる。
「……こちらへ」
　静かに黒子が、逃げる彼等に一言声を掛け、逃げる方向を指示。
　それに入れ替わるように、イレギュラーズ達が間へと立ち塞がる。
　カキンカキン、と宝箱……いや、ミミック達はイレギュラーズを威嚇し、その後方から追いついた終焉獣のケルベロス達もガウガウと威嚇の咆哮を挙げる。
　気が弱い人ならば、それで更に気が動転してしまう事だろうが……当然イレギュラーズ達は、それに動じることは無い。
　そして背にラド・バウ闘士達が避難した所で、黒子が傷を負った闘士に応急処置を施し始める。
『はぁ、はぁ……な、何なんだよこの塔はよぉ。等なのになんで地下ダンジョンみたいなんだよぉ！！』
『そうだそうだぁ！！　くそう、宝箱をおめーが開けるとか言うからこんな羽目になっちまったじゃねーか！』
『なんだよ。てめーもいいじゃねーの、って乗ってきたじゃねーか！！』
　……気が動転しながらも、言い争いを始める闘士達。
「おい……ちょっと冷静になれ。今は誰が宝箱を開けたとか、開けなかったらどうだったとかは関係無いだろう？」
「そうだぜ？　確かに宝箱！　オタカラ！　ってなってソッコー飛びついたのは理解出来る。でもよ、その挙げ句に喰われたんじゃ、死んでも死にきれんだろ？」
「……そうです。先ずは落ちついて下さい。あのミミック達は、私の仲間達が倒しますから」
　一嘉、ケドウィン、そして黒子が宥めようと声を掛け、その一方で他の仲間達は、襲い来るミミックとケルベロスの盾となる。
　ミミックはピョンと床を跳ねて、飛びかかるように噛みつき攻撃。
　一方の終焉獣のケルベロスは、ミミックの攻撃タイミングに合わせるように炎、氷、雷と様々な属性のブレスを吐きつけて、立ち塞がるイレギュラーズに悪影響を与えようとする。
　……そんな攻撃を、先行して距離を詰めたオリーブは躱しつつ、ミミックの下へ接近。
「……確実に数を減らして行きましょう」
　と、渾身の力を込めた一閃で、ミミックの口元を一刀両断。
　上下分離したミミックは、カタカタと地面の上で暫し藻掻く。
　そこに、更にレイテが。
「よーっし。君達の相手はボクがしてあげるよ！」
　と声高らかに宣言し、初手、自分に注意を引き付ける様に行動。
　そして、向かい来る敵に、後方からヴァイオレットが。
「……では、始めるとしましょう」
　と素早く侵略の一閃を叩きつけて、分離したミミックに止めを刺す。
　続けてヨゾラとミヅハは、それぞれ別の範囲に狙いを定めて。
「さぁ、狩りを始めようか！」
「ああ。彼等に手をだすな、この馬鹿野郎ーー！！」
　気合いを十分に込めた、各々の範囲攻撃で敵へ次々とダメージを与えていく。
　狭い空間というのもあり、ほぼ目前の敵全部を範囲に収めた攻撃となり、そこから逃げ果せた敵は居ない模様。
　ただ、倒れた重は数匹、数個程度のもので、以外にしぶとい敵陣。
　そして彼等からの反撃。
　炎、氷、雷……と、幾つもの悪影響に身を蝕まれる事にはなるが、決して道は拓かれない。
　更に次の刻。
「こちらは、私に任せて下さい」
　と黒子がラド・バウ闘士達の面倒を見つつ、一嘉、ケドウィンも最前線へと移動。
「場所も狭いし、奴等もここに地の利がある……という訳ではなさそうだ。なれば、力を合わせて速攻で倒して行く事にしよう」
「りょーかい。救いを求める声はここだけじゃなさそうだし、時間も掛けられねぇしな」
　一嘉に頷きながら、ケドウィンは捨て身の攻撃で、確実に敵の命を奪い去る行動。
　敵の数は、薄暗い中故にはっきりとはしないが、十数匹、体と言った所だろう。
「兎に角、速攻で数を減らしましょう。下手に時間を掛けたくはありませんから」
　とのオリーブの言葉に皆も頷き、最初から勢いを止めること無く、全力全開の攻撃で終焉獣とミミックを討伐していく。
　そして、十数分。
「……ふぅ」
　息を吐く一嘉が、振り返り、ラド・バウ闘士達へ。
「大丈夫か？」
『あ、ああ。大丈夫だ！　アンタらは、どうするんだ？　更に先へ行のか？』
「そのつもりだ。ちょっと聞きたいんだが、一緒に入った仲間達とはぐれた、とかはあるのか？」
『ああ。この迷路の様な状態だし、特に統率する様な役目のも居なかったしよ。取りあえずよぉ……出るまでついてってもいいか？　このままじゃ、俺達帰れなさそうだしよぉ』
　肩を竦める闘士達……それにオリーブは。
「ええ、解りました。軍人や闘士の方々が味方となれば、頼もしい方々でしょうから」
　と頷く。
　無論、足手まといかと言われればその通りかもしれない。
　ただ、このダンジョンの様なフロアを探索し、命からがら生き延びた位の強さは持ち合わせて居る事だろう。
「皆様の……傷の具合は……？」
「まぁ、本気で戦うのは無理でしょうけど、大丈夫でしょう」
「そうですか……わかりました。期待……していますよ」
　黒子の言葉に、小さく笑うヴァイオレット。
　その笑みに、『綺麗なねーちゃんの期待に応えないわけには行かない！』と、元気を振り絞るラド・バウ闘士達。
　そして、彼等と共に更にダンジョンを進み行くと……別の叫び声。
　その方向からは、ウウウ、と呻き声を挙げながら、遅く、前方に向けて歩いている『不毀の軍勢』。
『うわああ、前からも、後ろからも来てるうう！！』
　どうやら、通路の途中で挟み撃ちに遭ってしまっているらしい、声の主。
「今度は……どうしますか？」
「そうだな……一点突破で行くしかない！！」
　ヴァイオレットの言葉に、ミヅハは叫ぶ。
　そして……狙い済ました致命的な一撃を射抜き、一発で一匹を倒すと共に、狭い穴を今度はこじ開けるかの如く、オリーブと一嘉が突撃。
『ウウウ……』
　恨みつらみを乗せるが如く、呻くゾンビ……いや、不毀の軍勢達。
　彼等完全に力尽くで押し退けて道をこじ開け、仲間達を通すと共に……取り囲まれている、装備の整った者達の元へ。
『き、君達は……！？』
「へへっ、イレギュラーズだぜ？　ま、会話は後だ後。取りあえずこいつら、全員ぶっ飛ばすぞ！」
『オー！！』
　ケドウィンの言葉にラド・バウ闘士達も威勢良く拳を振り上げ、怪我をしつつも、フルパワーで不毀の軍勢達を攻撃。
　流石に致命傷を与える様な攻撃にはならないが、確実に彼等の体力を削り去る役目は果たしており……十分に戦力として、軍人達を助ける為に力を発揮していくのであった。

●表裏一体
『ふぅ……どうだ。他に声は聞こえるか？』
『いや……聞こえないな』
　そして、その後も救出したラド・バウ闘士と軍人達を仲間に組み入れ、ダンジョンを攻略していくイレギュラーズ。
　数時間は軽く経過し、少し疲れが出つつある頃合いで……もう、それ以上叫び声は聞こえなくなっていた。
「……そうですね。声もありませんし、獣の咆哮の様な物もありません。救いを求めている人も……居ない様です」
「そっか……って事は、取りあえずこのフロアは制圧した、って事で良さそうだな」
「そうですね」
　ケドウィンの言葉にこくりと頷くオリーブ……そして、周りの軍人と闘士達も歓声を上げ、喜びを体現する。
「ふふ……みんな嬉しそうだね。でも、油断は大敵。ボク達も傷だらけだし、このまま進軍するのは自殺行為。一端下がるとしようか」
『え、本当ですかい？　これからって感じなんっすけどねぇ！！』
　高笑いする闘士……と、包帯で巻かれた傷痕を誰かが突くと。
『っ……！！！』
　明らかに痛そうに蹲る彼。
「あくまでも応急処置です。更に先へと進んで、全滅なんて羽目になったら意味がありませんよ」
『ぐぅ……わ、わかりました……』
　黒子の言葉に、首を縦に振ることしか出来ない彼。
　そして。
「それでは……帰路の誘導はお任せ下さい。道は、大体覚えていますので……」
　そうヴァイオレットは言うと共に、入り組んだダンジョンの道を右、左……と、曲がっていく。
　二、三十分程で……塔の入口へと到達するイレギュラーズ。
「うん……無事に脱出完了、っと。時間もかなり遅くなったし、皆を都まで送ったら休むとしようか」
「そうだね」
　ヨゾラに頷くレイテ。
　救出した闘士と軍人達と共に、イレギュラーズ達は帝都への帰路につくのであった。

成否

成功

ＭＶＰ

状態異常

なし

あとがき

ご参加頂きまして、ありがとうございました！
被害者でありながらも、イレギュラーズの皆様の行動に勇気づけられ、彼等も立派な仲間として戦ってくれましたね。
まぁ……お調子者なのも居たようですが……。
こんな個性的なラド・バウ闘士の方々がいるからこそ、初手を押し返せたのかもしれませんね。