イラストSS

　ある聖なる夜に、袋を担いだサンタ帽子の誰かが歩いている。
　子供達へ夢を届けるためにか。
　それともパパやママに安らぎを与えるためにか。
「ふふ……みんな、楽しみにしててね」
　サンタ帽子にマイクロビキニをきたえげつねぇミニスカートの女こと炎堂 焔(p3p004727)は袋からペットボトル入りのガソリンとライターを取り出した。
「――燃やすよ！」

　イカれた兄弟たちを紹介するぜ！
　マイクロビキニだけでもちょっとどうかしてるのに、サンタ帽子とスカートをはいたせいでえっちが加速してしまった焔。彼女はここぞとばかりに引っ張り込んできた普久原 ・ほむら(p3n000159)を夜の再現性東京へ呼び出すと、無言でスッと赤い紐ビキニを突き出した。
「……嘘でしょ？」
　巨乳美少女のガワを被っているが中身は三十代IT系会社員というほむら。なにかっつーととんでもねえ格好をさせられる彼女だが、再現性東京であるという写真撮影の依頼を受けてのこのこ（のこのこ！）やってきてしまった次第である。
「子供達に夢を届ける写真だって聞いたんですけど」
「夢、あるでしょ？」
　具体的にはこのへんに、といって僅かな布とヒモしかないパンツ部分の結び目を指さす焔。今日の焔チャンはちょっとどうかしてるらしい。
「それに大丈夫。心強い助っ人も呼んであるから！」
　ご紹介しましょう！　といって振り返るとそこには茶屋ヶ坂 戦神 秋奈(p3p006862)がワンピーススタイルのミニスカサンタコスチュームを着て仁王立ちしていた。
　こういうとき恥じらいを見せないのが秋奈チャンstyleである。
　光の宿った目をキラッとさせると、タイツによってうっすらと色づいた片膝をあげてみせた。
「任せな！　あいぼーも連れてきたZE！」
　と言ってぐいっと引き寄せたのは紫電・弍式・アレンツァー(p3p005453)だった。
　レースクイーンしか着ないような服に赤いジャケットをつけた、控えめに言ってエロの国から着たような服装だった。現に片手で目元を覆いもう一方の手でスカートを押さえている。
　そのせいで更にエロ王国の住人度が増したが。
「だ、騙された……秋奈と一緒の依頼だっていうから……受けたのに……」
「案ずるな」
　だいぶカオスになってきた現場に、突然の天啓。
　ではなく。
「ゴッドがセンターを務めてみせよう！」
　神々しい光を放ちながら、御堂・D・豪斗(p3p001181)がゆーっくりと空から舞い降りてきた。
　裸に赤いリボンだけをまいたゴッドだった。
「シャイなるナハトに東京風のメリークリスマスをしようではないか！」

　――ミニスカ少年編へつづく

　担当GM：黒筆墨汁