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シラスの冬在による2人ピンナップクリスマス2023
シラスの冬在による2人ピンナップクリスマス2023
イラストSS
再現性東京の夜は他の場所と変わらずに更けていく。
シラスとアレクシアの足は灯りがよく照らしてくれる道を歩んでいて、互いの唇からは他愛の無い話を紡がれていた。
今日という日を共に過ごした二人の顔は笑顔で、互いを愛おしく想う色を瞳に宿していた。
だが、その時間ももうじき終わりを迎える事を知っている。
時計を見て、時間を知る。今日はここまでだと、どちらからともなく足を止める。
「おやすみなさい」
「おやすみ」
別れる場所まで辿り着き、互いに夜の挨拶を交わし。
男に背を向けて歩き出す女。
見送る立場の男は、今日の為に考えていた事を踏み出す勇気を、振り絞る。
何度も迷った。けれど、今日だけは。シャイネンナハトだからこそ、言わねばならぬこともある。
今日一番の深呼吸をして、彼女の名前を呼ぶ。
「アレクシア」
振り返った彼女の青い瞳を、シラスの黒い瞳が捉えた。
冷たい風が吹き付ける。けれど、互いの瞳には熱が点っていて。
この後の事は、灯りと星だけが知っている。
※SS担当:古里兎 握
