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クロバ・フユツキの黒猫による2人ピンナップクリスマス2021
クロバ・フユツキの黒猫による2人ピンナップクリスマス2021
イラストSS
●輝かんばかりのこの夜に
恋人となって2年目の冬。
シフォリィとクロバは、仲睦まじく練達のとある遊園地にデートに訪れていた。
練達でのシャイネンナハトの風景は、幻想国のそれとはまた違った雰囲気を醸し出す。
恋人たち向けに作られたイルミネーションやプロジェクションマッピングで、雪の降り積もるこの地が彩られている。
テクノロジーもまた、こんな心躍る者も作ることが出来るのかと、二人は感嘆の声を上げている。
遊園地の閉園時間も差し迫り、最後に乗るのは観覧車。
ゆっくり、少しずつ高く昇っていくにつれ、練達ならではの夜景が見えてくる。
街中のアーケードの明かりや、ビルの明かり。もちろん他のイルミネーションの明かりも、聖夜にドレスを着せていく。
恋人達のクリスマスデートのフィナーレとしては、まぁ「ベタ」なものだ。
しかし、そこで見た輝かんばかりの景色は、2人だけのものなのだ。
お互いに見つめあい、そして二人の言葉は重なった。
「来年もまた、この冬を。」
そういって微笑みあう恋人たちの次の冬は、また違うものになるだろう。
それでも、そこにある幸せだけは変わらないのかもしれない。
※SS担当者:水野弥生