PandoraPartyProject

幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

くっ、ころせっ!!!!

関連キャラクター:シフォリィ・シリア・アルテロンド

選択
 どろり――青々としていた眼球の裏側に、奇妙な、知りたくもない感触が粘り憑いた。
 ずるりと奥へ奥へと浸透していくような、振盪していくような怖気が脳漿を掻き乱していく。
 不安感と恍惚感の狭間で狂わされる、そういう類の冒涜が回路を圧迫してきた。
 現状を把握する事は難しいだろう。夢想の内だと解かれた方がまだ真面だ。
 惰性に貪られたところで擽ったさだけが神経に障る。
 これは誰かの仕組んだ身投げなのでは――いっそ今直ぐに咀嚼され、消化されて終いたいものだ。
 側頭部か後頭部を殴りつけられた、幻痛、衝撃に全身がふるえる。
 ホワイト・アウトの覗き穴から化生の輪郭を認識しようと――塑れは予感の通りに蠢動した。
 塗りたくる、染めていく、蜿蜒と合奏が続く――初めましてと目玉があった。
 くっ――!
 逸らす事も赦されない。抗うほどの気力も残されていない。ぐばぁと嘲笑う顎が魔王の如くにお辞儀した。
 ころしなさい。ころしてください。お願いですから――。

「こんな感じの同人誌にしたいんですが如何です? ホラーとへっちは相性良いと思うんですよ。あと絶望する感じで……」
「やめてください!!! あと本人を前にして説明するのはどうかと思います! いや無断で書かれるよりはマシですけど!」
「じゃあ堕ちるパターンにしますか?」
「ころす!!!」
執筆:にゃあら

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