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ハンドラー・イーリンとNS-41
ハンドラー・イーリンとNS-41
イラストSS
「これ、大丈夫なんですかね」
「大丈夫よ。破綻した計画でなければ、末路は明るいわ」
「なるほど! さすがマスター、一味違います」
「なんたってご本家がそう言っていたのよ、間違いないわ」
「それは言わないお約束です!」
なんかコー……なんとかがどうとか、ちょっとなんかの火が灯ってしまったりしそうなコスプレをした与一とイーリンの二人。
「これが私のマスターです!!」
元気いっぱいの与一はマスターの犬らしくイーリンをお姫様抱っこしてドヤ顔を。
「これが私の愛犬の与一!」
さすれば犬を褒めない主人がどこにいようか。手塩にかけて育てた愛犬に褒美のウインクを与えて。
「ところで与一、今日はどこへいくつもり?」
「そういえば何も考えていませんでした。とりあえず食べ歩きなんていかがでしょう」
「いいわね、そうしましょう。傭兵なんだから給料はたんともらっているでしょう」
「いやいや、マスターに比べたら拙者なんて……」
「謙遜が上手になったわね」
「いえ、そんなことは!」
厚い言葉の弾幕の戦い。食べ歩きを言い足せばどちらが奢るかという話になるのは世の常である。別に割り勘でもいいのだが。
かくして二人の終わらぬ戦いは三周くらい続いたのであった。完。
※SS担当:染