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シラスのあさぎあきらによる2人ピンナップクリスマス2022
シラスのあさぎあきらによる2人ピンナップクリスマス2022
イラストSS
空中神殿でシャイネンナハトの祭りを催すために、有志を募る誘いがあった。空中神殿から出ることのないざんげのために、クリスマスらしい雰囲気を楽しんでもらいたい。それが祭りを企画した発案者の願いであった。
誘いに応じた参加者たちは、思い思いに祭りを盛り上げようと準備した。シラスとアレクシア・アトリー・アバークロンビーの2人は、手作りの小物を扱う露店を開くことを計画する。
様々な季節の花々がモチーフになっている品物は、アレクシアの自然を愛するハーモニアらしい一面があった。
押し花やアクセサリー、花飾りのついたウインドチャイム、飾り紐と花を組み合わせたガーランドなど――2人の露店にはすでに多くの種類の作品が並んでいた。売り子を務めるアレクシアの後ろで、シラスは何やら作業をしている。
シラスは露店に並べるブローチを完成させ、その出来栄えを満足そうに眺める。アレクシアもシラスの様子が気になり、完成したブローチを覗き込んだ。
「わあ、そのブローチもステキだね!」
シラスが作ったシックな色合いの花のブローチを見て、アレクシアは感嘆する。
「ざんげさんも、こういう雰囲気似合いそうだよね」
アレクシアの一言に対し、「そうだな」と言いかけたシラスは、客人の姿に気づいて視線を上げた。
「いらっしゃい」
にこやかに声をかけたシラスの視線の先を追ったアレクシアは、
「いらっしゃいませ♪」
その姿に気づき、嬉しそうに彼女の下に駆け寄った。
※SS担当者:夏雨