PandoraPartyProject

幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

よろずな日々

関連キャラクター:ヴェルグリーズ

だって会ってみたいじゃないですか
 良いカンジにあの女は堕ちてくれました。

 ヴェルグリーズ。世界で1番良い男。かのウルカンの最初期の作品。
 何をどうして奇跡が起きたのか、人間みたいに意識を持った刀。

──会ってみたいですねえ、そんなヤバい代物。

 ウルカンマニアを自称するからには、会うっていうか、ねえ?
 触って使いたいじゃないですか。やはり。
 いかに人間染みてても刀であるならば、刀としてその『味』を知りたい。
 武器オタク、中でもウルカンシリーズを愛する者としては見過ごせない。

 ですが私はか弱い魔種。魔種の中でも一等繊細で儚い魔種なので。

 ──会った瞬間に切り分けられちゃうんですねえ。

 それはねえ、ちょっと頂けない。とても頂けない。
 だって死ぬのは痛いし怖いことですからねえ。
 だから会うなら、死んでも良さそうな魔種を量産してからじゃないと。
 その上で私が可愛そうな人間の振りしてヴェルグリーズに近付くんです。
 どうやらヴェルグリーズは優しいみたいだから、果たしたい事情があると言えば本体を貸してくれるのでしょう。
 そうすれば、私は私自身を生かしたまま望みを叶えられる。
 ついでに試し切り用に用意した魔種たちを殺してまわれば、きっとヴェルグリーズにモテモテですねえ?
 掃除も推しが作った作品へのアピールも出来る! う~ん、完璧トレビア~ン。
 さてと、その為には今日も駒を用意しませんとねえ!
 うふふ、たーのしみです。ねえ、ヴェルグリーズ。

執筆:桜蝶 京嵐

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