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【注】二人共昨晩何があってこうなったか分かっていません
【注】二人共昨晩何があってこうなったか分かっていません
イラストSS
「んーむむ……」
シャイネンの朝。
昨日何があったっけ、と頭の中でふわふわと思い起こしながら目覚めたウルズ。
沢山飲んだなあとか、起きたら水飲まなきゃとか、色々頭の中を巡ったのだけれど。
次の瞬間には全てが頭の中から吹っ飛んだ。
「……んっ!?」
なんだか、肩が重い。肩こりとかではなく物理的に。
何か乗ってるなと思って手でペタペタ触ってみれば、誰かの足。
昨日、何があったかをもう一度振り返ってみる。
飲みに行こうと誘われて、誰かと共に酒場に向かった。
あれやこれやと話をしてて、勢い余って沢山飲んで酔った。
そういえばイーリンと会話した記憶もある。
彼女と共に何処かに出かけた記憶もある。
一緒に飲んでいた記憶も……ある。
これらを統合すると、今現在ウルズの肩に足を乗せているのは……。
「あわわわわっ!?」
全てを理解してしまったウルズは大慌て。
小さく震えて、これからどうしようと悩み始めた。
イーリンと共に飲みに出かけた後にこんなことになるなんて、誰が予想できただろうか。
なおそんなウルズの慌てっぷりを知らず、イーリンはすやすやと眠っている!
「ひええ……」
もしかして、やっちまったか。
なんて考えたりするのも、後の祭り……かもしれない。