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イラスト詳細

ウェール=ナイトボートの萬吉による4人ピンナップクリスマス2017(横)

作者 萬吉
人物 ウェール=ナイトボート
アクセル・ソート・エクシル
レーゲン・グリュック・フルフトバー
エリック=マグナム
イラスト種別 4人ピンナップクリスマス2017(横)(サイズアップ)

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イラストSS

 今夜はシャイネン・ナハトのお祝い。
 今日一日、贈り物を配って回っていた四人は少し遅めのパーティーを開いていた。彼等がいつもと違うのは皆が其々に帽子を被り、サンタ服を着込んでいること。
 テーブルの上にはデコレーションされた二段の豪華なケーキ。そして、様々な料理。
 サンタクロースとしての仕事を終えた後のお疲れ様会は和やかに始まり、エリックはさっそく酒を片手に一杯始めている。アクセルが荷物を片付けて来ると言って食堂から出る後ろ姿を見送り、グリュックは淡い微笑みを浮かべた。
「きゅっきゅー! とっても良い仕事だったキュ」
 元気よく喋った言葉の主はその腕に抱えられたアザラシ、もといレーゲンだ。
 はしゃいだ様子からよく分かるように今日の仕事は大成功。
「そうだな、あの笑顔は暫く忘れられないだろう」
 ウェールは歯車模様のエプロンをサンタ服の上に纏いながら、料理を取る為の皿を運ぶ。我が子に胸を張って良いパパと呼んで貰えるような行いは出来ただろうか。左右非対称の双眸を細めて思いを馳せるウェールの傍ら、エリックはビールをぐっと呷った。
「プレゼントを渡して喜んで貰えたうえに酒もうめぇ! 気分が良いぜぇっ」
 がはがはと豪快に笑ったエリックも上機嫌。
 彼につられてグリュックがくすくすと穏やかに笑うと、髪に飾られたベルがちりちりと愛らしく鳴った。アクセルはまだ戻って来ないのだろうかと気にしながらもウェールは料理を切り分ける準備を始める。
 その様子に気付いたレーゲンは両前ヒレにフォークとナイフを持って期待が籠った笑顔を浮かべた。そして、ウェールがナイフを手に取った瞬間。
「それじゃあ先に料理を分け……」
「待って待って! オイラも食べるからー!」
 料理、という言葉を聞きつけたアクセルが素早くテーブル前に滑り込んでくる。
 残像が見えるほどのスピードで席に着いた彼からは心底料理を楽しみにしていた様子が見えた。その姿を微笑ましく感じたウェールとエリックはおかしそうに笑みを交わす。レーゲンとグリュックも皆を見渡し、仲間達は心地好い時間が流れていることを感じた。
 そして、シャイネン・ナハトの夜は賑やかに更けてゆく。
 今日は共に過ごし、同じ思いを分かちあった日。きっと今夜もまた、仲間と過ごした楽しい日々のひとつとなって記憶に刻まれてゆくのだろう。

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