嗚呼――彼女等は救われたのだよ。少なくとも、一人は僥倖に塗れている。
貴様は勝手に『助かった』程度だ、何処かの豚に頭を垂れるのが宜しい。奴が貴様の『本当の笑顔』のひとつの肝だ。
歴史に正しいも糞も無いとは思うがな。結局我々は『書物』の類に『スクリーン』の類に、明滅する、喜怒哀楽する儀式の贄に過ぎない。もしも……再び……奴が祀られると謂うならば、今度こそ貴様を――。

再現性アーカム、其処での観光は構わないが、貴様、潮臭い地に興味でも有るのか。兎も角――刺身も好いが炙りを試すべきだ。
Nyahahahahahahahaha!!!

貴様は莫迦か？
貴様、一匹で、一羽で、一人で英雄ごっことは、私を憤懣させるのが得意な様子だ。声掛けと相談を先に為せば良かったのだよ。兎角――拳骨、タンコブとやらは山賊から貰ったと思われる。
私は言葉だけで『済ませて』おこう！

打ち上げ、つまり祝宴では愉しく過ごしたが『貴様は常に手鏡を持たねば』成らない。感情的に暴走しそうな際に『貴様自身を見つめ直す』のだ。貴様は貴様の事を忘れていない、嗚呼――貴様は貴様だけは忘れられないのだ。

悪魔、悪鬼の類に唆されても、先ずは他人に、イレギュラーズに頭を垂れよ。真逆、貴様は我々を無碍に扱うのか？
違うだろうよ！

もしも貴様が再度一人で跳ねると謂うので有れば、愈々――

兎の活け造りを望まねば！

いや、あの山賊『酒』に眩んでいた。
ならば仕置は必要か……？

では――美術室の掃除だ。
練達、再現性東京、希望ヶ浜で待つ。

良い返事だ。
掃除道具は此方で用意する。

ふむ――貴様等、轆轤の扱いにも慣れたか。
等、としたのは貴様の妹も一緒だった故！
良いセンスだ、素晴らしい吸収の具合だ。
私が脱帽する程度には、貴様、上達したのだよ！

仕置き代わりの清掃も怠惰ではなく実に悦ばしい。
貴様、時々でも構わん。
美術室にも貌を出し給え。

貴様等ならば何時でも、何度でも大歓迎だ。友人を誘って見学に来るのも宜しい。芸術の門は何者で在っても貪食するのだ。

貴様！
万が一の事を思惟して手紙を書く。
私が何事もなく蠢動していた場合は笑うと良い。
Nyahahahaha!!!

さて、先日の事だ。とある依頼で贈り物を貰ったのだよ。いや、貰ったかも『しれない』か。杞憂か否かは今後の展開次第と宣うところ。沙汰を待つのみ！

私は如何様な状態でも、状況でも、貴様の事を『観ている』故、鏡面に貴様を晒し給え――！

貴様の隣人。
ロジャーズ＝L＝ナイア。

杞憂だったな！

貴様――アルバムを用意すべきだ。
貴様等の愛らしい姿を残すのが宜しい、悦ばしい！
必要で在れば西瓜の他、季節に合った果実も用意せねば。

嗚呼、しかし、兎はバランス感覚に優れていると聞いたが。
書物も時として当てにならん。
Nyahahahahahaha!!!

貴様等ほどコーカスレースが似合う兎は存在しないのだよ！
嗚呼、種族的には海の生き物、水の滴る貴様等だったか！
ならば余計に、乾いてはいけない、渇いたならば常々、ジュースを味わうべきか。
前後不覚故に仕方のない事よ。

騙した事は口にしないでおくべきか。
兎も角、兎だけに――今度は収穫祭にでも！

素敵な姿見だ。
貴様、記憶を違えては異ないか？

南瓜の続きは星の下で。
星辰が揃うとは解せないが、貴様、愛らしい血肉を捧げる時だ。
麺麭と葡萄酒の膨らみに頭を垂れねば。

ユールには早いが。
贈り物だ。